2022年5月17日火曜日

 1・中国経済指標、衝撃的な悪化
2・日銀総裁後任人事(政策)の思惑匂わす報道出始めた?
3・米NY連銀製造業景気指数悪化で、米株軟調
4・小麦生産2位のインドが輸出停止、インフレ長期化の様相へ?
5・米ガソリン価格、史上最高値更新
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1・株式市場、反発局面に入ったか、と昨日ブログに書きましたが
    その見方に水を差す中国経済指標が💦

・中国小売売上高(4月)前年比▼11.1%(予想 ▼6.1% 前回 ▼3.5% 

       
・鉱工業生産指数(4月)前年比▼2.9%(予想 0.6% 前回 5.0%

ロックダウンの影響は中国国内のみならず。
トヨタやソニーなど世界の180社余りに影響-中国「ゼロコロナ」政策
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-16/RBYWUDT1UM0W01

しかし、サプライズではありません。
これはある程度想定の範囲内かと思われます。

2・脱炭素化、日本経済好転のチャンス=中曽・前日銀副総裁
 https://reut.rs/3PmQDZ0
・中曽氏は次期日銀総裁の有力候補の1人
・アベノミクス経済再生の処方箋としては正しいが
「特に第一の矢の金融政策に相当負担がかかった」と指摘
・日本の潜在成長率の向上は、賃金を押し上げ、金利を上昇させ、
 日本銀行が金融政策を正常化することを可能にする。
 
いよいよ来年の黒田日銀総裁の後任人事を巡る思惑がメディアに踊り始めたか。
記事中に「中曽氏は次期日銀総裁の有力候補の1人」とあるように
仮に総裁となった場合に金融政策をどのように司るかを知る上で
重要なインタビュー記事ではあります。

後任候補には雨宮副総裁氏の名前も上がっていますが
それぞれに応援団といいますか、支持勢力があるわけです。
こうしてメディアに名を踊らせることに全く意味がないわけではありません。

日本の潜在成長率の向上は金融政策正常化を可能にする、
という中曽氏の発言は、そりゃその通りですし全く問題ないのですが
メディアが「アベノミクスの弊害となった部分」を取り立て
「日銀の金融政策の正常化」の可能性を活字にして報じることの
市場へのインパクトはそこそこ大きいと思われます。

これから先黒田氏の後任人事が確定するまでは
こうした後任人事で話題の人物の発言を取り上げた記事に
為替市場が振り回される機会が増えるのだろうなァという気がしています。

今日の東京時間は、1の中国経済指標の悪化と2の日銀政策の転換を匂わせる
中曽氏発言の報道によりドル円相場下落しています。

※ドル円5分足

ただし、円高は続かず、欧州時間には再びドル円が買い戻されています。
今週は20日金曜日、日本の消費者物価指数が発表になりますが
それまでは方向感なく推移するような気もします。

ドル金利は低下圧力が強いのでドル高は一服していると思うのですが。。。

※米国債利回り一覧

今夜は弱い米指標発表で、米株も軟調・・・

3・ニューヨーク連銀製造業景気指数(5月) ▼11.6(予想 15.0 前回 24.6)

・新規受注が約34ポイント低下、出荷は約50ポイント低下

ニューヨーク連銀製造業景気指数は、
今後他の連銀が発表する製造業指数に先行するもので、
他連銀指数でも減速が示される可能性もあり、
米国景気後退入り懸念の高まりが
マーケットのネガティブ要因となったと思われます。

早速、米国株の弱気見通しが大きくヘッドラインに。

S&P500種は下げ再開へ、最近の反発は一時的-モルガンS
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-16/RBYV5ZT1UM0X01

中国の指標も悪かったし、、、
しかしその割には米国株大きく売り込まれると言う風でもありません。
意外と底堅いような気もします。ダウは前日比プラス圏に。

4・小麦生産2位のインドが輸出停止、国内価格を抑制
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-india-wheat-idJPKCN2N10NM
・インド政府は14日、小麦の輸出停止を決定~国内価格上昇を抑制する目的
・今年、過去最高となる1000万トンの小麦輸出を計画していた

※小麦先物価格 再上昇

小麦の上昇は世界の食料品価格高騰につながります。
世界の民の食卓のインフレがこれからやってくることとなりますが
世界各国の政府がこれをうまくハンドリングできなければ
政権が倒れるリスクに繋がります。
アラブの春は小麦価格上昇がトリガーでした。
小麦上昇は新興国の政変リスクでもあるのです。
いえ、今回の場合は新興国のみならず、、、大国であっても例外ではないかもしれません。

5・米ガソリン価格、史上最高値突破上昇止まらず

※ガソリン先物 2006年から月足

卸売ガソリン価格は史上はじめて4ドルを突破したようです。
これは70年代からの卸売ガソリン価格チャート。

原油価格が下落してもアメリカのガソリン価格が下がらない理由
https://www.businessinsider.jp/post-254152

米国は自動車社会です。
ガソリン価格高騰は増税に等しい。
これが下がってくれないことにはバイデン政権の支持率回復は無理。

金融政策ですぐにどうにかできるものでもなさそうですが
景気を冷やし需要を減らせば最終的にはガソリン価格は下がりますので
景気を冷やすまでFRBが手綱を緩めることなく引き締めを徹底すればいいということに。

多少株が下がろうともFRBの金融政策が市場尼フレンドリーとなることはないでしょう。
その意味では、中長期的には株はまだ下がると思っています。
短期ではリバウンド局面だと思いますが、、、

ポジションですが、やはりドル金利低下でドル高の修正は
そこそこ大きくなるかも、、、と今日の値動きを見て感じましたので

豪ドルドル 0.7327ドルショート ➡ 0.6933ドルで買い戻し
キウイドル 0.6706ドルショート ➡ 0.62787ドルで買い戻し
豪ドル円90.54円ショート ➡ 89.48円で買い戻し

ドル円130.38円ショートのみ継続とします。
世界経済フォーラム年次総会(ダボス、26日まで)
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2022年5月16日月曜日

1 米金利上昇一服となるか?米株リバウンドの可能性
2 日本株、円安効果で上昇基調転換となるか
3 今週はなんといっても日本のCPIに注目
※上海、段階的に商業活動再開
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1・米株リバウンド相場入りか?

環境として米株が最高値を更新できる環境にはないと思っていますが
短期的にはリバウンド局面に入ったかもしれません。
しかも米株より日本株市場のほうがリバウンドは大きくなりそうな予感。

リバウンド期に入ったかも、、、と思うのは

①インフレピークアウト論が台頭し始める可能性
②それに伴い金利上昇スピードが一服する可能性
③チャートから株価インデックスの下落が一服する可能性 から。
④上海、段階的に商業活動再開の報道を好感する可能性

①インフレピークアウト論

まだ米国のCPIもPPIも高止まりですのでピークアウトしたとはいえません。
先週発表された4月分の数字は予想を上回りました。

・米消費者物価指数CPI(4月) 前年比 +8.3%
                 (予想+8.1% 前月+8.5%)

・生産者物価指数(4月)前年比 +11.0% 
                      (予想+10.7% 前回+11.5%(11.2%から修正)

ただし、3月の数字より鈍化しています。
ここにフォーカスする向きが出てくるのでは、ということです。

②というのは金利上昇が一服しているためです。

※米国債利回り一覧


先週暗号資産市場が急落したこともあって
リスクオフからキャッシュ化が進む中、資金の一部は
株や暗号資産から安全資産である債券買いへとシフトしたためだ、
とも考えられるためインフレピークアウト論とは別の動きである
可能性が大きいのですが、その暗号資産市場もひとまず暴落の波が一服。
これで安心という話ではないにしても、テラ、LUNA暴落からの
他の暗号資産への負の連鎖売りは止まった印象。

となると、債券買い(金利低下)も一服する可能性があるのですが
どうも長期金利3%台が安定的に維持され、更に金利が上昇する条件は
株式市場や暗号資産市場が本格的に上昇基調になってからではないか、という気がします。
過去の金利上昇局面では株価も上昇してきました。
要するに、景気がいいから金利も引上げられるという相場ですね。
つまり、リスクオン相場で金利は上がる。
やはりリスク資産が不安定な環境のままでは金利上昇は続かないようです。

今はまだそういう相場ではない(リスクオンではない)ということ。
(短期的な株のリバウンドはあると思いますが)

今の地合いですと、米長期金利が3%台となってくれば
高値警戒の強い株を保有するより安全資産である債券保有していたほうが
いいよね、と考える向きが多いでしょう。

そんなこんなで、米金利があまり上がらなくなってきていることで
ショートカバー的な米株の上昇が入るタイミングにあるのではと思うのですが、

③たとえば、ナスダック総合は昨年11月高値から31.47%も下げていて
完全にベア相場入りしているのですが、先週の下落時には
コロナショック時の安値である6631Pから11月高値までの上げ幅に対して
50%もの調整を達成しています。
半値も下げたら、一度リバウンド局面を迎えても不思議はありません。

※ナスダック総合 月足 赤のラインが50%押しのライン


ちなにもITバブルの時も50%下落した局面で
大きなリバウンド相場が到来しました。
そのリバウンドは下落幅に対して50%以上もの上昇を見せたのですが
最終的には再下落しほぼ行って来いの前戻し相場となりました。
今回もそうなるかはわかりませんが、
金利上昇が一服すればリバウンド局面入りしてもおかしくないですね。

※ITバブル期のナスダック総合指数の動き(月足)

ちなみにS&P500は今回高値から19.89%下落しています。
20%以上下げれば定義的にベア相場入りですが
先週末ぎりぎりのところで反発しました。
このあたりも意識される下落幅であったかと思います。

米国株企業決算も悪くないのです。

S&P500構成銘柄のうち458社が第1・四半期決算を発表。
そのうち78%が市場予想を上回っています。
主要500社の予想PERは13日終値で17.2倍。
過去10年の平均(16.9倍)にほぼ並びました。
PERを計算する際の分母になる1株利益が下振れすることとなれば
調整完了と見るには早計との見方もありますが。

ただ、これで底入れして米株全面買い転換、
ということではないと思っています。あくまで大きなリバウンド。
基本は中国経済の停滞、サプライチェーンの再構築によるインフレ長期化、
そしてインフレ抑制のためのFRBの金融引締が緩むことはないことで
今回の米株下落は長期化すると考えています。
だからといって売りっぱなしでは利益にならないという話です。

2・日本株はリバウンド相場から本格上昇へつながるか?

決算期ですが、悪い円安論を展開している日経新聞の記事。

東証プライム企業、4年ぶり最高益 22年3月期36%増益: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC1328U0T10C22A5000000
・22年3月期の純利益は前の期比36%増となり、4年ぶりに最高益を更新
・23年3月期は急激な原材料高が響いて3%増と急減速する見通し

悪い円安?
日本企業、この円安で最高益となる企業も多いことが確認されました。
円安は日本経済にとって悪くない、日銀の黒田総裁のいう通り。

これが素直に評価されるには、米株市場の安定が必要だったりするのですが
おそらく米株がリバウンドするだろう、ということになれば
日本株もそこそこ大きく上がりそうな予感。
そこそこどころか、円安効果が順当に評価されるなら
日本株は米株が下落していても上昇基調を継続できるかもしれません。
そこは、、、岸田政権でなければ演出可能なシナリオだと思うんですが
増税を決めたらダメです、それだけが心配。

コロナ禍の20年21年と2年も税収が過去最高だなんて以ての外。
民が苦しんでいるのに重税で民から官へとマネーが吸い上げられています。
日本が成長できないのはここに原因があると思います。
減税していれば日経平均は3万円を固められたのにと残念でなりません。

税収、過去最高ペース
3月末、コロナ下でも法人・消費税堅調 歳出も膨張
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60606070Z00C22A5EP0000/

日経平均のチャートは見事に3つの窓を埋めてから反発。

窓埋め完了で上昇開始となることに期待。

※日経平均 月足でみると
コロナショックのノイズを除けば上昇トレンドラインがサポートして反発
また、マザーズも売りに売られて再び2~3月のWボトムの安値を割り込みましたが
ここで反発できればベアトラップ。短期底入れの可能性も残ります。
マザーズ指数の月足のトレンドは下落のままですが・・・

3・日本のCPI 予想は2%超え、市場の反応やいかに?

なんといっても今週最大の注目は日本の4月の消費者物価指数。
昨年4月、菅政権下で携帯料金の引き下げがあった影響で
これまで物価指数は低く抑えられてきました。
これが1年経過したことで、前年同月比では携帯電話引き下げの影響が
剥落するのです。これによってCPIは2%を超えてくると予想されています。

これは随分前から指摘されていることですのでサプライズはありません。
よって、市場への(ドル円への)影響はないかもしれませんが、
気になるのはメディアがこれを囃して
日本はすでにインフレに入っている、円安は悪であり、日銀は緩和を止めるべき、
との世論を醸成する可能性はないか、という懸念。

そうした世論形成がなされると参院選を控えた岸田政権が
世論に阿る形で日銀に圧力となるようなコメントを出しはしないか。
それが為替市場での波乱要因になるリスクを警戒しています。
まずは数字が出てきてから、ということになりますが。

ポジションですが、マーケットの短期のリバースの可能性があるなら
ドル独歩高も一旦修正される可能性がありますね。

ドルカナダ 1.2980ドルロングだけ、コストで撤退。

豪ドルドル 0.7327ドルショート
キウイドル 0.6706ドルショート 
割りとポジションコストがいいので継続しております・・・。

ドル金利上昇一服と今週のCPI控え、ドル円は調整入りしたのでは?
と思うのですが、どうでしょうか・・・。

ドル円130.38円ショート 継続
豪ドル円90.54円ショート 継続 しています。

カナダドルの反発が大きかった背景に原油の反発。
※WTI原油
上昇の背景は、上海の活動が段階的に再開される報道を好感したためか。

上海、16日から段階的に商業活動再開
https://www.sankei.com/article/20220515-W2724MMD45KDHACEWPQWSC3HMI/

原油価格が落ち着いてくれないことにはインフレの沈静化はないでしょうから
この部分は不安要素として残りますが…。

今週の主な予定

16日(月)
中国小売売上高・鉱工業生産(4月)
NY連銀製造業景況指数(5月)予想15.0、前月24.6
欧州委員会、春季経済予測公表
EU外相理事会
NY連銀総裁、講演


17日(火)
米小売売上高(4月)予想+1.0%、前月+0.5%
米鉱工業生産(4月)予想+0.4%、前月+0.9%
米設備稼働率(4月)予想78.5%、78.3%
ラガルドECB総裁、講演
パウエルFRB議長、講演
シカゴ連銀総裁、セントルイス連銀総裁、クリーブランド連銀総裁、
フィラデルフィア連銀総裁、講演

18日(水)
日本GDP速報値(第1四半期)前期比年率、予想▲1.8%、前期+4.6%
中国住宅価格指数(4月)
英国消費者物価指数・生産者物価指数(4月)
米住宅着工指数(4月)予想1,770千戸、前月1,793千戸
フィラデルフィア連銀総裁、講演
G7財務相・中央銀行総裁会議(20日まで)

19日(木)
NZ生産者物価指数(第1四半期)
豪州雇用統計(4月)
ECB議事録
米フィラデルフィア製造業景気指数(5月)予想16.1、前月17.6
米中古住宅販売(4月)予想566万戸、前月577万戸
米景気先行指数(4月)予想+0.0%、前月+0.3%

20日(金)
★★日本消費者物価指数(4月)前年同月比 予想+2.5%、前月+1.2%
昨年4月の携帯電話料金の引き下げの影響が剥落し2%台に上昇する見込み。

バイデン米大統領、訪日

21日(土)
豪州総選挙
APEC貿易相会合(22日まで)

22日(日)
世界経済フォーラム年次総会(ダボス、26日まで)
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2022年5月13日金曜日

 1・米インフレは長期化の様相
2・大荒れの暗号資産市場、マクロ金融にも波及
3・英国景気後退警戒、GDP成長急減速。
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1・米生産者物価、4月は予想上回る11%上昇-前月分も上方修正
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-12/RBRS6IDWRGG401?srnd=cojp-v2

生産者物価指数(4月)前年比 +11.0% 
                                (予想+10.7% 前回+11.5%(11.2%から修正)
           前月比 +0.5% 
                                (予想+0.5% 前回+1.6%(1.4%から修正)
        コア・前年比+8.8%(予想+8.9% 前回 9.6%(9.2%から修正)  
        コア・前月比+0.4%(予想+0.6% 前回 1.2%(1.0%から修正)
           
ところが、今夜も米金利には低下圧力。
昨日4月のCPIが予想より高買ったことを受けても金利は上昇しなかった。
株や暗号資産などのリスク資産から債券へ資金シフトが起きているのでしょうか?        
※米国債利回り一覧



この米金利低下を受けてドル円がいよいよ崩れてきました。
クロス円の崩れ方がひどいですね。

※ドル円、クロス円日足一覧 
ドル円130.38円
豪ドル円90.54円ショート継続しています。

クロス円の急落はリスクオフ相場を象徴していると言えましょう。
まだ下げ道中だと思います。 
2月の上昇起点まで下げても不思議はないと考えています。

リスクオフの背景はこれまでもブログで取り上げてきましたが
そもそもの米金融政策の大転換、引き締めが過去に類を見ないものであることと
ロシア制裁でインフレが加速せざるをえないこと
中国のゼロコロナ政策で注後項経済が麻痺常態であること、
これらに加えて、暗号資産市場のリスクが加わってきました。
⬇      
2・仮想通貨が圧迫、個人投資家心理に影響か-世界の金融市場に売り波及
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-12/RBRTMBDWLU6F01
26兆円超が1日で消失、仮想通貨市場に大規模売り-テラが引き金
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-12/RBRJIVDWLU6B01
・24時間に2000億ドル(約26兆円)余りが消失

仮想通貨ルナ連動の上場投資商品が99%安、歴史的急落でほぼ無価値
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-12/RBS1SFDWLU6901
・暗号資産の混乱は上場投資商品(ETP)にも波及

負の連鎖は暗号資産市場内にとどまりません。
上場投資商品に波及、そして暗号資産を取り扱う企業の
株の下落にまで及んでいます。
暗号資産で傷んだ投資からによる手仕舞いが
伝統的な株や債券市場の資産の手仕舞いにつながるリスクが
まだまだありそうです。

3・英国 GDP成長率 3月 ▼0.1%(予想 0.0% 前回 0.0%(0.1%から修正)
        前期比 +0.8%(予想+1.0%)
        前年比 +8.7%(予想+9.0%)
        
英国GDPが急減速。3月月次GDPはマイナスに転じています。
インフレから個人消費にブレーキがかかっているものと見られます。
この一段のインフレ加速の背景はロシア/ウクライナ戦争による
エネルギー価格の高騰が影響しているようです。

しかし英国は対露制裁でロシアからの輸入品の関税を引き上げると
しています。一段のインフレをもたらすリスクでは…?と心配ですが。

豪ドルドル 0.7327ドルショート
キウイドル 0.6706ドルショート 
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2022年5月12日木曜日

 ★・米4月CPI+8.1%、3月より鈍化も予想を上回る
1・ECB総裁も今夏利上げに言及、年内3回利上げの可能性も
2・BTC下落はじめ暗号資産下落の震源地、USTペッグ外れる
3・中国からの資本流出、今年は3000億ドル希望に?
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★米5月消費者物価指数CPI

総合CPI 前年同月比+8.3%、(予想+8.1%)
コアCPI  前年比+6.2%-前月比+0.6%、全予想を上回る

インフレが高止まりした状態でさらに長期化することが示唆された数字。
特に前月比での伸びには住居費や食品、航空運賃、新車などが寄与。

ただし、市場の反応はまちまち。
ドル金利は上昇加速する局面もありましたが長期ゾーンは低下。

※米国債利回り一覧 長期債利回り3%を割り込んできた


米国株も急落、急反発、再度反落と目まぐるしい展開。
結局は下落トレンドに回帰しています。

ドル円が上値が重くなってきた印象。
このところのドル円は米長期金利に相関が強く、
ドル金利低下に連れ安となっているようです。

長期債利回り低下は米株売り➡債券に資金逃避 という感じでしょうか?

ドル円を130.38円
豪ドル円を90.54円で売ってみました。

またポジション増やしちゃった・・・。
豪ドルドル、キウイドルショートは継続中。

1・ラガルド総裁も7月利上げ示唆、債券購入終了後「数週間」あり得る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-11/RBPLJ3DWLU6A01?srnd=cojp-v2

ECB政策委員会、年内3回の利上げが妥当の見方強める-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-11/RBQ6AQDWRGG001

これまでもECBの7月利上げ観測の報道がちょくちょくでていましたが
ユーロが一瞬吹き上がったところが絶好の売り場となり
結局はユーロの下落トレンドが続いてきました。
今回はECBラガルド総裁の発言ということで
その現実味は増したと思われますが、ユーロ上昇転換とはなっていません。
ユーロが買われる、というよりドル高基調が転換する事が重要です。
足下のドル高はドル金利上昇が主たる材料ではありますが
リスクオフのキャッシュ化によるドル転の側面も大きく
リスクオン相場回帰とならないことにはユーロはじめ豪ドルなど
他通貨が上昇に転じるのは難しいのかな、と思っています。


2・ビットコインが3万ドル割れで11カ月ぶり安値、テラUSD一段の下げ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-11/RBQ0H2DWRGG201

ステーブルコインであるUSTはドルと1対1のレートを維持してきましたが、
これが崩壊してしまっています。

ステーブルコインとは法定通貨や他の暗号資産、またはコモディティなどと
連動するよう設計されている暗号通貨のこと。
価格が安定した資産にペッグされるというとで、
ボラティリティが低く安定した値動きを実現させるものですが
このペッグが突然外れてしまったらどうなるでしょうか。

DeFi(分散型金融システム※)によるマネーの取引が拡大していますが
様々な暗号資産が複雑に取引されていて、何かが価値を失うと連鎖的に
価値が崩れてしまうリスクがある、というのが
足下で暗号資産全般が売り込まれている背景にあります。

※ブロックチェーン上に構築された分散型金融システムで
 金融機関を介さずに無人で金融取引を行う仕組み。

アメリカの財務長官であるイエレン氏もこの問題に言及しています。

イエレン氏、テラUSD下落に言及-ステーブルコイン規制は喫緊課題
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-11/RBOPSKDWRGG001

3・中国の純資本流出39兆円に倍増へ、都市封鎖で成長圧迫-国際金融協会
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-10/RBN8DMDWRGG001

中国債、4月は21億ドルの流出に見舞われたもよう-IIFが推計
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-11/RBPL61DWRGG001

中国からの資本流出=元安=ドル買い ですね。

足下ではドル建てゴールドも下落しています。
リスク資産が軒並み売られているのですが
円建てゴールドは意外と強い。
これは円安効果によるものですが、
今週のウィークリーGOLDで解説頂いています。
【ひろこのウィークリーゴールド】
マーケットエッジ代表 小菅努さん登場!

<為替レートと金価格の関係を読む>
『5月FOMC後の金(ゴールド)投資環境』
https://youtu.be/im1nCVohh9Q

◆通貨別金価格の動向
◆為替相場と金相場との関係
◆需給からみた金相場
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2022年5月11日水曜日

 1・米0.75%利上げの可能性排除せず?インフレ抑制が最優先
2・中国ロックダウンの影響
3・日本企業の為替見通し
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1・米0.75%利上げの可能性排除せず?インフレ抑制が最優先

バイデン大統領が政権の最優先事項はインフレ抑制だと改めて表明。

インフレ抑制、米政権の最優先課題 FRBは責務果たす=バイデン氏
https://jp.reuters.com/article/usa-biden-inflation-idJPL3N2X23NB?il=0

米経済、インフレ抑制で混乱も 75bp利上げ永久に排除せず=クリーブランド連銀総裁
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-mester-bloomberg-idJPKCN2MW1RU?il=0

また、要人らの発言から0.75%利上げの可能性は完全に排除されていないことが
伺えます。多少の株の下落は想定した上でインフレ抑制のためには
手綱を緩めることなく金融引締めが続けられるものと思います。

というわけで、ドル高継続。

今夜は米金利は軟化していますが
株から抜けた資金が債権に向かうケースもあるでしょう。

2・中国ロックダウンの影響

◆4月の中国新車販売、トヨタ3割減 都市封鎖の影響で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM095H40Z00C22A5000000/
トヨタ自動車▼30.7%
ホンダ▼36.3%
日産自動車▼46% 全体で4割減程度になる可能性

◆トヨタ、国内8工場で5月に最長6日間停止 上海の都市封鎖で部品遅延
https://jp.reuters.com/article/toyota-production-idJPKCN2MW111
5月の世界生産台数はこれまで75万台程度としていたが、
今回の停止の影響で70万台程度となる見込み

◆米テスラ上海工場が再び生産停止、供給問題で=関係筋
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-china-tesla-idJPKCN2MW04P
3月下旬から22日間操業を停止し、4月19日に生産を一部再開。
わずか3週間での再停止

上海港、都市封鎖で待機船最大120隻
コンテナ正常化遠く 解除後、各地で混雑懸念
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60561760W2A500C2EA5000/

バルチック海運指数は上昇基調に。

米金融引締めの影響だけではなく
中国の景気停滞がもたらすマクロ金融への影響も甚大です。

しばらく株は買えませんね。

3・企業、円安長期化見込まず 為替想定120円以下が8割
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC273FK0X20C22A4000000/
・NECは110円、富士通やデンソーは115円想定

日本の輸出企業の為替見通しは保守的。
円安は長くは続かないと見ているところが多い、と言うか8割の企業も。

市場関係者らの声としては140~150円がターゲットとなりつつある印象。
保守的に見積もっていたほうが後々増益要因として効いてくるので
一見悪いことじゃなさそうですが、
長期視点でみてみますと
どうしても長く続いた円高不況警戒から脱却できないでいるとすると、
仮に今回の円安が構造の大転換だとするならば
製造業拠点の国内回帰など、円安を最大限に享受できる環境造りへの転換も
遅れるのだろうとも思います。

それだけ日本は長いこと円高に苦しめられてきたということなんだと思いますが
ロシアや中国などとの貿易、サプライチェーンの再構築が急務となる中、
世界はデフレ体質から大転換している可能性が大きいわけで
円安時代の利益の最大化にいち早く動ける企業が勝ち組となるように思います。

資材高で円安が困る、という側面もあろうかとは思いますが・・・。
輸入企業は130円想定が目立ったようです。


ポジションですが、豪ドルドル、キウイドルショートに加えて
ドルカナダロングを作りました。

ドル買い、カナダ売です。
コスト1.2980ドル

上記理由から いよいよ資源価格上昇も一服し始めたようで
CRBインデックスも5月は大きな陰線になりそう。

ということで資源関連銘柄、通貨は特に下げ幅が大きくなるのでは?
テクニカルにもレンジブレイク、大相場発展期待。

※ドルカナダ日足

豪ドルドル 0.7327ドルショート
キウイドル 0.6706ドルショート 
ドルカナダ 1.2980ドルロング

ポンドドル 1.2448ドルショートは 1.2351ドルで買い戻し。
ポジション増やしすぎなのでポンドは一旦手仕舞いました。
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2022年5月10日火曜日

 1・ロシア戦勝記念日/G7はロシア産原油輸入禁止を表明
2・米金利上昇一服?アトランタ連銀総裁発言
3・「インベスト イン キシダ」金融所得課税強化の旗降ろさず
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5/9、ロシアの戦勝記念日プーチン大統領の演説が注目されていましたが
マーケットを揺るがすものにはならず。
これに先駆けて8日、日本を含むG7首脳が
ロシア産原油輸入禁止方針を表明。
WTI原油価格は110ドルまで上昇しています。

2・アトランタ連銀総裁、0.5ポイントより大幅な利上げは必要ない
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-09/RBMB3ODWX2PU01

・ボスティック総裁
「0.5ポイントの利上げを継続することが望ましく、それより大幅な利上げの必要はない」
「「中立レンジは2-2.5%のいずれか」

今日ドル円相場は16:23に131.34円まで上昇(2002年4月以来の高値)
する局面がありましたが、現在130.30円まで1円ほど調整しています。

米10年債利回りは週明けの取引で一時3.15%台まで上昇しましたが
今夜はやや上昇一服、米金利上昇一服に連れる形でドル円だけでなく
ドル高が全般一服となっています。

※米国債利回り一覧


ただし、人民元に対してはドル高が継続。人民元下落止まりません~

人民元安が加速、ドル高は継続しており全般にドル金利上昇、ドル高の流れが
変わる材料が出てきたわけでもありませんし
週明け月曜の日本株市場、そして今夜の米株市場も株式市場下落が続き
リスクオフムードは続いていることから
キウイドル、豪ドル、ポンドドルショート継続しています。

やはり6月スタートの米国のバランスシート縮小もリスク資産からの
資金流出を加速させる大きな材料です。

ビットコインの下落も大きく、コモディティではロシア銘柄として
3月急騰したパラジウムがコロナショック時に相当する下落に見舞われています。

※ビットコインドル日足 足下売り加速

※パラジウム先物 週足 現在、コロナショック下落と同値幅程度下落中

※ハイイールド債価格 下落止まらず(つまり利回り上昇中)
また、インドからも資本流出が続き、インドはルピー安防衛の介入実施。
インド中銀がルピー防衛、外為市場に全面介入-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-09/RBM2QADWLU6H01

ドル金利上昇が多少鈍くなっても
リスク資産からのキャッシュ化=基軸通貨ドルへの転換が継続、
結局ドル高基調は続く、、、ということになりそうです。

ドル円に関しては
皆が一斉に140~150円予想に傾き始めたことは具合が悪いのですが。

3・金融所得課税強化の検討、投資環境損なわないよう配慮=官房長官
https://jp.reuters.com/article/matsuno-taxation-idJPKCN2MV0I2?feedType=RSS&feedName=businessNews&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

ロンドンで資産所得倍増計画「貯蓄から投資へ」のスローガンを
打ち上げた岸田政権ですが、早速矛盾が、、、
投資に回った資金からはしっかり増税することも検討。
これでは2000兆円の金融資産が投資に回るとは思えません(泣)

資産所得倍増プランはNISAの拡充が柱?
わざわざ海外で英語でインベスト イン キシダ と呼びかけて
海外投資家を呼び込もうと働きかけておいて、
NISA拡充以外に具体的プランが無く、増税セット??

日本株市場に投資を呼び込むなら増税はもってのほかです。
ちょっと期待したんだけどやっぱり駄目かなぁ(´・ω:;.:...

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2022年5月8日日曜日

 1・雇用統計通過後もドル金利上昇止まらず10年債利回り3%台
2・東京23区の消費者物価1.9%上昇
3・原油、ジワリ上昇基調
4・中国ゼロコロナ政策堅持方針
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先週木曜5/5までのGW中のマーケットニュースまとめはこちらから。
GW中、FOMC/BOE/RBA金融政策会合~各国利上げ発表も結局ドル高

1・米雇用統計後もドル金利上昇止まらず


非農業部門雇用者数 前月比 +42.8万(3月+42.8万←43.1万から下方修正)
失業率 3.6% (前月 3.6%)~変わらず
平均時給 前月比+0.3%(前月 +0.4%) ~賃金伸び鈍化
労働参加率 62.2% (前月 62.4%) ~前月から低下

先週6日、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は、
(インフレ抑制に向けた米金融当局の取り組みによって)
「米労働市場に一定の減速が生じたとしても容認する」と発言。

※ロシア/ウクライナ戦争や中国のロックダウンが
供給網に悪影響となり、インフレの高止まりが続くため
この事態が起きなかった場合よりもFOMCはタカ派的にならざるを得ないとも。

先週開催のFOMCは0.75%の利上げの可能性を否定しましたが
金利低下、株上昇は一時的反応でした。

インフレ抑制まで粛々と利上げとバランスシート縮小は
行われるということですが、結局のところ
市場はまだその全てを織り込み切れていないということです。

リッチモンド連銀総裁は、0.75%利上げの排除を望んでいないと発言
していますし、市場はまだ0.75%の可能性を排除できないでいる様子。

金利の上昇が続けば、株からの資金流出はまだ続くと考えたほうがいいでしょう。

※米国債利回り一覧
2・4月の東京都区部の消費者物価指数 前年同月比 +1.9%

・8カ月連続プラス/電気代が上昇/食料品上昇
・これまで物価を押し下げていた携帯電話の通信料下げの影響剥落

東京都区部のCPIが日本全体の消費者物価指数の先行指標として
意識されるかな?と思って注目していましたが、
別段為替市場に影響はありませんでした。
2%に達してはいないものの、携帯料金が押し下げていた分が
4月分から前年同月比で剥落する影響が出て、数字は跳ね上がっています。

5月20日は8:30に日本全国の消費者物価指数(4月分)が
発表されますのでこちらが本命。

3月分は 総合が前年同月比+1.2%(前月比+0.4%) 
   コア指数が前年同月比+0.8%(前月比+0.4%)でした。

インフラが大きく上昇していた場合、市場がどのように反応するか。
・・・・黒田日銀のスタンスが4月会合で明確に示されていますので
あまり影響はないのかもしれませんが。

3・原油価格、レンジが続くも上昇基調取り戻す?

※WTI原油

先週はOPECプラス会合もありましたが、西側諸国の追加増産要請には応じず。

OPECプラスは昨年21年8月以降、毎月、日量40万バレル程度を
増産する計画で、計画通りに増産を続けていますが
この計画以上の増産に応じていません。
6月も日量43.2万バレルの増産を決定(5月と同量)

OPECプラスはロシアを巡る問題は「欧米が自ら作り出したもの」として
OPECプラスが対応すべき根本的な供給問題ではない
と考えているということです。

中国ロックダウンの影響で石油需要が減少するとの思惑が上値を抑えていますが
それでも大きな下落にはつながっていません。

EUのロシア産原油への禁輸措置の影響が下値を支えているのか。

EU、ロシア産石油の段階的禁輸を提案-9日までの決定目指す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-05-04/RBD45QT0G1KZ
・海上輸送・パイプライン輸送、原油・精製油を問わず、
 全てのロシア産石油の全面的な輸入禁止(向うヶ6ヶ月で段階的に)
・石油製品については年内に輸入禁止
→制裁決定にはEU加盟全27カ国の同意を必要
→ハンガリーとスロバキアには24年末までの猶予
 チェコは24年6月まで免除 
 
あるいは、OPECプラスが毎月43万バレルづつの増産を決定しているものの
OPEC加盟国等は、その増産に応じて生産量を増やすことも難しいのが実態。
政情不安、あるいは2019年までの原油が安価であったために
投資不足に陥っているなどの理由から思うように生産量を増やせないのが実情。
これも原油価格が下がりきらない背景にあるかと思われます。

原油が下がらないとなるとインフレもなかなか沈静化しないということですから
米国の金融政策の引き締めも緩む可能性は低いというわけです。

つまり原油高が続くと株式市場にはマイナス、ということですね。

4・中国 習近平指導部「ゼロコロナ」政策 堅持の方針 重ねて示す
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220506/k10013613091000.html

人民元は下落基調 中国から資本が流出している?!


※世界の10年債利回り一覧 
中国の長期債利回りも気がつけば決して高利回りではないのね。
日本はYCC政策で0.25%から上がらないようコントロールされています。
NZ,豪州、米国、カナダ、イタリアの長期債利回りは 3%を超えてきました。

中国の景気減速のリスクもまた、株式市場にはネガティブですね。

日米ともに株はしばらく様子見です。
個別株物色するなら資源系、脱炭素関連系かな。

為替ポジションは米ドルロング方向でいいかと思います。

豪ドルドル 0.7327ドルショート
キウイドル 0.6706ドルショート 継続

◆来週の主な予定 

9日(月)
中国貿易収支(4月)
日銀議事録(3月17日-18日開催分)
香港市場は仏誕節振替休日のため休場

10日(火)
豪州小売売上高(第1四半期)
ドイツZEW景況感指数(5月)
アトランタ連銀総裁、講演
欧州復興開発銀行(EBRD)年次総会(12日まで)

11日(水)
中国消費者物価指数・生産者物価指数(4月)
米消費者物価指数(4月)
アトランタ連銀総裁、講演

12日(木)
イギリスGDP速報値(第1四半期)
米生産者物価指数(4月)
日銀主な意見(4月27日-28日開催分)
メキシコ中銀政策金利
OPEC月報
G7外相会合(14日まで)
バイデン米大統領、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳と会談(ワシントン)

13日(金)
米輸入物価指数(4月)
米ミシガン大学消費者信頼感指数(5月)
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2022年5月6日金曜日

GW前半、国内小旅行してました。
少しづつ日本も活気が戻っていますね。

今日はGW中の主要な金融ニュースをまとめました。
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【米国~ドル】~Q1GDPまさかのマイナス成長も…
    ~FOMCはややハト派的も市場は懐疑的、再びドル金利上昇へ


◆4/28(木)1-3月期GDPマイナス転落、7四半期ぶりマイナスへ


・22年Q1GDP 前期比年率▼1.4%(予想+1.0% 前期+6.9%)
・国内の需要回復を踏まえた輸入の増加が背景。
   貿易赤字は過去最高水準で推移しており、GDP統計にはマイナスに働く。
・輸出がロシアウクライナ戦争で減少した反面、輸入は+17.7%と堅調。
   貿易赤字拡大が GDPを 3.2%押し下げた➡需要堅調で景気は悪くない。 

マイナス成長とのヘッドラインには驚きましたが内容は悪くないとの見方が強く
数字が発表された28日、米国株市場は全面高の展開。
(翌日は大きく下落しましたが)

★★5/4㈬ 5月FOMC 0.5%利上げ決定 6・7月も0.5%利上げ示唆

・0.5%利上げしFF金利は 0.75~1.00%へ
・6月1日からバランスシート縮小開始 月額475億ドルからスタート
                  (米国債 300億ドル/MBS 175億ドル)
・QT、3ヶ月後には米国債600億ドル、MBS350億ドル計950億ドルに拡大
・パウエル議長「FOMCは0.75%利上げを積極的に検討していない」 
・中立金利水準、2%から3%を想定(インフレ率から鑑みると低いよね) 

~S&P500種はFOMC会合直後の反応としては2011年以来最高のパフォーマンス
~利上げがあったケースに絞れば、少なくとも1990年以来の大幅上昇を記録

パウエル議長の会見からドルが売られ、株が大幅高へ。
FOMCが想定する中立金利は年内に予想される利上げの範囲内であることと
事前に0.75%利上げ観測が強まっていたもののFOMCはそれを否定したことで
今回の会合はハト派的だった印象です。

しかし、株が上がればインフレがなかなか沈静化しないというもの。
すでに後手に回ったと非難されているFRB、
こんなに市場に優しいやり方でインフレ抑制できるのか?
あるいはインフレのピークアウトの予兆でもつかんでいるのか?

FOMC直後はドル安が進みましたが、翌日は再びドル金利上昇、ドル高基調回復。
ドル強気は収まりそうにありません。
FOMC翌日の5日の米株市場は全面安でスタートしています。
昨日の株高はただのショートカバーかな。

※米国債利回り一覧 10年祭利回り3%再び回復 上昇止まらず。
※米国主要株価インデックス一覧

【日本~円】~ドル円4/28日銀会合後に130円台へ急伸
    ~ただしクロス円は4/20~22にトップアウトしている
    ~英国シティにて岸田首相「インベスト イン 岸田」所得倍増計画アピール

★★4/28(木)日銀金融政策決定会合 変更なし!
 

 ・大規模な金融緩和策を維持
 ・指し値オペ、原則として毎営業日連続で実施する方針示す
  (決定後の初日営業日の5/2は応札なし)
 ※指し値オペ=YCC政策において10年物国債を
        0.25%の利回りで無制限に買い入れる公開市場操作
 
 ・経済・物価情勢の展望(展望リポート)
  円安牽制などの指摘はなく円安は日本経済にプラスと容認するスタンス明確に
   
◆5/6(木)岸田首相、ロンドン金融街シティで「所得倍増プラン」表明

・温室効果ガスの排出削減に向け「今後10年間で官民協調により
  150兆円の新たな関連投資を実現
・「新しい資本主義」の具体策として、日本の個人金融資産約2000兆円を
   貯蓄から投資へと誘導する「資産所得倍増プラン」を始める
・行政が民間の呼び水となって、格差拡大や地球温暖化問題といった
   社会課題の解決を図るのが「新しい資本主義」
・少額投資非課税制度(NISA)の拡充や預貯金を資産運用に誘導する仕組みの創設
・科学技術・イノベーション / スタートアップ / グリーン・デジタル――への投資
・安全を確保した原発の有効活用を図る
   ~既存の原発1基が再稼働で年間100万トンのLNG供給と同じ効果

貯蓄から投資へ、のフレーズは新味はないだけでなく、
確か岸田さんは金融所得課税の増税を掲げていたのでは・・・・?
また、なぜこれまで明確にしてこなかった所得倍増プランを国内ではなく
海外で最初にお披露目するのかも不思議ですが、個人金融資産を動かすことや
原発再稼働に言及するなど方向としては悪くありません。
あとは、それをどのように進めるのか具体策が出てくるのがいつになるか。

バイ・マイ・アベノミクスは成功し、
海外投資家が日本市場にこぞって流入しましたが
インベスト・イン・キシダは成功できるでしょうか。

150兆と大風呂敷を広げたCO2削減プランが具体的となり、
税制面での優位性が確認できれば海外勢が再び日本に入ってくることも
期待できますが、本当にやってくれるかしら。

日本企業の国内回帰で日本の活力を取り戻す、という筋の話も
して欲しいな、、この円安は国力増強の好機なのですが。

【英国~ポンド】~金利引き上げもポンド売り込まれる

◆5/5㈭ BOE/英中銀、政策金利1%に上げ(0.75%から)
       ~10%インフレとマイナス成長予想


・MPCメンバー3人が50bp利上げ主張・6人が25bp主張-賃金上昇懸念
・今後数カ月の一段の金融政策引き締めが適切
・メンバー2人は一段の利上げが必要とのガイダンスに異論
・10-12月(第4四半期)は1%近いマイナス成長に陥る予想
・10月にインフレ率が10%を超える予想
・市場は政策金利が23年半ばまでに2.5%に達すると想定
・QTについては8月最新の方針を示す
・ブレグジット後開始した200億ポンドの社債は9月に売却開始

ベイリー総裁会見
「我々はもっと金利を上げるべきだと考える人々に同意しない」

10月にインフレ率が10%を超える予想ですが
Q4は1%マイナス、そして23年の経済成長率0.25%程度マイナス予想とな。

高インフレがすでに景気に影響し始めているということか。
つまり、断続的な利上げなど景気をクラシュさせるのでできないと。
これじゃポンド買えないわね。

【欧州~ユーロ】~今夏の利上げ観測もユーロ売り続く・・・


・ドイツ政府、今年のGDP成長率予測を2.2%に引き下げ(3.6%から)
・フォンデアライエンEU委員長
「ガス企業、ルーブルでの支払いに応じるべきではない」
 ~欧州ガス会社4社、ロシアに既にルーブルで支払いも
  ポーランドとブルガリアは拒否したため供給が停止されている
・5/3 ECBのシュナーベル専務理事 
 「現時点の見解では7月の利上げがあり得る」
・5/5 ECBチーフエコノミスト、レーン専務理事
 「ECBは政策金利をプラス圏に引き上げる一連の利上げの準備を進めている」

米国、英国、豪州、NZ、カナダとすでに利上げを開始していますが
欧州はまだ利上げに踏み切っていません(日本もだけど)
7月利上げ開始観測がありますが、ロシア制裁の影響も免れないことから
ユーロは軟調地合いが続いています。
 
【豪州~豪ドル】 ~RBAサプライズ大幅利上げも上昇続かず
 
★5/3(火)RBA豪州準備銀行 0.25%利上げし0.35%へ


 ・2010年11月以来11年半ぶりの利上げ決定
 ・1~3月CPI +5.1% 20年ぶり高水準
 ・量的緩和は2月に終了している
 ・40bpの利上げを含む選択肢も検討した
 ・ロウRBA総裁会見「年末時点の金利見通しは1.50-1.75%」超ハト派(゚ロ゚)w
 
 ※豪州では21日に総選挙、総選挙実施月に豪中銀が金利を動かすのは07年以来
 
豪州も高インフレで利上げに踏み切ったものの年末までに1.75%程度までとは
米国と比較すると随分緩やかなペース。まあ、インフレ率が米国ほど高くない。
豪ドルも買い難いですね。

ポジションは
豪ドルドル 0.7327ドルショート
キウイドル 0.6706ドルショート 継続

ポンド円162.80円ショートはコストで消滅。
BOE後ポンドドルを1.2448ドルでショート参戦。

FOMC直後にドル円をショートしてドル売り参戦したんですが
今日すでにドル円再上昇しちゃって、結局薄利で撤退。

ここからの戦略はやはり当面ドルロングがいいかな。。。
明日は雇用統計です。

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