2022年6月30日木曜日

 1・インフレはピークアウト?
2・Q2決算シーズン、業績見通し下方修正リスク
*************************************
1・インフレ期待今やピークか-バリュー株やTIPS、商品に変動予兆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-29/RE8QPST0G1KY01
・債券投資家は2013年以降最も速いペースでインフレヘッジを解消
・ウェルズ・ファーゴは長く続けてきたバリュー株選好の方針を転換
・全体の需要は鈍化し、コア消費財の物価圧力もよりデフレ気味になりつつある

米個人消費、1-3月確定値は大幅下方修正-米経済の減速浮き彫りに
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-29/RE7KYUT1UM0W01

インフレ高止まりが続いた影響もあり米国の消費が冷え込んでいることが
あらゆる経済指標で確認され始めています。
またドイツの6月インフレ率は予想を下回りました。

ドイツのインフレ率、予想外に鈍化-政府の一時的な支援措置が効果
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-29/RE8MVYT1UM0W01
6月のEU基準CPI上昇率 8.2%  (予想 8.8% 前回 8.7%(前年比)

しかしスペインのインフレは加速中。
スペインのインフレ率が10%に上昇、ピーク期待後退-欧州債上げ縮小
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-29/RE8DQFT1UM0Y01

欧州は全体としてインフレがピークアウトしたというには
時期尚早可かと思いますが、
債券市場をみると、主要国の金利が絶賛低下中。

※主要国長期債利回り一覧
これって、、、景気後退を織り込む動き?
あるいは半期末なのでリバランスの影響なのか?

ドル金利も低下しているのですが
※米国債利回り一覧 長期ゾーンが上がらなくなってきた
為替市場ではドル独歩高の様相を呈しています。
※通貨インデックス一覧

これがリバランス需給によるものなのか、
あるいはリスクオフでのドルへのレパトリの影響なのかは
わかりませんが、結局ドル高です。

これで今夜ドル円相場は一時137円大台にタッチ。

今日はポンドドルを1.2199ドルで
ユーロドルを1.0515ドルで売り参戦しています。
テクニカル的に弱いということもありますが
特にユーロは利上げが見込まれているというのにまるで上がらない。
リバランス警戒で様子見していると乗り遅れそう、、、。


2・JPモルガンも追随、大手ハイテクの業績見通しを下方修正-決算控え
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-29/RE8NNKT0G1KW01
・アマゾンやアルファベット、エヌビディアが過去1カ月に修正の対象
・来月から始まる4-6月(第2四半期)決算シーズンを控え、
 アナリストは楽観的な見方を後退させ始めている
 
今夜も米国株市場は弱いですね。

これから始まる4-6月期決算発表では業績見通しの下方修正が
相次いで出てくるというリスクに備えよ、ということか。

日本株市場では7月8日のETFを分配金の捻出売リへの警戒も出てくる次期。
8000億~1兆円規模になるとも言われています。
日本株市場は円安が支えではありますが
ETF分配金捻出売りはテクニカル的に出てくるものですから
これに巻きこまれたくないという投資家がその前に売ってくる可能性が高く
そろそろ高値追いには警戒しなければならないでしょう。

今週のひろこのスペシャリストに聞く!は大倉キャプテン登場!
豊トラスティ証券 シニアFXストラテジスト 大倉たかし氏

<景気後退はテールリスクなのか?>
『円安の臨界点』
https://youtu.be/u7_zE98h6EI
◎米国株はベア相場入り?
◎本当のテールリスクは

今市場は景気後退懸念を強めていますが
もはや景気後退ハテールリスクではない、と大倉さん。

大倉さんが懸念するテールリスクは世界恐慌?!
その時、円はどうなる?

詳しくはこちらの動画をぜひ!

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2022年6月29日水曜日

 米株はもう息切れ?
ナスダック総合は2%安。
米金利が再び上昇基調にあることが背景でしょうか。
欧州圏の金利も上昇しているのですが、ユーロは売られています。
整合性の取れぬ値動きは、半期末リバランス需給によるものなのか?

1・中国 海外からの入国者の隔離期間 7日間に短縮する方針を発表
2・欧州金利上昇もユーロ下落
3・3メガバンクの外債含み損4.7倍
4・世界の製造業、3カ月で在庫12兆円増 景気下押しリスク
***************************
1・中国 海外からの入国者の隔離期間 7日間に短縮する方針を発表
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220628/k10013692771000.html

香港ハンセン指数には底入れムードも出てきていますが

世界がリセッション入を警戒し始めた中にあって
中国経済だけが力強く回復できるわけもなく。

それでも欧州時間、そしてNY時間序盤はこのニュースを好感して
欧州株、米株は上昇する局面がありましたが持続しませんでしたが。

日本株、日経平均は4営業日連続高で4日間の上げ幅が900円にもなりましたが
明日以降もこの流れが持続するかどうか・・・

2・欧州金利上昇もユーロ下落


※主要国長期債利回り一覧
ドイツ、フランスなど欧州圏金利が上昇していますね。

しかしユーロは売られています。
リバランスではユーロ買いが旺盛になるとも思っていたのですが、、、💦
⬇今夜の欧州圏金利上昇の背景はこれかな。
ユーロ圏金融・債券市場=利回りスプレッド縮小、ECB分断化予防策に注目
https://is.gd/U0bbQ8
・ECB当局者がユーロ圏の分断化予防策に制限を設けるべきでないとの見解を示す
・周辺国と中核国の利回り格差が縮小

このところイタリアの金利の急騰が問題となっていましたが
前回のECB理事会ではPEPP(パンデミック緊急資産購入プログラム)の
償還再投資に柔軟性を適用することが決定されています。

簡単に言うと、
償還再投資の際、低金利のドイツ国債の償還資金を使って
金利上昇が問題となっているイタリア国債を購入するなどで
金利上昇圧力の強い国の金利上昇を抑制しようというもの。

この「新しい分断化防止手段」を強化していく、ということは
これまで低かったドイツの金利が上昇しやすくなるということでもありますが
他方でこれまで急騰していたイタリアの金利が抑えられるはず・・・

あれ?イタリア金利あんまり下げていないですね。
ドイツ、フランスの金利は上がっているのに・・・

これは単純に欧州圏の債権売りが出ちゃってるだけじゃないの?
って気がしないでもないですね、つまり債権売り=ユーロ売り?

ドル金利も再び上昇しそうなので
結局ドルに負けているだけかもしれませんが。
ドル円相場が再び上昇しているのはドル金利上昇に連れているんでしょう。
ポジションは取っていません。

3・3メガバンクの外債含み損4.7倍 21年末比、米金利上昇で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB278BC0X20C22A5000000/
・3メガバンクの外国債券含み損は3月時点で1兆7000億円超え
・有価証券全体で含み益を確保も、損失処理に動くか?
 ~りそなホールディングスは1~3月期で550億円の売却損を計上
・22年度は従来に比べると(外債投資)抑制気味の計画

3メガバンクが運用目的で保有する有価証券は全体で5兆円を超す含み益。
株式の含み益が6兆4000億円程度あるということで
それほど心配はないと思うのですが
しかし、米金利上昇が今後も続くとなれば
債券価格下落で損失は広がっていくリスクがあるということですね。

機関投資からの22年度上期の外債投資はかなり慎重なようです。
機関投資からの旺盛な外債投資による円売り圧力は
あまり大きくないかもしれない、ということですが
しかし、日本の個人投資家らの外国株投資は
21年累計で8兆円もあったことを考えると、
個人マネーのドル買いトレンドは続いていくものと思われます。
円安がトレンドですし。

4・世界の製造業、3カ月で在庫12兆円増 景気下押しリスク
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC313CF0R30C22A5000000/
世界の製造業 主要約2300社の3月末の在庫は
2021年12月末比約970億ドル(約12兆円)増の1兆8696億ドル
~増加額、絶対額とも過去10年で最大

よくないですねぇ。。。景気後退懸念が台頭しているのに。
まだ株を積極的に買える地合いではないですね。

NOTE
原油市場、価格の急変動を警戒 オプション取引が増加
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB242K80U2A620C2000000/
へぇ~先物のポジションよりオプションポジションのほうが大きくなっているんですね。
オプション市場のポジションを精査しないことには
その先にどの程度の原油価格のボラティリティ急変リスクがあるかわかりませんが、
そもそもオプションはリスクヘッジですよね?



今週のひろこのスペシャリストに聞く!は大倉キャプテン登場!
豊トラスティ証券 シニアFXストラテジスト 大倉たかし氏

<景気後退はテールリスクなのか?>
『円安の臨界点』
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◎米国株はベア相場入り?
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2022年6月28日火曜日

米金融引締めのペースが緩やかになるという思惑なのか
単純に半期末りバランス思惑での買い戻しなのかはわかりませんが
週明け27日(月)日本株市場は全面高の様相。
中国株市場は強気相場入り期待も出ているようです。
米国株は全般小幅安の展開。

1・中国株強気相場入り目前?
2・金利再び上昇、ドル円クロス円堅調
3・円高予想もちらほら…
****************************************

1・中国株、強気相場入視野

中国株上昇、強気相場入り視野-香港ハイテク株指数は4カ月ぶり高値
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-27/RE4PT9T1UM1201?srnd=cojp-v2
CSI300指数は4月の安値から17%余り上昇と、大きく回復。
安値からの上昇率が20%以上になると強気相場入りと見なされる。

※CSI300指数
上海証券取引所および深セン証券取引所に上場しているA株のうち
時価総額および流動性の高い300銘柄で構成された株価指数


どうなんでしょうねぇ、、、
米国テック市場がベア相場入りしていますが(足元は戻り局面ですが)
中国が強気相場入りできるものなのか?
中国のインフレ率が低いため緩和余地があるということのようですが
確かに米国は引き締め強化でさらなるマネー流出が警戒されていますので
どこかがその受け皿になると考えれば、、、日本じゃないの・・・?
まあ、中国株はバリュエーション的に魅力が大きいのかもしれません。

2・米金利はじめ世界の金利再上昇?
  注目は30日(木)米5月PCEデフレーター

※米国債利回り一覧


※主要先進国長期債利回り比較
こうなってくるとドル高、他通貨高で
YCC政策で金利を固定している日本の円が売られやすくなる。

というわけで、今日はドル円がジワリ上昇、
クロス円が全面的に強い。

クロス円ショート、買い戻しました・・・

ユーロ円
143.06円143.43円ショート ➡ 142・93買い戻し
ポンド円
165.82円、166.10円ショート ➡ 166.03円でカット

今週はリバランスなどもありますのでノーポジで様子をみることに。

金利上昇が続くか否かは今週30日の米経済指標が重要。
30日(木)
米5月個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)予想 前年同月比 6.4%

これが強い数字となるようなら、金利が上がり株の楽観には冷水となるでしょう。


2・円高予想もちらほら

今日は双日総研の安田佐和子氏のツイートがバズってました。
@MyBigAppleNY
https://twitter.com/MyBigAppleNY/status/1541248547546628097

ゴールドマンの景気後退奈良園がヘッジになるというのは5月に
ブルームバーグが記事にしていましたね。

ゴールドマン、円はリセッションヘッジとして有望-「かなりの価値」(5/11)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-11/RBP3RCDWLU6B01
円はドルに対して20-25%過小評価、低コストのヘッジに

バンカメは日銀のタカ派化があれば9,90円ですって~(汗)

円の適正価格は90円74銭、日銀がタカ派に転じれば下支えに-BofA
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-26/RE0VVVT0AFB401
対円だけでなく、ドルはG10通貨全般に対し過大評価されている

またデフレに戻ってしまいますね。
そんな事があってはならない、というのが今の黒田日銀体制。
心配は無いかと思います。

個人的には米金利がこれ以上 上がらなくなってドル円下落、
というシナリオはありそうだと思っているのですが
それもこれも米国のインフレ次第です。
インフレ更に上昇すれば金利は更に上がっていきますので円高にはならない。
インフレがピークアウトして沈静化するなら
ドル円も下がってくる可能性がある、という話です。

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2022年6月27日月曜日

 今週は6月最終週、リバランスなど特殊要因による値動きに注意。
リスクオフムードが薄れ株高が演出される週となるかも。

1・6月半期末の週、リバランスに注意
2・日本CPIインフレ目標達成まだ先
3・景気後退織り込みは金融政策のハト派化期待へ?
*********************************************
1・米株は今月最終週に7%上昇へ
  ~JPモルガンのコラノビッチ氏が予想

  https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-24/RDZQSBT1UM1101
 年金基金や政府系ファンド(SWF)によるポートフォリオのリバランス
 
 年金基金やSWFは厳格な資産配分規定に従うため、
 通常は四半期ごとに市場エクスポージャーのリバランスを行う。
 
 市場の流動性が過去平均の5分の1に低下している現在、
 今回の四半期末および月末リバランスは株価に大きな影響を与える可能性がある。

 6月半期末ですのでその可能性は十分にありそう。
 
 ※米主要株価インデックス ただし今週だけの話・・・
 

 リバランスで為替市場では年初から上昇が続いたドルは下がる?
 ユーロや円に買い戻しの動きが出るかどうかにも気をつけたい。
 
 ※通貨インデックス一覧 週足 22年年初からのトレンドの逆に動く可能性
  
  
2・日本の5月消費者物価指数、インフレ高進の兆候見られず。

5月 消費者物価指数 前年同月を2.1%上回る 2%超は2か月連続
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220624/k10013686281000.html

確かに2%超えは2ヶ月連続ですが、これは前回4月分から
21年4月~の携帯電話料金値上げ分が剥落したことによる水準訂正ですので当然のこと。
むしろ、4月から上昇率が変わらなかったことのほうがポイントです。
つまり4月から5月にかけてはインフレが更に進んだという状況にはない。
コアコアも同様です。

日本CPI総合 4月と変わらず


コアコアCPI 4月と変わらず

コアコア(食料・エネルギーを除く)はまだ0.8%ですよ。
世間の圧力に屈して引き締めに動けばまた日本はデフレに戻りそうです。
エネルギーなど外的要因によるインフレだけでは賃金上昇に繋がりませんし
原油が下がれば下がってしまうわけで。

日銀の緩和は長期化することが確認された数字。
ただし、黒田総裁の任期は来年4月8日までですので
その後の総裁人事によっては思惑でドル円が動く可能性はあります。

官邸が黒田東彦・日銀総裁の解任に向けた動き 天王山は7月20日の金融政策決定会合か
https://news.yahoo.co.jp/articles/28ee65d3757f7bdd15540fb3e2c6dc2ebb6056dc

↑選挙前ですしゴシップネタではありますが
記事中の「総理が金融緩和路線を“黙認”しているのは参院選まで。
選挙が終われば、いよいよ金融引き締めに転換していくつもりだ〜」
コメントは岸田さんならひょっとして、、、と心配になりますね。

3・景気後退織り込みは金融政策のハト派化期待へ?

米株も大きく下がり、コモディティ市況にも異変が生じる中
市場では、FRBが7月に0.75%の利上げを行った後
利上げペースを緩めるとの見方が浮上しているようです。

金利市場では来年3月に3.5%付近でピークを迎え、23年7月月までに
20bp近く低下することを織り込んでいます。

こうした見方は日々のセンチメントでくるくる変わりますので
これでマーケットに楽観が広がり底打ちしたと考えるには時期尚早です。

※コモディティ 
ちなみにOPECプラスが来週30日に開く会合で、
月初に合意した小幅増産方針を維持する見通しと伝わり、
足元の需給逼迫への警戒感が再燃したとのことで、原油が反発しました。

米バイデン大統領は7月13~16日に中東地域を訪問するとの声明を発表しています。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2022/06/709483b4151b4023.html
バイデン大統領は、2019年11月、
記者のジャマル・カショギ氏を殺害したサウジアラビアを「のけ者」にすると発言、
同国との距離をとってきたが~OPECなどによる原油の増産に向け、
サウジアラビアとの関係を修復する必要性を感じているとみられる。

バイデン大統領の交渉が成功しサウジが増産するとでも発表すれば
原油が下落する可能性も?そううまくいくとも思えませんが
トレーダーはその可能性に備えておくことも必要ですね。

ポジションは継続。。。

ユーロ円
143.06円143.43円ショート
ポンド円
165.82円、166.10円ショート

◆◆今週の主な予定◆◆

◆27(月)    
米5月耐久財受注(21:30)
米2年5年国債入札

◆28(火)    

米4月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米6月消費者信頼感指数(23:00)

◆29(水)
1-3月期GDP確報値(21:30)
NATO首脳会議(~6/30)

◆30(木)
国6月製造業PMI(10:00)
米5月個人所得・個人消費支出(21:30)

7月1日(金)
日本5月鉱工業生産(8:50)
日本5月住宅着工統計(14:00
中国6月財新製造業PMI(10:45)
米6月ISM製造業景気指数(23:00)
休場:香港

2022年6月24日金曜日

 1・米英欧6月PMI悪化で景気後退懸念台頭
2・世界の長期金利が急低下~ドル円クロス円下落へ
3・中尾元財務官の介入の可能性に言及
4・HFの日本国債先物ショート終焉?!
*************************
1・PMI悪化でリセッション入り警戒強まる

PMIとは~
企業の購買担当者らの景況感のアンケート集計。
特に製造業の購買担当者は、製品の需要動向を見極めて仕入れを行うため
鉱工業生産や雇用統計などよりも景気先行性があるとされる。

◆米国6月PMI 
製造業PMI:52.4 (予想 56.0 : 5月 57.0)



サービスPMI:51.6(予想 53.5 : 5月 53.4)


◆ユーロ圏6月PMI
製造業PMI:52.0 (予想 53.8 : 5月 54.6)


サービスPMI:52.8(予想 55.6 : 5月 56.1)

◆英国6月PMI
製造業PMI:53.4 (予想 53.6 : 5月 54.6)


サービスPMI:53.4(予想 53.1 : 5月 53.4)

50が景況感の分水嶺とされており、まだ50を上回っていますが
趨勢としては、どの国もトップアウトして下落を続けていますね。

景況感は落ちていくのにインフレは上昇基調にあるため
足元では利上げを辞める訳にはいかない…
しかし利上げで景気は更に冷えていく。

つまり景気を冷やして需要を減退させインフレを抑制するしかない、
と日本以外のセントラルバンクは考えているわけです。
日本のインフレ率はコアコアで+0.8%ですからね。緩和継続でいい。

というわけでマーケットは景気後退を織り込む動きが加速してきました。
コモディティ市況の異変、そして世界の金利が下がりだした。

※景気の先行指標、銅価格

2・主要国長期債利回り急低下へ


日本の金利はYCC修正によって動きませんから
他国の金利低下は日本との金利差縮小で円高要因。
ということでドル円相場が崩れてきました。

※ドル円 クロス円

クロス円、特にポンド円などは重要な節目超えに失敗してトリプルトップ。
高値超えに失敗したと考えられる下落となった時点で
ユーロ円、ポンド円のロングを手仕舞いドテンショートに切り替えました。

その「高値超えに失敗」の予兆は東京時間の出来事にありました。

3・中尾元財務官のインタビュー記事でドル円クロス円急落

「為替介入の可能性排除できない」と中尾元財務官、円が上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-23/RDUUSTT0G1KW01
「現在の円安は日本経済にとって良くない」
「YCC継続には多くのマイナス要素」
「為替介入の可能性も」などの発言が報じられ、ドル円が敏感に反応。

「元」財務官ですし、相場に影響力を持つインタビューだとは思いません。
しかし、これの発言によって超えることを期待していた高値超えに
失敗し、トリプルトップのような形状となったチャートをみると
ロングは持っていられません。。。想定と異なる売りが来たためカット。

ユーロドル1.0544ドルL ➡ コストで消滅
ユーロ円142.48円L ➡ 143.02円利食い 
ポンド円166.50円L ➡ 165.82円でロスカット

その後、ドテンショート。
ドル金利はじめ世界の金利の下落の兆候が出ていたこともあり
チャート形状が良くないユーロとポンドを売りました。
ユーロは昨日の首吊り線示現の後の下落でWトップの様相。

ユーロ円
新規143.06円と143.43円でショート
ポンド円
新規165.82円、166.10円でショート

その後のPIM受けての下落加速で利が乗ってきました。

4・HFの日本国債ショート終焉?!

TMCMさんのこのツイートをみて

日本国債先物のチャートを確認してみると
6月13日から急落が始まって18日まで連日執拗に売リこまれた形跡がありますが
今日は上昇しているじゃないですか。
これは国債先物価格。HFが国債先物をショートすることで
長期債利回りがに上昇圧力がかけられていました。
利回りの方を確認すると
ここ3日くらいはおとなしい、、、スパイクしていませんね。

考えてみれば、ここ数日、米金利はじめ世界の金利が低下し始めた。
要するに世界の金利上昇がとまれば日本の金利にだって上昇圧力が低下するわけです。
それに逆行して日銀の金融政策の変更に賭けるトレードは分が悪いですね。
日銀は世界の金利低下にホッと胸を寝でおろしているのでは。
こうして考えると日銀のYCC政策の本当の敵は米国はじめ世界の金利上昇
ということになりますか・・・。

ということもあって、為替市場では円安トレンドが
短期的には終焉した可能性も出てきました。

そこそこ大きめの調整があるんじゃないかな・・・(ポジショントーク)
今週のひろこのウィークリーGOLDは
森田アソシエイツ代表/WGC顧問 森田隆大氏に
利上げでも崩れないGOLD市場の強さのワケを解説いただきました。


<高まる中央銀行の金購入意欲>
『利上げに負けず、高値圏を維持する金』
https://youtu.be/nXQf7ufopT8

◆経済サイクル・株式市場と金
◆システミックリスクと金
◆中央銀行の金購入意欲


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2022年6月23日木曜日

 1・主要国金利低下に転じる?!
2・英国インフレ率9.1%へ
****************************
1・主要国の長期債利回り、低下に転じる


どういうことでしょうか。
利回り低下=債券価格上昇です。

つまり債券買いが入っている。

インフレ率から鑑みてこれら主要国の利上げは
まだまだ続くことが明らかですが、金利が上がらなくなってきた、
というのは利上げの先の景気後退を織り込み始めたのか?
それともただの踊り場なのか。

昨日21日火曜から米株は反発局面に入っており
今夜も株式市場は強いので、株から資金が抜けて債券に向かっている、
というようなリスクオフ時にみられる資金循環ではないのですが
金利上昇が収まっているというのは、コモディティ市況の下落をみて
インフレ高進が一服すると見ているということなのか。

※米国長期債利回り
米金利上昇一服は昨日のブログでも触れましたが
6月FOMCでボードメンバーらの金利見通しがほぼ揃ってきて
(3月まではドットチャートがバラバラでした)
年内3.4%までのFF金利利上げがコンセンサスとなり
これはすでに米2年債金利がこの域に達していることから
ほぼ年内利上げを債券市場は織り込んでしまっていることが背景かと思われます。

もちろんこの後のインフレ指標次第ではさらにFRBがタカ派化する可能性も
あるのですが、逆にインフレが落ち着いているようならこれ以上の金利上昇は
もうないだろう、と考える投資家も出てくるわけです。

今夜はパウエル議長の半期に1度の議会証言が注目でしたが
先週のFOMC後の会見で出てきた内容とほぼ変わらず新味はありませんでした。

FRB議長、継続的な利上げが必要-景気後退の「可能性」はある
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-22/RDVS6PT1UM2201?srnd=cojp-v2
上院銀行委員会で行った半期に一度の証言
「継続的な利上げは適切になるとわれわれは想定している」
「リセッション(景気後退)に陥る可能性があるのは間違いない」
「当局はリセッションを引き起こそうとはしていないし、
  引き起こす必要があるとも考えていない」
  
2・英国5月の消費者物価指数(CPI) 前年同月比9.1%上昇。
1982年以来の高水準だった4月(9%上昇)をさらに上回った。
G7で最も高いインフレ率。

狙っていたポンド円 166.50円でロング参戦。

半期末のユーロレパトリの可能性も出てくる次期ということで
ユーロロングは継続しています。

今週のひろこのウィークリーGOLDは
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利上げでも崩れないGOLD市場の強さのワケを解説いただきました。


<高まる中央銀行の金購入意欲>
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https://youtu.be/nXQf7ufopT8

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◆システミックリスクと金
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