2024年5月31日金曜日

 昨晩(5/30木1:30)NY時間に 157.70円まで上昇したドル円相場、
東京時間に急落しました。

※ドル円15分足 

ちょうど東京時間に大きく下落しています。
縦の点線で示した部分が東京株式市場の時間帯。

というわけでドル円日足
158円台に突入してしまうと、介入警戒も強まるかと思っていましたが
介入せずとも下落してくれて日本の通貨当局もホッしている?

ドル円下落は、日本株の大幅下落が効いたようです。

※日経平均 38054.13(▼502.74)
      一時900円安の局面が。
一目均衡表の雲の下限、90SMAも下抜け。
1月からの上昇のトレンドラインも下抜け。
チャート形状はよくありません。

なぜ日本株が今日こんなに大きく崩れたか。
一つに今朝、日本の長期金利は1.1%台まで上昇しました。
※日本長期国債利回り この5日間の値動き

■長期金利は一時1.1%に上昇、日銀政策修正を警戒-2年債入札は無難
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-29/SE7WWRT0G1KW00

もう一つは、金利上昇で米株市場、ダウ平均の下落が大きくなっていること。
NY引け後に発表された米セールスフォース決算も
嫌気されたという指摘もありました。
■セールスフォースが決算受け大幅安 成長鈍化への懸念を煽る=米国株個別
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202405301070
※CRM株価
※米主要株価インデックス
S&P500もナスダック総合指数も上値が重くなってきましたね。

米経済の減速の兆候はそこかしこに出始めていますが
今夜の指標にも。

■米新規失業保険申請件数、前週比0.3万件増の21.9万件-予想21.7万件
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-30/SEATGPGFA9Z400?srnd=cojp-v2
失業保険の悪化は失業者増加を示すものですから米景気減速を示すものです。

■米GDP、1-3月は1.3%増に下方修正-個人消費の伸び鈍化
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-30/SEATP9T0G1KW00
速報値ではなく改定値ですのでインパクトは大きくありませんが、

1-3月期の米GDPは
・+1.6% ⇒ +1.3% に下方修正されました。

10-12月期は+3.4%でしたので、
今年に入って急減速していることが確認できます。

GDPの8割を占めるとされる個人消費も
・+2.5% ⇒ +2.0% とは下方修正。

今日、岡崎良介氏は明日のPCEは価格指数ではなく
「実質個人消費」の数字に注目しているとお話されていました。
これが4月のGDPの行方を占うということです。

米国のGDPの8割は個人消費ですものね。

今夜は珍しくFED高官からハト派トーンの発言。
■FRBの現行政策、物価目標達成に「適切」=NY連銀総裁
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2024/05/500387.php
「金融政策が景気抑制的であるという十分な証拠ある。
  利上げは自分の基本シナリオではない」
  
こうした背景から、今夜の米金利は低下。
※米国債利回り一覧
こうして金利が自然に低下していくなら、
米株下落も大きくならずに済む可能性はありますが、
もう一つのリスクシナリオとしては日本の金利上昇によって
円キャリートレードの巻き返しが起こり始めている、という指摘。

低金利だからこそ、円を借りて米株などリスク資産に投資してきた向きが
キャリーコスト上昇でこうした取引を閉めていく、というものです。
まだ本格的に円キャリの巻き戻しが起きているとは思いませんが、
日本の金利上昇はマクロ金融を崩すリスクでもある、
という指摘は一理あるように思います。

昨日のブログでクロス円のショートが効いてきそうと書きましたが
今日午前、ユーロ円、豪ドル円をショートし、夕方以降のリバウンドを見て
買い戻すというデイトレをやりました。

そして今、再び豪ドル円を104.07円で売り直したのですが
下がってくれるでしょうか。
明らかに一目均衡表の転換線を大きく下抜けているので
豪ドルは弱いと思うんですよね。

※今日はクロス円が軒並み下落したが、、、
株式市場の下落が続くようならクロス円ショートはワークすると思いますが
米株が持ち直せば再びキャリー取引が始まり、
今回の下落はいい押し目だった、ということにもなりますので
その場合は粘らず撤退しないとですね。

ひろこのX

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2024年5月30日木曜日

 ドル円相場157円台までじり高。
※ドル円日足


ドル円上昇の牽引役は米金利上昇、長期金利上昇が加速しています。
※米国債利回り
どうやら昨晩実施された
米2年債、5年債入札結果が不調だったことに起因しているようです。

29日米財務省は690億ドル規模の2年債入札を実施。
最高落札利回りは4.917%。テイルはプラス1BP。
テイルとは平均入札価格と落札価格との差。
これが狭ければ需要が旺盛ということですが、広かった。

応札倍率は2.41倍と過去6回入札平均の2.59倍を下回りました。
つまり需要が弱かった、ということです。
外国中銀や大手機関投資家を含む間接入札者の比率は57.9%、
過去6回入札平均の63.6%を下回っています。

この低調な入札結果を受けて米国債相場は続落。
債券価格は下落しました。
つまり金利が上昇したということですね。

たまたまこの時期の需要が少なかっただけだと思いますし
今後ずっとこれが続くということではないでしょうから
過度な心配はいらないと思いますが
米国債の需要が弱い、ということですから
あまり良い金利上昇ではありません。

日本の金利上昇も話題ですが、
日本だけでなく世界の金利は米金利上昇に連れ高となりますので
日本の金利上昇だけを抜き出して円高になるとは言えなかったりします。

※日本国債利回り
※主要国長期国債利回り 世界的な金利上昇です
日本や欧州に金利上昇の独自要因がないこともないですが。

日本は日銀のオペ減額警戒、早期量的緩和縮小、利上げ警戒。
■長期金利1.075%、上昇どこまで 市場「日銀政策読めず」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB291TK0Z20C24A5000000/

欧州は独のインフレ率が加速、6月利下げほぼ織り込まれているものの次は不透明。
■ドイツのインフレが再び加速、市場予想も上回る-国債利回り上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-29/SE8XJ9T1UM0W00
・5月消費者物価指数速報値:前年比+2.8%(予想:+2.7%、4月:+2.4%)
 CPI2ヶ月続けて上昇。
 
とはいえ、足元の金利上昇の牽引役は米国ですので
通貨市場ではドル独歩高となっています。
これがトレンドとなってしまうと、ドル円上昇もとまりません。

※通貨インデックス一覧
ドル円は介入警戒が強まると考えられますが
介入を待ってショートポジションを作ってもうまく行かない気がします。
4/29の介入時も160.20近辺まで踏み上がってからの介入でした。
にわかショートが切れないと介入は入らないかもしれませんしね。

ドル高ですので、ドルストレート通貨はすべて下落。
ユーロドルは4/16からの反発上昇のトレンドを支えられるか
重要なポイントが近づいています。

※ドルストレート通貨一覧
ドル円は上昇していますが、ドルストレート通貨で他通貨が軒並み安と
なっているため、クロス円上昇にも黄色信号。

※クロス円通貨一覧

104.22円でロングした豪ドル円ですが
風向きが怪しいので104.51円でやめました。
トレンドは崩れていないのですが、Wトップとなるリスクもありそう。

この米金利上昇を素直に嫌気しているのがダウ平均。
ハイテクセクターは上昇続くNVIDIAが牽引しているのか
金利高でも大きく崩れていません。

※米国主要株価インデックス

日本株市場も金利高が上値をおさえていますね。
アップロード中: 851266 / 851266 バイトをアップロードしました。

しかし、米国の金利はなかなか落ち着きどころを見つけられませんね。
去年23年7月に初回利下げ予想がありましたが、あれから1年近く
利下げが実現していません。年初6~7回の利下げが織り込まれていた今年も
まだ1度も利下げがありません。現在年内1回程度しか利下げは織り込まれていない。
今年もいつか来た道、、、でドル円上昇のパターンです、やれやれ。
更にこれだけ金利高が続いても、下がらない米ハイテク市場。
すごいです・・・。

クロス円ショートが効いてきそうな局面に見えますが、
確実にトレンドが崩れたことを確認してからの売りのほうが安全かな。

ひろこのX

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2024年5月29日水曜日

 ほんと、ドル円動かなくなりましたね。

ドル円日足


今日は米指標良好で長期金利上昇というイベントがありましたが
ドル円、やや上昇したもののレンジの範囲の中での小さなものでした。
ドル円15分足
■米消費者信頼感指数、5月は102.0に上昇-予想96.0
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-28/-102-0-96-0?srnd=cojp-v2
4月 97.5 ⇒ 5月 102.0

米国の年内利下げ折込はたった1回に低下しています。
利下げがあるとの予想は11月FOMCの1回のみ、
それもこれまでの9月から後ずれしています。
※CME FED WATCH
今日もFRB高官はタカ派発言。
カシュカリさんは最もタカ派のボウマン理事の次にタカ派の
メンバーとして知られていますのでサプライズではないのですが。

カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁
「賃金上昇率は2%目標に比べて依然としてかなり堅調」
「米国の労働市場は軟化しているが、依然としてタイト」
「利下げを急ぐ必要性は見られない」

というわけで米長期金利は大きく上昇。

しかし、ドルの上昇は抑制的です。
通貨インデックスをみても、足元ドルは弱いですね。

むしろ、利下げが大きく遅れるだろうと目されるポンドやNZドルの
上昇が目立ちます。
ユーロに至っては6月利下げがほぼ織り込まれていても強い。
ドルに対して弱いのは円くらいか。

ポンドが上昇、対円で16年ぶり高値-市場の見方は強気に転じる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-28/SE6URIT0AFB400

ポンドはつい2週間前まで投機筋はネットショートで
21年12月以来で最も弱気に傾いていたものが
先週21日までの週の統計ではわずかにネットロングに転じました。
このままロングが積み上がっていけばポンドはまだまだ上昇余地があります。

NZドルに関しては先週のRBNZ会合で利下げ開始時期を
25年Q3としており、来年まで利下げがないとの安心感から買いが続いています。
なんと今回の会合で利上げも検討したことが明らかになっています。
そりゃNZドル、買われますね・・・。

■NZ中銀、政策金利5.5%に据え置き 利下げ開始予想後ずれ(5/22の記事)
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/ICV4JXWTGRJCDPY72VQGCEQEUQ-2024-05-22/

ドル独歩高の様相ではないことがドル円の上値を抑制的にしている
側面があるのですが、クロス円の上昇が止まらないという事態になっています。

※ドル円、クロス円日足チャート
豪ドル円ロング継続です。
ポンドもどこかで参戦しようかな、、、押し目がほしいですね。

米株市場、ダウ平均の下落は続きますがSOX,ナスダックは強い。
SOX,ハイテクセクターの強さはNVIDIAの上昇が牽引しているのでしょう。
決算後上昇が止まりません・・・

しかし、日本株市場はあまり上昇力が強くないですね。

今日は番組で元証券ディーラーたけぞう氏にお話を伺ったのですが
グロース市場の下落は上場基準のさらなる厳格化リスクが
嫌気されているようです。
■5月15日読売新聞
「新興市場 上場維持基準「厳格化を」 経産省提言へ...企業の成長促す」
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20240515-OYT1T50008/

それでも元気なセクターというのはあって今日は電力株が軒並み高。

生成AIデーターセンター関連という側面もありますが
女川原子力発電所2号機の安全対策工事の完了が発表された東北電力など
原子力再稼働機運も追い風。
銘柄選びを間違えなければ良い相場環境です。

ひろこのX

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2024年5月28日火曜日

 閑散に売りなし 

という相場格言があります。

相場が冴えず出来高・売買代金が減少して閑散となる相場では
売りは出尽くしている事が多く、相場は上がりやすい、というような意味ですが
今日5/27(月)の東証プライム市場の売買代金は今年最低。(3兆3800億円)
しかし日経平均は +253.91 38900.02円と上昇しています。
まさに格言を地で行く展開。
今日は英米が休場と合って東京市場も手がかり材料に欠ける展開でしたが
決して弱い地合いではありませんでした。

※日経平均

う~ん、売りは出尽くしたのでしょうか。

相場に波乱がなく、ゴルディロックス的展開となれば
クロス円はリスクテイク気味となり上昇基調を強めますが、
今日はポンド円が再び1ポンド200円台に上昇。
1ポンド200円台、16年ぶり円安 英利下げ期待後退で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR22DNE0S4A520C2000000/
・2008年以来およそ16年ぶりの円安・ポンド高
・4月CPI 前年同月比+2.3%(予想+2.1%)賃金上昇率6%
・6月利下げ折込み後退、9月50% 11月70%
・スナク首相 7/4 総選挙実施表明

強いのはポンド円だけではありません。
最も早く今年の高値を抜けて上昇を続けているのはキウイ円。
豪ドル円も早晩今年の高値をトライしそうです。
現状では金融市場全般見渡してもリスクイベントが見当たらず
円キャリートレードの巻き戻しリスクが低い。
米国の利下げ折込みがやや後ズレしたというネガティブ材料はあるものの
ちょっと前までは年内利下げはない可能性、あるいは追加利上げの可能性を
織り込んでいたことを考えれば、現状の米金利水準は驚く水準ではありません。

というわけで高値ですが、豪ドル円に飛び乗りました。
コスト104.22円。
ドル円相場はここ3営業日小動きでほぼ動意なしですが
ドル円が急伸すればクロス円も上昇するでしょうし、
介入が入ればクロス円も大きな調整を強いられます。

コスト付近に逆指値をおいて買い玉維持。
ドル円は膠着、動いていません。

※ドル円
NOTE
【日本市況】長期金利が12年ぶり高水準を更新、株式は反発-円上昇
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-27/SE4FN6T1UM0W00?srnd=cojp-v2
・長期金利は1.025%に上昇し、12年ぶり高水準を更新

今日は金利高でも日経平均が上昇しました。
金利高への耐性ができたというにはまだ早いでしょうか。
インフレ=金利高 =株高は本格的な上昇相場のパターンですが
(今の米国市場がそれですね)
日本市場も金利高がむしろ景気良好であることの証左であるとして
株式市場が売られるのではなく買われる地合いとなるときが来るはずです。


デフレとゼロ金利制約との闘い「終焉は視野に」-内田日銀副総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-27/SE4NCTT1UM0W00
・過去25年間の金融政策運営におけるデフレとゼロ金利制約との闘いの終焉が視野に入った

ひろこのX

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2024年5月27日月曜日

 ドル円相場は結局小動き、レンジが続きます。
週明け月曜は英国市場がスプリングバンクホリデー祝日、
米国市場はメモリアルデー祝日で両市場とも休場となりますので
3連休、連休前の金曜は大きな動きはありませんでした。

※ドル円日足 

先週はFRB要人らのタカ派発言が目立ち
5月FOMC議事録も予想よりタカ派的だったことで
米金利の反発上昇がドル円を押し上げましたが
157円には届かず。

日本の量的緩和縮小の思惑台頭で円金利も上昇する中
(22日長期金利は1%大台へ)
米国利下げ時期が遅くなる可能性を警戒した
ドル金利上昇の方にドル円は引っ張られています。
それとも、金利差と関係のないところでの需給によるものか。

※日本国債利回り
※米国債利回り

ここからさらにドル金利の反発が続くのか?

今週はドル金利上昇に歯止めが掛かりそうです。

■FRB重視の基調的インフレ指標、4月は鈍化か-進展幾分示唆も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-05-26/SE2FKGT1UM0W00
・PCEコア価格指数、前月比0.2%上昇見通し-今年最も小さな伸び
・今年のインフレ鈍化、非常に緩やかなものにとどまるとの指摘も

4月PCEコア価格指数が前月比+0.2% 予想(今年に入り最も小さな伸び)
PCE総合価格指数 前年同月比+2.7% 予想
コア価格指数 同+2.8% 予想

ドル金利上昇が抑制されればドル円上昇も抑制されると思われますが
今週は月末週ですね、リバランスなど月末の特殊玉がどの程度でるか、
って話も気になりますが、こうした動きは一時的なテクニカルなもの
ですので、トレンドを形成するものではありません。
ノイズが多い週である、という点に注意ということです。

また、今週31日も日銀の定例買入オペがあります。
(3年超5年以下、5年超10年以下、10年超25年以下、25年超)の通告がありますが
減額されるか、需要はあるか、など注目は大きいでしょう。

今月は13日のオペで突如、500億円減額されたことで
日銀の早期量的緩和縮小の思惑が台頭し始めました。

13日 500億円減額
17日 減額なし
23日 減額なしも1-3年物が札割れ

31日 10:10定例買入オペ、さて?

減額され、ドル金利上昇が抑制的なら円高に触れる可能性も。

予想外に今週もドル金利上昇が止まらず
ドル円相場が157円台へと上昇すれば介入警戒が強まります。
160円超えなければ次の介入はないと見る向きも出始めましたが
4/29と5/2の2回の介入で9兆円近くも使って円安進行を阻止しておいて
やすやすとこれが無駄になるようなことはないだろうと思うのですが・・・

そもそも介入することが正しいかどうか議論がわかれるところですが、
あくまで神田財務官視点で、という話です。

介入があったこと前提でブログを書いていますが
今週は31日(19:00)に財務省から外国為替平衡操作実施状況
(4月26日-5月29日)が公表されます。
いよいよ介入があったとされる期間の介入規模が公表されます。
これまでの数字は日銀の当座預金残高からの推計でしたが
これがあっているかどうか確認できます。
ただし、◯月◯日にいくら、というような日時ベースでの公表は
8月になる模様。今回は4/26-5/29の介入規模のみ確認できます。

■先週は日本のCPI4月の消費者物価指数が発表されました。
消費者物価(全国24年4月)
-コアCPIの伸びは2ヵ月連続で鈍化したが、
電気代の値上げで5月に上昇率が急拡大する見込み
https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=78584?site=nli
コアCPIは+2.2%前回+2.6%から減速。
コアコアは+2.4% 前回+2.9%ですのでこちらも減速しています。
総合CPIは+2.5%前回+2.7% 
サービスの前年同月比は+1.7%で10ヶ月ぶりに2%を下回っています。

日本のインフレは低下傾向を強めています。
これでは緩和縮小、利上げはまだ先ということになりますね。

しかし、5月で電気代の政府補助が切れます。
さらに太陽光発電など「再生可能エネルギー」を普及を目的に電気料金に
上乗せされている「再エネ賦課金」が4月から引き上げられているため
次回はインフレが上昇する可能性があります。

-------------------------------------

先週のNVIDIA決算後、NVIDIA株は上昇していますが
他のマグニフィセント7銘柄は伸び悩んでいます。
米金利上昇が上値を抑制したものと思われますが、
決算発表が一巡したところで米株市場、
ここから一段の上昇のエネルギーはあるでしょうか。

※マグニフィセント・セブンとブロードコム

気になるのはダウ平均ですね。
ダウはもう、米国を代表するインデックスではないので
無視してよい、という声すら聞かれるようになってきましたが、、、
米国はテック銘柄だけ見てればいいのでしょうか^^;

※米国主要株価インデックス
しかし、岡元氏によると
1928年以降大統領選挙の年の6、7、8月の3カ月間は
75%の確率で米株は上昇してきた、とのデータがあります。
平均リターン+7.27%だそうで、
アノマリー的には毛部下が強い時期に突入します。

ということは足元の株価下落は押し目なのでしょうか。。。
やはり、指標などで米金利が低下すれば株は上がるのか?

今週は日経平均が90SMAを支えられるか否かに注目。
雲の下限でもありますね、また一目均衡表の遅行線がロウソク足実体と
ぶつかっています。ここを突き抜けて上方向を目指すことができなければ
チャート形状は弱いと言わざるを得ません。
その意味ではTOPIXのチャートは強気をかろうじて保っている。

といいますか、旧マザーズ指数~東証グロース250は底なしです。

ダウの下落を見てリスクオフ相場が来るかと思って
クロス円ショートを狙っていましたが
(金曜は実際クロス円ショート参戦してみたのですが、すぐ損切り)
リスクオフというような相場展開には発展しませんでしたね。
結局クロス円は押し目となって、高値を取りに行く展開に見えます。
つまり、円安は止まらない。

ここからのアイディアがありません。
レンジで消耗したくないのでエッジが立つまでは様子見。

NOTE

ナーゲル独連銀総裁
「ECBはおそらく6月に利下げする可能性」
「次の動きは9月まで待たなければならないだろう」

独連銀総裁まで6月利下げに言及、ECBは6月に利下げするのでしょう。
ただし、当面その1回だけで、継続利下げの可能性は低い模様。
市場は6月利下げは織り込んでしまって、その先の利下げが焦点のようです。
先進国で最も早い利下げとなりそうですがユーロは簡単には下がりません。

********今週の主な予定************

27日(月)
月例経済報告(5月)
中国工業企業利益(4月)
植田日銀総裁、日銀金融研究所主催国際コンファランス開会挨拶
内田日銀副総裁、日銀金融研究所主催国際コンファランスで講演
レーンECBチーフエコノミスト、ユーロ圏のインフレについて講演
EU外相理事会
4年半ぶりとなる日中韓首脳会談(韓国ソウル)
英国市場はスプリングバンクホリデー祝日で休場
米国市場はメモリアルデー祝日で休場

28日(火)
日銀「基調的なインフレ率を捕捉するための指標」
豪小売売上高(4月)
ECB消費者インフレ期待(4月)
米消費者信頼感指数(5月)
EU国防相理事会
メスター・クリーブランド連銀総裁講演
クックFRB理事講演(
カシュカリ・ミネアポリス連銀総裁、国際金融政策フォーラム出席

29日(水)
安達日銀審議委員、金融経済懇談会で講演
豪消費者物価指数(4月)
ドイツ消費者物価指数(5月)
米地区連銀経済報告(ベージュブック)

30日(木)
日本2年利付国債入札
国内自動車各社4月世界販売生産実績
スイスGDP(第1四半期)
米GDP改定値(第1四半期)

ウィリアムズNY連銀総裁、NYエコノミッククラブで講演
ローガン・ダラス連銀総裁経済見通しについて講演(質疑応答あり)

31日(金)
日本雇用統計(4月)
東京都消費者物価指数(5月)
日銀国債買い入れ日程(6月)
日銀国債買い入れオペ(3-5年、5-10年、10-25年、25年超)
外国為替平衡操作実施状況 (4月26日-5月29日)
中国製造業PMI・非製造業PMI(5月)
ユーロ圏消費者物価指数(5月)
米個人所得支出(4月)
米PCE価格指数(4月)
ボスティック・アトランタ連銀総裁、オーガスタ大学卒業式で挨拶

1日(土)
OPECプラス閣僚級会合

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2024年5月24日金曜日

 ドル円相場はジワリ157円台へと上昇。
※ドル円 

米金利が足元で大きくリバウンドしているので仕方がありません。
※米国債利回り
前回5月FOMC後のパウエル議長会見で
次の一手は利下げになる、利上げの可能性は高くないという発言が
あってから、ドル金利低下、年内2回の利下げが織り込まれてきましたが、
その時のFOMC議事録が昨晩公表され、タカ派のサプライズとなっています。

FOMC議事要旨、利下げまで「長く」 一部は利上げ言及
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN21E160R20C24A5000000/
「数人の当局者は必要ならさらなる引き締めに意欲」
「一部の当局者は高金利の影響は以前よりも小さいと認識」
「一部の当局者は金融状況が十分に制限的ではないと懸念」

前回FOMC後のパウエルFRB議長の会見では
利上げに否定的な見解が示されていましたが
その時と比べるとタカ派な印象、
このところのFRB高官らのタカ派発言も相次いでいます。

5/21
■ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事
「利下げには良好なインフレがあと数カ月必要」
■ボスティック米アトランタ連銀総裁
「第4四半期前の利下げはないだろう」

5/22
■バー米連邦準備理事会(FRB)副議長
「以前に考えられていたよりも長期間、引き締めを維持する必要がある」
■ウォラー米連邦準備理事会(FRB)理事
「インフレが目標に向かって低下していることを本当に確認する必要がある」

足元の米金利上昇で、足元ではドル高傾向が強いですが
※通貨インデックス一覧

米株市場は5/22、昨日のNY引け後に発表されたNVIDIA決算を受けて
半導体セクターが上昇、他方、ダウやラッセルが下落するという2極化。
※米国主要株価インデックス
ん~半導体、ナスダックも高く始まって値を削っていますね。
NVIDIA決算は市場の期待を裏切りませんでした。
※NVIDIA株価 窓を開けて1000ドル大台へ
NVIDIA決算
第1四半期(2-4月)売上高260億4400万ドル
         純利益148億8100万ドル 市場予想上回る
         
第2四半期(5-7月)売上高見通し280億ドル
         (予想 266億ドル前後)市場予想上回る

データセンター売上高は5.3倍に拡大
10:1の株式分割発表。

分割で買いやすくなることも好材料ですね。
現在1000ドルを突破していますので・・・

今夜の米株市場の反応は興味深いですね。
ダウやラッセルは金利高を嫌気して下落を強めている。
ナスダック、SOXはNVIDIA決算を好感し高く始まるも
値を消している・・・・
米株市場は短期的にトップアウトしたんじゃないか、
という気がしないでもないですね。
NVIDIA決算だけで上昇を続けられるでしょうか。
FRBが高金利政策の長期化を示したのです。
足元、早期利下げ期待を織り込んで上昇してきた米株市場、
やや大きめの調整がきそうな気がしますね。

日本株市場は朝方発表されたNVIDIA決算を好感して
23日の日経平均は大きく上昇しています。


しかし、グロース市場は弱く日本株市場全般強いということではありません。
日経平均上昇が明日以降も続くのか、、、難しそうです。
米株が大きな下落となりそうなことに加えて
足元では米金利だけでなく日本の金利も上昇しています。

※日本国債利回り


今日注目された日銀の買入れオペ。
今月13日のオペでオファーが減額されたため
日銀が政策として量的緩和縮小を考えているのではないかとの
思惑が広がっており、減額されるか否か注目度が高まっていましたが

5/13→500億減額
5/17→据え置き
5/23→据え置き

結果、買入金額オファー減額なし。
この瞬間やや円安が進行しましたね。

しかし、今日の日銀買入れオペ「札割れ」が起きていました。

札割れとなったのは残存期間1年超3年以下。

日銀が1~3年国債を3750億円買入れますよ、とオファーを出す。
⬇️
銀行が応札(ウチの国債を売りたい、日銀さん買ってくれ)も
3564億円に留まる

3750億円のオファーに対し3564億円の応札、これが札割れです。
2013年の異次元緩和導入後で初めてのことです。

ただし、3-5年、5-10年に関しては札割れとはなっていません。

日銀のオファー金額 すべて減額なし
1-3年 : 3750億円(前回 3750億円)札割れ
3-5年 : 4250億円(前回 4250億円)
5-10年 : 4250億円(前回 4250億円)

残存期間1-3年の国債というと期間が短いものですが
銀行がこれを売るより保有してるほうが得策と考えたということでしょうか。

市場の声としては
「不安定化して利回り上昇が大きい長いゾーンを売り、
 短いゾーンへの需要が強まったのではないか」

「1年超3年以下はもっと少なく買い入れても良いということが示されたので、
 次回オペでは減額されるのではないか」
 
市場のニーズが低いということであれば
日銀の国債買入れ量は減らしてもいいのでは?という思惑から
次回オペでの減額予想、そして6月日銀での量的緩和策の具体的な縮小決定など
思惑が先走る可能性が出てきましたが
まあ、足元では米金利上昇のほうがインパクトが大きいため
為替市場への影響は大きくないですね。

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今日は夕刻ユーロが乱高下。

5月フランスPMI速報値は製造業、非製造業ともに予想を下回ったため
ユーロが大きく下落したのですが、その直後に発表された
ドイツPMI速報値は対照的に好調、製造業・非製造業ともに
予想を上回ったことで、ユーロは急反発し倍返しでの上昇となりました。

結局、米PMIの数字が強く上昇分はすべて吐き出してユーロ売りが優勢
となっているのですが、、、

※ユーロドル15分足
※ユーロドル日足 長い上ヒゲをつけて結局下落

ドル金利上昇のインパクトが強くユーロは上値が重い展開。

基本はドル高ですが、ドル円は介入警戒も強まってきそうです。
もし、ドル金利上昇で米株、日本株が崩れるようなら
クロス円の上昇は一服、クロス円ショートに妙味がありそうです。
豪ドル、カナダなんかが下げそう。。。
売りの好機待ち。

ひろこのX

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