2019年5月30日木曜日

今夜29日㈬のNY市場でも米株は続落で、
いよいよ大きく崩れだしたように見えるのですが、
ドル円は下値が固いですねぇ。。。

DZHの和田氏に伺ったところ、クジラの買いが下値を支えているとか、、、
クジラが支えなくても、マーケット全体で見れば「ドル高」傾向ですね。

※通貨インデックス一覧


米金利は下がっているのにドル高、、、
そしてクロス円で見ると円高。

つまり「ドル高円高」

リスクオフの時の典型的な値動きです。

長期金利低下は米国だけではないことは
昨日のブログに書きましたが、
債券市場へと資金シフトが起こっているための米株下落でしょう。

ドル円は、、、クジラの買い(GPIFなどの年金)がなければ
もう少し下がっていると思いますが、トレード妙味が薄いですね(^-^;

今夜は24時過ぎにモラー特別検察官の記者会見で、
辞任と捜査報告書以外は付け加えることがないことが発表されたため
トランプ米大統領に対するロシア疑惑追及が終了したと捉えられたようで
ドル買いとなる局面が。
これでドル円は一時109.47円まで上昇したようです。

10年債利回りも2.208%まで下落したのですが、
下げ止まって反発気味。

さすがに長期金利下げ過ぎたわよね。
だって、政策金利は2.5%ですよ。
今2.2%って、市場は利下げを催促しているみたい。
ということで、金利の小さな下げ止まりと反発も
ドル円相場の底堅さにつながっている模様。

ということで、ドル円は底堅いのでトレード妙味なし。
ドル円以外のドルストレートでドル買いするか
クロス円の円買いをするか、ポジション切り替えた方がよさそう、、、

ってことで、ドル円ショートは19.43円で買い戻して
NZドル/ドルを0.6523ドルでショートしています。

ドル円もそのうちさがりそうな気もするんだけど待てない( ー`дー´)

何故キウイショートを選んだか。
来週6/4のRBA豪州金融政策では利下げが予想されているため
足下豪ドルが弱いのですが、豪州が利下げをすれば
RBNZ,NZの中央銀行も利下げのカードを切らざるを得ないのでは、、、
そしてそれはまだマーケットには
あまり織り込まれてないんじゃないかと思った次第。

そして、カナダ円ショートですが、ん~もうちょっと継続しようかな。
今日はBOCカナダ中銀が予想通り政策金利を1.75%に据え置くこと決定。

声明では緩和的な政策が引き続き正当化されると繰り返したほか、
政策に関して経済指標次第だとの方針を表明。

緩和政策を当面維持する方針を表明したほか、
一部貿易リスクに言及したため、カナダドル売りが優勢となり、
カナダ円は80円70銭まで下落し、1月4日来の安値を更新しています。

25646ドルダウショート、
82.40円カナダ円ショート、
そして0.6523ドルNZドル/ドルショートです。

******************************

遅れに遅れて為替報告書が出ました。

米財務省、日中など9カ国の為替監視 対象を拡大
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45399930Z20C19A5000000/

中国の為替操作国認定見送られました。
ひとまず安心感。
ただし「人民元は直近1年間で8%も対ドルで下落した」と指摘しています。


監視リストは
日本、中国、ドイツ、韓国 の4カ国ですが

今回新たに
イタリア、アイルランド、シンガポール、マレーシア、ベトナム
の5か国が加わって9か国に対象が拡大しています。

為替政策監視の条件となる
経常黒字規模をGDP比3%から2%に引き下げられたことで
対象が拡大しています。

人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】









2019年5月29日水曜日

さて今週で5月が終わります 。
セルインメイ、、、というほど下がらなかった印象ですが
それでも、米中貿易交渉決裂から、事態は全く好転しておらず、
世界の株価は最高値を更新できるほど環境は良くありません。
じりじりと下げていく相場じゃないかな。

中国、レアアースの対米輸出規制を「真剣に検討」=国営紙編集長
https://jp.reuters.com/article/china-usa-rareearth-idJPL4N23437U

レアアースをカードにするのは悪手だと思いますけどね。

南鳥島のレアアース、世界需要の数百年分 (2018/4/10)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29216170Q8A410C1EA2000/
↑上記記事は昨年のものですが、日本が頑張れば米国は困らない。
中国のレアアース禁輸は無効化できます。

ただし、中国はこの日本の資源をも狙っているようで、、、

日本のレアアースを狙って 中国船が日本EEZで無断採取(2018/4/20)
https://jp.reuters.com/article/idJP00093300_20180420_00420180420
(これも去年の記事:)

事態は米中対立の方向へ向かっています。

中国、反米キャンペーン開始:最強硬メディア「光明日報」の主張を読み解く
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/05/post-12211.php

共産党機関紙・人民日報や国営通信社・新華社などの公式メディアが連日、トランプ政権の高圧的態度を批判し、国営テレビは反米映画を立て続けに放送。

ただし、まだ2012年に日本製品の不買運動が起きたときのような
米国製品の不買運動が広がっているというような報道はありません。

それが始まったら、米国株はさらに崩れだすんじゃないかと
弱気を継続中ですが、今夜の米株市場は弱いですね。
AM3:00過ぎですがダウは40ドル程度の下落です。
なかなかドカンとは下がらないですけど(;´・ω・)

米中の緊張は緩和の見込みなし、ということで
ダウショートは継続。

****************************************

欧州市場では欧州委員会が6月5日にイタリアに対し
EU財政規律違反を通告し、是正措置を勧告する見通しとの
報道がありますが、

これに対して

イタリア連立政権の一角を構成する「同盟」を率いるサルビーニ氏は、
欧州委員会がイタリアに30億ユーロの制裁金を科す可能性がある
との見方を示した上で、EUの財政ルールは時代遅れで不公正だと主張、
「全力で」戦うと述べています。


これを受けてイタリア国債利回りは短期債から長期債にわたり上昇する展開で
EU内では安全資産とされるドイツ国債利回りが低下、
ドイツ10年債利回りは▼0.163%と、約3年ぶりの水準に下がりました。
マイナスですよ、マイナス。
ということで、ユーロが売られています。

※ドイツ10年債利回り マイナス深堀り


債券利回りの低下はドイツだけじゃありません。

※豪州10年債利回り 6月利下げを織り込み始めたか


※英国10年債利回り 


※米国10年債利回り


オーストラリアも英国も、そして米国の長期債利回りも低下が続いており
まさにリスク資産は安全資産である債券に流れ込んでいる、
ということなんじゃないかしら。

そして、利回り低下は最弱通貨競争の様相を呈している、
ということに他ならないと思います。

※通貨インデックス一覧 円が強い・・・?! リスクオフ。


日本の長期債利回りを見てみると、、、

※日本10年債利回り


日銀によるイールドカーブコントロール下に置かれているため
日本の長期債利回りは大きく動くことはありません。
2018年、昨年の7月の日銀会合で、長期金利の変動幅を
従来の倍に相当する「プラスマイナス0.2%程度」を容認しましたが
0.2%、、、ミクロの決死圏です。

ということで、金利差という意味では日本の金利は-0.07%ですので
米国や豪州の方が魅力ですが、足下の金利の急降下という
トレンドから見れば米ドルや豪ドルは売られやすいセンチメントにある
ということなんじゃないかなと思います。

ドル円とカナダ/円ショートも継続・・・。

そうそう、メイ首相が辞任しちゃったけど
EU側は、メイ首相と決めたブレグジット案を変えるつもりはなさそうよ。

EU、英離脱協定の再交渉は行わず=欧州委員長
https://jp.reuters.com/article/eu-brexit-negotiation-idJPKCN1SY1Z9

英国はどうするつもりなのかしらね。

ポンドも売られる地合いが続くかな。
人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】








2019年5月28日火曜日

週明け27日㈪は米英市場が休場でしたので、小動き。

欧州技官選挙ですが、
議会事務局が日本時間午後7時過ぎに発表した議席予測では
議会第1会派「欧州人民党」と
連立を組んでいた第2会派の「欧州社会・進歩連盟」が
共に議席を減らし、2大会派が過半数を割る見通し。
2大会派が過半数を失うのは1979年の選挙開始から初めて。

一方で
イタリア:サルビーニ副首相が率いる「同盟」が第1党
フランス:ルペン党首の「国民連合」が第1党
英国:強硬なEU離脱を目指す「ブレグジット党」がトップ
ドイツ:ドイツのための選択肢(AfD)が議席を伸ばしました。

ただし、2大会派が過半数割れも「EU懐疑派派」「新EU派」で分けてみると
親EUが大勢であり、EU会議派が大きく議席を増やしたとまでで行きませんでした。


ということで、為替市場でユーロやポンドがそれほど荒れていませんね。

※ユーロドル日足


※ポンドドル日足


株式市場ですが、米国市場が休場だったこともあって
週明け27日㈪の東京株式市場は
前場こそ120円程度の値幅があったものの後場の値幅はわずか30円程度
売買代金は1.5兆円を下回り今年最低。
それでも日経平均は +65.36円。

そして今日28日㈫の東京市場でも日経平均は100円近い上昇中で
まさに「閑散に売りなし」

※日経平均日足


一目均衡表の雲を下抜けて下がるかと思わせたのですが
雲をなぞるように切り返してきており、
RCIもMACDMも好転しかかっているので、しばらく戻り局面入りしたのかも。

ただし一目均衡表の基準線と200EMAが走る21500~21600円レベルでは
頭を抑えられると思うんですが、、、

今回のトランプ大統領の訪日で、北朝鮮問題を始め
日米の貿易交渉だけでなく、米中貿易交渉における対中制裁への協力と連携を
確認したものと思われます。

米中貿易問題はまったく合意への糸口が見えず、リスクが消えたわけでは
ありません。ですから、相場はゆっくりゆっくりと戻りを売られて
下がっていくものと思っている、ということなんだけど(;´・ω・)

あら、原油も一目均衡表の雲がサポートしてるのね・・・

※WTI原油


今日の欧米マーケットがどう動くのかを見ないことには・・・・。
日本市場が先行してセンチメントを醸成するとは思えませんので
このじわりじわり上昇する流れにはついていきたくないですね。


ポジションは継続です。

人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】









2019年5月27日月曜日

日米の蜜月はマーケットに好材料となるでしょうか。

トランプ大統領は、日米貿易交渉を「参院選終わるまで待つ」としています。
 同時にTwitterでこのようなTweetをしています。
 

 特に注目されているのが、

 Much will wait until after their July「elections」
  where I anticipate big numbers!


「elections」が複数形であることから同日選を意識させるとの指摘も。
時期は「7月」ですね。

それまでは日米貿易交渉でのネガティブニュースが出てくることはない、
ということが、日本のマーケットの安心材料となるでしょうか。

それよりも今は米中貿易摩擦による世界経済への影響が主軸でしょうから
仮に今回の日米トップ会談が好感されて日本株が上昇することがあっても
基本は戻りを売られる流れが続くものと思っています。

米国の制裁で、IMFが今年1000万%のインフレになると
予想しているベネズエラのマドゥロ大統領が、
ファーウェイ支援で投資を表明していますが支援って
ベネズエラにそんな資金があるんでしょうか。

ファーウェイとの取引停止を表明する企業が続々出てきているだけでなく
製品の買取も中止するという企業も出てきています。

ファーウェイは資金調達を模索との記事も。
米国の制裁リスクがある中で応じる金融機関があるんでしょうka.

ファーウェイが10億ドル調達模索、米禁輸措置以降で初の試み-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-24/PS0FB5SYF01S01

ただ、米国株市場は意外と下値固く200EMAで小反発。
この辺りで日替わりでもみ合うのかもしれません。
完全に下抜けし、200EMAが下向きになればトップアウト確定なんだけど、、、

※ダウ平均

気になるのはSOX指数ですね。半導体インデックスです。
ファーウェイ制裁の余波が最も大きく出ているセクターですね。

※SOX指数 これはトップアウトしたとみていいでしょう。。。

ということで、ダウも遅れてこれに追随していくものと思います。

日経平均はすでに200EMAを下回っていますので弱い・・・。

※日経平均日足



ドル円ですが、こうして長いチャートみてみると200EMAが横ばいになっているので
ずっとレンジが続いているわけね。2017年くらいから。。。

※ドル円日足


200EMAからの乖離が大きくなったところで逆張りしていれば
勝てる相場が3年近く続いているわけですが、
200EMAが上下どちらかに動き出したら、
ものすごい大きなトレンドになるでしょう。レンジが長いだけに。
円高でないことを願いますが、、、

先週は原油が大きく崩れ200EMAをズルっと割り込んでいますので
これも米株にとってはよくありませんね。

※WTI原油日足


ということで、ダウショート、ドル円ショート、カナダ円ショート継続です。

***********************

先週23日から欧州議会選挙が始まりました。

26日投票終了、27日朝6時15分頃から出口調査の結果が判明するようです。

世論調査ではEUに懐疑的勢力が台頭し、全議席の3分の1を獲得する勢い
だそうで、そうなるとユーロが売り込まれる可能性がある、ってことかなぁ。。。

ユーロ/ドル相場でユーロ売りが加速するなら
ドル高になっちゃいますので、ドル円が上昇する可能性も。
欧州委員会委員長や秋にはECB総裁が変わるため、この選挙結果は
こうした人事にも影響を及ぼします。

ドイツが欧州委員会委員長のポストを確保できないというような結果となると
ECB総裁ポスト確保に動くという観測もあって
その場合、ドイツ連銀バイトマンはタカ派ですから
ECBの金融政策が引き締め方向との思惑が広がり欧州金利が上がって
ユーロが上昇するのでは。。。?!なんて観測もあるようですが、
いろんなシナリオが考えられるんですねぇ。

※ユーロドル

200EMAが下向きなので、大局では戻り売りでイイと思うんだけど
現状の位置が200EMAから下方に乖離しているので
一度大きく接近するのを待ってから売りたいですね。
短期での方向感をつかむのが難しい通貨ペアなので、静観します。

****************************

メイ首相辞任に沸く英国、、、もともと残留派だったメイ首相、
離脱交渉に奔走しましたが、英議会はこれを最後まで受け入れませんでした。
気の毒な役回りでした。お疲れ様でした。。。

で、実は、ブレグジットを煽りに煽って、国民投票でブレグジットが決定すると
党首選の立候補をせず(逃げた?!)
ボリス・ジョンソン前ロンドン市長でしょうか。

EUが延期に応じてくれた10月末の離脱期限までに英国をまとめ切れるのか、
ボリスジョンソンとなれば、合意なき離脱の可能性が高まりそうですが・・・。(;´・ω・)

◆アングル:英EU離脱、メイ首相辞任後に想定される展開
https://jp.reuters.com/article/eu-brexit-may-idJPKCN1SU0B4

(1)合意なき離脱~あるいは離脱期限の再延期

(2)総選挙~総選挙は2022年以降だが、前倒しされる方法が2つ

(3)離脱なし~2回目の国民投票が実現する可能性

(4)新協定の可能性

ポンドはこの5月、ずいぶん売り込まれたので、メイ首相の辞任で
利食いで一旦買い戻される可能性はありますが、戻りは売りじゃないでしょうか。

EUにとってはEUとの合意案で粘り強く交渉を続けてくれたメイ首相の辞任は
頭が痛いことでしょう、メイ首相を辞めさせるということは
EUとの合意がさらに遠のいたということです。

※ポンドドル日足 


月足で見るとリーマンショックの時の下落に比べて比較的秩序だった値動きです。
もし合意なき離脱ならリーマンどころの騒ぎじゃないんじゃないかと思うんだけど。
まだまだ下げ余地はある、と思います。

※ポンドドル月足

ただし、ポジション調整をこなしながらですので売られ過ぎとなれば
ショートカバーが入って上昇する、というような動きを繰り返しながらでしょう。

*********************

27日㈪は米国と英国が休場です。
東京市場も小動きとなるかもしれません。
人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】








2019年5月24日金曜日

昨日22日㈬のブログで
「米中対立も低ボラ相場、しかし原油がいよいよ崩れると…」ってタイトルで、
原油が崩れそうなので、いよいよ米株が崩れそう、って書いたんだけど
翌日23日㈭NY時間から、
ホントに原油がズルっと来て、米株も大幅安です(゚Д゚;)キタ…

※WTI原油日足


※NYダウ日足 200EMAが支えとなるか?!


どちらが先行して下げているのかわかりませんが、、、
原油は中東リスクと制裁からの供給懸念がなければ
需給は緩く在庫は増加傾向でしたので、
リスクプレミアムが剥落すれば
いつ下落しても不思議はありませんでしたし、

※5/22発表 米エネルギー情報局(EIA)週報(毎週発表)
米国内の原油在庫が60~200万バレル減少予想に反し474万バレルの大幅増加
原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシン在庫は
前週比2.6%増で5週連続の増加
ガソリン在庫も100万バレル増加の予想に対し372万バレル増加。

Huawei問題の波及と「SOX指数」を見れば、
米株が高値圏を維持できるとは思えない状況にありましたので、
原油と米株、どちらが先に落ちてもおかしくない状況でした。

※SOX指数 半導体指数 200EMAを下抜けた!!!


明日は200EMAを挟んで下げ渋っていた上海総合も下げるでしょうし、
ドル円が一緒に下がってきているので、日経平均も大きな下落となるでしょう。

※ドル円日足


5/15にくりっく株365CFDでショートしたNYダウ(25646ドル)は
ようやく利益になってきました。。。(*''▽'')勿論継続します。

今夜出てきた米指標が軒並み悪かったことも下落の背景との指摘も。

米・5月製造業PMI速報値:50.6(予想:52.6、4月:52.6)
米・5月サービス業PMI速報値:50.9(53.5、4月:53.0)
米・5月総合PMI速報値:50.9(4月:53.0)
米・4月新築住宅販売件数:67.3万戸
                      (予想:67.5万戸、3月:72.3万戸←69.2万戸)


今夕は欧州の経済指標も悪かったですね。。。

独・5月IFO企業景況感指数:97.9(予想:99.1、4月:99.2)
独・5月製造業PMI速報値:44.3(予想:44.8、4月:44.4)
ユーロ圏・5月製造業PMI速報値:47.7(予想:48.1、4月:47.9)
ユーロ圏・5月サービス業PMI速報値:52.5(予想:53.0、4月:52.8)


そして米中貿易摩擦も溝が深まるばかり。

今日は中国商務省が
貿易協議を続けたいなら、
米政府が誠意を持って間違った行為を訂正する必要がある、
対抗の準備は万全だとタカ派発言を行っており、
これに対して
ポンペオ米国務長官は
より多くの米企業がファーウェイとの関係を断つと確信している
中国はハイテクな監視によって少数派を抑圧していると確信

などと応じており、落としどころが見えない状況へ・・・。

6月の大阪G20で米中トップ会談で何か合意するんじゃないかという
期待もあったのですが、この期待も薄れつつあります。
というか、消えちゃった・・?

ということなども、センチメントを悪化させているものと思われます。

為替市場ではリスクオフでの円高ですね。

※通貨インデックス 円とスイスフランが高い


リスクオフなら円高、ドル高でドルにも資金が集まるんだけど
何せ、今夜は米金利が急低下中ですので、ドルは選ばれにくい。
ということで、円に逃げてくるわけね。
リスクオフで米債が買われているということです。

0.6892ドルの豪ドルドルショートはいまいちパッとしないので
先ほどコストで撤退。
昨日売った110.47円ドル円ショートと
82.40円のカナダ/円ショートがヒットしています。

ドル円が本格下落となるなら、クロス円ショートはまだまだ妙味あり。
豪ドル円やNZドル/円も戻りを狙いたい、、、ですね。


***************************
英タイムズ紙が
あす24日にもメイ首相が辞任を表明する可能性があると伝えています。

1922委員会のグラハム・ブレイディ委員長が
メイ英首相はあす金曜日に辞任する可能性があり
メイ英首相が明日金曜日に辞任日程の発表しなければ、
新たな不信任案を提出と述べていることからポンド売りが止まりません。

ポンド売りを買い戻してから再参戦していないのも悔やまれます。。。

欲張らずにダウ、クロス円ショートに集中。
(日経ショートもつくっちゃうかも)

人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】








2019年5月23日木曜日

Google、Intel、クアルコムなど米企業が続々ファーウェイとの取引停止を
表明していますが、パナソニックも取引停止を表明。
KDDIやソフトバンクはファーウェイの新スマホ発売を延期。
docomoも検討中。

そしてインパクトが大きかったのはソフトバンクグループの
英半導体設計会社ARMがファーウェイへのライセンス停止を表明。

ARMのライセンス抜きではCPUが作れないとか。
受託生産をしている台湾TSMCがどうするのか、という話ですが
この流れに逆らって受注生産は続けられないでしょう。

ものすごいスピードでファーウェイが追い詰められていますが、
今日はそれだけではありません。

米政府は中国の監視関連会社最大5社に対してエンティティリスト
(ブラックリスト)に乗せる可能性があると報道されています。
監視カメラ大手ハイクビジョン、Zhejiang Dahua などが対象とみられています。

中国外務省は米国は国家権力を使って特定の企業を圧迫していると
反発していますが、打つ手なし。

中国主席、レアアース産地を視察 トランプ政権けん制か
https://jp.wsj.com/articles/SB11842140236311173541304585317204232570686?mod=newspicks

レアアースの米国への輸出を止めるなどの報復を匂わせていますが
米国と対立するのは得策ではないと思いますけれど、、、。

日本もこれをやられて代替資源の開発やリサイクル技術を
急速に高めることで乗り切ってしまった過去があります。
困ったのは中国のレアアース業界だったという苦い過去がありますので
中国の苦しいパフォーマンスでしょう。

米中の溝は深まるばかりですが、マーケットは意外と落ち着いています。
ボラティリティは上がりません、、、、。
この勝負、米国はそれほど困らないという試算もありますので
意外と冷静なのかもしれません。
ただしリスクを取れる環境ではありませんね。

ただ今夜は原油相場が大きな下落となっているので
このままオイルが崩れてくると、米株もいよいよ本格下落となる可能性が
あるんじゃないか、という気がしています。
(ポジショントーク)

※WTI原油日足

EIA石油在庫統計:原油は474.0万バレルの積み増し

原油は中東のリスクプレミアムが下値をささえていますが
在庫積み増しが続いていて需給は緩んできています。

リスクプレミアムが剥落してしまったら、
需給面からは原油は買えません。

ということで、ダウショート継続。
そろそろドル円も戻りいっぱいかな、と110.47円、
加えてカナダ円を82.40円でショート参戦。
(原油が下がるなら最も妙味ありかな?と思って)
***********************************

昨晩のメイ首相による2回目の国民投票提案のニュースで暴騰したポンドは
その後結局売り込まれて安値更新中。

英タイムズ紙やスカイTVなどが、
メイ首相に対する不信任案に向けた動きがあると報じているほか、

英鉄鋼大手が経営破綻 EU離脱で受注減か
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45142600S9A520C1TJ2000/

ブレグジットの影響が経済に出始めていることへの不安も広がっています。

今日発表の英指標をみても、小売りは予想より良かったものの
CPIは予想を下回っており、このポンド安環境でもインフレの兆候はなく
金利上昇圧力もありません。

生産者物価指数(4月) 1.1% 予想 1.3% 前回 -0.8%(-0.2%から修正)
小売物価指数(4月)1.1% 予想 0.9% 前回 0.0%(前月比)
消費者物価指数(4月)前月比 0.6% 予想 0.7% 前回 0.2%

昨日の急騰で買い戻しちゃったポンド、、、、再度売ればよかったな😢
人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】








2019年5月22日水曜日

ボラティリティが低下しちゃってるので、
急落に警戒ってムードが後退気味。

※VIX指数


必ずしもボラが低いから上昇相場回帰ということではありませんが、
急落への警戒は薄れています。
低ボラでの下落トレンドというのもありますので、
リスクオン相場へとトレンド転換した、とまでは断定できませんが、
今夜は米株もしっかり、ドル円もしっかりの推移で
教科書的にはリスクオンです。今夜の値動きだけをみると、ですけれど(^-^;

米中の小競り合いは続いていますが、

中国の習主席、レアアース関連施設を視察-対米交渉に利用との観測
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-20/PRT4386JIJUR01
(';')。。O(米国に輸出しないなんて言い出すかも。。。)

今日は上海総合指数が下げ渋っていました。

※上海総合指数 200EMAを挟んで揉んでるだけですけど、、、


特にリスクが薄れたということはないのですが、
今夜はポンド主導で、相場が逆流しているという印象ですね。

というのは、このニュース。

英、超党的な合意なければEU離脱せず=メイ首相
https://jp.reuters.com/article/brexit-may-idJPKCN1SR1Z7

要するにメイ首相が

「国民投票再実施の議会採決を提案する」

ことを表明したんです。

2回目の国民投票の可能性浮上です。
どこかでクローズアップされるテーマだとは思っていましたが
このタイミングで?!

その結果如何では英国はEUを離脱しない可能性もあるってことよね。
なんて茶番だ!!この3年はなんだったんだ?!と憤りを覚える投資家も
多いかと思いますが、どんな結果にしろ前に進めなくては、、、。

ということで、ポンドはこの急騰です。

※ポンドドル15分足


※ポンド円 15分足


ただし日足で見るとこのレベル

※ポンドドル 日足


※ポンド円 日足


ポンド円142.20円Sは
先週金曜の高値越えのレベルで買い戻して整理する予定でしたが
140.70円で買い戻し注文がHITしちゃいました。

さて、ここからです。

ドル円がこの強さなんですよね。

※ドル円


ダウもレンジなんだけど、200EMAをサポートに上昇したそうなムード。

※ダウ日足

ということで、ひょっとしたら、この5月総弱気ムードに偏り過ぎてしまって
リスク資産の売りがかなり溜まってしまっていて
その揺り戻しが大きくなるのかもしれません。。。。

私、ダウショート中なんだけど、、、これは金利も入ってくるので
まだ、我慢して持ってます。

マクロ環境は強気になれるような材料は乏しいと思いますので
ポジション整理による巻き戻しとみていますが、
ポンドは売り込まれていただけに、ショートカバ―は大きい可能性も。
直ぐには売り直さずに様子見とします。

**********************

今日は豪ドルにも材料が。

5月7日開催のRBA議事録が公表され、
RBA総裁のロウ総裁のコメントが豪ドル安をもたらしました。

豪中銀、6月の理事会で利下げを検討へ=ロウ総裁
https://jp.reuters.com/article/rba-lowe-idJPKCN1SR0A6

「6月に利下げを検討する」
「より低い金利が雇用の伸びとインフレを支えるだろう」

次回はほぼ利下げ確定でしょう。

ということで 0.6892ドルで豪ドルドルショート参戦。
5日EMAを再度下回ってきたので。

※豪ドルドル


この間まで保有していたクロス円じゃなくてストレートにしました。
本邦勢のドル買い需要が支えているのか、ドル円が大きく崩れないので
クロス円の下落が緩慢なので。

今夜は原油は小動き。
米株はそれほど上がらないと思いますが、、、。

人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】









2019年5月21日火曜日

20日㈪ 日経平均 +51.64円  21301.73円 
週明け、なぜか日経平均は小確りで引けましたが、
1-3月期のGDPがポジティブサプライズだったこと
(その中味については評価できないとの声が圧倒的多数)
それから、先週末、米国がメキシコ・カナダの鉄鋼アルミの関税撤廃を表明
していたことなどが評価されたとの見方があるようです。

米、鉄鋼アルミ関税撤廃で加・メキシコと合意 新協定に前進
https://jp.reuters.com/article/usa-trade-usmca-metals-idJPKCN1SN2GQ

また、GDPのサプライズにアルゴリズムが反応したとの見方も。
東証1部の売買代金も2兆円を下回るような薄商いの中で
アルゴにより先物が反応したということで、決して強い相場とは言えないとの指摘。

GDPは数字は良くても内需の低迷が懸念される内容でしたしね。

1~3月期GDP、「見た目より悪い」0.5%成長 輸入急減が押し上げ
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL20HHV_Q9A520C1000000/

ということで、今日の日経平均の上昇は
自律反発の域を出ないと思っております。

※日経平均日足 上髭だし。。。200EMAを下回っているし。。。


そして、貿易問題の落としどころが見えなくなってきた米中ですが、
貿易交渉とは別にHuawei問題勃発。

トランプ政権、中国の通信機器大手Huaweiを輸出規制対象リストに追加

中国外務省、Huaweiとの取引を停止した企業との取引を停止する報復措置示唆

米グーグル、ファーウェイとの一部ビジネス停止=関係筋
https://jp.reuters.com/article/huawei-tech-alphabet-idJPKCN1SP0ST

GoogleがHuaweiに対してAndroidのサポートを中止するとか。

Gmailが使えないだけでも不便ですが、スマホアプリのDLができないとなると
TradingアプリのDLもできないってことで、
トレードもできなくなっちゃうってこと?それは困ります。
私はiPhoneを使っているので、心配には及ばないのですが、、、。

この米国によるHuaweiへの禁輸規制の直接的な対象は米企業なんですが
米企業意外の、例えば日本企業がHuaweiに供給している製品の中に
米国製の部品が使われていた場合も制裁の対象になるという指摘もあり、
影響は甚大だと推測されるのですが、、、。

上海総合指数も続落です。
こうした一連のニュースの割には、比較的緩やかな下落ですけれど。

※上海総合指数

ということで、日経平均もショート狙い。

現状はダウショート保有中ですが、
今夜の米株市場、弱いですね。特にNasdaq総合が窓開け下落スタートです。
米株は引けてみないとわからない部分もありますけど。
テクニカル的にも、どのインデックスも
一目均衡表の遅行線がろうそく足実体を下抜けてきたので
弱いチャートだと思います。

※米主要インデックス一覧


先週末の豪州選挙で与党・保守連合が勝利したことで
窓開け上昇でスタートした豪ドル円、買い戻したことは今朝のブログで
ご報告しましたが、高値は76.39円までで現在軟調。

ショートポジション継続のポンド円ですが、
英国与野党で進めていたEU離脱をめぐる協議が決裂したということで
ポンドは戻りも弱く、ポンドドルは1/15以来4カ月ぶり安値更新。

英与野党協議が決裂、EU離脱で溝埋まらず
https://www.cnn.co.jp/world/35137137.html

ポンド円ショートは継続でいいかな。

気になるのが原油。

米国株価との相関が強く、原油が崩れないなら米株もそれほど崩れない、
との見方もあるのですが、、、

※WTI原油日足


4月の高値66.46ドルから5/6に59.98ドルまで下落したものの
200EMAにサポートされて反発。
半値戻りを達成しましたが、ここから上が重い。
半値戻りで頭を叩かれて落ちるようなら、株も落ちるかと。

ただ、地政学リスクが強力に下値を支えているとも思われ、、、

バグダッドの米大使館がある地域にロケット弾
https://news.nifty.com/article/world/worldall/12198-279737/
 先週15日、米国はイランの隣国イラクに駐在する
 「緊急性の低い業務にあたっている」米大使館職員に国外に退避するよう指示
 していましたが、こういうことだったんですね。

 危険が及ぶことを察知していたということでしょう。

 サウジやUAEのタンカーへの攻撃もイランによるものではないか、
 という疑惑がある中、ロケット弾とは。。。。

 これだけ緊張が高まっている割に、今日は上髭です。

 原油が半値戻りで再下落となるのか、ここから高値奪還するのか。
 米株市場を見るうえでもポイントとなってきそうです。
 人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】










2019年5月20日月曜日

日本の1-3月期GDP 0.5%成長、年率+2.5%!!
(2018年7-9月期▼2.4% 10-12月期は+1.9% )

期待が低かったので(マイナス予想が多かった)
数字そのものは評価できますが
その内容は良くないとの指摘が多いですね。

1~3月期GDP、「見た目より悪い」0.5%成長 輸入急減が押し上げ
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL20HHV_Q9A520C1000000/

GDPを0.9%押し上げた最大のプラス要因が、4.6%減と大幅に落ち込んだ輸入。
減少幅は2009年1~3月期以来10年ぶりの大きさ。
内需の落ち込みが懸念される内容。

一方で公共投資の増加などがプラスに寄与。
「額面」では成長しているのですが、公共投資ですか…。

これで景気は悪くないとして消費増税に1歩近づくとするなら
リスクが高まると考えていいようにも思いますが
今日の日本株市場、小じっかりですね。
素直に好結果である数字を評価しているんでしょうか?

数字が良くて株高は不自然な値動きではありませんが
10月の消費増税を巡る議論の材料の一つとなるだけに
素直に好結果を評価できない向きも多いようですけどね、
相場にどのように織り込まれていくかを見極めるのは難しい。

足下は、消費増税よりも米中貿易摩擦、中東情勢のほうが
重要かもしれません。

イラクの米大使館近くにロケット弾 米・イラン緊迫も
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45007110Q9A520C1MM0000/?n_cid=SNSTW001

こんなニュースも飛び込んできましたが、日本株市場はあまり
反応していませんね、、、。

産油国は19日、協調減産の状況を点検する監視委員会で
減産継続で一致したとの報道もあり原油市場はしっかりと推移。

減産継続+リスクプレミアムによる原油高は
原油との相関性の高い米株の強気派にとっては好材料と
なるという考え方もできます。

日本株がそれを織り込んでいるとは思えないので
やっぱりGDPの好結果を単純に評価しての相場かな(^-^;

でも、GDPの内容をみても、米中貿易摩擦や中東情勢など
テールリスクを考えても、リスク資産は戻り売りだと思います。

米グーグル、ファーウェイとの一部ビジネス停止=関係筋
https://jp.reuters.com/article/huawei-tech-alphabet-idJPKCN1SP0ST

米中貿易交渉も進展見込めぬ中、米国はHuaweiへの圧力を
強めています。先週のHuaweiへの禁輸措置発表から畳みかけるように
Googleが取引停止を表明しました。

中国ファーウェイと関連70社、米企業からの購入規制対象に
https://jp.reuters.com/article/huawei-blacklist-idJPKCN1SL2XB

今日上海株それほど売り込まれていませんが、
このニュースがポジティブなわけがありませんので
ジワリ効いてくるでしょう。

**************************************

今週から来週にかけてはもう一つのビックイベント
5年に1度の欧州議会選挙絡みのニュースに注意が必要。

欧州議会選挙 統合理念の後退が心配だ
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190520/KT190518ETI090007000.php

5月23-26日に欧州議会選が実施。
理事会とともに立法府を形成する欧州議会751議席が決まります。

5年前の前回選もEU懐疑派が全751議席の約30%に勢力伸長も
EUをけん引してきた※中道2会派が過半数を維持しています。

※中道右派EPP(欧州人民党)215
 中道左派S&D(社会民主進歩同盟)190 

上記、親EU派の2大勢力で405 過半数を占めているのですが
この数字がEU懐疑派に流れるとなると、
EUへの信認低下でユーロ売りと考えることもできますね。


もうひとつの論点は、ブレグジット案をまとめられない英国が
欧州議会選に出なくてはならないこととなりましたが、
(ブレグジットするはずなのに後5年欧州議会に参加するのか・・)
新党「ブレグジット党」がどの程度の力を見せるのか。

ブレグジット党が躍進すればノーディールブレグジット(合意なき離脱)
への警戒が強まると思われ、ポンド売りの材料となるとの指摘も。

ポンド円142.20円Sショートは継続しています…。

足下ではポンドは随分売られたので、戻りも入りそうですので
先週金曜の高値140.70円あたりを超えてくるようなら買い戻して
再度売り直すポイントを探ります。

********************

豪ドルが週明け月曜、窓開け上昇していますね。
米中貿易交渉などはネガティブ材料ですが
選挙で与党が勝利したことが好感され
ショートカバーが入っているものと思われます。

豪総選挙、与党・保守連合が勝利-景気減速下でも劣勢覆す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-19/PRQNU56K50XS01

基本的には、6月4日のRBA次回会合時に
利下げに踏み切る可能性が高まっていることもあって
豪ドル売りが継続すると思っていますが、
何しろ売られ過ぎであったことと
豪ドル円は今日の窓開け上昇で先週水曜日の高値をも超えてきたので
一旦豪ドル円76.30円Sショートは76.02円で買戻しました。
77円台まで戻れば再参戦かな。。。
短期的には5EMAを超えてきました。

明日21日にRBA議事録(5/7開催分)が公表されますし、、、
これを見極めてからでもいいかな。
 人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】









 

2019年5月17日金曜日

15日㈬のNY時間のこのニュースで、ドイツDAXはじめ
米国株などリスク資産が猛烈買い戻されましたが、

↓ 15日㈬DAX  12099.57 +107.95   +0.90%
     ダウ平均 25648.02 +115.97   +0.45%

米の自動車輸入制限、18日に判断期限 半年先送りも
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44835490V10C19A5910M00/?n_cid=SPTMG002

ところが、日本の株式市場は上昇できませんでした。
令和相場、上昇は15日㈬1日だけ。
16日㈭は日経平均下落しちゃってます。▼125.58円 21062.98円

昨日のブログにも書いたように、半年延期というのは
昨日急に出てきたサプライズじゃなくて、先週にも出ていたことに加え、
東京市場オープン前には別のネガティブ材料が出てきちゃったんですね。。。。

トランプ氏、日欧に自動車輸出の制限要求か 米報道
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44862650W9A510C1000000/

発動を延期する代わりに、
日欧に対米輸出を制限する策を180日以内に講じるよう求める…

追加関税発動延期くらいではしゃいじゃダメってことね。
数量規制の方が厳しいじゃないの・・・。

加えてこのニュースです。

米、ファーウェイへの輸出を事実上禁止
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44862730W9A510C1MM0000/

ファーウェイに対する米国製部品などの事実上の禁輸措置を発動
日本を含む外国企業が米国製品を同社に輸出する場合にも罰則を含めて適用される。

ということで、日本企業もファーウェイとの取引ができなくなります。

中国ファーウェイと関連70社、米企業からの購入規制対象に
https://jp.reuters.com/article/huawei-blacklist-idJPKCN1SL2XB
「エンティティー・リスト(EL)」=ブラックリスト?!

日欧に求める自動車の数量規制もHuaweiへの禁輸措置も
米国にとってはそれほどネガティブ材料じゃないってことかしら。
今夜は米株市場が強い。

※NYダウとWTI原油 相関性強し。そっくりよねチャート。

株高の材料として米指標の強さが指摘されていますが

5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:16.6(予想:9.0、4月:8.5)

4月住宅着工件数:123.5万戸(予想:120.9万戸、3月:116.8万戸←113.9万戸)

4月住宅建設許可件数:129.6万戸(予想:128.9万戸、3月:128.8万戸←126.9万戸)

軒並み強い結果!

特にフィリー指数が予想を大きく上回っていますね。
「製造業」の景況感を判断する景気指標。
ISM製造業景気指数との相関性が高いとされています。
4月ISMは2年ぶりの低水準で懸念が広がっていましたが、
その懸念を吹き飛ばす強さ。

製造業だけ、ペンシルバニア州、ニュージャージー州、デラウエア州の
3州だけの主観的な調査ではあるものの、この3州は
鉄鋼などの重厚長大な製造業から化学・半導体など近代的な製造業が混在、
先行指標的な役割も担っています。

これを受けて安心感が広がっているという側面も大きいと思われますが、
上記チャートを見ると原油も大きな上昇を見せており
株価との相関性の強さから考えると
原油高の影響も大きいんじゃないかという気もしますね。
今夜特に原油高となるような材料が出てきたわけじゃないのですが、
中東情勢の緊張は原油高要因です。
地政学リスクが高いわりには恐怖指数は沈静化へ。。。

※VIX指数 恐怖指数は一段安、、、?!



ということで、ダウショートはアゲインスト😞
まあ、今年の高値に並ぶまでのリスクは取れる範囲でのショートではありますが
ショートした翌日にこんなに上がられちゃうと自信喪失しちゃうわ(´;ω;`)

ゴールドマンサックスなんかは今は押し目買いの好機だって。

ゴールドマンの1兆ドル運用部門、押し目で買う-貿易戦争に動じず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-05-14/PRHYJH6JIJUO01

私も今年の安値は拾って来年春までの上昇を取るつもりですが、
今年の安値ってまだ見てないでしょ、、、って思ってるのでショート継続。
セルインメイ、この程度で終わるとは思えません・・・
(今夜の上昇を見てると自信なくなってきますけど)

豪ドル円、ポンド円ショートも継続していますが、
ドルストレートでのショートの方がよかったわね。

※ドル円/クロス円チャート一覧(対円)



※ドル円/ドルストレートチャート一覧(対ドル)


今夜の米株上昇でドル円も上昇しているので、
クロス円がいまいち下がりません。
豪ドル、ポンドは対ドルでは結構下落が大きいのにねぇ。。。

ということで通貨インデックス一覧をチェックしてみると

※通貨インデックス一覧 ドル独歩高の様相へ


ドル独り勝ち~(';')

豪ドルは今日発表された4月雇用統計、失業率の悪化で
利下げ期待が高まっていることが下落要因。

豪・4月失業率:5.2%(予想:5.0%、3月:5.1%←5.0%)
   雇用者数:+2.84万人(予想:+1.5万人、3月:+2.77万人←+2.57万人)

豪雇用統計では失業率が5.2%と昨年8月以来の水準まで低下。
3月分も5.0%から5.1%に修正されています。

この結果を受けて6月のRBAで利下げするだろうという期待が急上昇しています。
豪州は2016年8月に1.75%の政策金利を1.5%に引き下げてから
ほぼ2年近く金利を据え置いています。

来月の利下げの可能性は少なくありません。
豪ドルショートは継続でいいんじゃないかな。
人気ブログランキングへ



【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】








※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊トラスティ証券株式会社