2021年12月29日水曜日

 ロンドン勢が今日28日まで振替休日で不在ですし
これと言って市場の材料になるようなニュースに欠ける中
日本株市場も米国市場も堅調、リスク選好相場ですね。
S&P500は27日(月)今年だけで69回目の史上最高値を更新。
今夜にもダウ平均が最高値を更新しそうですが、年末にかけても
下がったら買っておけ、インデックス投資最強!という相場が継続しています。

個別株は割安優良銘柄をコツコツ拾っていたので、
乗れていないこともないのですが
日経平均やダウなどのインデックストレードはお休み中、
手を出していません(´・ω・`)日経はレンジなんだもの。

12月までの会計年度での節税売が終わると売り手が不在となり、
株価が上昇しやすくなることで1月に向けて上がりやすいことを
1月効果と呼び、この時期の株価上昇のアノマリーとされていますが
まさにそんな値動きのようです。

短期金利が上昇しているのに10年債利回りが低下しているのは
債券から株に資金が還流しているという見方でOK(´・ω・`)?

かと言ってドル安円安が加速しているかというと
為替市場はまちまちの値動き・・・・
これと言って特筆すべきニュースもないので今日はポジション報告だけ。

ユーロドル 1.1296ドルロング ⇒ コストで消滅
豪ドルドル0.7157ドルロング ⇒ 0.7200(昨日の安値)割れたらやめる予定

ユーロ円129.76円ロング ⇒ コストで消滅
ポンド円153.75円ロング ⇒ 154.09円で利食い

豪ドルドルだけ残してクロス円は整理しました。
バンドウォークして上昇トレンド続くかもしれませんが
月末、年末、そして欧米勢の新年相場入りのタイミングとあって
ちょっとリスクを減らしておきたいって感じです。

今週のひろこのスペシャリストに聞くでは
大倉たかしキャプテンにご出演いただいています。
今年の米株と債券市場を振り返り、為替市場、特にドル円相場の今後を展望。

「リーズアンドラグズがドル円の需給の背景」とキャプテン。

リーズアンドラグズを理解することで、
不可解な値動きもしっくり腑に落ちたりします。
是非動画を御覧くださいね。今年最後の番組です。

<キャプテン大倉2022年為替展望>
『米利上げでドル円は上がるのか?』
https://youtu.be/28KrXMocaDw

*****************************************
NOTE
米20都市住宅価格指数、10月は前年比18.4%上昇-予想18.5%上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-12-28/R4TW9ET0G1KX01

【新型コロナ】仏が週3日在宅勤務義務化、アップルNY市内店舗閉鎖
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-12-27/R4SA6EDWRGG701


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2021年12月27日月曜日

 1・ロンドン勢不在の中欧州時間からドル円急上昇
2・政府、10万キロリットルの国家備蓄原油を売却へ
3・トルコの銀行が金利引き上げ、預金争奪戦で
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1・ロンドン勢がボクシング・デーの振替休日で明日28日まで休んでいるはず、、、
  なのになぜか17:00くらいからドル円が急伸。買い手は誰なんだろう・・・。

米金利が上昇してきたってことでもなくて、通貨インデックスを確認すると
どうも「円安」なんですよね。ドル高ではなくて。
つまりクロス円もつれて上昇しています。

※通貨インデックス一覧 円安が鮮明に。。。
※ドル円、クロス円 ボリンジャーバンド拡大?バンドウォークするの??
材料が特に見当たらない中、そしてマーケットが薄い中のことですので
この動きが本物かどうかちょっと見極めが難しいのですが
日経平均CFDを確認するとこちらも夕刻から上昇しており
現物引け値、28676.46(▼106.13)より300円近く上昇しているので
掉尾の一振に向けたラリーを仕掛けたい向きがあるのかもしれません。知らんけど。

※日経平均CFD5分足


2・政府、10万キロリットルの国家備蓄原油を売却へ

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-12-27/R4EECZDWLU6H01
・約10万キロリットル(約63万バレル)の国家備蓄原油を売却
・先月発表された米国などとの協調による備蓄放出の一環
・売却量は日本が10月末時点で保有する国家備蓄の約0.2%に相当

バイデン政権からの要請に応える形ですが、備蓄放出が原油価格を抑制する効果は薄く
(だって、また国家備蓄はまたどこかで買わなければなりませんもの)
日本が寒波で厳冬となりそう、ということでエネルギー需要が増えるかも、といったように
北半球のこの冬の気温次第では、原油市場の指標となる米原油在庫量が減っていくわけで
そっちのほうが余程原油市況への影響は大きいです。
原油在庫推移は昨日のブログにチャートを貼り付けてありますが減少傾向。
減少がトレンド化すれば原油はまた上がっていきます・・・。

3・トルコの銀行が金利引き上げ、預金争奪戦で

https://jp.reuters.com/article/turkey-economy-banks-idJPKBN2J60B0
・エルドアン大統領は20日、リラ建て預金の為替差損を補填する預金保護策を発表

・市中の銀行はリラ預金獲得のために金利引き上げに動く
 ⇒中小企業向けの融資金利は30%以上に
 ⇒企業の借り入れコスト上昇で景気悪化が深刻化
・年末が近づいており、銀行はバランスシートを良く見せかける必要

トルコ政府がリラのドルペッグ政策とも言える政策を取る、と発表したことで
ひとまずリラ下落は止まっていますが、もう当局の政策金利とか全く関係なく
市中の銀行が金利を上げちゃってるってことです。
企業が借り入れできずに破綻するリスクが出てくるわけで
景気の著しい悪化が懸念されます。。。
結果的に不景気でインフレが落着くのだろうか?
その前にかなりの経済損失を覚悟しなくればなりません。

年末年始、日本の個人投資家のリラロングが狙われるリスクもあります。
リラにはまだまだ触るべからず、です。

ポジションですが
ユーロドル 1.1296ドルロング
豪ドルドル0.7157ドルロング コストにストップおいて継続。

先週末に降りちゃったクロス円、再参戦。
ユーロ円129.76円
ポンド円153.75円ロングです。軽めにね・・・

NOTE

世界経済、2022年に100兆ドル突破へ-英シンクタンクが予測
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-12-26/R4Q3EDT0AFB401?srnd=cojp-v2
・中国が世界最大の経済大国になるのは2030年
・日本経済は2033年にドイツに追い抜かれる
・インドの経済規模は2022年にフランスを、23年には英国を抜き
 2031年には世界3位の経済大国になる

住友商事グローバルリサーチの本間隆行氏。
【低金利とインフレ】コモディティ、一足先にリスクオフ?
https://youtu.be/IXZTq4MFQHU

この資料はここでしか見られないと思います↑
あらゆるコモディティの総出来高ポジション推移↑をひと目で!!

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2021年12月26日日曜日

 1・タックスロス・セリング(節税の売り)終了
2・ロンドン勢が戻るのは29日(水)から
3・日本の消費者物価指数、「携帯」除けば2%上昇
4・コモディティ市況、再上昇?それとも、、、
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1・タックスロスセリングというのは
     キャピタルゲイン税を少しでも節約するために損失のでている
     株や商品を売って損失を出し、利益を減らすことで
   翌年の納税額を抑えようという投資家の「売り」が出ることを指します。
 
11月第4木曜日のサンクスギビングデー明けから
こうした売りが出やすいとされますが今年の場合、
ちょうどオミクロンショックなどと呼ばれる下落があって
この時にそこそこ売りが出されちゃったような気もします。
米国在住の投資家、広瀬隆雄氏は1月効果でクリスマス休暇明けから
1月にかけては株が上がりやすいことを解説されていますが
節税売りでキャッシュ化されたマネーは新年度入りで新規マネーとして
市場に再参入してくる、ということから
ここからは株が高くなりやすいというアノマリー。
さて、今年はどうなりますが・・・。

てかすでに米株は騰がり始めてますよね。
※ダウ平均


VIXもこの感じだと、リスク警戒は後退していますので買いから入ってきやすそう。
※VIX指数

2・英国は27日28日がボクシング・デーの休日
よってロンドン市場にトレーダーが戻るのは29日と
日本勢が大納会目前という時期に、新年度入で本格復帰してきます。
日本市場が商いが薄くなる年末年始の30日(木)31日(金)、3日(月)は
為替市場動いていますが、フラッシュ・クラッシュなど
突然の急落急騰に注意が必要です。

3・菅政権の政策による携帯電話料金の引き下げ、
  私も料金プラン見直しで随分安くなりました。
  21年3月から各社導入していますが格安料金プランの契約数が
  11月末時点で約2930万件となり、
  全体の約2割に達したと24日総務省が発表しています。

それまで7000円を超えていた料金プランが一気に3000円未満へ切り下ったわけで
この分の物価抑制圧力は相当に大きいと思われます。

これが日本のインフレ率がなかなか上昇してこない一因となっていますが
この分を除外したらどうでしょう?

日本もインフレの波 11月物価、「携帯」除けば2%上昇: 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA2434R0U1A221C2000000
総務省資料「 消 費 者 物 価 指 数」
https://www.stat.go.jp/data/cpi/sokuhou/tsuki/pdf/zenkoku.pdf

ですよね~食用油は各社今年だけで4回も値上げしています。
身近な食品の値上げは著しいほか、エネルギー上昇で電気代も上がっています。
なかなか消費者物価指数が上がらないのは
携帯料金が下がった影響が大きいのです。

日経は携帯分を除けば2%インフレ超える勢いだ、としています。

コアコアCPIで携帯電話料金のマイナス分を除外して試算しても
1%を超えてきているようです。
問題は、前年同月比計算で携帯電話料金のマイナス分が加味されなくなる
来年3月以降、一気に消費者物価指数が跳ね上がるという点。
下駄が脱げたらインフレターゲット達成しちゃってた?!
なんてことになりそうなんです。このままエネルギーコストが下がらなければ。

日銀はオーバーシュート型コミットメント政策を導入、
2%に達成したからといってすぐに政策を転換させることはない、としていますが
来年7月にはリフレ派で知られる日銀審議員、片岡氏らの任期が切れますし
黒田総裁の任期も23年4/8までです。
NZの7年ぶり利上げ、英国の12月利上げ、
そして米国のテーパリング加速と22年利上げ観測と
主要国が金融せ施策を転換させる中で、
日本だけが緩和政策が長期化するから円安だ、
とは安易に言えないと思うのです。
来年以降、日銀の出口観測が盛んとなることでの
円高の可能性もある、と考えています。

4・原油はじめコーン、大豆、小麦など食料価格上昇開始?!

※原油

※小麦

※大豆

※コーン

原油は在庫が再び減少傾向に
EIA米国エネルギー省の週間在庫統計、青いラインが下向きに、、雲は過去5年平均


■世界の穀物、中国が買いだめ 過半の在庫手中に
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM13CUD0T11C21A2000000/
中国税関総署によると20年の食品輸入額(飲料除く)は981億ドル(約10兆円)と、10年間で4.6倍に増えた。21年1~9月期もデータを比較できる16年以降で最高だ。5年間で大豆やトウモロコシ、小麦の輸入額が2~12倍に急増した。

というわけで、再び商品市場西金が流入し始めているのか?
21年、ここまでを振り返るとファンドは商品市場から静かに撤退して
総建玉は減少し続けてきましたが、、、。
米金融政策の転換をにらみリスクポジションを落としてきた1年という印象ですが
これによって、この先何が起きるのか?

ぜひ、住友商事グローバルリサーチの本間隆行氏の考察を動画で。
【低金利とインフレ】コモディティ、一足先にリスクオフ?
https://youtu.be/IXZTq4MFQHU

この資料はここでしか見られないと思います。
あらゆるコモディティの総出来高ポジション推移↑をひと目で!!

今週は日本が休みに入るということで気が緩む本年最終週ですが
欧米勢はクリスマス休暇から復帰し新年相場スタートとなる週です。
日本勢が油断する時期にろくなことはありませんので警戒を。

私は先週末にクロス円ロングをすべて手仕舞っています。
ユーロ円128.53円128.82円L ⇒ 129.42円手仕舞い

ユーロドル 1.1296ドルロング
豪ドルドル0.7157ドルロング継続。

今週からの戦略は、欧米勢の出方を見て考えます。
現時点では円ロングしたいと考えているのですが、
株買いで攻めてくるようならクロス円もリスクオン気味になりそうですので
まだはっきりと決められません~



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