2017年7月30日日曜日

大注目だった米第2四半期GDPですが、、、

米GDP:4-6月は2.6%増(予想2.7%増、予想に及ばず)
第1四半期は1.2%増へ、従来の1.4%増から下方修正。

※経済の約7割を占める個人消費支出は2.8%増、予想に一致。
 前四半期の1.9%増から伸びが加速した。

※企業設備投資は5.2%増、前四半期の7.2%増から減速。

※住宅投資は6.8%減と2010年以来で最大の落ち込み。
 建設業者は人手不足や土地不足だということと
 第1四半期の温暖な気候が一部建設を前倒しした可能性、
 ということで、住宅分野の落ち込みはネガティブ要因による
 ものではなさそう。  


それほど悪いわけじゃないんですが、期待値が高すぎたかな。
発表後からドル安進行…。

それまでが期待でドル高になっていたのなら、まだ納得できますが、
期待でドル買い、、、って程のドル高でもなかったので
失望でドル売りって感じでもないのですが、これでドルが売られる
というのなら、随分とドルは弱いということが再確認された格好。

※通貨インデックス一覧





ドル安、そして、スイス安です。


ユーロ、カナダ、キウイや豪ドルなども反騰となるか?!
ということで、私の保有する豪ドル円とカナダ円ロングは
まだドルストレートでの豪ドル高、カナダドル高にサポートされている格好ですが、
円も上昇しており、つまりは円高基調にあるために
クロス円も頭を抑えられてしまっています。

今シンプルなのはドルストレートでの外貨買い、という戦略ですね。

ドル円相場には、金融政策がもたらす要因以外に
どうもきな臭さが拭えない北朝鮮問題が頭を押さえてしまっているようです。

NY外為(28日):ドル下落、低調な米指標と北朝鮮ミサイル発射で

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-28/OTTGA36TTDS401

上記記事だと、北朝鮮問題でドル下落という書き方にもなっており、
いやいや、有事はドル買いじゃないの?!と教科書的には思うわけでありますが、、
弾道ミサイルがICBMであるというならば
明らかに米国に対しての挑発行動ですので
有事当事国となればドル売り??ということになるんでしょうか。

しかし、週末28日はダウ平均がまたしても史上最高値を更新している
事を考えると、米株高でもドル円が上がらないという
その相関性の低さに愕然としますねぇ。

米株が堅調ということは、決して有事を想定したドル安ではなく
あくまで、GDPという指標を材料に、年内早期利上げ思惑が
再燃しなかったことへの安心感で株買いが続いているということなんだと思うので、
個人的には、通貨インデックスの動きからみても、
円高という側面も大きかった週末の値動きだったと思います。

で、今週から何がどうなるんでしょう。

8月最初の週は、雇用統計が注目されるでしょうし、
24日からのジャクソンホール会合にも注目です。

ただ、それ以外にあまり目立ったイベントがありません。

トランプ政権は相変わらずグダグダ。。。
米上院でオバマケア一部廃止法案が否決されて
トランプ大統領が怒りのツイートを繰り広げているようですが
まもなく米議会も夏休み入り・・・

米議会は休会前に債務上限引き上げを=ムニューシン財務長官
https://jp.reuters.com/article/usa-debt-mnuchin-idJPL3N1KH50O

というか、7月29日からもう休会じゃないの、どうするわけ??
と思ってよくよく調べてみたら上院は8月第3週からに延期されているのね。
(下院は29日から休会です)

米上院、休会開始を8月第3週に延期 オバマケア代替法案審議

http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM12H1D_S7A710C1EAF000/


これ、意外と知らない向きも多いんじゃないかな。

先週末のYMTVセミナーでも、この点、きちんと把握できていなくてすみません。
8月第3週から、つまり8月14日から休会となるということね。

延長した、というからには、それまでの間に、債務上限を引き上げ(これは問題ないでしょう)と、
ひょっとしたら、オバマケアの一部廃止法案とか、予算策定にかかわる
政治的な決め事が、何とか帳尻合わせで進められる可能性もある??

とすると、今のところ誰もが諦めムードになっている米金利上昇の
シナリオも消えたワケじゃないのかもしれません。

今月で議会が休会に入ると思っていたので
休会前の金利上昇とドル高は絶望的だと思っていましたが、
8月中旬までは、米国議会、トランプ政権動向が金利を動かす
可能性は残されているかも。。。。

というのも、あまりにも失望からの金利低下とドル安が進みすぎて
いますので、何か休会前に進展あればその反動があるかもしれない、
という程度。このまま議会休会に突入すると、ドル安のままですね。。


議会をわざわざ延長したことへの、わずかな期待でドル高もあるかな、、、
と思ったりしているところです💦

******************

日本市場について、気になるポイント

①日経平均に連動するETF、 日経ダブルインバースの取引数が過去最高水準に。
1357日経ダブルインバースというのは日経平均が下がるほうに2倍のレバレッジ。

対して1570 日経レバレッジETF、日経平均が上昇すると利益が2倍になるほうの
発行残高がこの3年で最低水準になっているそうです。


②そして日本株市場の空売り比率。

7月28日は40.1%に上昇。
7月7日以来の40%台です。

ちなみに過去最高の空売り比率は2016年6月 47.1%
今年最高は4月6日の45.3%

つまり、日経平均が下がることを予想し、ポジションを傾けている向きが多い。

思惑と反対に動くとこれらのポジションが巻き返されて
エネルギーとしてはかなり大きな上昇圧力になると思われ。
やはり20000円割れでの日経平均は買いかな。

ドル円のIMM通貨先物ポジションは7月25日㈫現在(最新データー)


その前の週と大きく変わっていません。
ドル円相場が下落基調にある中で、円売りポジションがそれほど整理されていない、
ということは、クロス円での円売りになっている可能性、と大倉キャプテン。

つまり、円を売って、ドルを買っているのではなくて
円を売って、ユーロとか豪ドルとか、キウイとか、他の通貨を買っている?!

※これはあくまで先週火曜までのデーターですので
週末の北朝鮮のミサイル発射を受けての動きなどは含まれず。

12万枚もの円ショートポジションというのはかなり大きい印象ですが
クロス円含めての円キャリーポジションだとすると
これが一気に整理されるというリスクをあまり恐れなくてもいいのかもしれません。

クロス円は、ドルストレートでドル安ならば、他通貨が高くなるため支えられます。
大崩れの可能性はそれほど大きくないと見た投機筋がクロス円のキャリーでの
ポジション整理には動いていないということなのかもしれません。

ただし、ドル円のチャート形状はあまり良くはありません。
ドル円相場は108円のレンジ下限をテストする可能性は否定できず。
ドル円は108円台に接近してから買うことを考えます。

クロス円、豪ドル円とカナダ円ロングは継続。
今週は日経平均を安いところで拾ってみたいかな。

8月はアノマリー的には円高、株安となりやすく、
あまりレバレッジをあげずに、軽めのポジションで行きます。
北朝鮮問題などはやはり、警戒しておいた方がいいのかな、という気がします・・・。


今週の注目イベントは以下の通り。

1日(火)    10:45    中国7月製造業PMI 予想 50.4(前回50.4)
        数字が良ければ豪ドルが買われるかも。

    21:30    米国6月PCEデフレータ 予想1.4(前回1.4)
        インフレ率は最重要項目。米金利が動きます。

    23:00    米国7月ISM製造業景気指数速報    予想 57.8(前回    56.2)

2(水)    21:15    米国7月ADP雇用統計 予想15.8万人(予想19.5万人)
    
    23:00    米国7月ISM非製造業景気指数速報    予想57.4(予想56.8)

4(金)    21:30    米国7月雇用統計 予想    22.2万人(前回18.3万人)
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2017年7月28日金曜日

FOMC受けて下落したドルですが、巻き返しに入っています。

明日28日は米Q2のGDP速報値が注目で、強い内容となれば
すっかり後退してしまっている年内利上げ思惑の再燃があるかも・・・?
ということなんじゃないかと思います。
売り過ぎたドルを買い戻す動きが出ているんじゃないかな。

通貨インデックス一覧を見ると、これまでの動きの逆ですね。
ドルが下げ止まり、これまで高かったユーロ、豪ドル、カナダ、キウイ
あたりの上昇が止まっています。





この巻き返しが一時的なものなのか、それともしばらく続くのか。

ドル円相場も111円台ミドルまで戻っています。

この通貨インデックス見ていて気になるのがスイスの急落です。
何か材料があったかしら??と探しているのですが、特に見当たらず。

この程度のニュースしか見つからなかった・・・。

スイスフランが2年半ぶり安値、中銀の金融緩和続くとの観測で
https://jp.reuters.com/article/markets-swiss-franc-idJPKBN1AC1I8

通貨市場でのこの小さな変化が、何か大きな巻き返しの予兆、
なんてことはあるでしょうか。

「主要な中央銀行が金融政策の引き締めに向かう一方、スイス国立銀行(中銀)は当面緩和策を維持するとの見方が背景」


とこの記事にはありますが、そうであるならば
日銀も、全く同じです。同様に大きく円売りが再開しても
不思議はないはずですが・・。


*********************


また、今夜も原油が上昇していてWTI原油は50ドル大台目前に。

※WTI原油


今週は銅価格の急騰も話題。

※銅日足チャート


何が起きているかって、たぶん中国特需。

銅相場、頼みの綱が「トランプ」から「中国」に
http://jp.wsj.com/articles/SB10590952615886323883904583291521491248496

とうとうこんなニュースも。

1200万円相当の銅線ケーブル、太陽光発電施設から盗難
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3114754.html

中国特需にコモディティが湧いた時代に散見されたニュースですが、
また、こんなことが起き始めた。

中国の公共事業、インフラ投資による景気テコ入れ策で
中国のハードランディング警戒は後退していますが、
まさか、ここまで(銅の盗難がおきるまで)加熱してくるとは。。。

今週のFOMCでFRBはインフレが上がらないことを気にしている
として、年内利上げの思惑が後退したところでしたが、
足元の原油、銅などのコモディティ上昇でインフレ思惑が
出れば、その見方も修正されてくると思われ、
今夜の米長期債利回りが高いのは、原油高を映しているのかもしれません。


※米10年物利回り
 

原油高は金利高、金利をゼロ近傍固定の日本以外の国の通貨高。
円安、という連想でいいと思いますが・・・。

ただ、足元ではドル高なので、ドルストレート通貨の修正安。
クロス円もそれにつれて上値が重い展開。

ユーロドル下落で、ユーロ円も重く、
豪ドルドル、キウイドル下落で豪ドル円、キウイ円が重い。

ただしドル円が上昇しているので、それほど大きな下落はないと
思っています。高値圏でのレンジじゃないかな。

ということで、豪ドル円、カナダ円ロングは継続。

今夜は米指標、 6月の米耐久財受注が
前月比+6.5%と事前予想を上回る伸びとなりました。
3ケ月ぶりのプラスということで、好調な指標に米金利上昇の側面もありますけどね。

GDPの機器投資の算出に用いられるコア資本財の出荷は0.2%増と、
5カ月連続でプラスとなっていることも材料。
アトランタ連銀が公表している第2・四半期のGDP予測は現時点で年率2.5%増。

明日のGDP発表に向けてドル高基調は続くと思いますが
発表後、どうなるかが今後の流れを決めるポイントでしょう。

※追記

1:30くらいから突然の円高。
ムニューシン米財務長官が下院委員会証言で
「他国の為替操作への対処は言及や警告は機能せず、
為替操作を相殺するような介入も含めて、多くの手段を検討している」
中国に向けた発言だと思うんだけどねぇ、、、。

日本も為替操作国?!監視対象ではあるか。
これまで積み上げられてきたクロス円の円ショートに買い戻しが入っているようです。
大局を変えるほどの発言内容とは思いませんので、静観。

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2017年7月27日木曜日

7月FOMC,そんなにドル売りになる内容なのかな~と不思議に思いますが
ドル一段安で独歩安の様相。

通貨インデックス一覧を見ると、ユーロやカナダ、豪ドル、キウイなどが強く、円はここ数日揉みあっています。

ドル安がこれだけ進んでいる割には、
意外と円高が進まない、、、という見方もできますね。

※通貨インデックス一覧


ただし、FOMCを受けてドル円相場は112.18円の高値から
110.78円まで40銭くらい急落しています。


◆7月FOMC ポイント

①バランスシート縮小について声明文「比較的早い時期に開始」
 ~前回の年内に、という表現より強く、9月にもスタートか?!

②年内利上げ思惑後退 声明で「目標の2%を下回っている」
 ~前回は「目標を”幾分”下回っている」だったが、
 幾分という言葉を外したことで、インフレ定着への懸念を強めた。
 インフレへ配慮し年内の利上げを急がないという見方も


ということで、利上げは急がずとも、
バランスシート縮小は9月開始。

とのコンセンサスが広がったようです。

バランスシート縮小も金利上昇圧力なんですけれど、
その規模が極めて小さいために、金利急騰を招くという警戒は薄く、
米金利上昇は緩やかとなるという見方が定着しつつあります。

これがドル買いにならない背景。

それでも、日銀が緩和継続していますし、
ドル以外の通貨では、絶賛円売り、円キャリートレード開催中。
つまり、円売りでもあります。「ドル売り、円売り」相場なのね。

その円よりもさらに弱い、最弱通貨がドルである。

というだけのことですので、クロス円が上昇しているのに
ドル円だけが円高になる、というのは考えにくく、
ドル円は108~115のレンジ相場に終始しているってことです。。

レンジという割にはレンジ幅が比較的大きいのですが。

私はレンジが苦手なので💦
トレンドのある通貨を取引したいと思います・・・。

**************

昨日26日は豪中銀総裁が
「現在の金融政策に非常に満足」
「 豪ドルがもう少し下落すれば好ましい」
「将来の政策金利、平均して過去よりも低い水準となる見込み」
「中立金利は3.5%程度とみられるが、多くの不確実要素がある」 


などと発言し、豪ドルが急落する局面が。
前日に豪ドル円ロングを作っていたので、嫌な下落でしたが
トレンドが強いので、すかさず押し目を拾い増し玉。

豪ドル円、88.35~40円で買い増しです。

また、豪4-6月期CPIが全体で前年比1.9%上昇で
市場予想(2.2%上昇)を下回ったことも嫌気されましたが、

(豪中銀のインフレ目標は平均2-3%)

ただし、コアインフレ指標であるCPI加重中央値が
前期比0.5%上昇と予想通りであったこと、
前年同期比では1.8%上昇で予想(1.7%上昇)を上回ったことで
豪ドルは買われています。

決してインフレが弱いわけではない、ということですので
早晩豪州も利上げに踏み切らざるを得ないのではないか、
という見方が市場に広がっているんですね。

ただ、豪中銀としては豪ドル高は嫌でけん制したい、と。

けん制発言が出て下がったところは買い場になる相場が
しばらく続くのだと思います.

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2017年7月26日水曜日

今夜がダウ平均が100ドル超の上昇で、取引時間中の最高値を更新。

取引開始前にダウ採用銘柄の決算発表が複数伝わっているのですが
マクドナルドやキャタピラーの好調な決算がダウ平均をサポートしています。

24日月曜開催された原油生産国らの共同閣僚監視委員会で
増産していたナイジェリアが生産引き下げの用意があることを表明、
サウジもまた、8月の原油輸出量を削減することや、
必要であれば協調減産の期限を2018年3月から延長する、
などとしたことが好感されたのが、原油価格が再上昇していることも
心理的にはプラス材料となっていると思われます。

※原油価格

























それから、今夜はなぜか銅価格が吹っ飛んでる。
銅って景気敏感銘柄なんです。
銅が景気に先行して動くことから「ドクター・コッパー」とも
呼ばれているのですが、これが急伸している、、、ってことは。。。


※銅日足チャート















今日日経新聞には、銅需要細る?!的な真逆の記事が掲載されて
いたんですけどね(;'∀')

「ドクター・コッパー」中国経済に厳しい診断?
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO19098400R20C17A7000000/

いやいやいや、銅価格この記事が出た日に吹っ飛びました。
皮肉なものです。

こうした動きが、石油関連、鉄鋼関連株上昇にも寄与、
全般リスクオン気味に動いている、という感じです。

ドル円相場も111円台半ばまで1円近くの反発となっています。

日足チャートではまだ戻りの範囲内で
移動平均5日線に絡む程度ですから、再下落の可能性は否定できません。

※ドル円日足チャート


しかし、米金利を見てみると、意外と強そうな気もしてくる。


※米10年債利回り


綺麗に一目均衡表の雲上限で反発していますね。

所詮はレンジの範疇での反発ですが、
ドル円相場も、前回の上昇幅の61.8%が結局はサポートされて
反発した格好ですので(騙しで深い下落となる瞬間があったのですが
終わってみれば、、、という形)

以外とここで下げ止まって上昇する可能性もあるのかな。。。

私がポジションすべて手仕舞って様子見に徹したところから
下げ止まって反発するってことになるんだとすると腹立たしいですが(;'∀')

すっかりドル円様子見に回っていたので乗り遅れ中。。。。

コモディティと金利を見ていると、押し目買いでいいように思われ、
明日はそのチャンスを狙ってみたいと思います。

豪ドルの押し目拾いもいいかな。

あ、このニュースも気になった。

IMF、世界の成長率見通し据え置き ユーロ圏と中国は上方修正 

http://jp.reuters.com/article/imf-outlook-world-idJPKBN1A907H
IMFは、ユーロ圏については従来の想定より堅調な内需、
中国については政府が高水準の公共投資を維持を予測しており、

素直に受け止めればユーロ買い、豪ドル買いですね。

※追伸 4:00過ぎかな。
      ペンス副大統領が投票、ヘルスケア法案審議の動議が上院で可決

これも、金利上昇、株高要因となってさらにドル円上昇。

チャート形状のいい豪ドル円を88.72円 カナダ円を89.23円でロング。
ドル円はちょっとチャート形状から慎重に、行こうと思ってます。


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2017年7月25日火曜日

夏枯れですかねぇ。。。

ドル円がこんなに弱い理由も釈然としませんが、
米金利上昇が止まって低下傾向では仕方がないでしょう。

年内の米利上げ思惑は後退中で、トランプ政権のグダグダをみて
海外勢は米株、日本株を利食いの手仕舞い方向にある模様。

7月4日の独立記念日から9月の第1月曜日のレイバー・デーまでの期間は
海外勢はサマーバケーションに入ると言われていますが、
今年はあまり利益が出ていないという噂ですから、
休むわけにはいかない向きもあろうかと思います。

それでも全体で見れば参加者は減る時期なんでしょうね。
今のセンチメントは積極的にリスクポジションを構築しているというより
リスクポジションを落として利益を確保しておこうという感じです。

決してリスクオフ相場に入ったという感じでもないのですが
弱気が支配し始めると早いので、こういう停滞ムードの時に
テクニカル的な節目を割り込ませようと、仕掛けてくる短期筋には注意が必要。

ドル円相場は110.62円まで下落。
110.50がストップラインという人も多いかと思われヒヤリとさせられる水準。

110.90円台が直近の上昇トレンドの61.8%下落水準んですが
それも割り込んでいるわけで、ここで買う理由もないので
ドル円は様子見に徹しております。

今週金曜28日に発表される第2四半期のGDP待ちね。

今夜は

6月の米中古住宅販売が発表になりました。

販売件数 552万件(前回 562万件)

中間価格 26.38万ドル(25.25万ドル) 
平均価格 30.39万ドル(29.43万ドル)
在庫 4.3ヵ月分(4.2ヵ月分)

という内容で、販売件数は2ヵ月ぶりに減少。
この数字にも反応薄で、あまり動きはありません。

ドル円はひょっとするとこの夏から秋に108円台という
今年4月のフランス大統領選前のリスク警戒で付けた安値までは
下落余地があるのかもしれない、という気がしていますが、
(だってあと2円50銭くらいだし、、、)

日経平均は4月の安値というと18224円。遥か下方に位置しています。
日経はここまで下がることはないと思っています。
日銀のETF買もあることですし、、、たぶん。

ということで日経平均は19500円近辺まであれば少しづつ買ってみようかと。
もし18000円台の窓埋めを試す下落があっても耐えられるポジションで。
窓埋めまで下落するということになると18620円くらいまでは下がる可能性。
その時は全力買いかな。さらに1000円の値幅にも耐える資金管理で
19500円から下を拾うつもり。

おそらくこの夏から秋にかけてそういう大きな下落があれば
20000円下で買える最後のチャンスとなるんじゃないかな、って気がしています。

その場合はドル円も105円~100円近辺までの円高のリスクかと思いますが、、、💦

全てのトレンドの調整局面というムードの相場なので
1.1557ユーロドルロングは1.1648ドルで手仕舞い。

0.7370キウイドルロングは0.7435ドルで手仕舞い。

現在ノーポジとしました。。。。

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2017年7月23日日曜日

先週7月17~21日の週は、世界の長期金利の上昇が一服。
全般金利低下傾向でしたが、これで金利上昇が止まってしまったのか、
単なる小休止でまた上昇再開となるのか、それともこのレベルでもみ合うか。

私はこのレベルで多少揉みあってから、金利は全般再上昇するものと
思っているのですが、これが2017年後半のマーケットのポイントだよね。

というのも6/27のECBフォーラムで飛び出した、
欧、英、加らのタカ派発言。
実際にその後カナダは利上げを実施、

先週のECBではドラギ総裁は
慎重なスタンスを誇示してみせるも、ECBの複数の政策立案者が、
資産買い入れの将来について決定するのは10月になる可能性が最も高い、
とし12月では遅すぎると考えていると、関係筋4人が明らかにした、
などと伝えられており、市場は今回緩和縮小について何も出てこなくとも
年内には必ず着手するということで、ユーロ買い止まらず、という反応。
市場は完全に欧州もいよいよ年内には緩和縮小に踏み切るとみています。

世界的に不動産市場にバブルの兆候が出ているってことも、早期緩和縮小の
必要に迫られる背景の一つかと思われます。

不動産マネー、世界で過熱
http://www.nikkei.com/article/DGKKASGD12HCO_T10C17A7MM8000/

。低金利下の運用難に悩む年金や金融機関からお金を集め、不動産やインフラを投資対象とするファンドは2017年上期に過去最高ペースの875億ドル(約10兆円)を調達した。ファンドの攻勢で不動産価格に過熱信号が点灯。金融引き締めに動き始めた米国など欧米主要国の中央銀行は価格高騰を警戒し始めた。


不動産価格上昇って、格差を広げますよね。
格差是正のためにもマネー膨張をそろそろ何とかしないといけないと・・・
というところまで来ているんだと思う。

ということで、先週は金利上昇一服も、年後半は再上昇となる
局面があると思います。そうなれば、ゼロ近傍に長期金利を固定する
政策を取っている円売り再開は明白。

年後半のテーマは、円売り、そしてドル売り。。。なのかなぁ。

というのも、米国の緩和縮小と利上げは2013年からテーマとなって
すでに4年が経過しています。
2013年5月22日の前バーナンキFRB議長のテーパリング言及から、
米国の出口戦略をテーマにした相場が始まり、
新興国市場からドルへの資金の逆流が起こりました。

2014年1月からテーパリング開始、
2014年10月テーパリング終了。
次の焦点は利上げへとシフト、
実際に利上げが実施されるのが2015年12月ですが
この間、ドル独歩高の時代が続きました。
(ドル独歩高は2014~2015年)

そして、ダメ押しとなったドル高がトランプラリーでした。
トランプ大統領誕生で、米国の金融政策を背景にしたドル高を
超える水準にまでドルが買われてしまったんです。
2016年12月、FRBが2回目の利上げを実施するまでそのドル高は続きました。

それを起点に、現在半年にも及ぶドル安が進行しています。
そして、その反面、新興国通貨などが上昇してきています。
新興国へ、ジワリ資金が戻り始めているんですね。
足元でのオセアニア上昇もそうですが、カナダの上昇なども
その大きな流れの一環だと思います。

(ただし、今年前半はフランス大統領選への警戒などから
一時的に大きな調整で、新興国通貨も下げていましたが、
波乱なく通過したことで、再びその流れが再開したと考えています)


トランプラリーでダメ押しのドル高となった後は
その後2回も利上げしていても結局はドル安となっている。
ここが重要なポイント。

足元のインフレ指標を見ていると、年内後1回の利上げ実施も
怪しくなってきた。ただし、将来の金利上昇に備えて
FRBはバランスシート縮小には着手しておきたい。
(金利が上昇するとFRBの銀行への利払いが増加してしまう)
将来の金利の急騰前に資産を減らしていきたい。

ということもあって、年内にバランスシート縮小に着手することは
あっても利上げには極力慎重になると思うんです。

CMEフェドウォッチを確認すると
今年12月以降来年6月までの利上げ確率はわずか40%台です。
(60%台を超えてこないと利上げはないとされています)

つまり、市場はもう利上げはしばらくないと見ている。

ってか、直近2回の利上げにも反応薄だったことからみても
米国の利上げは市場のテーマとしては賞味期限が切れているということよね。

だから、年後半のテーマは、日銀の政策が際立つことでの円安と
米国の金融政策の賞味期限切れのドル安がテーマで
いよいよ出口が近いと目される欧州、ユーロや、そのほか緩和縮小や
利上げを迫られる国の通貨を買うというのがコンセンサスとなる、と思います。

その相場はすでに始まっいるので、もちろん押し目を拾う形での
参加が重要ですが。。。

ということで、ドル円相場は、ドル安円安で結局レンジだと思う。。。
あんまり妙味がないということね。
レンジ下限で買って、レンジ上限で売ればわかりやすいかな。

それなのに、週末金曜111.90円台でドル円をロングしてしまい
見事損切りヒット(*´Д`)ゲンナリ 111.50円割れで止めました。。。
もーーー110円割らないとドル円は買いませんっ!

クロス円の押し目買いや
ストレート通貨でのドル売りのほうがわかりやすいもの。

ユーロドル1.1557ドル、キウイドル0.7370ドルロングは継続。
**********************************


ドル安の背景にはぐだぐだのトランプ政権スキャンダルがあるとの指摘も。

トランプ氏、弁護団と広報チームの人事断行-スパイサー報道官は辞任
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-22/OTGSRQ6JTSHZ01

ヘルスケア法案はまだ成立せず・・・。
ロシアゲート問題もくすぶり続け、
何も進みません。

トランプラリーの失望のドル売りが続いている、と指摘されれば
それを否定できないのも事実。金利低下の一因でしょうね。
◆今週は25日~26日がFOMC

今月、イエレン議長による議会証言において、
インフレについても不透明性に言及があり、ハト派的な姿勢が意識されました。
今回の7月FOMCは記者会見がないのであまり注目されていませんが
今回の議論については、3週間後に出るFOMC議事録が注目との指摘も。
議事録では声明文では確認できない詳細な議論内容が確認できることで
意外と相場が動くことがありますが、
記者会見のないFOMCの時は、議事録で動くことも多い。
今回の議事録要旨公表は8月9日です、覚えておかなきゃ。

8月はその後ジャクソンホール会合もありますね。
3年ぶりにドラギ総裁が出席することが話題ですが
勿論イエレン議長の出席します。

◆今週はFOMCよりも28日発表の米第2四半期GDP速報値が注目との指摘も。

1-3月期は 前期比 速報値+0.7% 改定値+1.2%、確報値で+1.4%に修正

昨年10-12月期は+2.1%なので、上方修正されたとはいえ、最初の0.7%は
かなり悪い数字が出た印象でした。(3年ぶり低水準、個人消費が弱かった)

1-3月期の悪化の背景は個人消費。

速報値+0.3% 改定値+0.6% 確報値+1.1%

昨年10-12月期の+3.5%から凄まじい低下で衝撃が走りました。

今回の個人消費の予想は+2.9%程度のようですから強いですね。

GDP速報値が予想通り強ければ、足元で後退した利上げ思惑が
回復するとの見込みからドル反発につながる可能性が指摘されています。


2017年後半大局ではドル安となると思いますが
今週は米GDPによってはドル巻き返しもあるかもしれません。

*********************

先週は豪ドルが急落する局面も

豪中銀(RBA)のデベル副総裁が、アデレードでの講演テキストを公表

「他国が利上げを行っているからと言って、
豪州が金利を児童に引き上げなければいけないわけではない。」

​「​豪​ド​ル​の​上​昇​は​豪​経​済​の​支​援​と​な​ら​ず​」​
​「​通​貨​の​強​さ​は​経​済​の​調​整​を​混​乱​さ​せ​る​」​

などの発言内容が、豪ドル売りにつながりました。

ブ​ロ​ッ​ク​R​B​A​総​裁​補​佐は​
​「​高​水​準​な​住​宅​ロ​ー​ン​債​務​の​リ​ス​ク​を​注​視​」​
​「​シ​ド​ニ​ー​や​メ​ル​ボ​ル​ン​な​ど​住​宅​価​格​が​急​上​昇​し​て​い​る​地​区​の​動​向​に​も​注​意​」​

などの発言を行っており、住宅価格上昇を意識している側面も。

今週は豪ドルがもっと下がれば買ってみたい局面です。
米GDPで米ドルが上昇すれば、全体的にドルストレート下落と
なるでしょうから、そのタイミングがねらい目かな??
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2017年7月21日金曜日

あら~ユーロ調整があるかと思って構えていましたが、調整なしで
吹っ飛んでしまいました。。。

ECB理事会受けてユーロ高、、、というより、完全ドル独歩安です。

通貨インデックス一覧


ユーロも上昇していますが、円も上昇、豪ドルも上昇、キウイドルも
カナダドルも上昇、(ポンド除く)完全にドル安なんですね。

これはもう、米国の緩和縮小や利上げといった引き締めがテーマとなり
ドル高となるという相場は終了しちゃった、ってことね。

市場の最大の関心は欧州のテーパリングだと思いますが
上昇しているのはユーロだけじゃないので、
すでに利上げに踏み切ったカナダやオセアニアの緩和縮小や利上げの思惑も
今後の市場のテーマとしては大きいんだと思います。

ドル安なのでどうしても円高になってしまう・・・。

IMM通貨先物ポジションでも円ショートが積みあがっていましたので
今夜ECBの後の相場で、かなり円ショートの買戻しが出た印象。
ドル円相場は20日木曜日銀会合を受けて112.40円まで上昇していたのに
111.48円まで1円近くの急落に見舞われています。

私のドル円111.86円ロングは112円を割り込んだところでカット。
損切りではないですが、残念なトレード結果に・・・。

ドル円しかポジションがなかったのですが、
今日はユーロドル、キウイドルロングを作りました・・・。

ユーロドルは1.1557ドル ECB理事会で急伸した高値に飛び乗りです。
一度下がると思ってショート作った向きが多かったと思われる値動き。
売りが踏増されたような動きですので、逆らうべからず。
ユーロのロングポジションもそこそこ膨らんでいるので
一度調整があるとみて、ロングも整理されちゃっていたのかも?!
市場の思惑と逆に動きますね。

ECB総裁、緩和縮小「秋に議論」 年明け実施視野
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC20H3R_Q7A720C1EA2000/?dg=1

ドラギ総裁はかなりの程度の緩和が必要だ、としつつも
「(声明文の変更などの)議論は秋に行う」と明言。

ユーロ圏経済は16四半期連続のプラス成長が続いていますが
ドラギ総裁は「「景気の一層の上振れに向け勢いは増している」とも
発言していて、まあ、今回見送っても年内には緩和縮小開始だよね、
ということでユーロ上昇、ということですね。

キウイドルは完全に6月からの高値圏でのレンジを上方ブレイク。
0.7370ドルという高値に飛び乗る格好ですが、
チャート的にはレンジブレイクでさらに上昇が見込める形。

豪ドルも買いたいんだけど、これは押し目を拾うようにします。

ドル円はこの50%押しレベルで止まらないとなると
110円台覚悟か、という相場になってしまいます。。。

米長期債利回りも2.24%台に低下していて、
ドルがこれだけ弱いとドル円相場の上がり目は薄い。。。

ただし、本邦機関投資家勢の買いが下値を支えますので
結局はレンジの範囲内での円高に終わるでしょう。
ドル円はちょっとお休みします。

ドルストレートでのドルショートに妙味あり、の相場です。
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2017年7月20日木曜日

さて、いよいよ20日、ECB理事会です。

ドル円ロングポジション以外すべて手仕舞いました…。

カナダ円ロング88.69円は88.75円で。
日足で高値でのもみ合いに入っていますので、反落リスク。
再度揉みあいから上放れれば本当に強い相場ですが
ECB理事会でユーロ、ドルなどが大きく動くリスクがあるので
ポジションは綺麗にしておきます。

豪ドルドル0.7847ロングは0.7948ドルで。
上値追いの展開が続きましたが、同じくイベントリスクに備えます。

先月のECB理事会では景気の下振れリスクの文言は削除したものの、
「必要なら債券購入プログラムの拡大延長を行う」という文言は温存。

ドラギ総裁はこれまで、緩和を継続するハト派的スタンスを貫いていましたが
6/27のECBフォーラムで突然のインフレへの言及によって
欧州金利が一斉に上昇しユーロ買いが進みました。

いよいよ欧州も緩和縮小に踏み切る時期が近いとの思惑が広がったのです。

今回は「必要なら債券購入プログラムの拡大延長を行う」部分が
削除されるとの見方が有力ですが、、、、
実は、市場の過剰期待をけん制するために温存されるとの見方も。


「ECBの政策に関する議論に詳しい3人の関係筋」が
ECBは量的緩和を終了する時期を明言することに消極的である、と
一部メディアが報じています。

関係者らによると、現時点ではいかなる決定も下されておらず、
議論は現在も続けられているということですが、
果たして、市場の思惑通りに今回20日のECB理事会で
金融政策の正常化に向けてあらためてタカ派トーンが示されるのか否か。

これが試されるのが、今日のECB理事会となります。

他方で8/30日のジャクソンホール会合に3年ぶりにドラギ総裁が出席することが
報じられており、今回の会合ではなく、ジャクソンホールで緩和縮小への
言及があるとの見方もあって、今日は意外と期待外れとなるかも。

その場合、ユーロの急落リスクよね。

短期的にはユーロショートに妙味あり、かもしれませんが
会合の中身が解ってからでも遅くはないと思います。

中長期的には、ジャクソンホール会合や9月ECBでの緩和縮小の思惑へと
思惑は継続しますから、ユーロは買いです。

急落をうまく売りで取れなくても安いところで拾うスタンス。

逆に今回思い切りタカ派会合となれば、
ユーロは更に上昇するかもしれませんが、

IMMの通貨先物ポジションで投機筋らの動向を確認すると、
先週7月11日時点でのユーロのポジションは買い越しが8万3788枚にも
積みあがっています。
(買い越し=買いポジションと売りポジションを相殺し、買いが多い状態)
これは2007年以来の高水準に迫っており、10年ぶりのレベルにまで
ユーロ買いが膨らんでいるということ。

こうしたポジションが一度整理されないと
さらなる上値は難しい気がしますけどねぇ・・・。

ドル円もIMMポジションでの円ショートが大きいのが上値が重い一因かも。
ちょっと怖いけどドル円ロングだけ継続。

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2017年7月19日水曜日


ドル円相場111円台まで落ちてきました・・・。

112円台前半の38.2%押しレベルで止まらず、半値押しまで下がりました。
この50%押しレベルには200SMAが走っており、ここでサポートできないと
110円を割るか否か、というところまでの調整も覚悟、ということになります。

※ドル円日足 フィボナッチ、200SMA







というわけで、ドル円相場を111.86円でロングしました。
昨日作った112.52円ロングは112円割れで一旦ロスカットヒットなんですが💦
再度買いなおします・・・。


ドル円下落の背景の一つは米金利がダレてきていること。

※米10年債利回り


今夜の指標も弱め・・・。

①米国6月輸入物価指数 前月比▼0.2%(前回▼0.1%)2か月連続マイナス
低水準の輸入物価を受けて、米債利回り低下

②7月NAHB住宅市場指数 64(予想67)昨年11月来の低水準

これらを受けて米10年債利回りが2.25%台へ低下。


そして、連休明けの日本の株式市場が冴えなかったことも一因かな。
(円高が先か、株安が先かというのは常に論争のタネですが💦)

日経平均寄与度の高いファストリの株価がこんな感じで・・・。
 

また、時事通信やテレビ朝日の世論調査で安倍内閣の支持率が30%を割り込むなど
なんとなく、買い意欲に欠けるセンチメントの中で
こんなニュースがさらに弱気を優勢にした感じも・・・。

日銀内でETF買い入れの持続可能性に懸念の声広がる-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-18/OT0LGB6JIJUV01


そういえば今週19、20日は日銀の金融政策決定会合ね。

記事をよくよく読むと
「日銀内でETF購入の持続可能性を問題視する関係者の間でも、緊急に見直しは必要ないとみられており、19、20両日の決定会合で詳細を議論する可能性は低い。」

とあるのですが、今週の日銀会合を意識せざるを得ないタイミングであり
ヘッドラインだけを見ると、内部でETF見直しの声が高まっているかのよう。

それに、この記事、おなじみ日高記者によるものです。
日銀会合前にアドバルーンを上げてマーケットを騒がせる常習犯で
マーケット関係者の間では大変知られた名物記者さんです。

過去に何度もこうしたタイミングで政策変更を匂わせたり
期待させるようなヘッドラインの記事をUPしています・・・。

だから過度にこの記事内容を懸念するものではないのですが、
なんとなく、買い意欲が盛り上がらない1日でした。

まあ、何より米金利反落でドル円相場が円高になったことが
大きかったのだとは思いますが。一応こんなことがありました、ということで。

今週は日銀よりも20日のECB理事会のほうが注目度が高く
すでにECBラリーがスタートしているようです。

東京時間に突然のユーロ高。
これに連れて、ドル円相場でもドル安基調へ。

20日までは ユーロ高ラリーが続くのかも。
ただし、ECB理事会前にはご注意。
それについてはまた明日に。

*****************

夕刻の突然のポンド下落は

6月の英消費者物価指数 前年比 +2.6%(予想、前回ともに2.9%)
            前期比 0% (予想+0.2% 前回+0.3%)

これで利上げ思惑が後退…とまではいかなくても
指標前に思惑のポンド買いが広がってポンド高となっていたので
その分がはげ落ちた格好。


***********************************


今日のハッスル通貨は豪ドルでしたね。

7月4日分の豪準備銀行(RBA)金融政策決定理事会議事録。

「金融刺激策の巻き戻しで他の中銀に追随する用意がない」


とECBフォーラムで欧州や英国、カナダが緩和縮小、利上げスタンスを
示したことに対するけん制とも取れる記述がありましたが

(ここだけ読むと豪ドル売りたくなりますけどねぇ)

同時に

「多くの委員達は国内の経済状態がよりポジティブになっていくことを確認した。資本市場の価格はこれら経済において、予想される金融政策の道筋では、上方修正されそうな経済に関して前向きに対応していくことを示唆している。」


とも書かれており、こちらの反応したんでしょうか。
豪州も他国を追随するとの思惑が広がってしまった模様で
豪ドル買い優勢に。
(次回のRBA理事会は8月1日)

豪ドルドル、豪ドル円も直近高値を突き抜けて大きな上昇となりました。

豪ドルロング降りたばかりなのに。。。( ;∀;)

まあ、利食いでしたけど、今日の急伸出遅れたのがショック。
急伸途中の0.7847ドルで豪ドルロング飛び乗り中です。。。。

*************************

一方でニュージーランドは

NZ4-6月期消費者物価指数が 前年比+1.7%(予想+1.9% 前回+2.2%)

で弱かったために朝方急落してスタートしましたが、
急落分は全部取り戻し高値更新中。

キウイに買い材料は少ないのですが、、、
豪ドル上昇に連れ高となった側面も。

というか、今はドル安なんですね。

ドル売り、外貨買いが最も妙味ありでしょうか。
円売り、外貨買いでもいいはずなんですけど(金融政策面から)

足元ではドル円でちょっと円高気味で「ドル独歩安」です。

キウイには手を出しておりません。

カナダ円ロングは継続中。

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2017年7月18日火曜日

17日月曜、祝日、ドル円相場は円高アタックもなく
週末15日につけた112.25円はサポートされた状態でもみ合いに終始。

38.2%押しできれいに下げ止まった形。

米株は強いし、日銀の金融政策はゼロ近傍に長期金利固定ですし
積極的に円買いを仕掛ける局面じゃないわよね。

ということで、様子を見ていたら
NY時間に112.50円をはっきり超えるか??という上昇が。

ドル円だけでなくクロス円全般、同時刻に上昇しています。
ただし、直近高値を超えるかどうかというのは、通貨ペア毎に異なりますが。

豪ドル円、カナダ円が強く、日足レベルでも高値越えトライを試す流れも
ドル円、ユーロ円は日足レベルでは直近高値には及ばず、という感じ。

ドルストレート通貨の強さ次第ということになるかと思いますが、
ドルに関しては、インフレ指標の弱さから年内の利上げ織り込みが
今一つ進まず懐疑的なムードが出てきたことでドル金利上昇が鈍っていることで
ドル高機運が強まらない。

キウイが弱いのは要人発言。
バスカンドRBNZ副総裁が「NZドル安は成長のリバランスを支援するだろう」
「NZドル安は将来の債務削減に必要とされる」などと述べたことで
キウイドルが下落、これがキウイ円が冴えない背景。

豪ドルが強いのは、今日発表された一連の中国指標が背景かな。

◆中国4-6月期GDP 前年比6.9%(予想 6.8% 前回 6.9%)
◆6月小売売上高 前年比 11.0%(予想 10.6% 前回 10.7%)
◆6月鉱工業生産 前年比 7.6%(予想 6.5% 前回 6.5%)

ユーロに関しては今週20日がECB理事会。
どうも、ドラギ総裁はこの夏8月のジャクソンホールに出席することから
緩和縮小にハッキリ言及するのは、ジャクソンホールじゃないか、
という見方もあって、今週は意外と梯子を外されるかも、、、
って気がしています。ユーロドルでユーロは下がっていませんし
強いままですが、ここから20日に向けてユーロ買いがさらに進むようだと
失望の売りが大きくなるかも、、、なんて気もしています。

今週はECB理事会がユーロクロスを大きく動かすと思われ、
それに影響されてた通貨も振らされると思うので
それまでは、方向感なく小さなレンジ相場に終始するんじゃないかな。

ユーロについてはまた明日。

今日は豪ドルを0.7805ドル キウイドルを0.7322ドルで手仕舞いました。
ドル円を112.52円で拾ってみたのですが、さて・・・。
カナダ円88.69円ロングは継続。
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2017年7月16日日曜日

7月14日㈮NY時間に ドル円相場、112.25円まで急落。

◆6月小売売上高 前月比▼0.2%(予想 0.1% 前回 -0.1%(-0.3%から修正)
◆6月消費者物価指数 前月比0.0%(予想 0.1% 前回 -0.1%(前月比)
◆6月設備稼働率 前月比76.6%(予想 76.8% 前回 76.4%(76.6%から修正)
◆6月鉱工業生産 前月比 0.4%(0.3% 前回 0.1%(0.0%から修正)

一連の米指標発表ですが、CPI小売売上高、と消費者物価指数がトリガーとなり
米長期金利が低下、ドル安が進行しました。

というのも、先週12、13日のイエレン議長の(おそらく)最後の議会証言で
政策金利について「今後はそれほど大きく引き上げる必要はない」と指摘、
(バランスシートの縮小時期については経済が見通し通りであれば
半年以内に始める、としていますが)

政策金利が正常化に向けてこれまで4回引き上げられ、ようやく正常とされる
ラインの1%に到達したわけですが、正常化より先の利上げは引き締め感が
より強かるステージに入ってくると思われます。
「インフレがいつ、そしてどの程度、リソース活用の引き締まり
に反応するかを巡る不確実性が挙げられる」と発言していることもありますし
インフレ指標が強くないということであれば、イエレン議長は
無理に利上げしない可能性もあるのではないか。と市場が受け止めたのかもしれません。

CMEフェドウォッチで利上げ織り込みをチェックすると
7月利上げ織り込みは3.1%.9月は8.2%、11月が11.6%
12月でも43.1%に過ぎません。現状では、年内後1回の利上げはまだ
織り込まれていない状態です。
(60%を超えていない状態ではやらない(できない)とされている)

ということで、さぞ米長期金利も低下してしまったのだろうなぁ、、、
とチェックしてみると、確かに金利は低下したのですが見事な下ひげ。
金利はNYクローズに向けて急速に戻っているのよね。
金利低下をそれほど警戒するような局面ではなさそう。

※米10年債利回り




ここから金利が急反落するということではなく、
あくまで、ここからの利上げペースが緩慢となる可能性を織り込んだ動きだと思われ、
米国株式市場はその安心感から大きく上昇、ダウは高値更新です。

※株価インデックス

日経平均は、ドル円下落が足を引っ張ってレンジ・・・。

上記チャート下段にあるエネルギーの一連のチャートも改善。
原油価格も上昇に転じ始めて(ドル安だし)これも米株にはプラス要因でしょう。
VIX指数はさらに低下、リスク警戒局面ということでは決してありません。

要するに、ドル円相場、112.25円まで急落しましたが、ここからさらに円高進行
となるような相場ではない、と思うのです。
113.18円のドル円ロングは見事ロスカットでポジション消えましたけど💦
112.80割れで・・・・。

でも、テクニカル的には、止まるとこで止まったよね。
※ドル円日足チャート

上昇幅に対して38.2%(112.30円前後)下落で止まった。
もし、ここで止まらなくても50%押しの111.70円台では支えられるんじゃないかな。
この近辺には200SMAも走っているし。

多分、金曜はアルゴかなんかで、投機筋ポジが一斉に整理されたのだと思う。

これが先週7月11日㈫時点のIMM通貨先物の投機筋ポジ。
※IMM通貨先物ポジ

ドル円の買い越しポジションが11万枚にまで積みあがっています。
円ショートが15万枚まで膨らみ、ドル買い4万枚と差し引きすると11万枚。
(このグラフは円ドルになっているので、グラフ下方に伸びているのがドル買い越幅)
ちなみに 円ショート過去最大は
ネット(差し引き)で18万8077枚(2007年6月)
グロスでは23万7488枚(2007年6月)です。

まだまだ、ドル円ロングがパンパンに積みあがっている、というほどでもない。
しかも、これはあくまで先週火曜の時点。
金曜の下落でまた買い玉が整理されて10万枚割ってるんじゃないかなぁ。。。

ということで、週明けは押し目買いでドル円拾っていこうと思います。

また、ユーロのポジションは買い越しが8万3788枚ですが
これは2007年以来の高水準に迫っていますので、ユーロ上昇が鈍っています。
巻き返しがいつ入るかと思うとなかなか買えないかな・・・。

通貨インデックス一覧を見ているとドル独歩安です。
※通貨インデックス一覧


ポンドと豪ドル、キウイドルの上昇がすさまじいですね。
円も上がってるけど、、、💦

ドルだけ安い。
つまり、ドルストレートでのドルショートがいいということです。

ちなみに先週ドル円ロング一緒に
豪ドルドル0.7710ドルロング
キウイドルを0.7292ドルロングを作っており、これがHIT

週末豪ドルドルは0.7825ドル、キウイドルは0.7341ドルで引けています(*‘∀‘)

週明けは豪ドルドルは一度利食って、押し目をまた拾おうと思います。
チャートだけ見てるとポンドドルも買いなんだよねぇ。
ファンダからはポンド安を予想する向きが多いんだけど、
意外と上がるのかもしれない、、、ということでポンドもウォッチ。
カナダ円88.69円ロングは継続。
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2017年7月14日金曜日

イエレン議長による12日の議会証言。

市場の事前の思惑は
米景気に強気な見通しを示し、利上げや資産圧縮の加速に踏み込むのでは、、、
というタカ派的発言となるというものでしたが、

「経済見通しには常に、相当な不確実性が伴う」
「インフレがいつ、そしてどの程度、リソース活用の引き締まり
に反応するかを巡る不確実性が挙げられる」と述べ、
利上げについては慎重な言い回しとなりました。

利上げも4回実施して1%、正常化へと引き上げたことで、
ここからの利上げは正常化から引き締め的になると思われることや
(1%は正常化、スタートラインに立った)
6月FOMCでバランスシート縮小のロードマップも示していますが
どちらも一緒にやるとなると、かなり引き締め感が強くなるため
バランスシート縮小なら、利上げは同時にはやらない可能性がある、
ってことじゃないかなぁと、個人的に思ったんだけど、、、

ともかく、市場はイエレン議長最後の証言で
「ここからの利上げには慎重、流動性相場がまだ続く」

との安心感から欧州株、米株が大幅反発となりました。

しかし、日本株はなんだか慎重な展開・・・。

7月13日木曜日経平均 1.43円高の20099.81円

ダウは120ドル高だったんですけどねぇ、、、

利上げ観測後退がドル円相場の上値追いへの期待後退につながったか、
ドル円相場がこのところの調整ムードから脱しきれず
112~113円ウロウロするという冴えない値動きだったせいでしょう。

日本の株価はドル円相場の影響はやっぱり大きいってことか。

ちなみに、海外勢は7月第1週日本株を売り越したようです。

金利意識の海外勢、7月1週に日本株売り越す-信託銀買越額再び最高
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-07-13/OT0R4R6KLVR401

「世界的な金利上昇に備え、一部の海外勢が売りを出し、国内勢が吸収」

7月第1週、マザーズ市場の海外投資家の売越額1年11カ月ぶり大きさだとか。

年金基金の動きなどを反映する信託銀行の週間買越額は再び今年最高を更新
ということで、年金買いはコンスタントに入っている模様。

個人投資家は3週連続で売り越しですって。。。
私は個別株は買い継続です。

イエレン議長の意外とハト派的だった議会証言を受けて
ドル安になるのは解りますが、昨日からユーロも神経質に下落してきました。

これいかに?!

緩和縮小、利上げのパイオニア、米国がここから慎重になるというのに、
欧州が緩和縮小、利上げができるわけがないだろう、
という思惑が働いたからだ、という指摘が。

そういう考え方があるのねぇ。

やっぱり金利上昇はそれほど急ピッチでは進まないかもね。

ってことで、株式市場はしばらく安定的と考えていいのかな。
であれば、為替市場でも、それほど円高リスクはないはず、、、

ということで、4H足テクニカルで反発の様相を示していたドル円を
113.12円でロングしたんだけど、
どうも、欧州時間、ドル円よりドルストレートが強いことに気が付き、
ドル円を微損で撤退し、豪ドルドル0.7710ドルでロング
キウイドルを0.7292ドルでロング。

夜になってやっぱりドル円が強いことを確認して、
ドル円を113.18円で再ロング、カナダ円を88.69円で再ロング、と
今日は落ち着かない売買しています💦

今冷静に振り返ってみると豪ドル円のがパフォ良かったかも。。。
豪ドル円は88.20円を超えると90円大台が射程圏内だなぁ、、、
明日以降押し目を狙ってみます。

株高は静かに継続、あとはクロス円と資源関連の上昇を軸に
為替市場でリスクテイク方向での回転売買、って感じかな。

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2017年7月13日木曜日

トランプジュニアのメール公開のニュースで7/11火曜のダウは100ドル超の下落。
ドル円相場も113円台へと下落。
ところがダウは大引けにかけて猛烈に戻し終わってみれば +55ドル高。
ただし、ドル円相場は戻りきらず、今夜7/12に113円大台割れまで下落しています。

久しぶりにダウが100ドル超ものボラがあった、ということで
どんな衝撃かというと、よくよく考えてみればたいした事件じゃありません。

選挙期間中、トランプ氏長男がロシア人弁護士と会っていたという報道ですが
米国上院はトランプ氏長男の調査を要求していたことを受けて、
トランプ氏長男そのは弁護士からもらっていたメールを公開。

『ロシアの検察がクリントン氏の不正にかかわる公文書と情報を提供したい』
と書かれていたとの事でトランプ氏長男は「話が本当なら素晴らしい」と返信していた、
というもの。それだけのことです。

ジュニア氏は声明で、公表の理由を
「(経緯を)完全に透明にするため」
「女性弁護士は当局者ではなく、情報もなかった。面会は無意味だった」と釈明
弁護士にあったことは事実で、限りなく怪しい、、、のですが💦
これは法に触れるようなことではなく、むしろ潔白の表明のため
という意味合いが強いと思われます。
米国もフェイクニュースが多いことが問題視されているようですが
ロシアゲートに関して違法性が問われるような証拠をメディアが掴んでいるのか
というと、現実にはまだ何も出てきていないわけです。
今回もあくまで「トランプ陣営側」から出てきたソースで、
もちろん、それは、これが決定打になるような話じゃないんですね。

ということもあって、アルゴがロシア、トランプ長男というキーワードに
過剰反応して大きく下がっただけで、これでマーケットが崩れるような
ソースじゃないことに早々に気が付いた、ということでしょう、
だって今夜7/12日水曜のNYダウは150ドル高ですよ、まったく人騒がせな。

しかし、なぜドル円は戻らないのか。

11日夜はトランプ長男メールニュースだけでなく
ブレイナードFRB理事の発言もありました。
講演で「FF金利の正常化、かなり進行していると認識」と発言。

これで市場は今後の利上げは急がない可能性を意識。
ドル高要因が後退した、ということでしょうか。

これまで、あまりにもカナダ円とかユーロ円とか。。。クロス円が大きく上昇、
手仕舞いのきっかけにもなったのかもしれません。
クロス円はそれぞれ短期的にはいかにも調整が入りそうなチャートよね。

ドル円ロングは113.80円台で手仕舞い、
ポンド円を146.16円でショートにしています。

ドル円は一時112円台まで下落しましたね・・・。

今夜はイエレン議長の議会証言。
今夜の証言がイエレン氏の最後の議会証言ですが、
思ったよりもハト派的な内容という捉え方がされた模様。
基本的にこれまでのスタンスと変わっていませんが、
 インフレは目標を下回っており、状況を注意深くみると言及した部分が
フォーカスされたのかしら。

基本目線は、日本と米欧加英の金融政策の方向が逆である事実が
変わらないことから円安外貨買いは続くと思っていますが、
これまでかなり買いが積みあがってきたので、
調整が深くなるリスクは否定できず、その調整で利益を飛ばしたくないです。。。

ということで112円台ローまで下落すれば
再び買い参戦したいと思います。

注目のカナダ。
今夜カナダ中銀は0.25%の利上げを発表
利上げ自体は予想通りではあったものの、成長見通しも上方修正
インフレ鈍化は一時的な要因との声明でカナダ買いが入っています。
88.25円という随分急伸してから買い参戦(;´∀`)
今はポンド円ショートとカナダ円ロングです。。。

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2017年7月12日水曜日

定点観測。

通貨インデックス一覧です。









強い通貨 ユーロ、カナダ

弱い通貨 円、ポンド、キウイが仲間入りか?!


これで見ると、ドル円相場が上昇していますが、決してドル高ってわけじゃない。
ドルインデックスだけを見てみるとドル安傾向のまま。
ユーロの構成比が大きいということで、ユーロインデックスを見ると
ユーロは一貫して上昇、つまりは、ユーロ高、ドル安、円安なのね。

要するに、組み合わせとしてはドル円よりもユーロ円の買いのほうが
パフォーマンスがいいということ。

今ドル円ロング、ユーロ円ロング両方持っていますが、
ユーロ円が利益が大きくなってきました。
どちらもポジション継続です。

特に今夜はユーロが一段高となっていますが、
メルケル独首相が「ECB政策は我々が望む状態に達していない」と、
金融引き締めを望む発言が伝わったこともユーロ買いにつながっている模様。

カナダドルの上昇も大きいですね。
ドル安、カナダドル高なので、ドルカナダの売りとかカナダ円の買いが
パフォーマンスがいい組み合わせ。
カナダ円ロングしていましたが、

12日23:00水曜 BOCカナダ中銀 政策金利発表を控えて

上値が重くなってきた感じがあるので88.43円で手仕舞いました。

今日はカナダの6月住宅着工件数が発表になりましたが
予想が20万件のところ、21.27万件で強かったにもかかわらず
上値重し、、、ということで。


代わりに今日作ったポジションがキウイドルの売り。
コストは0.7250ドル。現在0.72122ドル

そもそも、6/22、NZ準備銀行のRBNZは、金利を過去最低の1.75%に据え置き、
早期に利上げを実施しない意向を示唆していました。

それでも、ウィーラー総裁が足元のNZドル高に不満を示さなかった、
というだけでNZドル高が一層進んじゃった経緯があって、
緩和縮小・利上げを示唆した欧州、英国、カナダなどと違って
何故上昇しているのか、今一つ納得がいかない通貨でした。

足元で乳製品価格が持ち直しているという材料もありましたが
それでも中央銀行が「金融政策は相当期間緩和的だろう」とはっきり
表明しているわけで、これで買われるというのはちょっと謎でしたが、
今日はNZでマグニチュード6.8の地震が発生したとのニュースが
きっかけとなってNZドル売りに転じたようです。
ようやくの下落ですので、キウイ円でも下落幅はそこそこ取れそうです。


また、今夜はイングランド銀行(英中銀)のブロードベント副総裁の
講演も注目されていたようですが
金利見通しに関する発言はなかったことで、
前のめりになっていたマーケットに冷や水。
早期利上げに言及する可能性を織り込んでポンドが買われていたため
ポンド売りとなっています。この流れはNY時間も引き継いでいますね。
ポンドショートも面白いかもしれませんが、、、
キウイショートだけにしておきます。

ポンド円や、キウイ円などのクロス円もちょっと崩れてきているので
ひょっとするとこのクロス円下落がドル円の足を引っ張るかもしれません。
その場合、コストである113.58円まで到達する前に手仕舞います。

しかし、今夜はユーロ一強だな・・・。


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2017年7月10日月曜日

さてメディアでは安倍内閣支持率低下が話題となった週明け。

朝方発表された機械受注も振るわず、株式市場への影響が懸念されたものの
終わってみれば10日月曜の日経平均株価は3営業日ぶりに2万円大台回復。

+151.89円 20080.98円。東証1部では約7割の銘柄が上昇の堅調地合い。

※5月機械受注 前月比▼3.6% (予想+1.7%)

先週末のNYダウが+94.30ドル高で堅調に引けたことも支援材料ですが
なんと言っても為替市場の円安が効いたんじゃないでしょうか。

先週末7日㈮の日銀の指値オペ、その後の米6月雇用統計受けて
ドル円相場は114円台。この流れはまだ健在です。

株式市場では海外勢が日本株をアンダーウェイトのままで
これから日本株物色が本格化する可能性もあるとの声も。

6月の対外及び対内証券売買契約などの状況で
海外投資家は日本株を3カ月連続で買い越しています。
しかし、6月の買越額はわずか686億円。

1-6月の上半期の買越額は4762億円強にとどまっています。
7月後半から本格化する4-6月期の決算発表が予想を上回る内容となれば
さらに買ってくるんじゃないかという期待も・・・。

******************************

ということで、先週仕込んだドル円クロス円ロングは継続のまま。


ここからは今週の今後のイベントに向けてどうするか、です。

12日23:00水曜 イエレンFRB議長 下院金融委員会で証言
13日23:00木曜 イエレンFRB議長 上院銀行委員会で証言。

任期中最後の議会証言となります。
年内の利上げの可能性、バランスシート縮小開始時期など
具体的なスケジュールについて示唆があるか。
任期中最後の証言とあれば、具体的になる可能性が大きく
金利とドルが大きく動く可能性があります。

ポジションはコストまで下がれば撤退。
ただし、また安値引き付けて再ロングエントリー模索とします。

12日23:00水曜 BOCカナダ中銀 政策金利発表。

今回の利上げ織り込みは90%を超えているようです。
利上げがなければ比較的大きな下落リスク。
しかし、その後直ぐに次回10月には利上げするだろう思惑が
広がるでしょうから、下落したところはすかさず拾われると思います。

12日の23:00までにカナダドルが大きく上がっているようなら
発表前に利食っておくのがいいでしょうね。
今回利上げがあったとしても、セル・ザ・ファクト
噂で買って事実で売る展開となりそうです。

12日23:00前にカナダドル買いが失速するようなら、
早めにカナダ円ロングを手自まうことにしますが、
いずれにしろ、大きく下がる局面では、買うつもりでいます。

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2017年7月9日日曜日

G20閉幕、写真を見るとトランプ大統領が随分端っこにいるなぁ、、、と。
メルケルさんの隣には習近平氏、その隣にプーチン氏(後ろに安倍首相)
なんだか舞台裏の駆け引きと、今回のG20の空気感が伝わってきますね。。。
時代はめまぐるしく変わって世界の勢力図もジワリ動いているということか。

G20がマーケットに影響を及ぼすようなことはなかったように受け止めています。

先週は、なんと言っても7月7日の日銀の「指値オペ」ですね。

これで、決定的に今後の為替相場の「円安トレンド」が
明確になっていくものと思われます。

クロス円だけを見ていると、すでに相当な円安トレンドが醸成されていて
ここからさらに円安トレンドが続くのかと思うと、ちょっとにわかには
信じられないという気もしますが、それでも、ここから
物凄い円安相場が来ちゃうかも、って話です。

それが改めて確認できたのが7/7金曜の日銀の指値オペ。

指値オペとは
指定した金利水準で金額に制限を設けずに国債を買い入れること。

今回の指値オペ対象は、残存期間5年超10年以下の長期ゾーン
買い入れる利回りは前回2月と同じ0.11%を指定。

つまり、長期債利回りは0.11%以上の上昇は許さない!!
という日銀の姿勢が明確に示されたということ。

金利上昇させないために、無制限に国債を買うよ、という宣言です。
そしてその水準は「0.110%」これが防衛ラインだと示された格好。

前回はトランプラリーで米債利回り上昇につれて、日本の10年債利回りも
上昇した2月3日に同様の指値オペが必至されましたが、
その時の水準が0.110%だったんですね。

7日の日本の10年債利回りは0.105%に上昇してきており、
この0.110%に接近してきていたために、日銀の出方が注目されていました。

ただし、0.105%まで上昇してきていた価格に対して、
指値オペのは「0.110%」
つまり利回り水準は指値オペの水準には未だ達していない、ということで
金融機関からの応札額はゼロでした。
(前回2月の時はオペ公表前の市場価格が日銀の提示価格より低かったため、
7239億円の応札があった。)

つまり、今回は防衛水準を示したことで実弾ゼロで金利上昇を抑えこんだ、
ということです。

6月27日のECB年次政策フォーラムで、

ECBのドラギ総裁がデフレからリフレ的になっている、と
緩和終了に言及してこと。

英国BOE総裁も「BOEの刺激策の一部解除が必要となる可能性」と発言。

カナダBOCポロズ総裁も利上げを検討する可能性をあらためて示唆。


ということで、欧州、英国、カナダの長期債利回りが上昇しはじめ
これに連れて米国長期債も上昇開始。
米10年債利回りは6日に2.36%にまで上昇してきています。

これが、足元でのクロス円、ドル円上昇の背景ですね。

それでも、かなり大きく上昇していたことや
週末の雇用統計、G20を控え、私は一度手仕舞って様子を見ていたのですが
7日の日銀の指値オペを受けて、ますますこの流れは加速すると思い
再度ドル円、ユーロ円、カナダ円、ポンド円に乗りました。
ドル円113.58円 ユーロ円129.62円 ポンド円147.29円、カナダ円87.56円

このうちポンド円だけがその後大きく下落し損切り(+_+)146.90円でカット。

※5月の英鉱工業生産:前月比▼0.1%(予想+0.4)
 5月の製造業生産指数:前月比▼0.2%(予想+0.5%)
 5月貿易収支の赤字も拡大(31億ポンド4560億円)

でもカナダ円が大きく上昇♬

※6月カナダ雇用統計 
失業率6.5%(予想6.6%より強い)
新規雇用者数 4万5300人増(予想1万人増を上回る)

カナダはこれで、利上げ確率が上がったと考えていいでしょう。

************************

そして、迎えた米6月雇用統計

・NFP非農業部門雇用者数 +22.2万人(予想+17.8万人)
・失業率 4.4% (予想4.3%)
・平均時給 0.2%(予想0.3%)対前年比 2.5% (予想2.6%)
・労働参加率 62.8%

失業率が4.4%と前月から0.1ポイント上昇しているものの
これは労働参加率が62.8%と前月から0.1ポイント上昇したことによる
ものかもしれません。職探しをする人が増えたことを示しているということかな。

NFP増加幅は事前予想を大幅に上回り
前月分も13.8万人から15.2万人に、
前々月分も17.4万人から20.7万人に上方修正されました。

※ただし平均時給の前年同月比の伸び率が2.5%と事前予想を下回り、
前月分も2.5%から2.4%に下方修正されていることが、気がかりで
発表直後、平均時給の弱気な内容からドル安に振れる場面も
あったようです。

ただ、内容的にはFEDの利上げにも雇用環境は好調ということが
確認された格好で、米金利上昇傾向に水を差すものではありません。

日本がゼロ金利固定政策を強固に示す一方で、米国はじめ主要国らが
緩和終了へと向かう流れに入ったと思われる環境下においては
円が売られ、外貨が買われる流れはますます強まると思っています。

ただ、私の今回のポジションは一度降りての再エントリーですから
随分高いトコ買ってるよなぁ~💦

でもドル円の月足軟化を眺めていると、一目の雲突入を回避して
上昇を開始しているので、120円台に乗せる円安はありそうな気がします。

クロス円も思わぬ高値示現となるんじゃないかしら・・・。
(ポジショントーク)

気になっているナスダック総合指数はじめ米株の下落なども
年内ヒヤリとする下落はどこかで来ると思いますが、
その前に一度大きなラリーがあってから、という感じかもしれません。

米株に大調整が入るほどの金利上昇ではないので、
米長期金利が2.6%のこれまでの高値を超えて3%台に乗せてからが
危険なんじゃないかな、という気がします。
それまではリスクテイク相場が続くと思って高値からの再エントリーです。
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2017年7月6日木曜日

昨日からちょっと仕事が詰まっててブログ書けなかったのですが
今ポジションゼロです・・・。

ドル円、下がりそうで下がらないですね。
このまま113円挟んで揉みあいが続いて、112.50を割り込まないようなら
再度、ドル高へ弾みがつく可能性も十分にある展開に。

ポジション仕切ったのは北朝鮮のミサイル問題で
ICBMだったという重大発表を受けても、それほど下がらなかったドル円が
翌日米国がICBMであったことを認めたという報道で
比較的大きく円高方向へ動いたので、これは重大発表警戒の時の安値
112.70円台を割り込むと、調整が大きくなる可能性もあるなぁ、、と
いうことで113円割れで手仕舞って様子見に転じたわけですが、
112.70円台は割れず。本邦勢の実需買いがこのレベルにあるということか。

今日6日木曜も112円台に円高気味に動く流れがありましたが
下値は固いですねぇ、上値も追えないのですが。

しかし、保有していたポジションが113円台ですので、
ロングで耐えるのはつらい。
ということで、次に112.70~80円台があれば買うつもり、、、
と思っているんだけど、もう明日は金曜、雇用統計じゃないですか。

ISMの雇用指数が凄く良かったので、この分だと雇用統計の数字も
良さそう、、、ですが、今夜が前哨戦、ADP雇用指数の発表。

4日は独立記念日でNY株式市場が休場だったので、
通常は水曜発表ですが1日後ろ倒しで今日木曜になってるのね。

21:15発表、予想は前月比 +18.5万人

本番の7日の6月雇用統計の予想はNFP +17.7万人(前月+16.2万)

前々回5月は季節調整上の特有の影響があるとされていましたが
+16.2万人(3月と4月の数字が下方修正されたこともあって
6月の雇用統計の数字は弱かった印象ですが、
今回はすでに発表になっている6月の米ISM製造業雇用指数が57.2で
前月53.5から大幅改善となっていることもあって、強めの予想となっています。

この雇用統計を期待して、、、ということではないと思いますが
先んじて米金利は上昇、ドル円も上昇しているので
予想より弱い場合はドルが下落するリスクも大きいのですが
テクニカル分析からみれば、いい数字が出てドルが上がりそうな予感。

なんか、このレベルでは売りも膨らんでいるような感じがして
それが踏まされるというか・・・。

それなのに、今ポジション持っていないというのは悔しい状況ですが(;^_^

しかし、今週末はG20も開催されれるとあって
雇用統計のイベントラリー的にドル高となっても
すぐさま利食われるような気もしますので、
今はノーポジで静観が正解かもしれません。

トランプ大統領が中国(日本)との貿易不均衡になにか不満を漏らせば
利食いも入ろうかと。(大きくトレンドを変えるというほどの
材料ではないと思いますが、調整もあり得る)

また、中国に対しては北朝鮮問題でトランプ大統領が強硬に
問題解決への取り組みへの疑問を呈するリスクもあって
米国はすでに北朝鮮には戦争の準備がある、とも報じられる中
中国の出方も気になります。

G20週末のイベントですので、下手にポジションを持ったまま
週をまたぐと、月曜に朝が来るのが怖い展開となる可能性は排除できず、
やっぱり、今週はこのままノーポジで行こうかな、とも思っています。

テクニカルだけで見ると、112.80円近辺は買いたいんだけどね…。

昨晩発されたFOMC議事録は

・バランスシート縮小開始時期で意見が分かれる。
・インフレ軟化は特殊要因が原因と大半が判断。
・緩やかな利上げを支持。
・一部は数ヵ月以内のバランスシート縮小開始を支持。
・一部はインフレの進展が緩んだ可能性を指摘。
・数人は株高を指摘。

概ねFOMCの時と変わらぬ内容が確認できたことで
FRBがタカ派的であるというスタンスを継続しているマーケット。

109円からのロング、一度降りると再エントリーが難しく
じっと我慢していればよかった、とぼやいても後の祭り。

今夜はECB議事要旨が公表予定。
ハト派寄りの内容ならユーロ安。
ドル高になるかもしれませんが、ユーロ円が下がれば
ドル円も下がるリスクがあり(足元は円キャリー的で
クロス円主導でドル円が押し上げられている感あり)

それでも、おそらくレンジの範囲内でしょう。
クロス円には高値不安も出てきたように感じますので
ドル円が上に行きそうな気がしてはいるのですが
ポジションは作らず、、、です。

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2017年7月4日火曜日

米国7/4独立記念日にミサイル飛ばすとは随分挑戦的よね。

北朝鮮は15:30国営放送を通じ、
大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験に成功したと発表しました。

東京市場、ミサイル発射には反応鈍く、またか・・・というような
ムードだったのですが、15:30に重大発表、との報道が広がると
ドル円相場、日本株も売りに押されました。

ドル円相場は重大発表直後に112.73円まで円高ドル安に。
前日には113.50円くらいまで高値がありましたが
さすがに、重大発表には利食いも膨らんだようです。

私はミサイル発射後、それほど反応がなかったのですが
上値が重く短期テクニカルが悪化してきたことが気になって
ドル円112.50円近辺ロングを113.20割れで、
86.61円ロングのカナダ円を87.15円で
128.33円ロングのユーロ円を128.72円で手仕舞って様子を見ておりました。

手仕舞ってノーポジになってから、この一連の動きを観察すると
「さ、さ、下がらない・・・」というのが正直な感想。

崩れるリスクに備えて手仕舞うわけですから、
比較的大きな下落を覚悟してるんです。
そのほうがもっと安く買いなおせるということなのですが、
下値は支えられてるんですねえ、本邦実需の買いがあるんでしょうか。
大きく崩れることはなく、ふたたび113円台回復となっています。

崩れぬ相場を確認して、再度ロング参戦しているのですが
ドル円コストは113.08円。う~ん、これなら何もしないほうがよかったかも?!

その後、今夜は米国独立記念日とあってそれほど上値追いの展開とは
なっていません。要は北朝鮮のミサイル騒動で下げた分は
ノーイベント化されただけ、って感じで私としてみれば
買いのコストが上がっちゃったというよろしくない結果に(;^_^A

今夜はもう動かないでしょう。米国休場だものね…。

独立記念日にミサイル発射されて米国トランプ大統領は
黙っているんでしょうか、今後の米国の動きが気がかりですが
今のところ、あまり大きなリスクイベントとしての認識は希薄です。

私もポジションは113.08円のドル円ロングだけになりました。。。

*************

今日はオーストラリアの金融政策発表があったのですが、
私もそうでしたが、ECB,BOE,そしてBOCまで緩和縮小を示唆しており
そろそろオーストラリアも何か今後の政策に言及するんじゃないか、
なんて勝手に引き締め方向の期待が盛り上がっていたように思います、、、。
(でもそんなムードがあるけど、中央銀行のスタンス変更の予想に
確信はないので豪ドルには手を出していませんでしたよ)


そして迎えたRBA理事会。

予想通り政策金利を現行の1.50%に据え置き。

声明文では
「政策スタンスを変更しないことが経済の持続可能な成長と、時間をかけてインフレ目標を達成することに一致すると判断」「賃金の伸びは依然として低迷しており、これはしばらくの間続くものと思われる」などの見解が示されました。

タカ派的になることを期待したむきには失望のコメント。

また前回の会合で示された
「経済成長は今後数年間で3%を少し上回って徐々に上昇すると見込まれている」との文言が
「豪経済は鉱業投資ブームが完了した後、鉱業投資の水準が低くなるにつれて、徐々に強まることが予想される」に変更されています。

分かりにくい表現、、、ですが、これをどう解釈すればいいかって、
すでにマーケットは直後から豪ドル売りで反応していますので
答えは出ていますね。思ったよりハト派的だった、ということでしょう。


豪ドルは今日比較的大きな下落となりましたが、
これまで上昇していたので、まだ調整の範囲内。
この下落が今後も継続するのかどうかに注目です。

**********

全体で見ると、まだリスクオフ相場という感じではないので
北朝鮮などのリスクイベントがいい買い場を与えているだけ
なのかもしれません。ただ、米株は高値圏、金利は上昇してきた、
という事実を甘く見ない方がいいかと思いますので
ここからは、こうした押し目で買うことがあっても
こまめに利食ってポジションは少なめにディーリングに徹したいと思います。

大きな調整に備えていると調整はないものですが(笑)

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都議選、マーケットに影響なかったですね。

朝方為替市場で若干の窓を開けて円高方向に寄り付いたものの
東京時間には窓埋め完了。

この時点で、都議選がノーイベントだったとみてドル円ロングを再構築。
同時にカナダ円、ユーロ円もロング参戦。

ドル円とクロス円ロングポジションを全て手仕舞ったのは先週木曜
その後作ったポンドドル、ユーロドルロングは金曜に手仕舞いして
週越えではノーポジでしたが、私は長期金利上昇が株式市場にもたらす悪影響が
円高をもたらすリスクに備えようと思ったのですが、
東京時間、まったくそうした懸念を増大させるような値動きはありませんでした。

むしろ、6月調査の日銀短観が発表となり
大企業製造業業況判断DIが +17と、前回+12や予想+15を上振れし
3期連続の改善、大企業の想定為替レートも108.31円と、前回(108.43円)より
若干慎重な結果となりましたが、現在の為替水準が112円台ですので
業績見通しの上振れ期待にもつながりますので、
この短観を受けては、株を売りにくいところではありますよねぇ…。

ということで、朝方開けた窓をほぼ埋めてきた112.43~48円で
ドル円ロング、カナダ円はちょい出遅れ気味でしたが86.61円でロング
ユーロ円は128.33円でロングを作り直しました。

キウイと豪ドルは金融政策縮小、利上げなど出口が明言されておらず
見送り。ポンドはトリッキーなのでこの高値からの参戦は怖いので見送り。


そして今夜23:00の指標で、小さな窓を開けて上振れし円安になっています。

6月米ISM製造業景況指数 57.8(予想 55.3・前回 54.9)
景気指数は2014年8月以来の高水準という結果。
内訳をみてみると。。。
新規受注63.5(59.5)
生産62.4(57.1)
雇用57.2(53.5)
入荷遅延57.0(53.1)
在庫49.0(51.5)
 仕入価格55.0(60.5)
輸出59.5(57.5)

雇用がいいですねぇ。
週末の雇用統計もいい数字が期待できる?!

これを受けて米国長期金利も上昇していますが、米株は崩れておらず💦
ダウは今夜今現在で160ドル近い上昇となっています。

いつまでたっても米株下落がなくて、米株買えないなぁ・・・。

※株式インデックス一覧


とにかく都議選結果も無視、金利上昇も無視で
リスクテイク相場が継続、という地合いです。
もう少しこのトレンドに付き合いましょう。


※通貨インデックス一覧




ドルが反発してきました。円は下落で、ドル円ではドル高円安ですね。
ユーロやキウイ、ユーロなども崩れてきましたので
ストレート通貨の売りも面白い局面かと思います。

*********

6月の独製造業PMI・確報値も59.6と、約6年ぶりの高い水準
ユーロ圏の製造業PMI・確報値も速報値や市場予想を上回る良好な結果で
この分でいくと欧州の緩和縮小思惑はますます膨らむと思われます。

ただし、今日は「ドル高」が鮮明でユーロは短期的には頭打ちとなったように見えます。

※ユーロドル日足


1.3000ドル台を固められずに反落、ここが上値抵抗として機能するようだと
しばらくは1.2850~1.3000ドルのレンジかな。

*****************

明日はRBAオーストラリアの政策金利発表があります。

金利は現行の1.5%で据え置き予想ですので、大きな波乱はないと思われますが
第1四半期の消費者物価指数が+2.1%で中銀目標のインフレレンジ内である
2~3%の範囲内に上昇してきたことと、先週は欧州、英国、カナダと主要国が
相次いで緩和縮小スタンスを明らかにしたことなどが、ちょっと気になりますね。

金利は据え置きながら、何か今後の金融政策スタンスに言及する可能性はないかしら・・
出口方向の、、、、。と淡い期待も抱きつつ、ポジションは持ってません(笑)
要輸出品目の鉄鉱石価格も底入れ反転上昇してきたように見えますね。
これも豪ドル高思惑に繋がります。



ただし今日は豪5月住宅建設許可が発表され、予想を下回る内容だったので、
過度な期待は持つべからずですが。
足元では「ドル高」が鮮明であり、キウイや豪ドル、ユーロなど
ドルストレート通貨は軒並み下落に転じていますが
キウイの売りとか面白そうよね。当面利上げしないと言ってることだし。。。

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2017年7月2日日曜日

都民ファースト圧勝か…そんな予感もありましたが、ここまでとは。

都民としていろいろと思うところありますが、気持ちを切り替えて
マーケットにはどのような影響が?!

マーケットのリスクは、この結果が国政へ影響を及ぼす場合。
現時点では都民ファースト圧勝とはいえ、
国政に影響を及ぼす政党ではないはずです。

自民大敗、という事実が気になるとはいえ、あくまで都政。
今回の選挙は国政と都政と垣根が低いイメージで
自民党のネガティブイメージが色濃く出ていた印象ですが、
過度な懸念は必要ないと考えていますが、
日本株やドル円の利食いのいい口実とされる可能性を完全に否定
出来るかというと、ちょいと不安…。
国政に逆風が吹き始めたことはアベノミクス継続への不安にも
繋がりかねませんから、その意味では海外勢がこのニュースをどのように
解釈し、どのような行動に出るのか見極める必要が。

月曜は少し利食い優勢という相場になるかもしれません。

その時はその押し目を狙って買い参入かしらね…。

というのも、先週木曜にドル円とすべてのクロス円ロングを手仕舞って
ユーロドルとポンドドルロングのみ残していましたが、
それも手仕舞ってしまい、現在FXのポジションゼロ。
(株個別銘柄やコモディティなどは持ってますが)

しかし、全てその後も絶賛上昇継続中で(笑)
ちょっぴり後悔ですが、まあ、利食いですのでまずは静観。

現在ノーポジの理由は、ナスダックでしょうか・・・。

※ナスダック総合指数


イエローのネックラインを切れると結構大きめの調整が来そうな予感…。

※ダウ平均


ダウはまだ高値圏にいるにはいるんだけれど、ただし方向感がなくなってきた。

下落が大きいのがDAX,ドイツの株価指数です。

※DAX ドイツ




ユーロが上昇しているんで、まあ、そりゃそうよね、ってことですが。
イギリスの株価インデックスも。

※FTSE 英国


こちらもポンド高になってきたんで、まあ、そりゃそうよね。
って話なんだけど、もっと気になるのが、債券市場。

米、英、欧、オセアニアと、各国長期金利が上昇してきているんですね。
つまり、債券売りでもあります。債券バブルはいよいよ終焉か?!
って感じなんですよ・・・。

 




これ、ECBが出口に舵を切るだろうという思惑が重なっての
「テーパータントラム」じゃないか、って指摘もあります。

テーパータントラム再来も? 欧州発の金利上昇が世界に波及
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO18309180Q7A630C1000000/

ただし、

もっとも、今のところ欧州発の金利上昇が「テーパータントラム」時のような大きな市場混乱にまで発展することはないというのが市場関係者の多くの見立てだ。

 みずほ証券の山本氏は、欧州の金融政策の転換は基軸通貨国である米国ほどのインパクトを持ち得ないことや、欧州や英国で今後見込まれる金融引き締めは持続的に実施されていくものではなく、ひとまず単発で終わりやすいと市場にみられていることなどを理由として挙げる。

ということで、2013年5月に引き起こされたバーナンキショックの時のような
株価暴落につながるようなインパクトはないというのが大勢であり、
それほど心配はないのかもしれませんが。

この足元で引き起こされている金利高は、本当に株価に影響はないのか。
まあ、ひとまず様子を見ることにしましょう。

ちょっとくらい、これまでの相場の利食いが盛大に入ってくれないと
また買えないじゃないですか💦下落待ち・・・です。

あ、私は中長期では買い目線です。
短期的には下落が大きいと見ればショート参戦もするかもしれませんが、
基本は米株、日本株は買うスタンス。つまりドル円も買うスタンスです。

各国の金利上昇ということは、日本国債はゼロ金利近傍に固定の
イールドカーブコントロール中ですので、クロス円も買いでいいでしょう。


米国は利上げにバランスシート縮小着手
欧州は出口模索
英国は、カーニー総裁が掌返しで早ければ8月にも利上げ思惑
カナダは次の一手は利上げとスタンス明確に

※NZは、、、、長期的に利上げは実施しないとするも何故かNZ高



ということで、ユーロ円、ポンド円、オセアニアにカナダ円、
下がれば、また買うつもりでいます。

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