2018年3月30日金曜日

うっかり気が付いていなかったのですが、明日はグッド・フライデーで
英国、米国が休場なんですね、、、。
だから、欧米勢にとっての第1四半期末の取引って今夜、30日㈭ということです。

そうか、、、、今週は欧米勢は4営業日しかなかったのか。
だから、火曜日以降、ロンドン時間に欧州通貨がものすごい勢いで動いていたのね。

第1四半期期末に向けたレパトリや投信の設定、解約に伴う需給が発生しやすいので
経済指標などの発表がなくても、突発的なボラティリティ上昇が予想される時期では
ありますが、ほんと、今週は決まってロンドンタイムからの欧州通貨売りがみられましたね。

※上段ポンドドル、下段ユーロドル 15分足でみた今週の値動き


東京時間クローズする15時くらいから欧州通貨の売りが出始めます。
15時はロンドン勢の早出組、朝7時になりますが、その時間から
ドル買いが旺盛となった1週間(27日、28日、29日の3日間)でした…。

そして、このドル買い欧州通貨売りが、四半期末による特殊な値動きに終わるのか、
それとも、昨日のブログで取り上げた「ドル調達コスト上昇」の影響が深刻で
ドル不足からドル高になりやすい地合いになっているのかは、まだわかりません。

明日30日㈮はYMTVデスマッチWEBセミナーがありますので
大倉たかしキャプテンにそのあたり、聞いてみたいと思います。

ただ、ドル円相場は昨日NY時間に107円タッチしたところが高値となって
70銭ほど落ちてきていて、ドル買い圧力は低下したように見えます。

※ドル円日足 移動平均線大循環分析の帯で見事反落、今朝が絶好の売り場だった?!


今回も売り損ねたわけですが、ドル資金調達コストが上昇しているってのが
不気味で売り参戦に躊躇してしまった。。。

ただ、通貨インデックス一覧を見るとまだ、ドル高基調は続いているような、、、

※通貨インデックス一覧


特に欧州通貨が弱いところを見ると、グッドフライデー前の駆け込みリバランスだった
ような気もするんだけど、だとすると来週、新年度からまたガラリとムードが
変わるってことですが、果たして。。。

今夜は、米株も戻り基調。特に買い材料はないのですが、揺り戻しかな?

今夜は米指標が期待外れのものばかり。基本は弱い材料のはずですが。。。

3月シカゴ購買部協会景気指数(PMI) 57.4(前回 61.9から低下)1年ぶりの低水準

3月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値 101.4 (速報値102.0から下方修正)

ミシガン大1年期待インフレ率 2.8%(速報値2.9%から下方修正)

2月個人消費支出 前月比0.2増、小幅な伸び
米経済が第1・四半期に勢いを失った兆候をあらためて示唆

※米株インデックス 右下は日経平均


1.4058ドルポンドドルロングはコストまで到達する下落で撤退です(´;ω;`)
高値ブレイク失敗したときに手仕舞っておけば結構な利益だったのに。。。
損切ではないですが、しょんぼりです。。。

ポジションはすっきりしました。

明日は10時の仲値に注目でしょうか。
年度末、公示レートは決算や資産評価などの指標となりますので
値段を作りに行く、というような値動きがでることもあります。
また、仲値が確定した後に、これを基準にした最終売買がレートを大きく
動かすこともありますので、年度末特殊フローによる乱高下に注意。

リスクを取りたくないので、、、
新年度相場を見極めてから再参戦することにします。

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2018年3月29日木曜日

年度末、期末特有の値動きでしょうか、それとも底打ちしたんでしょうか。

ドル円相場は28日㈬ロンドン時間から猛烈上昇開始。
107円にタッチしています。

Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/

ただ日足で見てみると、トレンド転換した、というにはあと1歩足りない感じ。
昨日ドル円を売りそびれたと思っていましたが、売らなくてよかった💦
今週は、さまざまな特殊玉が飛び出すリスクがあるのでポジション控えめですが
このドル円の上昇、トランプ大統領のTwitterのtweetの影響だという指摘も。
https://twitter.com/realdonaldtrump

「昨夜、習近平国家主席から、金正恩朝鮮労働党委員長との会談が順調に進み、金氏が私との会談を心待ちしているというメッセージを受け取った。」

「誰もが朝鮮半島の非核は難しいと言っていたが、今、金正恩朝鮮労働党委員長は
正しいことをするだろう良いチャンスだ、我々の会談を楽しみに待て。」

って感じかな?
米朝関係改善期待でドル円相場が上がった、ということですが、、、

ホワイトハウスも
「北朝鮮の金委員長の訪中で、中国より説明があった」と表明しており、
ホント、日本だけ置いてきぼりな印象ですが💦

北朝鮮問題をテーマに売り込まれていたんだとしたら、その分が買い戻された
という説明は的外れではないんだけど、まあ、今週は年度末、期末なので
たまたまドル買い需要が大きかっただけかもしれませんので、まだなんとも。


米株の方は軟調です。


フェイスブック:プライバシー設定、ずっと簡単に-情報漏えい問題
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-28/P6B0YD6JIJV801?utm_medium=social&cmpid%3D=socialflow-twitter-japan&utm_content=japan&utm_source=twitter&utm_campaign=socialflow-organic

この報道を受けてFBがわずかに反発したものの、
今夜はAmazonが大きく下落しています。

左がAmazon、右がFacebook

トランプ政権が反トラスト法(独占禁止法)適用を検討という報道が効いた模様。
課税を強化する可能性があるとの思惑が広がっています。

FacebookもAmazonもナスダック市場ですね。
ということでナスダック指数の今後は不安です・・・。

ただ、28日NY市場のインデックス、下落幅はあまり大きくなかったですね。
米第4四半期のGDP確定値が前期比年率で+2.9%と予想を上回ったことも
支えになったんでしょうか。

今日の日経平均は、ドル円が大きく反発していることを受けて上昇するかな。
日経平均ショートは、昨晩買い戻して、何とかプラスで終わっていますが
配当分支払ってまでショートした妙味はなかったかな。。。

為替に話を戻すと全般ドル高なんです。
だから、トランプ大統領のtweetでリスク後退のドル円上昇っていうのが
イマイチピンとこないんですよね。

※通貨インデックス一覧


完全にドル独歩高でしょ。

じゃあ、ドル金利上昇してんのか、というと

 

あれ?そうでもない、、、でしょ。

それで調べていたら、このニュースが関係しているかも、、です。

米銀の資金調達コスト急上昇、世界的なドル調達危機の予兆か
http://diamond.jp/articles/-/164983

期間3ヵ月のロンドン銀行間取引金利(LIBOR)は急ピッチで上昇し、オーバーナイト・インデックス・スワップ(OIS)に対するプレミアムは、23日には58ベーシスポイント(bp)に達し、2009年5月以来となる高い水準を記録した。

 アナリストは、米国債の発行増加やリパトリが背景との見方を示しており、これまでのところは他の市場への影響は限定的となっている。


このニュース、もう少し早く気づいていれば、ドル買いしたんだけどな💦

全面ドル高となっているのでポンドドルロングも軟調展開・・・・う~む。
このドル調達コスト上昇が一時的な現象なのか、それとも
米国のバランスシート圧縮が影響しているもので、今後長期化するものなのか、
まだ見極めが難しいですが、もし、資産縮小の影響によるものなら、FRBの
圧縮ペースを変更しない限り、本格的なドル高になるリスクもあるんじゃないの??
って懸念もないことはない、、、ので、その場合はドルロングにします。

随分長いことドル安トレンドでしたので、ひょっとするとひょっとするかもしれません。

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2018年3月28日水曜日

27日配当権利取りの最終売買日だったのですが、配当支払いを避けたい向きの
ショートカバ―に加え、配当取りの買いもあったんでしょうか。
日経平均株価は、551円高の21317円で取引を終了。
上げ幅は今年2番目の大きさでした。

クジラの買い、、、GPIFの買いがあったんじゃないかって指摘が
今週月曜26日から出ていますが、3/23にはPERが12.2
倍にまで低下しており、
この水準での買いは長期投資でみれば悪くないと思います。

年金のような潤沢な資金があれば、この水準からは下がれば買い、下がれば買いで
コストを下げていくような投資もありですが、個人のトレードでは
まだ相場が不安定なので、今日みたいな日の積極ロングはお勧めしません。
配当取りで上がっても権利落ちで下がりますし、まだまだ先週の不安定な状況が
何一つ前に進んだとか、解決したわけじゃないですものね。

ということで、私は日経平均が2日で700ドル近くも戻したのは
ちょっとやりすぎだと判断しまして日経平均CFDを21529円でショートしています。
今口座確認したら、がっつり15833円の配当分ひかれてますね(;'∀')
それを承知で売ったのですが、これは結構痛いな。
ただ、ショートしたところから現在評価額で21157円なので
1枚あたり37200円の利益です。
現状では配当分ひかれても、日経平均の下落の方が大きく利益になっています。

日経が下がったのは週明けからの配当意識の特殊玉の上昇がやりすぎだった分も
ありますが、米株が下がったことによるところが大きいですね。

米株は取引開始直後こそ堅調で、200ドル超の上昇を見せたのですが
ひけてみればこの有様です。

ダウ平均  23857.71(▼344.89)▼1.43%
ナスダック  7008.81(▼211.74)▼2.93%
S&P500 2612.62(▼ 45.93)▼1.73%

FB情報流用問題が沈静化していないようで、むしろGoogleなんかに
飛び火するんじゃないかって懸念が出始めているようね。
IT規制強化への懸念がFAANG株の下落を誘いナスダック指数を押し下げています。

※米株インデックス (右下は日経平均)Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/


昨晩27日のろうそく足を見ると
軒並み26日の陽線を陰線で包み下げる格好で下落しており、
これって酒田五法ではかなり強い売りシグナルじゃなかったっけ?!


http://www.stock-traderz.com/chart/rosoku_tutumisen.html

また、ドル円相場も反発していましたが、そろそろ上昇力も弱まってきた?!

ドル円は売りそこねちゃってますが、ドル円、クロス円は戻ったところは
売りですね、、、日足チャートは移動平均線大循環分析でみても
絶賛下落トレンド継続中です。

※クロス円一覧


27日の値動きでちょっとヒヤリとさせられたのが
ポンドとユーロの下落です。

※ドルストレート一覧 1時間足

日本にとっては年度末となる今週、欧米勢にとっても期末です。
期末って、特殊玉によるユーロやポンドの突発的な値動きが出やすいんです。

期末決算に向けてレパトリなんかも値動きもあろうかと思いますし
投信の設定と解約とか、様々な需給がトレンドとは関係のない値動きを生みますが、
まさにユーロとポンドが欧州時間からいきなり材料もなく下げだして、
口座チェックしてのけぞりました。

でも、今週はこういう値動きが出るだろうことは想定内なので
ポンドロングポジションはそのまま。動かしていません~

※ドルストレート日足 ユーロとポンドは上昇トレンド崩していないかな。


なんなら今週さらに下落するなら買い増そうかと思っています。
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2018年3月27日火曜日

3月最終週。
年度末に向けた特殊な売買がトレンドとは違った値動きを演出する可能性。

例えば今日の日本株。テクニカル的には下落トレンドですが、
明日27日が配当権利取りの最終売買日です。
例えば日経平均を売りで持っていると配当分は支払いです。

売り継続のままこの日を迎えたくないという心理が働きますね。
くりっく株365の日経225は2017年実績で1枚当たり13200円程度ありましたが
今年はもうちょっと増えるんじゃないかな?!
これ、支払うより受け取りたいですよねぇ。。。

ということで、今日は日本株には明日最終売買日となる配当権利取りを
意識した値動きがあったということでしょうか。

26日9時台には270円程度日経平均は下落していましたが
大引けでは 148.24円高 20766.10円でプラス圏へ。

明日も引き続き高いことが予想されますが、明日高いとこは売り狙いかな??

また今夜はダウも高い。
米株堅調の背景はよくわかりませんが、週末にこんなニュースがあって

ムニューシン米財務長官、中国との貿易巡る合意を慎重に「期待」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-25/P65YVO6K50XS01

多少安心感が出ているということかもしれません。
まあ、テクニカル的な揺り戻しだと思っていますが。

ただし、リーマンショックの時のような信用リスクが存在してるわけではありません。
つまり、売りが売りを呼ぶというような地合いではないのです。
リーマンショック以降、リスクは分散されバブルが膨れ上がってはいない。
ということで、下落も一方向に一気に行くというよりは
買いが旺盛となる揺り戻しの期間などを経て、気が付いたら下落トレンドが
長期化している、、、というような相場になるんじゃないかという予感。

つまり、トレンドが下落で売りを持っていても揺り戻しが入るために
大きな値幅を取るには、かなりの忍耐がいる相場じゃないか、、、と思います。

ということで、ダウは今日一旦買い戻しました。
24758ドルショート、買い戻しは23860ドル。

こういう相場はチャートが機能すると思っているので
また上がったところをうまく売れたらいいなぁ。

※ダウ平均日足 Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/


黄色で描いた三角持ち合いは下に離れましたが、赤色のレジスタンスラインまで
戻って再下落、、というような下降三角形型のレンジを形成するのかも。

※くりっく365CFDのダウ


こちらもきれいですね。本格下落は横線である23500ドル近辺を割ってからかな?
それまではレジスタンスラインまで上値を試す戻りがあるかもしれません。
ライン到達の折はダウ再ショートです。

**************************************

為替市場ではポンドロングが利益さく裂~(≧▽≦)
労働党がハードブレグジット回避へ動いているとの英報道が
ポンド買いの一因のようですが、ユーロドルも上昇していますね。

どうも今日は期末に向けたユーロポンドの買いが旺盛だったようです。
期末に向けたフローが旺盛で、欧州通貨が上昇しているところへ、
さらにユーロ買い燃料が投下されました。

バイトマン独連銀総裁が「ECBは金融政策正常化を直ちに始めるべき」と発言。

他にも
「2019年半ばの利上げは非現実的なものではない」
「2020年にはインフレがECBの目標前後に達する見込み」
などと発言した模様で、ユーロ買いがさらに進んだ格好。

先週ユーロドル買って、損切ったとこなんだけどなぁ・・・・
もうちょっと耐えるべきだったか。
ポンドロング作っているので、まあいいけど('Д')

※ドルストレート通貨日足一覧 


今週は日本勢にとっては年度末。海外勢も期末ですので特殊フローが
出やすくノイズも多くなりますが、株は上がったところを売りたいですし、
ドル円も上がったところは売りたいかな。
個人の逆張りのドルロングが投げさせられる展開がありそう。
欧州通貨は下がれば買い。
これを丁寧に心がけたいと思います。

ボラティリティがありますが、一方的ではなく、きちんとテクニカルが機能し
揺り戻しもある相場なので、慌てずじっくりいい水準となるまで引き付けて
トレードインしましょう!

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そのほか、今日ちょっと気になったニュース

※金委員長が中国を訪問中らしい
(米朝首脳会談に中国は関係ないはずですが?何が目的でしょう)


※トランプ米大統領、ロシア外交官60人を国外退去
~ロシアは少なくとも10カ国から制裁を受ける見込み

(英国で起きたロシア元情報機関員の暗殺未遂事件にロシアが関与と断定?
プーチン大統領再選されましたが、ロシアはこうした制裁受けて
どう出るんでしょう。。。)

世界情勢はものすごい勢いで変化していくかもしれません。
こんな時に日本の政治が停滞しているのが何とも情けない・・・。
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2018年3月26日月曜日

3月最終週です。
27日は権利付き最終売買日ですので、多少はそれ狙いの反発もあろうかと思いますが、
チャートの形は悪いですねぇ。。。日経平均もダウもドル円も。

今週はチャート、テクニカルの悪化からの下落覚悟。
深堀りがどこまであるかを見極める週となるでしょうか。

4月新年度からはニューマネーが外債投資を積極化するとか、
株を新規買いするとか、そういう買いを期待したいところですが
そうした新年度買いを見込んで先回りで買おうという逆張り投資家のロングが
投げさせられる下落というのがありそうですので、
まだまだ値ごろロングする気分にはなれません。

※ダウ平均 Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/
三角持ち合い下抜けでショート、戻りを入れるもきれいにレジスタンスで再下落


トランプ、中国製品へ最大6.3兆円規模の関税を課す大統領覚書に署名
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/03/63-2.php

対中貿易関税賦課に関しては署名したことがそんなにショックだったんでしょうか?
署名とのニュースが米国株の下落を加速させました。

そして翌日23日には中国が128の米国産品計約30億ドル
(約3100億円)分の輸入に
追加の関税をかける報復措置の計画を発表しています。

中国、米の128産品に追加関税計画 米鉄鋼関税に報復
https://www.asahi.com/articles/ASL3R32W1L3RUHBI00V.html

中国「貿易戦争恐れず」 知財制裁へ対抗、米国製品に報復関税
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180324/mcb1803240500001-n1.htm

貿易戦争の様相を呈してきた、、、ってことが影響しているのかしらね。
22日、23日と米株は大きく下落を強いられ、テクニカルが悪化しています。

先週はパウエル新FRB議長デビューのFOMCは思ったよりもハト派との見方が多く
無難にこなしたかに見えたのですが、実はパウエル議長の会見がスタートしてから
株は下落を開始しています。

※パウエル議長FOMCデビュー
 

そして翌日22日の上記ニュースでドスンと下げてしまって、
皮肉なことに、タイミング的にはFOMC受けて株が下落したみたいにも見えます💦

仮に政治的リスクではなくて金融要因が株下落の背景とするならば、、、ですが
政策金利の利上げペースというより、バランスシート縮小の方が効いているとの指摘も。

※FRBバランスシート推移 足下で資産の減少が顕著になっています。


バラマキマネーが縮小していくと、貸出が絞られてしまい景気が縮小していく、、、
と考えることができるわけですが、このFedのバランスシート縮小ペースも
無視できませんね。

三角持ち合い下抜けでショートしたダウCFDは継続です。

仮に短期的にダウがトップアウトして大調整局面入りだったと仮定すれば
チャイナショック時につけた3点底が起点となる上昇トレンドをフィボナッチ。
この起点は15470ドルあたりですね。

32.8%押しで22300ドル台まで下落。
もし、上げ幅の半値押しがあるなら21046ドルまで下落の可能性。
年内には半値押し水準までの下落があるかもしれません。



くりっく365CFDですが現在はショートしていると、金利が受け取れますので、
配当分が支払いでもあまりショートコストが気にならなくなりました。
長く持っていてもいいかも、、、です。
38.2%押し達成で猛烈リバウンドがありそうですので
その時は買い戻すかな。。。

トランプ政権人事も、地政学リスクの高まりが懸念されるもので
これも、米株下落リスクという指摘も。

ボルトン氏の世界観:イランは爆撃せよ、北朝鮮先制攻撃は完全に正当
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-23/P61X1Z6JIJUP01
*********************

ダウが弱ければ、日経も上がるわけがありません。

※日経平均 


同じ時期、チャイナショックの安値からの上昇トレンドのフィボナッチで
日経平均の方はすでに先週末で38.2%押し達成してしまっています。

ダウがまだ下げたりない感じなので、ダウがさらに下がると仮定すると
日経は一足先に半値押し水準まで下落するかもしれませんね。

半値押し水準で19500円台です。
これは、だいたい去年の9月ころの水準で、北朝鮮のミサイルリスクで
冴えなかった相場水準。
北朝鮮のミサイルリスクがなくなったことから上値が軽くなって、
日経平均の16連騰という記録を作る上昇相場が始まったのですが
この記録的上昇に対し全戻し、起点に戻る、ってことはあるかもしれませんね。

5月に米朝首脳会談の可能性が報じられていますがそれがもし実現しなければ、
有事リスクも高いと思われます。リスク後退から買われた相場なら
リスク再燃で元通りってわけですね。
話し合いで済むのが一番ですが、、、さて・・・。

需給でいうと3月2週(3/12~16)海外投資家は日本株を先物・現物合計で
3435億円売り越しています。海外投資家は2018年1月第1週のみ買い越しで
1月2週以降は10週連続の売り越し、
金額総計8兆2065億円の売り越しです、ひゃー。

そろそろ止まるかなぁ、、、とも思うんだけど、、、
というのも、東証の空売り比率は23日金曜日、過去最高の50.3%へ。ひゃー。

これが買い戻されるときには猛烈リバウンドも覚悟。
ただし、ショートカバーによるリバウンドは長続きしないでしょうから、
そのあと新規買いが出ないことには、上昇は短命。
それは、海外勢のショートも同じことですけどね。

売りの買戻しだけではなくて、新規で日本株が買えるのか、、、
ってことがポイントですが
3/23時点で日経PERは12.22 EPSは1687.22 
バリュエーションだけ見れば随分割安。

PER12.2倍って、2012年のアベノミクス誕生前の6月のPER11ってのがあったけど
それ以降なかった水準。このころって、ドル円相場80円前後ですよ。

つまりPERはアベノミクス始まって以来の低水準に落ち込んでいるのですが
ドル円相場が80円時代の水準にまで落ちているって、
さすがに売られ過ぎ感があります。

だから、突っ込んだところは買いたいんですけどねぇ、、、
ダウ下落が止まる、あるいはテクニカル的な達成感がでる、ドル円下落が止まる、、、
っていうようなサインが出てこないと、まだ買えません。

********************************

ではドル円。

※IMM通貨先物ポジションではドル円ロングが随分と整理されました!!


3/13 79539枚 円ショート→3/20 21999枚 円ショート

このこと自体は、ドル円の下落圧力(ドルロングの投げが出て下がるリスク)が
減少したと考えてもいいので朗報ですが、
投機筋はこれまでのドルロングを処分しただけにすぎません。
これから積極的に円ロング、円買いを仕掛けてきて、この棒グラフがゼロラインを超えて
逆方向に伸びていく可能性だってあるわけです・・・

というのも、個人が今年の1月からずっと逆張りでドル円ロングしてるんですよね。

個人が過去最大級の円売り、ドル105円割れは正念場
https://jp.reuters.com/article/yen-selling-investors-idJPKBN1GZ0JS

※個人のドル円ポジション Quick集計 店頭FXのドルロングは52万枚もあって
買い越し幅で見ても38.7万枚もある~。


この1月からはひたすらドル円が下落していますので
112円台から買い下がっている格好。

この個人のドル円ロングを狙って、投機筋が円ロングで攻めてくる可能性は
否定できず、105円大台をあっさり割り込んだドル円相場は
100円近くまで下落する可能性は十分にあると思っています。
今週すぐにいくかどうかはわかんないけど。

通貨インデックス一覧を見ると、円高が顕著なトレンドです。
※通貨インデックス 

それと緩やかなドル安、そしてポンド高かな。

*******************************************

それから、ポンドドルを1.4058ドルでロングしていますが
ポジションに都合のいい記事を見つけたので貼っておきます。

コラム:英中銀総裁、再利上げのベストカードそろう
https://jp.reuters.com/article/uk-monetary-policy-idJPKBN1GZ0OW
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2018年3月23日金曜日

ドル円、、危ういですねぇ・・・・(;'∀')

といいますか、クロス円全般重いです、、、円高ですね。
欧州時間に105.26円まで円高ドル安が進み3/2の安値に面合わせです。

※ドル円日足

105円が割れればストンと落ちるでしょう、、、けれど
西原さんによると105円には大きめのバリアオプションがあるので
割るにしても、何度か跳ね返されるかも。

しかし、FOMC受けて22日の日経平均は大幅に反発。
211.02円高の21591.99円って!
管制相場のなせる力業でしょうか。
昨晩21日のNY市場で米国株はFOMC発表後に一時上昇したものの、
引けにかけて上げ幅を縮小し下落に転じていましたし、
為替市場ではドル円相場が円高圧力強く推移していたのですが(;´Д`)

株高でも円高、、、為替と株式の相関低下は今に始まったことではないのですが
今日は一部にクジラの買い、GPIFの買いが出ていたようだとの観測も。

年度末ですのでポートフォリオリバランスしなくちゃいけないってとこも
あるでしょうし、配当優待狙いの買いなども出てくる時期ですけれど、
米株が怪しくなってきたところでの買い参戦です、、
個人的には今日は日本株は買いたくないですけれど、、、、💦

そして、今夜の米株もさらに軟調です。
これ、完全に三角持ち合いを下に離れましたよね。

※ダウ日足


ということで、ダウショートは継続です。

3月FOMCは市場の予想通りに0.25%の利上げを発表。
米政策金利は1.5~1.75%に引き上げられました。
これを受けて米長期債利回りが急伸し、一時2.93%台へと上昇しましたが
金利上昇は一時的に終わり、発表直後にドル高に反応した為替市場でも
一夜明けてみればドル安が進行する流れへ。

経済見通しは上方修正、年内利上げは3回となるも
4回に近い3回(メンバー15人中7人は、4回かそれ以上を希望)に。
加えて、来年2019年はこれまでの2~3回から3回に、
2020年1回から2回へと見通しがタカ派的となってきています。

思ったよりもタカ派的内容だったと指摘する向きもありますが、
パウエル議長が極めて慎重でタカ派的トーンが見られなかったことで
ドル安、、、なんでしょうかねぇ。

FOMCの度にドル安となりますね。

***********************************

FOMC以降前面ドル安となったため、ユーロも多少上がっていたのですが
欧州時間経済指標に押される形で上げ幅縮小。

ユーロ圏製造業PMI・速報値  56.6(予想 58.1 前回 58.6)
ユーロ圏非製造業PMI・速報値 55.0(予想 56.0 前回 56.2)

また、ECB月報が公表されたのですが
「潤沢な水準の金融緩和が必要」とか
「基調的なインフレ指標は依然低調、中期では緩やかに上昇する見通し」
などと、かなりハト派的・・・。今週ECBの関係者らから飛び出した
一連のタカ派的発言はなんだったのよ・・・・。

これらを受けてユーロ軟調。

*************************

それから私がポジションメイクしたポンド。

2月の英小売売上高 前月比+0.8%と(予想+0.4%)を
大きく上回ったことでポンド買いが優勢となっていたのですが、、、

そうだ、今夜はBOE政策会合のMPCがあったんだった!!

3月の英MPCでは7対2で政策金利据え置決定。
前回2月は全会一致で据え置きだったことを考えると、
一気に2名が利上げ派となった、ということで、
瞬間ポンドが吹き上がったのですが、、、一瞬だけ~!?

※ちなみに利上げ派の2名はマカファティー氏とソンダース氏。

しかし、なぜそのあとポンド売りが加速しているのか・・・・・。

ポンド円149.37円LはMPC直後の乱高下で手仕舞いました。

残すは1.4058ドルL。これもMPCの後のポンド下落で
利益がかなり削られてしまったけど、、
ポンドドルはまだトレンドが崩れていないので継続します。

ポンド円はドル円が105円割れたら、同じく下げそうなので
ポンドドルに絞ることにします。

**************************

そしてオセアニア。

今日早朝にはRBNZニュージーランド中央銀行の政策金利発表。
予想通りに1.75%で金利は据え置かれましたが、声明がハト派的。

「政策は相当期間緩和的。」
「不確実性が残り政策は調整必要な可能性。」
「インフレ率は目先一段と弱まる見通し。」
「長期インフレ期待は十分に安定。」
「インフレ見通しは2%方向に向かっている。」

これじゃあ、キウイは買えません。

そして豪州。雇用統計が出ましたが予想を下回る内容。

豪2月 雇用者数 1.75万人(予想 2.00万人 前回 1.25万人)
    失業率  5.6%(予想 5.5% 前回 5.5%)
    
これもあんまりいい数字じゃなかったですね。
おまけに豪州は中国とは密接に貿易関係がありますが
トランプ大統領が中国をターゲットにしており、中国の先行きが不透明に。
中国経済が落ち込む可能性があるなら、豪ドルは買えません。

ということで、オセアニア通貨はしばらく買えないかな。。。。
むしろ、豪ドルなんか積極的に売りたいですね。

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2018年3月22日木曜日

FOMC直前、値動き神経質でユーロドルロングはあっけなく損切(´;ω;`)。

19日にECB関係者らから、QE終了に向けてタカ派的なコメントが続出し
2019年半ばまでに利上げの可能性をにじませたことからユーロが買われたのですが
20日発表された独ZEW景況感指数が5.1と2016年9月以来低水準に沈み
ユーロ売りが加速。
金融政策は景気動向を見ながらというのが基本ですので、
ECBのタカ派的スタンスを受けて買われた分は、
弱い指標を見て剥げ落ちるのは至極当然でしょう。

しかし、ドイツの景況感、なんでこんなに落ちてるの??
誰か教えて。

※独ZEW景況感指数
1月20.4→ 2月17.8 → 3月5.1 落ち込みが酷いんですけど。 

ドイツ連銀が19日に公表した月報では、
ドイツ経済は第1・四半期も伸び続けたとの認識を示しているのですが、、、、

※独IFO景況感指数も
1月117.6 → 2月115.4 と落ちています。

今日22日18:00に3月分が出ますので、ちょっと警戒しております。。。
現時点での予想が114.6ですので、よろしくない。

指標が伸び悩むようなら安心してユーロ買いはできないということで
結局ユーロドルはもみ合いが続くのかもしれません。
今夜のFOMCでドルが売られるようなら、ユーロ独自材料がなくても
ユーロ高になる可能性はありますが、、、。

買うならユーロじゃなくてポンドでしたね( ;∀;)

ポンドは19日にブレグジット交渉で20年末までの移行期間中、
英国がEUの単一市場での自由貿易を続けることができるという内容で
合意が近いというニュースにはやされて上昇したものの
20日CPIの悪化で売られていました。

※2月英消費者物価指数 前年比+2.7%(予想+2.8%)前回1月+3.0%
           前月比+0.4%(予想+0.5%)どちらも予想を下回る。
 
ところが、今日21日発表された一連の英指標が良好で買い直されて上昇基調回帰。

※英11-1月ILO失業率:4.3%(予想:4.4%、10-12月:4.4%)
※英11-1月週平均賃金:前年比+2.8%(予想:+2.6%、10-12月:+2.7%←+2.5%)
※英2月失業率:2.4%(1月:2.3%)
※英2月失業保険申請件数推移:9200件(1月:-1600件←-7200件)

ポンドが急反発。

その後、20:00に出た英指標が弱く、ポンドは行ってこいの形で
売られるのですが、再反発。これはポンドは強いということを確認して
ポンド円を軽めに拾ってみました。FOMC前だというのに(;´Д`)ちょっとした
ポジポジ病に感染したのかもしれません、、、。149.37円Lと1.4058ドルL。

※英2月CBI製造業受注指数;4(予想8:前回1月は10)
~これで売られたのですが、反発。基調は強い?!

今若干プラスですが今夜のFOMCで下落するようなら一度コストで撤退し
下値でまた指値しようかと。

148.50円を割れないようなら強気継続だと思います・・・。
ポンドドルは1.3950を割らないようなら強気継続じゃないかな。。。

というのも、ポンドはペトロカレンシーとも呼ばれ、原油高に反応して
上昇するという特徴も持ち合わせています。
英国は北海にブレンド油田を有しており、ブレントオイル価格は
英経済、通貨ポンドとの相関が高いのです。

2016年あたりからはブレグジット問題の方が影響が大きく、
原油とポンドの相関は薄れていましたが
2017年夏ごろから、原油とポンドの相関が戻り始めています。
ブレグジット交渉への懸念が一段落したとするならば、
原油との相関も強くなってくる可能性も。

※ブレントオイル価格とポンドドル


オレンジの矢印がブレグジットのポンド急落。
この時は原油との相関が切れていましたが、
緑の矢印の昨年夏ごろから戻ってきてますね。

そして、その原油が、FOMC前のマーケットのかく乱要因となっています・・・。

***************************

三角持ち合いを下に離れた、、、ということでショートしたダウも苦戦中。
あまりに多くの人がこの三角持ち合いに注目していたため、意外と下げない(;´Д`)
大衆が意識するところとなると、意外性が薄れることで、
教科書的に強力な売買サインも陳腐化するってことはあるわよね。
今回はそんな感じ・・・・

ダウへ今夜上昇中。
三角持ち合いの中に回帰しそうな勢い。

※ダウ日足



なんでダウが上がっているかというと、、、
原油が上昇していることで、石油株が買われているからみたい。

原油がものすごい勢いで上昇し始めているのです。

※原油日足


18日、サウジアラビア国防相を務めるムハンマド・ビン・サルマン皇太子が、
イランが原子爆弾を手にした場合、サウジアラビアは即座に軍事的構成要素を伴う
自国の核計画を開始すると述べたことで、
中東情勢の緊迫化が意識されたことがきっかけ。

さらに20日、トランプ米大統領とサルマン皇太子が会談し
イランの核開発を制限する欧米6カ国と同国との核合意について協議した模様。
米国が核合意を破棄する可能性が高まったとの見方が広がり
サウジ、イランからの原油供給への懸念から原油が買われているようです。

おまけに今経済的困窮にあえぐベネズエラも原油生産量が低下しており
これも改めて意識されているようですね。

ベネズエラの石油産業は納入業者への支払いの遅れ、米国の経済制裁など
で大きな打撃を受けていると報じられています。
国営石油公社PDVSAは給与への不満から従業員の離職が深刻で
増産が難しい状況に陥っているようです。

原油生産が主な収入であるベネズエラの原油生産量が
低下の一途をたどっているということは
ベネズエラのデフォルトの危機でもあり、
ベネズエラがデフォルトすると
原油価格は急騰するリスクがある、、、とここまで書いてググってみたら
すでに1月に格付け会社S&Pはベネズエラ国債をデフォルト状態と認定しているのね。
う~む、ここからどのような状況になればデフォルトなのか。。。

というか、よくよく調べてみると、
07~14年に中国はベネズエラに630億ドルを融資しているようです。
融資契約の結ばれた時期の原油価格は100ドル程度だったようですので
現状の価格の原油では、返済原油量が倍近くになるだろうと思われるのですが、
その状況下にあって生産量まで減少してしまっているとは。

要するに、ベネズエラの破たんは中国にとっても大打撃。

原油高に連れてダウが戻っていますが、
原油高に踊っている場合ではないと思うんだけど。。。

ということで、世界経済にも打撃となりそうな原油急騰の裏側。
ダウショートは三角持ち合いで描いた上値抵抗であるレジスタンスを
超えて本格上昇するまでは継続とします・・・。

※ダウと原油価格比較


これまでは米株高、原油高とダウと原油は強い相関がみられましたが、
これがいよいよ離れる時代がくるか?!
足下のダウ上昇は、一時的ノイズの可能性があると思うのですが・・・。

ポンドドルとポンド円、どっちが正解かわからないのですが(^-^;
今夜FOMCの結果が出るということもあって、リスクは大きい。
しかし、ブレグジット問題が材料でなくなれば、インフレとなりやすい英国は
金融政策的にも年内利上げ再開の可能性もあろうかと思います、、、
(足下のCPIは弱かったけど)

ユーロはようわからん~


それから、この辺のニュースはドル安要因かなと。

G20財務相・中銀総裁会議では、
米国の保護貿易に反対する姿勢を強調したものの米国を説得するにはいたらず、
声明では保護貿易に対する闘いを表現する文言が削除。

そして、

中国、米関税措置への対抗策検討 農産物など標的に
http://jp.wsj.com/articles/SB11017758780450893520204584115403047113592

まあ、この後のFOMCを見ましょう。
あ、なんだかんだ後20分だわ(;'∀')
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2018年3月20日火曜日

なんだかすごく変な相場になっています。

①19日夕刻、英国の欧州連合(EU)離脱交渉で、
バルニエEU首席交渉官は、焦点となっていた離脱後の激変緩和に向けた
「移行期間」を、2019年3月29日の離脱後から20年末まで設けることで
合意したと発表。
また、市民の権利と離脱精算金について完全に合意、と発表しており、
これを好感して、ポンドとユーロが急騰しました。

英国は2020年末までの移行期間中、EUのルールに従いつつ、
EUの単一市場での自由貿易を続けることができるということのようです。
英国はこの移行期間中にEUから流入する移民について離脱前と同じ権利を与えることを
受け入れた上でのEUからの譲歩を引き出したということみたいね。

(争点となってきたアイルランドの処遇では解決を先送り。
バルニエ氏は「全て合意するまで何も合意していないのと同じだ」と
アイルランド問題を片付けなければ全体的な合意はあり得ないとも指摘)

※左上ユーロドル 右上ポンドドル 左下ユーロ円 右下ポンド円 1H


英国にとっては、かなりのポジティブ要因だと思われます。

②ECB関係者らからタカ派発言

ECB金融刺激の漸進的縮小、市場の期待と見解一致-政策委メンバー
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-03-19/P5TBX76JIJUO01

ECB、討議の焦点シフト QEの行方から利上げの道筋に=関係筋
https://jp.reuters.com/article/ecb-policy-0319-sources-idJPKBN1GV1X5


ECBは議論の主眼をQEから金利にシフトさせてきている
2019年央までに利上げを開始との見方も
ハト派の一角も、債券購入の年内終了に前向きな姿勢


これらのニュースに反応してユーロはさらに一段高。

欧州通貨が全面高となっています。

ユーロ円ショートは買い戻しました。
131.76円Sを130.56円で買い戻し。129円台まで下がっていたのに、、、、(-"-)
ブレグジット交渉のネタだけだったらもう少し様子見しようと思っていたのですが
ECBのタカ派スタンスを見てこれはまずいと。
代わりにユーロドルを1.2310ドルでロングしています。
チャート的にはユーロ円も目先強そうです。

************************************

そもそもが、リスクオフの様相を呈し始めておりドル高円高の相場でしたが、
そこにポンド高、ユーロ高が加わって、為替市場は見極め難しい展開に。

そしてNY時間には注目していたダウの三角持ち合いがいきなり下方ブレイク。

※ダウ日足 Chart:TradingView https://jp.tradingview.com/chart/



こちらはくりっく365株CFDのダウ


ということで、すかさずダウを24758ドルでショート。

FOMC受けてどちらかにブレイクすると思っていたのですが、
その前に崩れるとは。

きっかけはフェイスブック。フェイスブックが米大統領選挙で利用者の個人情報を、
 トランプ陣営の契約したデータ会社に個人情報を漏洩したという報道で急落。

※Facebook

これが全般米株市場に悪影響を及ぼしてしまっている模様。

テクニカルに素直についていこうと思っていましたので
ダウショート参戦ですが、難しいのは、株価下落、VIX上昇なのに
ドル円が崩れないこと。クロス円もユーロ円、ポンド円と上昇しちゃってます。

欧州から出てきたニュースで欧州通貨高になってしまっているので
リスクオフ時の典型であるドル高、円高にユーロ高、ポンド高が加わって
典型的なリスクオフ時の値動きじゃなくなっちゃってるのね。多分。

ということで、ドル円がすっかり身動き取れなくなっちゃってますが
FOMCでドルに主体性が出てくれれば、膠着も解けるでしょうか・・・。

FOMCも重要ですが、トランプ政権の保護主義はドル安政策であり、
年間通じてはドル安がトレンドとなるとするならば
ECBのタカ派スタンスが明確となった今、ユーロの買いが最も安心感が
あるのかもしれない、、という気がしますが、
気になるのはユーロロングポジションですね。
IMM通貨先物ポジションのユーロロングは高水準。
これがきれいにならないと積極ロングは怖いところなんですが、、、

※IMM通貨先物ポジションユーロ
http://trend-line.co.jp/rand/zaiko/cftceuro.htm


それでもレンジの下限近くまでユーロドルが下落していたところからの反転ですので
ユーロドルロング今度こそ1.25台を根固めして1.30ドルに向けた上昇になるかな??
と淡い期待。
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2018年3月19日月曜日

今週はなんといっても3月FOMC、21日に注目ですね。

政策金利を現行の 1.25%~1.50% → 1.50%-1.75%へ
0.25%利上げすることはほぼ確定的で、
金利市場では100%近い織り込みですので、やらないことの方がリスク。

ということで、利上げがあるかないかではなくて、
注目ポイントは、2018年はいったい何回利上げするのか。

2018年FOMCのスケジュールは1月、3月、5月、6月、7月、9月、11月、12月と
合計で8回あるのですが、
FRB議長の記者会見があるのは3月、6月、9月、12月の4回。

利上げなどの政策変更があるときは議長の記者会見でしっかりと
その背景を説明できる機会があるときだ、というのはマーケットの暗黙の了解事項。
となると、議長会見がある今回は外せないのは当然として、
年内は残すところ3月、6月、9月と3回。

この3回すべてで利上げを実施すれば、2018年は年4回利上げ可能ですが
となると1回の利上げ幅0.25×4で、計1%の利上げがある可能性が出てきます。

その場合、現状1.25%~1.5%の政策金利は 
2.25%~2.5%という水準へと引き上げられます。

この時、果たして米国債利回りはどこまで上がるか、が今年の最大のポイント。
2月は2.95%まで長期債利回りが上昇。
3%乗せとなってくれば益回りから考えて米株の上昇は続くでしょうか。
3%もの運用益が見込めるなら債券投資の方が安全です。
債券利回り上昇となれば、債券投資の方が安心感が増してきます。
一方で史上最高値圏にいる株式は利食えるうちに利食ってしまおうという売りが
スパイラル的に出るリスクが、今年は警戒されているのです。

つまり4回も利上げが実施されるようなピッチだと
現状はまだ高止まりの米株に売り圧力が増すということですので
今週のFOMCでは「ドットチャート(あるいはドッとプロット)」と
呼ばれるFOMCメンバーによる年内の金利見通しが重要となってきます。

その内容を予想しても仕方ないので、予想はしませんが
ダウのチャートを見ると三角持ち合いがいよいよ煮詰まってきており、
今週から来週には、上下どちらかにブレイクすると見込まれ、
その可能性が最も大きいのがFOMCイベントだと考えられます。

これは、くりっく株365CFDのダウの日足チャートです。

綺麗な三角持ち合いですが、、、


3月21日にこの三角持ち合いをブレイクするなら、
おおよそ25300ドルを超えたら買い、24900ドルを割れたらショートってイメージ。

今週はこの辺りに逆指値を置いておくというのもありかもしれません。
抜けた方についていくトレードですね。

ユーロ円ショートは継続保有中ですが、クロス円の円高圧力が強まっていますね。

※クロス円日足一覧

キウイ円とか豪ドル円の下落が大きいですね。。
ドル円はレンジで小動きですが。

※ドルストレート一覧


ドルストレートのチャートを確認すると、
こちらもキウイドル、豪ドルの下落が大きく
ドルカナダ上昇(つまりドル高)ユーロドルはレンジですが、足元軟調地合い。

つまり、ドル高なんですね。

ドル高であり、円高である、、。
「ドル高円高」って典型的なリスクオフの時の動きです。

円高に限って言えば、日本の3月年度末のレパトリの影響が出ている可能性も
あるのですが、ドル高は、現在のトランプ政権の政策から考えると逆の動き。
つまり、海外投資からの撤退で米国に資金を戻す動きが出ている可能性があって
これが全体を先行していると考えるなら、やっぱりリスク資産は下落方向だろうなぁ、、、
って気がします。

ユーロ円ショート継続で、今週のFOMC受けてダウが三角持ち合いを離れれば
そちらにポジションを作ろうかと考えています。

*********************************

麻生財務大臣、G20出席しないんですか。。。。いろいろ残念な展開。

19-20日、アルゼンチンのブエノスアイレスで
G20財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。

昨年7月のG20では、通商問題に関して
「開かれた市場を維持し全ての不公正貿易慣行を含む、保護主義と引き続き戦うこと」
と宣言されましたが、今回もこの問題が議題に上がるとされています。

通商問題は、通貨安競争につながる話ですので
(現在は米国がそれに着手したがためのドル安)
とてもとても重要なテーマですが、内容によってはドルが動く可能性もあるかも、、、
またマネロン絡みで仮想通貨の扱いについても話合われるとみられ
麻生さんがここに出席できないというのは大変に残念です。

19日の参院予算委員会で森友問題の集中審議、
早いうちに佐川前国税庁長官の証人喚問が実施される見込みで
これに対応せざるを得ないということでのG20出席断念ということですが、
一連の問題が日本の政局にまで発展していくならば、日本株売り、円高リスクです。
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