2018年8月16日木曜日

トルコリラが大幅反発を見せています。

※ドルトルコ日足


※トルコリラ円日足


トルコの逆襲の材料としては、、、

①トルコ当局、銀行のスワップ取引の上限を半減(50→25%へ)
~リラと外貨のスワップ取引を自己資本の25%以内に規制
→条件が厳しくなったため、リラとドルの交換が制限されリラ安に歯止め

②カタールがトルコに150億ドルの直接投資を約束
~カタールのタミム首長とトルコのエルドアン大統領とアンカラで会談後公表。

などが上げられていますが、
いやいや、安心するのはまだ早いと思われるネガティブ材料も出ています。

①トルコ政府は15日、アメリカ製品に対して関税をかけることを発表。

②アメリカ人牧師の解放は依然拒否

牧師の解放拒否だけでなく、トルコがアメリカに報復関税を発表するなど
アメリカとの対立はむしろ硬直化していますので、
カタールの投資とトルコ当局のリラ売り規制くらいでは
決して安心できません。

多分、今夜のリラ上昇は、ショートカバー。

来週からトルコって日本のお盆に匹敵するような長期休暇に入るんですって。
その影響で、今週末8/17までにリラショートを決済せずに持ち越すと
10日分のスワップ、つまり支払いが発生するということ。
そりゃ、売り玉は手仕舞っておこうという動きが出るでしょう。

だから、単純にショートカバーです。多分。
トルコリラの取引に絡むテクニカルな要因によるものですので
リラ反発でも、今夜はドル円、日経先物、ダウの全てが下落しており
VIX指数も上昇のリスクオフの様相を強めています。

トルコだけではなくて、中国市場の弱さも再びフォーカスされたようです。

※ハンセン指数


上海総合じゃなくて、ハンセン指数のチャートを貼った背景には、
香港市場の上場しているテンセントの決算に注目が集まっていたためです。

テンセント株下落に備えるコスト、この2年余りの最高水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-15/PDHJ896JTSE801

テンセント提供のゲームが当局の規制を受けたこともあって
時価総額は1月のピークから1500億ドル(約16兆6900億円)余りが
失われており、すでに、投資家らは身構えていたようですが

その決算はやはり。。。という内容。

テンセント 第2四半期決算発表 純利益、売上高ともに×(広瀬隆雄氏ブログ)
http://markethack.net/archives/52085461.html

中国株が再下落の様相を呈してることが今夜の米株下落の一因。
日経先物も弱いので明日の日本株市場は緊張が走るかな。。。

それでもドル円は110円台で踏ん張っているんですから底固いです。
ドル高だから、、、ということもありますね。
円高となっても基本ドル高です。ドル円は膠着ですね。

ユーロドル、ユーロ円S継続です。

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2018年8月15日水曜日

トルコリラの下落が止まったことでリスク資産買い戻し、と解説されていますが
それにしては随分上がりましたねぇ。

14日火曜日経平均は 498.65円高の22356.08円
13日月曜が 440.65円安の21857.43円でしたので、
昨日の下げは全部取り戻してます。

今夜のダウは現時点(AM1:00)で100ドル超上昇しています。
ドル円相場は110.11円まで下落したのですが、
今日111円台まで反発しています。

う~ん、これトルコショックと呼ぶほどの相場ではなかったということかしら?

ただし、DAXは今日も下落しているほか、ユーロドルも下落再開。
トルコ向け債券保有金額の大きいスペイン、フランス、イタリアなどの欧州は
まだリスク警戒を緩めていないというムードではあります。

日経新聞の滝田解説委員のtweetで知ったのですが
トルコ向けの与信額が大きいのは英国と欧州。


英国363億㌦、ドイツ254億㌦、オランダ149億㌦、フランス136億㌦、
イタリアの125億㌦、スペインの107億㌦。

日本は55億㌦で米国はたった32億㌦。
ということで、滝田氏は米国は「心おきなく喧嘩できる」としています。

トルコがどうなろうと米国への影響は大きくないということか。
日本も55億ドル程度なら、欧州に比べれば懸念は大きくありません。

となると、ここからの相場、米中貿易問題で米株高、上海株安、
ドル高、元安となり、明暗がはっきりしたように、
トルコ問題も、米株、米ドルには大きな影響はない反面、
欧州株やユーロにとっては深刻で下落圧力が続く、
という展開となるのかもしれません。

ということで、ユーロ売り再開です。

欧州というとドイツ銀行株の下落が懸念されていますが
6月下旬に底入れし7月中は反発基調にありました。
これが足下で再下落中。

※ドイツ銀行

中国海航集団がドイツ銀行の筆頭株主ですが、
買収したホテル大手のヒルトン株などを売却するなど
資金繰りに窮していることが報じられてましたね。

また、排ガス不正問題はフォルクスワーゲンだけでなく
ダイムラー、アウディなどにも広がっており、
ドイツの自動車株も下落基調、冴えません。

そんな中、もう一つドイツ企業に不安材料が。

バイエル株急落、モンサント買収が裏目に
https://jp.wsj.com/articles/SB10932311186379994373904584408141029157278

米国の多国籍バイオ化学メーカー「モンサント」はもうないんですね💦
ビジネスウィーク誌が選ぶ2008年の世界で最も影響力がある10社にも
選ばれたほどの大企業ですが、ドイツに買収されてしまったなんて!
にわかには信じられないのですが、買収が完了したとたんに、
巨額の訴訟リスクを抱え込む事態に。。。

有名な除草剤ラウンドアップを開発したモンサントは
ラウンドアップに耐性をもつ遺伝子組み換え作物の種苗を開発し、
ラウンドアップととセットで販売し成長してきました。
遺伝子組み換え作物で最も知られている企業ですね。

サンフランシスコの裁判所は10日、
ラウンドアップかなりの危険をもたらすと判断し、末期がんに苦しむ原告に
損害賠償金2億8920万ドル(約320億円)の支払いを命じました。

これを受けて13日バイエル株の時価総額は約107億ドル減少する下落となりました。
5年ぶりの安値です。今後、同様の訴訟が起きる可能性が警戒されています。

しかし、タイミングが絶妙です。
バイエルによるモンサント買収は7.2兆円とされてますが、
この6月に買収が完了したばかりでした。

買収費用のうち、3.2兆円は増資と債券発行だそうです。。。
大丈夫でしょうか。ドイツ、米国にまんまと嵌められてない・・・?!

ということで、ドイツ企業に不安な材料が多いのが気がかり。
あのアスピリンの製造で知られるバイエル、
経営危機に瀕する事態に発展するかもしれません。

ユーロ円は126円を再度割り込んだら再ショート。
ユーロドルも1.1380ドルを割り込んできたら、再下落とみて
再ショートかな。

と昨日書きましたが、実行しています。

ユーロドル、1.1380ドルでショート。
ユーロ円ですが、、、128.98円でショートしたのですが
今126.20円まで上昇しちゃって、いきなりアゲインスト。
なぜか24時過ぎからドル円が強いんですよ、ドル円上昇につれ高ですね💦
126.50円超えたら止めます・・・。
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2018年8月14日火曜日

週明け13日月曜、トルコ中央銀行は

「銀行は必要な全ての流動性を供与する」
「市場動向を注視し、必要な全ての措置を取るだろう」
「銀行の外貨預金制限を約500億ドルから引き上げも」
「1日1回より多くのレポ入札を実施する可能性」

などのメッセージを出したことで、
ひとまずトルコリラ下落は止まっています。

また、トルコに拘束されている米国人牧師ブランソン氏が
15日までに釈放されるとの噂が飛び交ったことにも安心感が出たようですが
駐トルコの米大使館がこの噂を否定しており、
米株も125ドル安、ゴールドもリスク回避の受け皿にはなっておらず
1200ドル大台割れの下落となっています。
トルコリスクでユーロが下がっていることで、ユーロドルとの相関が強い
ゴールドが売られているということね。

連鎖的に新興国通貨の下落も大きくなりました。

特に南アフリカランド安が大きかったですね。2.3%もの下落です。

※ドルランド


※ランド円

ほかにも、、

アルゼンチンペソ 2.3%安
インドルピー 1.6%安
メキシコペソ 1.1%安 などなど高金利通貨に波及しています。

これを受けて、アルゼンチン中銀は緊急会合で13日、
政策金利を現行の40%から45%へと引き上げています。

45%?!・・・・スワップ妙味は大きくとも尋常じゃないですね。
再びアルゼンチンはデフォルトのリスクがあるんじゃないかしら…。

というか、震源地トルコも危ないですよね。

まだ売りスタンスは継続ですが
さすがにランドのチャートなど見ていると、13日はいささかやりすぎかな
という感じがありますので、マーケットは幾分反発するでしょう。
安値の突っ込み売りは危険。売るなら戻り売り。
大倉キャプテンはショートを買い戻していますね。

ということで、私も、戻りを売り直そうと思います。
つまり、ショートをすべて買いもどしました。

ユーロドル1.14680S→1.1403ドル
ユーロ円 128.81円/126.96円S→126.18円
ドル円111.45円S→110.69円

次の売り狙いはユーロ円は127円台後半、
ユーロドルは1.1450ドル前後まで戻ってくれたら、、、かな。
ただし、戻らずに再下落する可能性も大いにありますので
ユーロ円は126円を再度割り込んだら再ショート。
ユーロドルも1.1380ドルを割り込んできたら、再下落とみて
再ショートかな。

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2018年8月13日月曜日

トルコリラショック、週末にエルドアン大統領が演説を行うも
演説中にリラ安加速と無策ぶりを露呈。

エルドアン大統領の娘婿「アルバイラク財務相」は新経済計画を発表。
中央銀行の独立性や財政規律の強化するも、リラ安阻止の具体策はなし。

この日、一部に期待された緊急利上げなどの措置はありませんでした。

そして、エルドアン大統領演説
「われわれには国民や権利、アラーの神がついていることを忘れないでほしい」

私トルコ投信保有してるんですけどねぇ。。。(投信なので長らく放置してます💦)

ただ、10日㈮NY市場終盤、トランプ大統領の弁護士であるセクロー氏が
ラジオインタビューで、「米国人牧師の拘束問題が解決に近づいている」
と発言しており米株も終盤下げ幅を縮小しています。

しかし、週末に続報はありません。早期問題解決は難しいと思うのですが、
週明けからのマーケット、どうなるでしょう。

国際決済銀行(BIS)によると
スペインは2018年3月末時点で809億ドル(9兆円弱)のトルコ向け債権保有。
これは全体の36%。フランスが351億ドル、イタリアが185億ドルとな。

トルコが海外から受け入れている直接投資の残高は今年5月末で1400億ドル。
昨年末時点のデータでは75%が欧州各国による投資で、オランダが最大の投資国。

「トルコ・ショック」の衝撃度 欧州への波及焦点:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34079130R10C18A8000000/

また、今年第1四半期時点で米銀も180億ドルほど
トルコへのエクスポージャー有りとの報道も。

記事中にありますがトルコが海外から受けれ入れている直接投資残高は
1400億ドル(15兆円くらい?)。この資産がリスクにさらされている、
って考えていいのかな。

リーマンショックに比べれば、驚く数字じゃないですが、
そういえば日本の不良債権処理で投入された金額総計が13兆円程度でしたね。
98年2月の旧安定化法1.8兆円を21行に、
早期健全化法8.6兆円を32行に注入、
これでも危機は止まらず03年6月2兆円をりそな銀行に2兆円、
04年8月にも2つの地域銀行に405億円投入で総計13兆くらいが使われています。
あの時の98年から20年が経過し、世界のトルコ投資で15兆円。

この程度の金額では金融危機の連鎖など心配ない!と言い切れるでしょうか。

トルコ資産エクスポージャーが大きいスペイン、イタリアのリスクから
スペイン、イタリア国債利回りが急上昇、ユーロが下落し、
これまで固かった1.150ドルのレンジ下限を下抜けてしまっているのです…。

※ユーロドル日足


世界の株価、特に米株は下落トレンド入りというような
大きな下落にはつながっていませんが
日本株は23000円大台突破失敗でレンジ下限を目指す値動きに見えます、、、

※上段が ダウ、S&P500、ナスダック、日経
 下段が DAX,FTSE,上海総合指数、トルコイスタンブール100
 
※VIX指数

VIXの上昇はまだ大きくないですね。
2月のVIXショックの時の急騰に比べれば、市場はそれほど動揺していないようです。
しかし、今週はお盆の週、日本勢が休暇に入ることで東京時間が閑散とするなか、
日本の個人投資家らのトルコリラのロングが
再び狙われないという保証はありません…。

全体への波及も、ここからが本番かもしれません。

128.81円、126.96円ユーロ円S、
1.14680ユーロドルS
そしてドル円111.45円S継続中です。

10日金曜のブログに書きましたように、ドルカナダにも注目しています。
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2018/08/1150.html

カナダネガティブの続報として、10日トランプ大統領はカナダに対し
「もし取引ができなければ、自動車に関税をかける!」と警告しています。

さてカナダドルの売り場探しですが、、、
市場ではカナダが10月に追加利上げを行うとの観測が強まっているようですので
今週17日金曜21:30に発表されるカナダの7月CPI(消費者物価指数)が強く、
利上げに確信が持てるとしてカナダドルが買われたなら、、、そこがチャンスかな。

前回CPIは前年同月比 2.5%、今回市場予想がおおよそ2.3~2.5%くらいです。
CPI発表待たずともチャンスがあれば
ドルカナダロング(カナダドルショート)しますが、、、。

***********************************
~そもそものトルコと米国の確執について~

トルコと米国の間に何が起こっているのでしょうか。
両国互いに人質。。。ではありませんが、
トルコクーデターにかかわったとされる人物の
釈放、引き渡しを要求する要の人物がいます。

◆アンドリュー・ブランソン牧師(トルコで軟禁状態、米国が釈放要求)

トルコで2016年に起きたクーデター未遂事件に関与したとして逮捕され収監されてきましたが、
7/25に自宅軟禁に移されています。トランプ大統領は26日即時釈放を求め、
トルコが応じなければ「大規模な制裁を科す」と警告。

→トルコ、これに応じず。

8/1 米財務省は、ブランソン牧師の逮捕・拘束に主導的な役割を果たしたとして、
トルコのギュル法相とソイル内相を制裁対象に指定。
米国内の資産を凍結し、米国民との取引を禁止。

→両国はワシントンで協議するも事態打開には至らず

8/10 トランプ大統領
「トルコの鉄鋼とアルミニウムに対する関税を倍に引き上げることを承認した」
とtweet。アルミは20%、鉄鋼は50%に引き上げられる。

→トルコリラ急落。米株も大幅下落でリスクオフの様相に。

8/10 NY市場終盤、トランプ大統領の弁護士であるセクロー氏がラジオインタビューで、
「米国人牧師の拘束問題が解決に近づいている」と発言

→NYクローズでは下げ渋りを見せていますが、、、。

一方で、トルコも米国側に亡命中の人物の引き渡しを求めています。

◆イスラム教指導者フェトフッラー・ギュレン師
(米国に亡命中、トルコが引き渡し要求)

穏健派のイスラム主義勢力「ギュレン運動」の指導者


2016年7月15日に起きたクーデター未遂事件の首謀者としてエルドアン大統領は
米国に引き渡しを要求するも米国はこれを拒否しています。

(ギュレン運動の拡大により軍部に警戒され、ギュレン師は1999年にすでに亡命しており
トルコを放れていいる中で本当にギュレン師にクーデータ-が可能だったのか証拠がない。、
政治的迫害を理由に亡命している人物を証拠もなしに引き渡すわけにはいかない)

※ギュレン運動=政教分離、世俗主義との整合性を掲げた穏健な教義。
欧米にとってイスラム教の教派の中でも最も理解しやすい考え方。


ただし、ブランソン牧師の問題も、
ギュレン師の問題も2016年のトルコのクーデター後から長く続いているわけで、
なぜ今になって米国はトルコ側へ制裁を課したり関税を引き上げたりと
態度を強めているんでしょうか。直接の原因というにはいささか疑問も残ります。

ここでエミン・ユルマズ氏のtweetですが、


ふぅむ、トルコはロシアに接近しているのね。
そういえば、今回もエルドアン大統領はプーチン大統領に電話したとの情報も。

エルドアン大統領の目的がよく理解できないんですが、

シリアのクルド人へ軍事作戦進めるトルコ~複雑化するシリア内戦
https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2018/02/0205.html


トルコ政府とクルド人の武力を伴う紛争が続く中、
米国はクルド人勢力側についたことでクルド人勢力が拡大したことが許せない?!

というか、、、こんな動きも、、、

ロシア、トルコ、イランが(アメリカ抜きで)決めるシリアの運命
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-9886.php



あるいは、日本ではほとんど報道がないですが、こんなんニュースも背景に?!

「ユダヤ人国家法」に抗議、アラブ系イスラエル人ら3万人デモ
http://www.afpbb.com/articles/-/3185808

ユダヤ教支配が強まる?!トルコはイスラム教。
大使館をエルサレム移転するなどイスラエルの後ろには米国がいるわけで。

全て連想にすぎませんが・・・。
歴史を勉強しなさないとわからないことが多くて💦
また時間があるときにゆっくりと。

ともかく米国と対立を強めていることがトルコ資産の下落を招いており、
これが、トルコ資産を多く保有する金融機関のリスクとして
問題が大きくなっているのです。

************************************************

さて、この混乱の中、10日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)は、
前年同月比で2.9%上昇。(伸び率横ばい)
コア指数は2.4%上昇(08年9月以来9年10カ月ぶりの伸び)と堅調。
家賃3.5%、輸送サービス4.0%上昇が目立っています。

年内あと2回の利上げを確信する内容でした。
今週は15日に発表される米小売売上高に注目。
米国のGDPの約7割を占める個人消費の動向はとても重要です。

6月前回分は前月比+0.5%と堅調、5月分が+0.8%から+1.3%に上方修正。
今回予想は+0.1%とハードル低めなので、
強い数字が出ればFed利上げへの確信がさらに強まるものと思われますが、
トルコショックの余波で米債利回りは下落傾向にあり、、、

※米10年債利回りブルー 米2年債利回りオレンジ リスク回避で米債ン資金流入か。


2年債まで下がってますので、金利上昇圧力はリスクオフムードにより後退しています。
これはどちらかというと円高圧力かな。

それから今週は16日に米国の住宅着工や建設許可件数などが発表になりますね。
このところ、金利上昇からローン金利上昇が指摘されており
6月は両指標とも冴えなかったので、今回も減速が確認されると、
一層金利が低下するかも。

*********************************************************

注目されていたFFR,日米新通商協議は波乱なく9月に持ち越し。

日米新通商協議、初回は「入り口」で終了 トランプ政権、中間選挙にらみ圧力強化に転換の恐れ
https://www.sankei.com/economy/news/180811/ecn1808110009-n1.html
~日米の閣僚級の新通商協議(FFR)初会合は、双方が自国の立場や相手国への要望を主張する「入り口」の議論で日程を終えた。

ちょっと拍子抜け。
すぐに結果が出るものとは思っていませんでしたが
厳しい交渉になるとの事前予想があったので、
先制パンチ的な難題を突き付けられるような
報道が出てくるかな、と構えていた向きもあると思います。
ま~トランプ大統領、夏休み中だし、、、?
(4日から今月20日まで17日間の夏休み)
夏休みでもTwitterではtweetを欠かさないので油断はできないんですけどね。

次回9月の日程はまだ詳細明らかではないのですが
9月の国連総会時に想定される日米首脳会談で
一定の成果を示したい考えだそうですので、
国連総会の日程(現時点では9月下旬としか)に注目。
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2018年8月11日土曜日

トルコリラが下げ止まりません!!

※トルコリラ円 ストップが次々と狩られたようです…


東京時間から下落していたのですが、夜になって
 トランプ米大統領がTwitterでこんなツイートをしたことも拍車をかけてます。


「トルコに対する鉄鋼・アルミ関税倍増を指示」
鉄鋼関税は50%、アルミ関税は20%ですって。

これがわかっていたから今日、東京時間からトルコが下落したのかしら・・・。

そして、トルコ資産の下落で、ユーロドルが売られたとの指摘も。
今日は東京時間に1.150ドルのレンジ下限を割り込み下落が加速。

※ユーロドル とうとう決壊!


ユーロドルに波及したのは英紙FTの記事がトリガーとの噂。

ECBの銀行監督部門(SSM)が、特に

スペインのBBVA、
フランスのBNPパリバ、
イタリアのウニクレジットが保有するトルコ向け債権に対して

懸念を強めていると報じました。

ECBは今のところ監督上の審査でこの問題を深刻なものと
受け止めていないもののトルコの銀行部門は外貨建て借り入れが
約40%を占めており、リラ安に対するヘッジが不十分の可能性がある
と懸念していると報じられています。

この件に関して、ロンドンFXこと松崎美子さんが記事にしています。

トルコと欧州について、かなりマズイ展開が思い浮かんでしまいました・・・
http://londonfx.blog102.fc2.com/blog-entry-5703.html


これがきっかけとなったとの指摘がありますが、
これがなくても、エルドアン大統領は中央銀行に圧力をかけ、
高インフレにもかかわらず前回利上げを見送らせた経緯があります。

また、8月1日、トルコ在住の米国人牧師拘束問題を巡り
トランプ米政権が対トルコ制裁を実施し、エルドアン大統領も報復措置を表明。

米国との関係悪化はこの記事を参照。

トルコ経済深まる苦境、動けぬ中銀 米対トルコ制裁から1週間
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34009000Z00C18A8910M00/

このまま放置すると、トルコの金融機関が持ちません。
デフォルトリスクも囁かれはじめました。

ということで、近々に緊急利上げなどの措置が出てくるかもしれません。

その場合は、一時的に急反発する可能性がありますので
突っ込み売りはしないことです。
ただ、何か緊急措置が出て急騰したとしてもその高値はまた売られると
思います。抜本的な改革ではない限り…。

エミン・ユルマズ氏のtweetにはエルドアン大統領がドイツに
助けを求めたようだとの興味深い話もありますが、、、



と思ったら、今度はロシアのプーチン大統領に電話ですって。



エミン氏のTwitterはフォロー必須よ。
https://twitter.com/yurumazu


追い詰められたトルコ。
米国と険悪になったために、米国と対立軸にある国と手を取り合おうと
いうことでしょうか。ドイツ、ロシア、、、
中国と組まれるとややこしいですねぇ。。。

どのようにこの混乱を収めるのか、ことによっては地政学が塗り変わる
可能性まであるわけで、金融混乱というだけに終わらないかもしれません。

ひとまず、足下のリスクは

トルコリラ安→トルコ資産保有の欧州銀行リスク→ユーロ安 です。

なかなか割れなかった1.15ドルを割り込んだユーロドル
今回のレンジ下限はユーロが勝手に落ちてドル高となった側面もありますが、
今回のドル独歩高の背景には、ユーロだけではなくてポンドやキウイにも
弱い材料が出ていたということもありますね。

【キウイ】

9日のRBNZ政策会合にて利上げ据え置きも(予想通り)
2020年まで利上げしないスタンスを示したことに驚いてキウイ売り加速。

NZ中銀声明

・利上げ予想時期は2020年第3四半期を見込む
(政策金利は2019~2020年にかけ1.75%と予想)

・インフレの2%到達は2021年第1四半期と予想。
(2020年第4四半期達成予想から後ろにずれる)

・次回の金利変更は上下どちらにもある。(え?!利下げもあり?)
(マクダーモットRBNZ総裁補佐が「利下げの可能性」示唆)

次回利下げの可能性まで出てくるとはネガティブサプライズ。
キウイドルはレンジ下限を下抜けて下落。

※キウイドル日足


※キウイドル週足 重要なサポート割り込んじゃった形ね。




【ポンド】

合意なき離脱リスク。
EUとの間でのブレグジット交渉のデッドラインは2019年3/29

しかし、実際には合意事項は、EU各国、英国の議会承認を得る必要があり
その時間を逆算すると2018年10月くらいまでにはEUと英国間での合意しなくては
間に合わないということですが、現時点では何もまとまらない模様で
もう一度国民投票を実施する可能性とか、その場合はブレグジットをやめる
という可能性も否定できないという観測まで出てきています…。

しかし、ずいぶん下げましたので、ここからの突っ込み売りは危険かな。
今日は我慢できずに出来心で1.2806ドルでポンドドルをショートしたのですが、
反発局面入りしたようにも見えるので1.2770ドルで買い戻し。

チャート的には1.3000ドル程度まで戻っても下落トレンドに変化なしですので
戻り売りを心掛けようかと思います。

※ポンドドル 日足 フィボナッチ0.618もサポートできず、、、
 (この場合、全戻しの可能性がありブレグジット安値がターゲットかも)




【カナダ】

サウジアラビアがカナダ資産の売却に動いています。
詳しくはこの記事を。

サウジとカナダが人権問題めぐり対立、サウジはカナダ資産売却を指示

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/08/post-10752.php

オイルマネーがカナダから抜けていく、、、となると
為替市場ではドルカナダ上昇か、とチャートを確認すると
まだボラは小さいながらトレンドはきれいにドル高カナダ安。

※ドルカナダ日足


ドルカナダでドル買いも狙おうかと思っています。

しかし、カナダ外相はトランプ大統領の真似事で虎の尾を踏みましたね。
軽すぎます・・・。サウジの良し悪しの問題ではなく、Twitterで
他国の文化、内政干渉をしたという点が問題。

トランプ大統領のtweetも確かに問題は多いですが
全ては公約に基づいており、よく練られたうえでのtweetに見えます。

今日はユーロドルの戻りも売り参戦しています。
ポンドドルと違って、レンジ下限をブレイクしたばかりですので
まだ下がると思っています。
コストは1.14680 

ユーロ円は126.96円で追随売り。

トルコリラは、落ちるナイフ。まだつかんじゃダメよ。

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2018年8月9日木曜日

ドル円ショートはうまく利が乗ってきましたが、
ユーロ円ショートが踏まれてロスカットされた後に急落するとはね。。。
意地の悪い相場です、ほんと。

128.81円でユーロ円を再びショートしました。

8日水曜は、上海総合指数が下げ幅拡大、人民元相場が再び軟化をうけ
リスク回避ムードが強まった?!とする解説がありますが、
昨夕のクロス円下落は14:00すぎに一斉に始まっており、
ポンド円の下落が大きかったことを見ると、
ポンドが悪さをしている可能性がありますね。

8日午後のクロス円比較チャート15分足 黄色ラインが14:15
オレンジがポンド円、ろうそく足がドル円、ブルーがユーロ円


先週のBOEにて利上げされたのに、売りが止まらないポンド。
今、英国は金利どうこうよりも、ブレグジット問題。
EUとの交渉が全く進みません。

2017年3月、メイ首相が正式に離脱を宣言してから2年後となる
2019年3月29日が離脱交渉デッドラインとなりますが、
期限までに離脱協定案を英国やEU加盟各国の議会で通過させるためには
事実上は2018年10月までに、英国・EUの合意が必要という状況。

それなのに、先週5日、フォックス国際貿易相は
「6対4」の確率で合意に至らないとの見通しを示し、
英中銀のカーニー総裁もまた、不快なほど合意なき離脱の可能性が高い、
と発言しており、そのリスクは現実的となってきています。

メイ首相は合意なきEU離脱にどのように備えるべきかを具体的に話し合う
トップレベルの閣僚協議を9月の早い時期に行う予定と報じられるまでに
追い込まれているようですが、ポンドは利上げどころの騒ぎじゃないってことね。

ユーロではなくポンドをショートすべきだったか、、、と
ちょっぴり後悔していますが、ポンドの戻り売りも狙ってみようかと。
ストレートでイイと思いますが、安値を売りたくないので戻り待ち。

また、7日に米国、中国製品160億ドル相当への25%の追加関税適用(23日から)
(オートバイ、蒸気タービン、鉄道車両)

返す刀で8日、中国が米国製品120億ドル相当への25%の関税を発動(23日から)
(燃料、鉄鋼製品、自動車、医療機器)

と米中貿易戦争は着地点が見えず。

こうした中、今日からFFR・日米貿易協議が始まります。

やはり、どちらかというとリスクテイクしにくりですね。

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2018年8月8日水曜日

足下ではリスク要因と思われる材料には事欠かないのですが、、、
株式市場も為替市場もレンジが続いています。

米、イラン制裁を7日再開 大統領令に署名
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33879470X00C18A8MM8000/

イランでの事業を撤退・縮小させる欧州企業が増えているとの報道もありますが
EUはイランに進出する欧州企業を米制裁から守る「ブロッキング規則」を
7日に発動しています。

これは米制裁に従うことを禁じ、制裁に伴う損害賠償を
EU内の裁判所で米側に訴訟で請求できるというものですが、
トランプ大統領は「イランと取引を行う国は、米国と取引できなくなる」
とtweetしており、ブロッキング規制の効力には疑問。

ということで、イランではゴールドを買い求める市民が急増中。

イランで金需要急増、米制裁再発動を前に
https://jp.wsj.com/articles/SB12595837096861074013304584391942621063138
インフレに備えているということでしょう。
イランの金買いだけでは、ゴールドの国際価格は上がりませんね。。。

※COMEX金先物価格


金が下落しているのはドルが高いからですね。

市場の関心はリスク回避の金買いではなく、
米金利に集中しています。年内あと2回、来年3回の利上げが見込まれる米国、
ドルが強い状況が続いており、これがゴールドにとっては下落要因となっています。

リスク回避でゴールドが買われるという環境になく、
VIX指数も低下傾向、ほとんどリスク警戒がないとも言えます。

※VIX指数


とはいえ、イラン制裁だけでなく中国株下落、人民元安、
トルコリラに代表される新興国通貨安、イタリア国債利回り上昇など
懸念材料はたくさんあるので、積極的なリスクオン相場にもならない。

夏枯れ、、、ですねぇ。

ユーロ円ショートは129円でロスカット。
ドル円ショートだけ細々と継続中。

ユーロ円は130円台まで戻れば再度ショートかな…。

*******************

昨日はこのニュースが注目されていました。

中国外貨準備高、7月末は3.118兆ドル 予想に反し増加
https://jp.reuters.com/article/china-foreign-reserve-idJPKBN1KS127
前月比58億2000万ドル増(7月末)
6月末時点では15億1000万ドル増加
ちょっとだけですが2か月増。日経新聞のグラフです。



7月は人民元が対ドルで3%もの下落となっていますが、
人民銀行が「人民元安」に対処するなら
外貨準備のドルを売って人民元買い介入を実施する可能性があるんですけど
その場合、外貨準備のドルを使うわけで外貨準備が減るはずです。

しかし、中国の外貨準備は減るどころか増えている!

増えているということは、記事中にあるように
「人民銀行が依然行動を取っていないことを示している」

人民元安を放置している、ということですね。

何故増加したのか、という点においては
「人民銀行が保有する外債の価格が上昇したことによる影響」
ではないか、とされています。
決して、人民銀行が元売り外貨買いをして米中貿易交渉に対抗しようと
しているわけではないだろう、、、ということのようです。、

これは逆説的に考えると、人民元安を止める潤沢な資金が残されている、
ということでもあるので、市場には安心感として受け止められた側面が。

98年のアジア通貨危機の時には、タイ、インドネシアなど新興国に
潤沢な外貨準備がなく自国通貨を買う資金がなかったことが、
(介入で支えることができなかった)
最終的にロシア危機~LTCM破たんにまで繋がったと記憶しています。

まだ、中国は人民元外介入を実施するほどには
資本流出が深刻ではない、と捉えることもできますね。
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2018年8月7日火曜日

レンジが続きます…。

今日の話題はこれ。

JPモルガンCEO、米10年債利回り5%警告-5月時点から引き上げ

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-06/PD0PT66JTSE801

JPモルガンのダイモンCEOの発言ですが、米長期債利回り5%上昇に備えよ、
ですって。足下では膠着してなかなか上がらない長期債利回りですが、
やはり先高観が強いんでしょうか。
米債先物市場ではショートが積み上がっています。
将来の金利上昇を見込んだ米債売りが旺盛ですね。

5%にもなれば米債投資に魅力もあろうかと思いますので
米株から資金が債券にシフトするかと思われ、
この指摘は米株にはネガティブですが、今夜も米株は堅調。
足下ではあまり警戒は強くないようです。

※ダウ、S&P500,ナスダック、日経平均日足

米3指標は今夜揃って上昇基調。

今週は9日からFFR、日米通商交渉スタートということで
為替市場ではドル円を買いにくい。
日本株も為替が膠着で上がりにくいのかな、というイメージです。

ロンドンタイムにドル円が111.50円程度まで買われる局面があったので
111.45円でドル円をショート。
NY時間に入ってユーロ円が強含んだので
先ほどユーロ円を128.77円でショートしています。

イタリア国債利回り上昇が懸念されており、ユーロ下落に妙味、、、
ということで、ユーロドルにしようかと悩んだのですが
ポンドが弱く、ユーロポンドではユーロ高になっていることを鑑みると
FFR控えてドル円に下落リスクが高いため、クロス円ショートに
より妙味が高い局面かな、と考えた結果ユーロ円に。

※ユーロポンドではユーロ高(これもレンジだけどね)


ポンドが弱いのはブレグジット絡み。

フォックス英国際貿易相が
「メイ英首相は悪い協定よりも、
ノーディール離脱のほうがましとの考えを持っている」などと発言。
「ノーディール離脱」とは「合意なきEU離脱」と訳されていますが
要するに、EUからの要求に応えることなく離脱しちゃったほうがマシだ、
とメイ首相が考えている、、、ということでしょうか。

先週末BOEのカーニー英中銀総裁も
「合意なきEU離脱のリスクは不快なほど高い」
と述べていたことでポンドが売られていましたが、
ブレグジット交渉は思いのほか、、、、というより,
案の定難航しているようです。

これがどちらかというと、ユーロ売りじゃなくてポンド売り要因なのね。

ということで、ポンドがジワリジワリ下落していて、
ポンドショートでもよかったんじゃないか、、、という気もしますが、
先週木曜の利上げ決定後の材料出尽くし売りもあって、
結構下落しちゃったので、ここから売りにくいなぁ、、、と思っているうちに
さらに下がってきちゃったという顛末でポンドは売れてません…。

※通貨インデックス一覧 ポンド下落が顕著だった、気づくの遅かった。


まずは、ドル円とユーロ円ショートで様子を見ることにします。
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2018年8月6日月曜日

米中貿易戦争は激化の一途。

中国政府が3日、600億ドル(約6兆7千億円)分の米国製品に
追加関税をかける新たな対抗措置を発表しました。

しかし、市場は意外と冷静。というか勝敗が目に見えているって感じ?!

貿易戦争、中国「弾切れ」近づく
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33819700U8A800C1EA2000/

①新たな対抗策を打ち出す余力がない中国の手詰まり感
~米国からの第3弾2000億ドルに対しわずか600億ドルで報復?

②600億の中で最大の25%の追加税率を適用する品目にLNG含む
~米国にとって中国はメキシコ、韓国に次ぐ3番目の輸出先ですが
 米国はすでに欧州に大量輸出で合意しています。

トランプ大統領:欧州は米国産LNGを「大量」購入へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-07-26/PCG6DE6TTDS001

トランプ大統領、すでに欧州ユンケル大統領と大豆の契約でも
話をつけていましたね。

米・EU、貿易障壁削減へ交渉開始で合意 新たな関税棚上げ
https://jp.reuters.com/article/usa-trade-eu-announcement-idJPKBN1KF2ZB
~「EUはほぼ直ちに多くの大豆を輸入する」

米国は中国がLNGを含めた報復に出る可能性に対して先手を打っていた、
ということですね。中国はそれでも、LNGを含めないと報復の手段がない
ということが明らかになったわけです。

LNGは長期契約が主で、現物市場での売買はあまり玉が多くない、、、
とされていますので、中国は米国からの他国へ契約先を変えようと思っても
足下でその分の全てをスイッチするのは難しいと思うんですけど、、、
短期的には中国が米国からの輸入していた分を、かき集めようと動くなら
LNG価格は急騰する可能性がありますし、原油価格も上がってしまう可能性が。

中国がその分を石炭など別のエネルギーに変えるなら、石炭が上がるかも。
大気汚染問題対策として、石炭からLNGシフトを推進してきたはずですが。。。
2017年、中国のLNG輸入は前年比38%増となっていました。

もし、この仮説通りに中国はLNG不足分を石炭にシフトするなら、
石炭価格が上がるというだけでなく、石炭輸出国が潤う可能性が?!

石炭輸出量トップはインドネシア、2位がオーストラリア
次いでロシア、米国です。
中国を助ける形での貿易増となるなら、豪ドルは中期的に買いかも・・・
なんてね。風が吹けば桶屋が儲かる的妄想ですが。
中国貿易摩擦の影響で豪ドル売り、と豪ドルを売っていいものか悩みますね、
話はそう単純ではないです。
国民生活維持のために、どうしても買わなくてはいけない資源もあるわけで
米国からそれを買わないなら、どこか別のところから調達する可能性がある、
ということでもあるわけです。

しかも今、人民元安でしょ、中国の購買力は低下しています。
人民元安については米国からも非難されていましたが、さすがに
中国人民銀行(中央銀行)は3日、
将来に人民元を売って外貨を買う約束である為替予約について、
残高の20%を「危険準備金」として人民銀に預けるよう義務づける措置を発表。

中国人民銀、人民元下落に歯止め-為替フォワードに準備金20%要求
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-03/PCVZZK6KLVR501

貿易戦争が勃発してから中国は人民元安を放置してきましたが、
(関税分元安にすればチャラ理論?!)
あまりに元安が進めば、中国からの資金流出も増えていきます。
それに、輸入せざるを得ない品目もあるわけですから、
購買力低下も問題となってきますよね。
国内の物価上昇が、国民の不満を高めるリスクもあります。

墨汁革命など、国内の不満噴出を抑え込むのも大変なようですし、、、。

興味深いのが、週末金曜のNY市場では、中国が米国に報復措置を
発表するなど、米中貿易摩擦激化となるなか、米株が上昇したこと。

S&P500は5週続伸ですよ。

雇用統計はさえなかったのに、、、ですよ。

米雇用者数:7月は15.7万人増、予想下回る-平均時給2.7%増
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-03/PCVXNP6S972K01
※ダウ、S&P500,ナスダック、日経日足


貿易と関税に関する米国と中国との対話が高レベルで
一部再開したとのクドロー米国家経済会議(NEC)委員長の発言があった、
と報道されていますが、
市場は米国の勝利と楽観しているとうことでしょうか。
ちなみに中国株は下落が止まりません・・・・。
景気支援のための政策パッケージを発表したんですけどね。

※上海総合指数 こりゃあきまへんな・・・

おかげで日本株の時価総額が再び世界2位の座に返り咲いたそうよ。


https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-03/PCV6TP6JTSE901

長くつらつらと思いつきで書きましたが、
ドル円相場、ここから買う材料があまり見当たりません。

日銀は7月会合で、フォワードガイダンス導入によって
緩和策修正による円高不安を巧みに回避したかに見えましたが、
米金利が上がっていかないことには、金利差拡大からのドル買い期待は
膨らんでいかないと思われます。。。。

米長期債は膠着、上がらないんですよ、全然。

※米10年債利回り

ドル円が常に日米金利差に連動するわけじゃないんですけどね。
米金利が上がってくれた方が、ドル買い意欲は旺盛になることは事実。

じゃあ、なぜ米長期金利が上がらないか、というと
将来の金利上昇を先に織り込み過ぎて、先物市場で米債ショートが
積み上がってしまっており、これが重石。これが買い戻される過程では
金利は低下してしまうわけですので、上がりにくい構造。

最新の31日火曜時点のポジションはネットで590,128枚の売り越し。
売り越し幅は前週と比べ80,630枚拡大。
投機筋はさらに米国債先物の買いを減らし、売りを増やしています。
これ、過去最大じゃないのかな?

米金利が上がっても、ドル円がこれに連れて上がるとは限らないのですが
米金利が下がれば、結構素直にドル円がこれに連れて下がる気がします・・。

特に8月は円高になりやすい月ですからね。

8月円高の経験則、過去20年で14回 米のドル高けん制警戒
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33590320Q8A730C1EN2000/

また8月にはFFR、日米通商交渉もスタート。
これも決して円安ドル高要因ではありません。円高圧力が高まります…。

ということで、8月相場は、ドル円相場の戻り売り狙いかな。

*******************

それから先週はユーロドルも下落基調を強めました。
これ、イタリアのせいかも。

イタリアは2019年予算の枠組みを9月にも公表するようですが、
イタリア連立与党内にはEUの財政規律を超えて歳出を増やそうとする
動きがあるようです。サルビーニ副首相なんかがそうみたいね。

トリア経済・財務相がこうした圧力により辞任に追い込まれる可能性が
あるのではないか、という懸念がイタリア国債の売りにつながっているようで
イタリア10年債利回りが上昇しています。

3日金曜、イタリア2年債と5年債利回りは一時ともに25bp上昇、
それぞれ1.36%と2.39%と8週間ぶりの高水準を付けた他、
10年債利回りは6月初旬以来初めて3.1%を上回っています。

トリア財務相がもし辞任に追い込まれれば連立政権は崩壊し、
再選挙が実施される可能性があるとの指摘もあるようです。

イタリア国債って、日本の機関投資家もかなり保有しているとみられます。

日本の機関投資家勢は、金融庁から米債投資の損失での指導があった際、
米債投資の損切をして、欧州債投資に切り替えた時期があるんですよね、、。

これが、ユーロドルが今年の1月から4月に高止まりしていた背景では
ないか、との指摘もあります。日本勢の買いでユーロドル相場は
高かった可能性があるんだけど、これもまた、損切させられるんじゃないか
って懸念が出てきました。日本勢がイタリア国債の下落に耐えかねて
売却に動けば、イタリア国債利回りはさらに上昇しますし、
ユーロドル相場はさらに下落する可能性がある、ってことです。

しかし、逆にイタリアは大きすぎてつぶせない、つぶれないという見方から
イタリア国債利回りが上がれば日本勢がさらに買い増しする可能性も。

6月の記事ですが参考までに

欧州周縁国債になお強気の日本投資家、先月の下落は過剰反応との声も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-20/PALEZK6KLVR601

日本勢がイタリア国債利回り上昇(国債価格は下落)でイタリア国債買いを
積極的に増やせばユーロ高です。さて、そんな逆張りができるでしょうか。

あるいはこんな動きもあるようですし、、、

イタリア「五つ星」創設者、ユーロ離脱問う国民投票実施を再度提案

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-07-27/PCJBPD6TTDS101

ここから先、イタリア国債の利回りに注意しておく必要がありそう。


※イタリア国債利回り、イールドカーブ
https://jp.investing.com/rates-bonds/italy-government-bonds
 直近が一番上のライン、全体的に上昇していますね。

イタリア利回り見ながら、ユーロも戻り売り狙いかな。
日本勢がこの時期にイタリア国債買いを増やすとは考えにくいので、、、
(個人的な意見ですが)

*****************
先週は英中銀が利上げを実施するもポンド下落です。

政策委員全員一致での利上げはややサプライズも、材料出尽くしかな。

次回利上げの見込みはないようで、これもポンド売り材料。
断続的に利上げできる環境にはないようです。

ということで、円高、ドル高ですね。

※通貨インデックス一覧

ということで、
金価格は日米ともにさえない展開が続きそう・・・・。
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2018年8月2日木曜日

8月1日、FOMCは予想通り。

政策を全会一致で決定/政策金利は据え置き、FF金利は1.75~2.00%

声明
さらなる段階的利上げが持続的景気拡大と整合的
金融政策のスタンスは依然緩和的
経済活動は力強く拡大している
雇用は強く、失業率は低水準が続いている  ・・・

注目度は低かったとはいえ、特筆すべき事項なし。

ですが、、、、ドル円相場、クロス円相場は
昨日の日銀会合後からの上昇のほぼ全てを失う行って来い!

FOMCの前、ロンドンタイムから上昇力を失って下降気味でしたが
FOMC受けて切り返すことなく、さらに下落を加速させる形で
ドル円相場は111.50割れです。
ユーロ円も131.10円まで上がっていたのに、
130円台前半まで下げてきました。

夕刻からじり安基調だったことと、
23時発表の7月のISM製造業景況指数が、2.1P低下の58.1と
市場予想以上に拡大ペースが鈍化していたこともあって、
ドル円を111.83円、ユーロ円で130.50割れでポジション全て手仕舞い
薄利ですが、利益で逃げることができたものの
欧米時間でのクロス円のたたき売りにはどんな理由があるんでしょうか??

とはいえ、そもそも日銀のリーク記事が出る直前の高値
(ドル円で113円台、ユーロ円で132円程度)までくらいがせいぜいだろう、
と思っていたので、それほどこのロングに期待していたわけじゃないんですが、
せめて、リーク前の水準くらいまでは一気に戻る展開があっても
いいんじゃないの~っていうのが本音。
だって、そのレベルまで上昇したところでレンジにすぎないんですもの。

結局レンジ相場は続く、、、、という展開ですね。
さすが水星逆行です・・・・。

とりあえず、日銀トレードは微益に終わってまた振り出しです。
111.50円割れで、再度買おうか悩んだのですが、
8月は円高になりやすい月なので、止めておきます。
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