2018年8月31日金曜日

ドルの逆襲か、ただの揺り戻しか。
リスクオン気味に見えたマーケットリスクオフに逆戻り?

というような相場です。

NY株式市場でダウは現在(AM1:30)100ドル安。
ドル円相場はじめクロス円が大きく下げています。
と言ってもドル円は111.10円台に落ちてきただけですのでレンジ内ですが。

VIX指数が幾分上がってるので、リスクオフ相場にも見えますが、
リスク資産を売らなくちゃいけないような新たな材料が見当たらず。

強いていけば、アルゼンチンペソの暴落かな。

※ARSUSD ペソ/ドルですが、釣瓶落としですね…。



アルゼンチン、IMFに500億ドル融資の前倒し要請 通貨危機悪化で
https://www.bbc.com/japanese/45341077

デフォルト常習犯国家(過去8回デフォルトしてます)ですので驚かないのですが、
通貨安が止まらず、今夜緊急利上げを実施しています。

アルゼンチン、緊急利上げで金利60% ペソ安止まらず
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3481377031082018FF8000/?n_cid=SNSTW001

今年5月にも緊急利上げで政策金利を40%に引き上げていましたが
今夜60%に。60%、、、日本はゼロコンマ、、、、凄過ぎて理解できませんが、
まあ、通貨危機です。

これがリスクオフ(なのかどうかもまだ何とも言えませんが)のトリガー?!

デフォルト常習国のアルゼンチンに投資しているところは多くないと思いますし
アルゼンチンがまたデフォルトしたところで、それほどマクロマーケットに
影響があるとは思わないのですが、でも、新興国通貨危機が再燃しちゃうと
話は変わってくるかな・・・。今夜トルコリラも南アフリカランドも下がってます。

だから、ドル高になっちゃってるのね。

で、ドルからユーロ、ポンドにシフトし始めていた資金が再びドル回帰?!
ユーロドル・ポンドドルが下落しています。

ということでユーロドルロングをやめて、
キウイドルショートに切り替えました。0.6657ドル。
そして狙っていたドルカナダを1.2995ドルでショート。

NZはショートでカナダはロングです。

深刻なリスクオフ相場に発展するとは思えないので、、、。
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2018年8月30日木曜日

ドル円が強い。
レンジの範囲内ではありますが、111円台後半まで上昇。

日経平均も23000円節目突破には抵抗を受けていますが
上抜けを試す展開です。
そりゃ米株が強いですし、上海も下げ止まってるし、
今期決算から見れば、ここから売る理由は少ない。

ということで、リスクオンムードですね。

今夜は米国の4−6月期GDP改定値が予想外に速報値から上方修正され、
4年ぶりの大幅な伸びを示したことを受けて米長期債利回りも強含み。

米長期金利上昇で日米金利差拡大が
今夜のドル円上昇の背景かな。

常に日米金利差がドル円相場を動かす材料というわけじゃないんだけど
リスクオフでの円買いという地合いの悪さが薄れているので
米金利に反応しやすいんでしょう。

住宅系の指標はやはりよくないのですが、こちらは無視・・・?

米・7月中古住宅販売成約指数:前月比‐0.7%(予想:+0.3%、6月:+1.0%←+0.9%)

金利上昇の影響ジワリ。
ですが、住宅系指標のピークから株式市場のピークって
タイムラグが1年ほどあるので、まだ心配ないってことかしらね。
住宅指標のピークは今年3月くらい。
来春まではリスクとして警戒されないのかもしれません。

ただし、ドル円上昇でクロス円が強いんだけど、
ドルが全般に強いわけじゃありません。

クロス円一覧  Chart:TradingView
https://jp.tradingview.com/chart/


ドル円が強く、クロス円も強いというのと
ドルストレート通貨でドル安なので
ユーロドル、ポンドドルなどが強いため
ユーロ円、ポンド円などのクロス円がさらに妙味ありという側面も。

ドルストレート通貨一覧 


豪ドルに対してはドル高ですが、、、

通貨インデックス一覧を見るとわかりやすいですね。



ドル安、円安です。教科書的リスクオン相場の時の値動き。

スイスが強いのはなんだろう?!
スイスフランって教科書的には円と並んで避難通貨です。
リスクが高まると上がる特徴があるんだけど、今はそういうムードはないんだけどねぇ。。。謎です。

今日大きく上げたのがポンドです。

EUのバルニエ離脱・欧州委員会首席交渉官が
「EUは英国と将来の関係について11月に声明を出すことを検討」
「我々は他の国とは違い英国にパートナーシップを提供する用意がある」
と発言。
これを受けてマーケットは「合意なきEU離脱リスク後退」と捉えたか、
ポンド買いで反応。思わぬ上昇となりました。
これ、踏み上がってる感じね、、、危ないわぁ~ショートしてなくてよかった。

カナダロング狙いですが、今日は好機なし。
ユーロドルロングだけ継続です。
ポンドはここから乗れません💦
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2018年8月29日水曜日

日経平均は節目の23000円大台を超えられるかのせめぎあい。
28日火曜23000円大台回復も、終値で維持出来ず。
今日29日水曜も米株絶好調を映して買い先行のマーケット、
今回はいよいよ23000円を通過点に秋相場は上方向にトレンドができそうな
センチメントとなってきました。まだわかんないけど。


※日経平均日足
k
夏休みも終わって秋相場、トレンドができる時期との期待もありますが
トルコや中国のリスクが棚上げされたまま
リスクマネーが行き場を探して、株式市場に戻ってきているという感じ。

地合いの回復は米国発、かな。

28日、北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉へで
米国とメキシコが大筋合意と報じられた他、
ムニューシン米財務長官が、カナダにも「貿易は大きな障壁はないと予測」とし
カナダとも週内に合意できるとの見方を示したことも支援材料。
これでカナダドルが強含んでいます。

経済指標も好調。

①8月消費者信頼感指数:133.4(予想:126.6、7月:127.9←127.4)
②8月リッチモンド連銀製造業指数:24(予想:17、7月:20)

消費者信頼感指数は2000年10月以来17年10カ月ぶりの高水準だそうよ。

というわけで。
ナスダック指数とS&P500種指数は3日連続で過去最高値更新です。

※ダウ平均はまだ高値奪還できていませんが、、、


長期金利上昇が抑制的である中で、指標が良く、
トランプリスクとして警戒されてきたNAFTA交渉の進展となれば
株式を買わない理由はありませんね。

金利が抑制的であることから、ドル安転換がトレンドとなればなお、ですが、
昨日はディマイオ伊副首相が
「財政赤字が対GDP比でEU基準の3%を超える可能性も」と発言したことに対して
トリア伊経済・財務相が「3%を超える計画は無い」と否定。

全然、いい材料じゃないんだけど、否定に安心したのか
ユーロ買いが強まり一時1.1721ドルまで上昇する局面も。

ユーロはトルコショックで売られ過ぎた分の修正高の域を出られるかに注目ですが
ネガティブ発言に売り込まれる勢いより、
ポジティブに反応が大きいという点では、トレンドは強気に傾いていますね。

ということで、ユーロロングは継続ですが、
かといって、猛烈に上がるというイメージはありません。
レンジなんじゃないかなぁ。。。。

これはドルインデックス。


現状では94Pが強い下値サポートかと思いますので、
ドル安大転換という感じじゃない。

6月から8月にかけて形成したレンジがH&Sの左肩だとすると
トルコショックでダマシとなった上昇が頭。
そして、現在右肩を形成、同じ期間だとすると10月下旬くらいまで。

ユーロドルに絞ると、、、

11月5日くらいまでレンジかな??
日柄がぴったり合うというわけじゃないですが
黄色の四角の中でのレンジとなりそうです。
レンジでうまくトレードしたいと思うのですが💦
私レンジトレード苦手なんだよなぁ。。。

ということで、トレンドに乗ろうと思うなら
ここからの注目はカナダドルかな。


ドルカナダのチャートは上昇トレンドが終焉。
1.3000ドルあたりまで戻れば戻り売りとしたい。
つまりドル売り、カナダ買いです。

7月11日、カナダは政策金利を1.25%から1.5%に引き上げています。
段階的な追加利上げが正当化されるとの見解を示しています。
2017年7月に始まった利上げサイクルで利上げは7月で4回目。

貿易摩擦の高まりが警戒されていましたが、
これがクリアとなればカナダ買いが強まる可能性。

ただし、市場はすでにカナダ買いに傾いているので
調整をまってからですね・・・。

カナダ円は、下落の半値戻り達成。
ここではいったん上昇が止まるかと思いますので
下がったら買い目線。

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2018年8月28日火曜日

こりゃ、ドル安転換したっぽいわね…。

パウエルFRB議長のジャクソンホール講演は意外と重かったのかもしれません。

「物価上昇に加熱がみられない」発言が過度な引き締めは不要で
利上げの打ち止め時期が近いことを示唆したものだ、と書いたのが日経。
この発言受けて、米10年債利回りは低下したのですが、、、。

「段階的な利上げの正当性を主張し、FRBの動きが景気拡大を阻んでいるとの
批判をはねつけた。」と書いたのがWSJ。

トランプ大統領の圧力に屈することなく利上げの正当性を主張した、
という点においての市場の反応は2年債利回りの上昇。

パウエル氏講演を受けて、
10年債2年債利回りスプレッドが縮小しちゃったんですね。
FFレート利上げに敏感なのが2年債。インフレを意識するのが10年債。

10年債の方が利回りが高ければ高いほど、2年債との利ザヤで
金融機関は利益を出せるわけですが、これが縮小しているのです。

逆転してしまうと、ほどなくしてリセッション入りする、
という過去の経験則から、出来れば、利回り格差縮小は抑え込みたい。

ならば、ここからの利上げには慎重にならざるを得ないだろう、
という市場の思惑が株式市場への安心感へとつながっており
S&P500、そしてナスダック総合指数が最高値更新。
ダウも時間の問題じゃないかなぁ。。。

FRB悩ますイールドカーブ、過去に判断の過ち
https://jp.wsj.com/articles/SB12583848357785813922304584430011271726876

好景気、低金利、すなわちゴルディロックスはまだ続くということでしょうか。

9月のFOMCでは利上げはほぼ確実ですよ、
問題はその後の12月と来年の利上げ頻度でしょう。
CME Fedウォッチの金利先物市場での12月利上げ織り込み度は
現時点で64.4%程度です。決して低くはありませんが、
12月FOMCまでには中間選挙もありますし、まだわかりませんよ。
結局12月利上げがあったとしても、
織り込み度は目まぐるしく変化する可能性が出てきた、ということでしょう。
トランプ、パウエル発言によって。

ここ2週ほど、先物市場でのファンドポジションが、
ユーロドル相場、ゴールド相場ともにネットショートに転換していましたが
さすがにやりすぎだった、ということもあると思いますが。

ユーロドル、ゴールド市場のショートポジションが巻き返されています。

昨日までは、一時的なドル高の修正かと思っていたのですが、、、。

ということで、ポンドドルショートは撤退して
ユーロドルのロングポジションを作りました。遅いかな~
コストは1.1638ドル。

米金利先高観の後退からドル安だというなら、
ドル円も下落圧力は強まるはずですが、
それほどドル円相場は下がらないと思います。

佐々木氏の記事が腑に落ちますので引用します。

リスクオフの円高にブレーキをかける4つの要因=佐々木融氏
https://jp.reuters.com/article/column-forexforum-tohru-sasaki-idJPKCN1LC0GW

①円売りの主体が本邦企業・投資家だったためリスクオフ時の円買い戻し圧力が弱い。
 (現在の円売りの主体は海外投資家らによる投機ではない)

②本邦企業による円売りは証券投資や短期的な取引と違い、
 リスクオフになっても円売りオーダーが引かない
 (M&Aや海外設備投資による為替取引はセンチメント関係なし)

③現状のリスクオフ震源地は新興国、米国独り勝ちであり
 米ドルが強い。(ドル高であるためドル円が下がりにくい)

④円とドルの相関関係が強くなっている

ですので、ドル円相場はレンジかなぁ・・・。

***************************

一部で、現代版プラザ合意の可能性がささやかれているというので
探ってみると、、、


米国が「為替操作」する日-通貨の議論不可避とプラザ合意の立役者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-22/PDUL946K50XS01
プラザ合意で苦しんだ日本に学べ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-17/PDLHFT6JTSE801

ハッキリ書いてたのが日刊ゲンダイ!!
https://twitter.com/nikkan_gendai/status/1033260851090706432

9月“米中プラザ合意”で決着・・・・

米中貿易戦争、落としどころが見えない中、中国は元安誘導しているように見えます。
トランプ大統領もそれを名指しで非難していますが、
これを許さないということでしょうか。
中国は随分米国の出方をを警戒しているとみられます。

現実的だとは思いませんが、仮に米国からの圧力で
元高となるようなことがあれば、ドル安ですね。

中間選挙が近づいてきたので、、、、。
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2018年8月27日月曜日

トランプ大統領が、FRBの利上げスタンスに不満を表明してから
にわかに注目後が高まっていたジャクソンホール会合。

メディアによって、書き方が異なりますねぇ。
日経→FRB議長「物価過熱の兆候ない」利上げ打ち止め近づく
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3459262024082018FF8000/

「物価上昇率は2%を超えて過熱するリスクはみえない」と主張。
当面は「段階的な利上げが適切だ」としたものの、過度な引き締めは不要で、利上げの打ち止め時期が近づいたと示唆したものだ。FRB内には、早ければ19年中に利上げを打ち切る案も浮上している。


WSJ→パウエル議長、FRBの段階的利上げを擁護
https://jp.wsj.com/articles/SB10503580577070914225504584429240690131108

段階的な利上げの正当性を主張し、FRBの動きが遅過ぎたり早過ぎたりすることが景気拡大を阻んでいるとの批判をはねつけた。
同じ講演を受けて、捉え方が随分違うものですが、
実際講演を受けてユーロドル相場だけをみるとユーロ高が進んだ印象。

※ユーロドル15分足 矢印がパウエル議長講演開始時刻

このくらいのボラはユーロドル相場においては別段大きくないですね。

※米10年債利回り15分 矢印が講演時間

金利は下落方向、講演受けてドル安だったことから、
市場の受け止め方としては、パウエル議長の講演はややハト派的だったということか。

おかげで、S&P500、米株は最高値更新です、どこまでいくの~

※米3指標と日経 日本株も上がるんじゃないの、これ。


さて、パウエル氏以外にも要人らが金利についていろいろ発言しています。

◆カンザスシティー連銀のジョージ総裁(22日)
大統領からの干渉に屈することはない。あと数回の利上げが必要。

◆米ダラス連銀のカプラン総裁
干渉なく、我々は決定を下す自信がある。

◆ブラード米セントルイス連銀総裁
「2019年は成長減速が予想され、今、利上げを打ち切るべき。

大統領からの干渉は関係ないのが基本として。
ブラード氏などは、今すぐ利上げを打ち切るべきとしているのには
長短金利の縮小を警戒しているものと思われます。

※米10年債利回りと2年債利回り 金利差は0.185%にまで縮小。

オレンジの短期債利回りが急騰しているのは
政策金利の引き上げの影響によるものですね。
このまま利上げを続けるとくっついちゃう、、、、というより
逆転してしまいます。

経験則として、長短金利の逆転はリセッション入りの序章と
されていますので(半年から1年後には景気後退期入りとなる歴史が)
なるべくなら、逆転しないようにコントロールすべき、という声が
出てくるのは理解できます。

しかし、FRBは子用と物価の番人ですから、
物価上昇が過熱しないように金利をコントロールしなくてはならず
現状では利上げが必要なわけで9月利上げはほぼ確実視されています。

その後の12月の利上げとなると、その前に中間選挙もありますし、
3月でピークアウトしたとみられる住宅系指標がますます悪化してくると
利上げ織り込みは強まらない可能性もありますね。

住宅セクターは金利上昇に敏感。ローン金利が上がると冷え込みのも早いです。

その場合は、ジャクソンホールでのパウエル議長の
「物価上昇に加熱がみられない」発言がエポックポイントだった
ということもあり得るのかもしれません。

※新築住宅販売件数 3月ピーク

2018年    1月     2月    3月     4月     5月     6月      7月   
       59.3    61.8    69.4    66.2    68.9    63.1    62.7               

※中古住宅販売件数 3月ピーク

2018年     1月     2月     3月     4月    5月     6月    7月   
        538    554    560    546    543    538    534   

※住宅建設許可件数 3月ピーク

2018年     1月      2月       3月        4月       5月        6月       7月   
     137.7    132.1    137.7    136.4    130.1    129.2    131.1


ただね、CRBインデックスを見ていると、ドル高回帰するように見えます。
なんと見事な下落トレンド。このイエローの下落トレンドをしっかりと
上抜けない限り、コモディティ下落は続きます。

コモディティ安が続くということは、ドル高が続くということね。

※CRBインデックス


先週の火曜日までのデータ-しか取れないのですが
先物市場の手口をみると、ユーロドル相場ではネットショートが
2週目に入りました。若干売り越し幅拡大。

※ユーロドルIMM通貨先物ポジション

同じタイミングでネットショートに転じたゴールドも
ネットショート拡大。

※ComexゴールドCFTC建玉明細手口


先週水~金曜で、このショートはやや買い戻されて減少していると
思うのですが、ドル買い傾向はまだ終焉していないように感じます。


****************************************

さて、ここからの戦略です。

先週はドル円相場だけ見ると、円高ドル安が進行したように見えますが
通関デックスを確認するとドル安、円安だったんですね。
円よりドルが強かった、というだけのことで、
ドルは全体で見れば弱かったのです。

円安の背景は、ドル安によって、ドルストレート通貨が巻き返し
(ユーロドル、ポンドドル、豪ドルドル、キウイドルなど)
そうした通貨がドルだけではなく円に対しても上昇した結果です。
だから、豪ドル円とかユーロ円軟化が思わぬ上昇を見せた。

このクロス円上昇が、結果ドル円を押し上げるという相場でした。

これが今週も続くのか。

ポイントの一つは、市場がFRBの利上げサイクルがいよいよ残すところ
あと数回で終わりだと利上げ打ち止めのタイミングを探り始めると
ドル安に転換してしまう可能性がある、ということですが
しかし、減税によって拡大した財政赤字、そしてそれを補うために
新発国債が発行されるという流れであることを考えると
ドル高のトレンドはまだ続くと思われ、そのせめぎあいなんだろうなぁ、
ということで、トレンドとしてはどちらかに強烈に働く可能性は
あまり大きくないように思っています。

つまり、やりにくいレンジ相場が続くということ・・・・。

ドル主体で考えるのではなくて、どこが弱いか、ということを
軸に考えた方がわかりやすいかもしれません。

となると、NZとか、豪ドルとか、ポンドの売りじゃないかな。

NZは利上げがかなり先になると見込まれるため。

NZは8/9、RBNZのマクダーモット総裁補佐が
利下げする可能性が高まったと発言しています。
ただし、22日発表の第2・四半期の小売売上高は、1.1%増。
GDPもRBNZ予想の0.5%を上回る公算が強まったとして
利上げリスクが後退したとの見方から、先週は買い戻しが旺盛となっています。
ただし、オアNZ中銀総裁が金融政策について利上げについては急いでいない、
利下げの可能性も排除しないと発言しており、
NZの利上げはかなり先になりそうですね。

豪ドルについては、先週政治リスクで売られましたが
24日に再度自由党党首選が行われ、でモリソン財務相が党首に選出
されたことから、政局不安はひとまず後退したとの安心感から
買戻しがはいり、ほぼ行って来いの上昇となりました。
豪州に関してはまだ米中貿易摩擦による中国景気後退不安からの
売り圧力は強いと思われますので、買い目線にはなれませんね。

ユーロも基本売り目線ですが、いかんせんネットショートですので
このままユーロ売りがトレンド化するのかどうか、、、

ユーロ下落は欧州にとっては歓迎すべき流れ(特にドイツ)
トランプ大統領のEUは為替操作国だ、発言にみられるように
やややりすぎかな、、、ドイツにもうけさせてなるものか、
というトランプ大統領の不満がまたtweetされれば
ユーロは踏みあげられる可能性があるので、ちょっと怖いですね。

英国は今のところトランプ発言リスクが少ないので
ポンド売りの方がやや安心感あり。

ということで、先週ショートしたポンドドル継続。

*********************

トルコの長期休暇が終わります。
先週はトルコネタが一服していたおかげで、リスクオフムードも一服。
またトルコから何か材料が出てくるでしょうか・・・
トルコが動かぬ間、南アランド、ブラジルレアルが大きく下げた1週間でした。

NAFTA再交渉で米国とメキシコが進める2国間協議について、
トランプ米大統領は25日「まもなく合意する可能性がある」と表明してます。
ペソが決して弱くないのは、こうした背景もあってのことかな。
ペソ買いはありかもね。

注目指標は30日に発表される米PCEデフレータ(7月)。
予想は前年比+2.3%、同コア+2.0%と
それぞれ前月から0.1%ポイントの上昇予想。

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2018年8月24日金曜日

ドル円相場、111円台へと上昇してきました。
トルコリラショックや米中貿易摩擦への警戒、
トランプ大統領のFRB利上げスタンスへの不満表明などを受け
8/21、109.77円まで下落したのですが、あっという間に111円台回復。

これ、という材料がないのが地合いの底堅さを表しているようにも感じます。
23日NY時間に111円台回復の上昇となったんですが
値動きと時間を検証して見ると22:00頃からの上昇。

政情不安が噴き出た豪ドルや、合意なき離脱リスクが高まるポンドが
下落したことによって、自ずと米ドルが上昇したという感じでした。

昨日は新規失業保険申請件数が市場予想を下回り
7月米中古住宅販売件数が前月比0.7%減の534万戸と
2016年2月以来、2年5カ月ぶりの低水準になったにもかかわらず、です。
減少は4カ月連続とうことですので、住宅セクターはピークアウトした印象。

かといって、まだ住宅価格がピークアウトしたわけではなさそうです。
現状では住宅が高すぎて買えない、という状況に入った局面で、
この春先から住宅ローン金利が急上昇したことも影響している模様。

今すぐに全てのものがだめになるという段階ではないのですが、
半年から1年後には米経済全般ピークアウトの可能性もある、と
構えておくべきかもしれません。

しかし、指標悪化にもかかわらずドル高再開というのは
いかにほかの通貨がダメダメか、ということね。

【英国】

英、「合意なき離脱」プランの第1弾公表へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-23/PDVXJG6S972901

ブレグジット交渉は、その内容について
英国、EU 各国双方の議会承認を得る必要があるため
10月までに詳細合意を取り付けなくてはならないのですが、
全然交渉が進まず、このままでは合意がないままブレグジット期限を迎える
可能性がある、、、ということで、昨今ポンドが売られているのですが
英政府は、10月までにEUとの合意を取り付けようという固い意志がない?!

このまま、色々決められないうちにブレグジットになったら、
こんな風に対処するつもりです~っていうプランを公表しました。

英国「合意なき離脱」準備書の主な内容
https://jp.reuters.com/article/uk-brexit-factbox-idJPKCN1L90AJ

合意なきEU離脱なら物価上昇、年金生活者にもしわ寄せ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-23/PDX3I36KLVR401

~スペインなどEU諸国で暮らす年金生活者は英国の銀行に支払われる自らの年金にアクセスできなくなる恐れがある。

ポンド売り加速、です。

1.2845ドルでポンドドルをショートしました。

ユーロドルを迷ったのですが、足下で明確な売り材料がある、
ということがポンド選択の理由。

その意味では豪ドル売りでもよかったのですが、、、

【豪ドル】

政治リスクが勃発しました。

21日 与党・自由党は党首選を実施。
ターンブル首相が選出されます。(ダットン前内相敗北)

ダットン氏ら主要3閣僚含む9名が辞任。

22日ターンブル政権掲げる大企業向け法人減税案が否決

ターンブル首相への辞任圧力が強まる

24日 再び党首選。ターンブル首相立候補せず。
   ダットン氏にはスキャンダル勃発、
   モリソン財務相が次期首相に選出。

モリソン豪財務相が党首選に勝利、次期首相に
https://jp.reuters.com/article/australia-politics-instantview-idJPKCN1L90DI?il=0
※モリソン氏=社会サービス担当相や移民・国境警備相を歴任、
ターンブル政権の3年間では財務相を務める。

移民排斥など過激なダットン氏が敗れたことに安心感が広がり
足下では豪ドルが買い戻されています。

豪州首相の交代、週に2日の党首選というゴタゴタが何を意味するのか。

ターンブル首相は親中派とされています。
2015年就任当初、中国を「抗日戦の同盟者」と呼んでいました。

しかし、この中国に入れ込み過ぎたようで、、、

焦点:火花散らすオーストラリアと中国、なぜ関係悪化したか
https://jp.reuters.com/article/au-cn-relations-idJPKBN1JE0JQ

米国は安全保障の観点から中国ZTE,Huawei製品仕様を禁じる姿勢を
明らかにしていますが、このゴタゴタの最中、豪州もこれに続く姿勢を示しています。

■豪政府、中国の華為とZTEの5G機器提供を禁止-安全保障懸念で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-23/PDWB1J6S972901

豪州は資源を中国に輸出することで経済成長を盤石としてきましたが
中国の内政干渉も強まってきたことに懸念が大きくなってきた、
ということでしょうか。米国、豪州とくれば、他国もこれに準じる可能性が。
日本はどうするんでしょうね・・・。

ということで、このニュースは豪州の問題というだけでなく、
背景には中国に対する考え方の変化という潮流を感じます。

中国頼みの経済というのは安全保障上のリスクでもあるということです。

焦点:中国怒らせた南洋の楽園パラオの苦悩、中台の板挟みに
https://jp.reuters.com/article/pacific-china-palau-idJPKCN1L70DQ

ポンドドルショートのみ、です。
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2018年8月23日木曜日

トランプ大統領の周辺が騒がしくなってきました。

元側近2人"有罪”でトランプ大統領弾劾手続き開始の可能性浮上か
ー中間選挙の結果次第も
https://www.fnn.jp/posts/00353090HDK

中間選挙が近づいていますものね。

トランプ大統領の元顧問弁護士コーエン氏は
司法取引でロシア疑惑に関する新事実を明らかにするとも報じられています。

かといって、米株が暴落するわけでもなく、
積極的なドル売りになるか、というとそんな気配はありません。

足下のドル売りは、トランプ大統領によるFRBに対する利上げ継続方針への批判を
嫌気したドル高修正という程度かと思います。

そして今夜(AM3:00)注目のFOMC議事録が出ました。

米FOMC議事要旨、次回会合での利上げ示唆
https://jp.wsj.com/articles/SB10958869014278714832904584425542819398218

これを受けて直後は、ドル売りユーロ買いが優勢となる局面がありましたが
すぐさま下落の行って来い。
足下の流れを変えるまでのインパクトにはならなかったようです。
ユーロドル相場は再び、1.160ドルを超えましたが、上値が重くなってきました。
そろそろユーロショート、ドルロングのチャンスかな、、、という気もしますが
ジャクソンホール会合控えて、リスクを取りたくないですね。

今日22日水曜の安値 1.155ドルを下回れば、逆指値の売り。
今はまだ売らずに様子見とします。


※そうそう、今夜驚いたニュースが
サウジがアラムコのIPOをあきらめたという話。

米国が絡んでいるのかしら・・・?!

サウジ、アラムコ上場を断念か 石油化学出資に専念と伝わる
https://id.nikkei.com/lounge/auth/password/proxy/post_response.seam?cid=7279132

それから、休暇中の安倍首相が米国からの要請でトランプ大統領と急遽電話会談。

表向きは北朝鮮情勢について会談した、となってますが、
実際どうなんでしょう。

日米首脳電話会談後の安倍晋三首相と記者団のやりとり全文
https://www.sankei.com/politics/news/180822/plt1808220021-n1.html

だって安倍首相は24日まで山梨県鳴沢村の別荘で静養する予定だったものを
切り上げて東京都内に戻って会談に臨んだ形ですよ。。。
緊急を要する案件があったと考えて不思議はないと思いますが、、、。

何が起きても驚かないようにポジションサイズは小さくしておきましょ。


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2018年8月22日水曜日

トランプ砲の威力は大きいですねぇ。

ドル高からドル安に転換してしまったかに見えます。

インタビュー:トランプ大統領、FRB利上げ「気に入らない」
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-fed-idJPKCN1L527A

早朝になって一斉に日本語報道が出てきましたが、
ロイターとのインタビューで述べたもので
同時に中国や欧州連合(EU)が通貨を操作していると非難もしています。

ここで、またも日本が名指しされなかったことが不思議ですが
FFR交渉(日米新通商交渉)も9月に先送りとなり、
明らかに中国に対する態度と日本に対する態度は違って見えますね。

だから、過度に円高にはならないんじゃないか、、、という気がしていましたが、
実際ドル円相場は、トランプ砲を受け109.76円まで下落する円高となったものの
東京時間には反転し、110円ミドルまで上昇してきています。
つまり円安再開です。

その間ユーロドル、ポンドドル、豪ドル、キウイドルなどドルストレートは
上昇を続けており、ユーロドルは1.1560ドルまで上がってきました。
長いレンジ下限であった1.150ドルをあっさり超えて上昇、
つまりドル安が続いてます。

それでも、このドル安は「ドル高トレンドの修正」だと思っていますので
今週、明日のFOMC議事録やジャクソンホール会合、米中貿易交渉などのイベントで
一層のドル売りが広がれば、ドル買い狙いとします。

今年のジャクソンホール会合はあまり注目度が高くなかったのですが
トランプ大統領発言で、にわかに関心を集めるイベントとなった気がします。

トランプ大統領に指名されたパウエルFRB議長がジャクソンホールで
トランプ発言に対しどのような反応を示すのか、という点と
為替を操作していると名指しされた欧州、ECBドラギ総裁の反応なども注目したい。

パウエルFRB議長は24日午前10時(日本時間同午後11時)に
「変化する経済における金融政策」をテーマに講演します。

トルコ休場の影響は現在のところほとんど見受けられません。

米中貿易交渉を控え、今日の上海株が堅調推移であったことから
今日は米株も堅調、リスクにおびえるムードはありません。

トランプ砲をまともに食らったのは東京時間前場くらいかな。
ただし、日本株には流動性も戻ってきていませんし、地合いは弱いんですよね…。

ドル円が反発してくれたことに支えられました。
やはり実需の買いや本邦勢の外モノ投資が旺盛なんでしょうか。
ドル円相場が110円前後をキープできるようなら、年後半に向けて
日本株にも資金が戻ってくると思うんですけれどねぇ。。。
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2018年8月21日火曜日

短期的にドル高の修正局面到来のようです。

通貨インデックス一覧を見ると、これまで独り勝ちだったドルが弱含み
ユーロはじめ、ポンド、豪ドル、円など他通貨が反撃開始。

ドル高修正の背景は、ハッキリとこれという理由があるわけではないですが、
やや、先週までのドル独歩高のトレンドがやりすぎ?!だったんじゃないか、
というのが、ファンド勢による先物市場のポジションから伺えます。

①IMM通貨先物市場でユーロドルが2017年5月以来の売り越しに転じる

ファンド勢がユーロ売りを膨らませた背景は、トルコリラショックでしょう。
イタリア、スペインなど欧州の金融機関がトルコ向け債権資産のエクスポージャーが
多いとして警戒され、トルコリラ下落はこれら欧州金融機関危機につながるとして
ユーロが売り込まれたことが、ユーロのネットショート化現象をもたらした、
とみられますが、これがこの先もトレンド化するかどうか
トルコには注目ですが、
さすがに、ネットショートに転じるまで売り込んだのはやりすぎとの見方から
短期的に買い戻しが優勢となった可能性もありますね。

※為替市場ではヘッジファンドなどの投機ポジションだけではなく
輸出入業者による実需玉やM&Aによる資金調達、機関投資家らの対外、
対内投資など、さまざまなプレイヤーが日々売買を行っているため、
必ずしも先物市場のポジション動向がトレンドを形成するとは言えないのですが、
それでも、ヘッジファンドらがトレンドをどのようにとらえているのかを
知るための縮図としては参考になります。

②CFTC建玉明細、ゴールドが2002年以来16年ぶり売り越しに転じる

同時に、ファンド勢は先物市場でゴールド売りも加速させた結果、
ゴールド先物市場でも売りが買いを上回るネットショート状態に。

ドルに金利が付く時代、ドルをキャッシュで保有するだけで
スワップ収入が見込める時代に、金利が付かないゴールドを
積極的に買う材料が見当たりませんが
(トルコショックなどのリスクでもゴールド買いにならなかった)
それでも投機筋らは基本的にコモディティは買い参戦するもの、
これが売り優勢となるのは極めて珍しい状況です。

これがやりすぎであった、として買い戻される可能性もあります。
2002年のネットショートもたった1週だけでした。


※コモディティ市場では
将来ゴールドなどのコモディティ価格が下落すると損失が生ずる
リスクとなりますので、基本的に「生産者」が先物市場でショートし
ヘッジするもので、生産者が売り手です。
投機筋はそもそも現物を所有していないので、コモディティはロングで
あることが常態化しています。
が、足下ではその投機筋がショート優勢なのです。

ということで、ユーロドルとゴールドが同じ週に
ネットショートに転じた、というのが象徴的事象となって
トレンド転換となる可能性もある、、、かもね、という見方が一つ。

個人的には、短期的にはやりすぎとしてショートカバー的な
巻き戻しがあっても、基本のトレンドは変わらず、
ユーロ下落、ゴールド下落は中期的には続くのではないかとみています。

※ユーロドル相場とゴールドは高い相関関係があるとされています。

③トランプ大統領がパウエルFRB議長の利上げ姿勢に不満

ブルームバーグの記者によると、、、ですが、
ハンプトンで開かれた資金集めパーティーで、トランプ大統領が
パウエル議長が低金利政策をとっていないと嘆いていた、ということで
これが報じられて、ドルが下落しているという指摘も。

あれ?先週はドル高はを評価していませんでしたっけ。

トランプ米大統領がドル高評価、「経済は堅調」
https://jp.reuters.com/article/usa-trump-economy-idJPKBN1L11TM

う~む、何でもトランプ大統領のせいにするのはやめましょう。

ということで、今週はドル高修正トレンドが強まりそう?!
中期的にドル買いするチャンスとみて、様子見中。

今週のイベントと戦略は昨日のブログ記事を。
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2018/08/etc.html
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2018年8月20日月曜日

お盆を絡めた長期休暇も先週末まで、というところが多いと思われ
今週から日本勢は本格復帰で流動性も戻ってくるかと思いますが、
13日月曜のお盆初日を襲ったトルコリラショック、震源地のトルコが
今週は長期休暇に入ります。犠牲祭と呼ばれる
日本にとってお盆のような長期休暇。
トルコが休場なら安心、、、でしょうか。

先週末、格付け機関大手のムーディーズが
「トルコの格付けをBa2からBa3に引き下げ、見通しネガティブ」に
スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は同国格付けを「投資不適格級」に
引き下げています。

影響が週初から早速出る可能性も否定できません。
トルコの流動性が低いとして南アフリカランドとか、
別の新興国通貨が代替売りにさらされたり。。。するかもしれません。
まだまだ気は抜けません。
今週は比較的注目のイベントが多いですよ。

◆20日(月)
トルコ市場短縮取引

21日(火)
トルコ市場休場(24日まで)
~20日が短縮取引ですので、トルコはほぼ1週間休場といっていいでしょう。

◆22日(水)

・米7月中古住宅販売件数 予想545万件 (前回538万件)
~このところ米金利上昇の影響からか米住宅関連指標に陰りが。
 中古住宅販売は3月の560万件をピークに6月まで減少が続いています。

・FOMC議事録(7月31日、8月1日開催分)
~足下の景気判断が上方修正されたため概ねタカ派的だったとの見方が大勢ですが、 FRBメンバーの中には2年債10年債の利回り縮小に懸念を示す向きがあるため、
 リセッションへの警戒など意外と慎重な議論がなされていた事実でも
 出てこようモノなら、一時的にドル安になる可能性もあるかも。

・米中通商協議開催予定(23日まで)

米中次官級通商協議、22・23日開催へ=WSJ
https://jp.reuters.com/article/usa-trade-china-talks-idJPKBN1L1261

~23日には、米中双方が新たな関税を発動する予定ですが、

米国と中国が23日、新たな制裁関税と報復措置を互いに発動
https://www.sankei.com/world/news/180819/wor1808190012-n1.html
~米国、中国製品160億ドル相当への関税25%発動
~中国、米製品160億ドル相当への関税25%発動

~この次官級協議に向けて、新たな関税発動が棚上げされることがあれば、、、
 あるいは11月にトランプ大統領と習近平国家主席の会談実現に向け、
 道筋が準備されるとの報道もあるため、これが決定すれば
 リスクオフムードは後退するかもしれません。

◆23日(木)

・米7月新築住宅販売件数 予想63.1万件 (前回65万件)
~3月の69.4万件がピーク。
 4月66.2万件に減速、5月68.9と切り返すも6月63.1万件に落ち込んでいます。

・カンザスシティ連銀主催 ジャクソンホールシンポジウム(~25日まで)
~今年のテーマは「変化する市場構造と金融政策への影響」
 今年はあまり注目度が高くないようですが、そんな時は逆に
 サプライズの発言があれば相場が動きます。

 各国から中銀総裁が出席しますので(黒田総裁も)円が動く可能性。

 意外とサプライズでドラギさんとかカーニーさんが金融政策への
 ヒントとなる発言をして、ユーロとかポンドも動くかも。
 (去年は6月からのユーロ高(シントラ講演でのテーパリング示唆)に対する
 ユーロ高けん制がなかったとして ユーロ上昇に弾みがつく展開でした)

~全ての議題と講演者、参加者のリストは
米東部時間23日午後8時に公表される予定

・ドイツ・非製造業PMI(購買担当者景気指数)(速報値予想55.3 前回55.1)

◆24日(金)

・パウエルFRB議長、ジャクソンホール公演講演


今週のポイントは

①米中次官級協議で米中貿易摩擦がより深刻化するか、歩み寄れるのか。
②トルコ休場による他新興国通貨への代替売りの影響
③ジャクソンホール出席各国中銀総裁の発言リスク
④FOMC議事録で、ドル買いが緩む可能性

現在、リスク資産で強いのへ米債と米国株、米ドル、、、と米国独り勝ち。

ただし、週末にかけて、ドル高が修正され、他通貨が反発しています。

※通貨インデックス一覧

戦略としては、今週この流れが加速するようなら、
再度ドル買いのポジションを構築したいですね。
ユーロドルの売り、ポンドドルの売り、オセアニア通貨の売り、、、
現在ドル高でもありますが、円高でもありますので
ドル高円高でドル円相場は膠着。
ドル円が膠着なら、クロス円よりもドルストレート通貨で
ドル売りを狙っていく方がいいかな、と思っています。

結局本邦勢によるドル需要も高いということかな。
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2018年8月17日金曜日

8/16木曜に下げ止まって反発してきた
ユーロ円とユーロドルショートは買い戻しました。

短期でポンドドル買おうかと悩んだのですが、
検証の時間がなく見送ってそのまま。

トルコリラ急落のショックからの混乱は一服しレンジ入りしたようです。

ステルス利上げとか裏口利上げなどと呼ばれていますが
トルコは今週、実質利上げを行っています。

トルコ・リラ、3日続伸で約20%回復ー中銀の「ステルス利上げ」が奏功

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-16/PDJXFR6S972801?utm_source=twitter&utm_campaign=socialflow-organic&cmpid%3D=socialflow-twitter-japan&utm_content=japan&utm_medium=social

トルコリラをショートしているとスワップコストが高すぎます。
大きく下がりギャピタルゲインが見込めるという確信でもないと
売り玉を長く持てません。

特に来週火曜から犠牲祭という長期休暇に入るため
ショート持ち越しはリスクが高すぎる、ということですね。

こうした措置がリラ安に歯止めをかけているようですが、
日計り筋が17日㈮もロンドンタイムで積極的に売買したもようで
一時8%ものリラ安進行となったようです。
これは17日にもS&Pがトルコの格付けを発表するとされていることで
投機的な仕掛けが出たんじゃないかと思いますが、
このショートは今日中に買い戻されるんじゃないかな。

16日㈭はムニューシン米財務長官が
「トルコで拘束されている米国人牧師が釈放されなければ追加制裁を準備」
との発言していますが
17日㈮トルコ裁判所は米国人牧師ブランソン氏の釈放を改めて拒否、
全く改善に向けて動いているとは思えませんが
週末に何か進展があれば、新興国通貨はじめリスク資産のショートカバーが
猛烈に入る可能性も否定できませんので、週マタギポジションはゼロです。
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2018年8月16日木曜日

トルコリラが大幅反発を見せています。

※ドルトルコ日足


※トルコリラ円日足


トルコの逆襲の材料としては、、、

①トルコ当局、銀行のスワップ取引の上限を半減(50→25%へ)
~リラと外貨のスワップ取引を自己資本の25%以内に規制
→条件が厳しくなったため、リラとドルの交換が制限されリラ安に歯止め

②カタールがトルコに150億ドルの直接投資を約束
~カタールのタミム首長とトルコのエルドアン大統領とアンカラで会談後公表。

などが上げられていますが、
いやいや、安心するのはまだ早いと思われるネガティブ材料も出ています。

①トルコ政府は15日、アメリカ製品に対して関税をかけることを発表。

②アメリカ人牧師の解放は依然拒否

牧師の解放拒否だけでなく、トルコがアメリカに報復関税を発表するなど
アメリカとの対立はむしろ硬直化していますので、
カタールの投資とトルコ当局のリラ売り規制くらいでは
決して安心できません。

多分、今夜のリラ上昇は、ショートカバー。

来週からトルコって日本のお盆に匹敵するような長期休暇に入るんですって。
その影響で、今週末8/17までにリラショートを決済せずに持ち越すと
10日分のスワップ、つまり支払いが発生するということ。
そりゃ、売り玉は手仕舞っておこうという動きが出るでしょう。

だから、単純にショートカバーです。多分。
トルコリラの取引に絡むテクニカルな要因によるものですので
リラ反発でも、今夜はドル円、日経先物、ダウの全てが下落しており
VIX指数も上昇のリスクオフの様相を強めています。

トルコだけではなくて、中国市場の弱さも再びフォーカスされたようです。

※ハンセン指数


上海総合じゃなくて、ハンセン指数のチャートを貼った背景には、
香港市場の上場しているテンセントの決算に注目が集まっていたためです。

テンセント株下落に備えるコスト、この2年余りの最高水準
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-08-15/PDHJ896JTSE801

テンセント提供のゲームが当局の規制を受けたこともあって
時価総額は1月のピークから1500億ドル(約16兆6900億円)余りが
失われており、すでに、投資家らは身構えていたようですが

その決算はやはり。。。という内容。

テンセント 第2四半期決算発表 純利益、売上高ともに×(広瀬隆雄氏ブログ)
http://markethack.net/archives/52085461.html

中国株が再下落の様相を呈してることが今夜の米株下落の一因。
日経先物も弱いので明日の日本株市場は緊張が走るかな。。。

それでもドル円は110円台で踏ん張っているんですから底固いです。
ドル高だから、、、ということもありますね。
円高となっても基本ドル高です。ドル円は膠着ですね。

ユーロドル、ユーロ円S継続です。

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2018年8月15日水曜日

トルコリラの下落が止まったことでリスク資産買い戻し、と解説されていますが
それにしては随分上がりましたねぇ。

14日火曜日経平均は 498.65円高の22356.08円
13日月曜が 440.65円安の21857.43円でしたので、
昨日の下げは全部取り戻してます。

今夜のダウは現時点(AM1:00)で100ドル超上昇しています。
ドル円相場は110.11円まで下落したのですが、
今日111円台まで反発しています。

う~ん、これトルコショックと呼ぶほどの相場ではなかったということかしら?

ただし、DAXは今日も下落しているほか、ユーロドルも下落再開。
トルコ向け債券保有金額の大きいスペイン、フランス、イタリアなどの欧州は
まだリスク警戒を緩めていないというムードではあります。

日経新聞の滝田解説委員のtweetで知ったのですが
トルコ向けの与信額が大きいのは英国と欧州。


英国363億㌦、ドイツ254億㌦、オランダ149億㌦、フランス136億㌦、
イタリアの125億㌦、スペインの107億㌦。

日本は55億㌦で米国はたった32億㌦。
ということで、滝田氏は米国は「心おきなく喧嘩できる」としています。

トルコがどうなろうと米国への影響は大きくないということか。
日本も55億ドル程度なら、欧州に比べれば懸念は大きくありません。

となると、ここからの相場、米中貿易問題で米株高、上海株安、
ドル高、元安となり、明暗がはっきりしたように、
トルコ問題も、米株、米ドルには大きな影響はない反面、
欧州株やユーロにとっては深刻で下落圧力が続く、
という展開となるのかもしれません。

ということで、ユーロ売り再開です。

欧州というとドイツ銀行株の下落が懸念されていますが
6月下旬に底入れし7月中は反発基調にありました。
これが足下で再下落中。

※ドイツ銀行

中国海航集団がドイツ銀行の筆頭株主ですが、
買収したホテル大手のヒルトン株などを売却するなど
資金繰りに窮していることが報じられてましたね。

また、排ガス不正問題はフォルクスワーゲンだけでなく
ダイムラー、アウディなどにも広がっており、
ドイツの自動車株も下落基調、冴えません。

そんな中、もう一つドイツ企業に不安材料が。

バイエル株急落、モンサント買収が裏目に
https://jp.wsj.com/articles/SB10932311186379994373904584408141029157278

米国の多国籍バイオ化学メーカー「モンサント」はもうないんですね💦
ビジネスウィーク誌が選ぶ2008年の世界で最も影響力がある10社にも
選ばれたほどの大企業ですが、ドイツに買収されてしまったなんて!
にわかには信じられないのですが、買収が完了したとたんに、
巨額の訴訟リスクを抱え込む事態に。。。

有名な除草剤ラウンドアップを開発したモンサントは
ラウンドアップに耐性をもつ遺伝子組み換え作物の種苗を開発し、
ラウンドアップととセットで販売し成長してきました。
遺伝子組み換え作物で最も知られている企業ですね。

サンフランシスコの裁判所は10日、
ラウンドアップかなりの危険をもたらすと判断し、末期がんに苦しむ原告に
損害賠償金2億8920万ドル(約320億円)の支払いを命じました。

これを受けて13日バイエル株の時価総額は約107億ドル減少する下落となりました。
5年ぶりの安値です。今後、同様の訴訟が起きる可能性が警戒されています。

しかし、タイミングが絶妙です。
バイエルによるモンサント買収は7.2兆円とされてますが、
この6月に買収が完了したばかりでした。

買収費用のうち、3.2兆円は増資と債券発行だそうです。。。
大丈夫でしょうか。ドイツ、米国にまんまと嵌められてない・・・?!

ということで、ドイツ企業に不安な材料が多いのが気がかり。
あのアスピリンの製造で知られるバイエル、
経営危機に瀕する事態に発展するかもしれません。

ユーロ円は126円を再度割り込んだら再ショート。
ユーロドルも1.1380ドルを割り込んできたら、再下落とみて
再ショートかな。

と昨日書きましたが、実行しています。

ユーロドル、1.1380ドルでショート。
ユーロ円ですが、、、128.98円でショートしたのですが
今126.20円まで上昇しちゃって、いきなりアゲインスト。
なぜか24時過ぎからドル円が強いんですよ、ドル円上昇につれ高ですね💦
126.50円超えたら止めます・・・。
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2018年8月14日火曜日

週明け13日月曜、トルコ中央銀行は

「銀行は必要な全ての流動性を供与する」
「市場動向を注視し、必要な全ての措置を取るだろう」
「銀行の外貨預金制限を約500億ドルから引き上げも」
「1日1回より多くのレポ入札を実施する可能性」

などのメッセージを出したことで、
ひとまずトルコリラ下落は止まっています。

また、トルコに拘束されている米国人牧師ブランソン氏が
15日までに釈放されるとの噂が飛び交ったことにも安心感が出たようですが
駐トルコの米大使館がこの噂を否定しており、
米株も125ドル安、ゴールドもリスク回避の受け皿にはなっておらず
1200ドル大台割れの下落となっています。
トルコリスクでユーロが下がっていることで、ユーロドルとの相関が強い
ゴールドが売られているということね。

連鎖的に新興国通貨の下落も大きくなりました。

特に南アフリカランド安が大きかったですね。2.3%もの下落です。

※ドルランド


※ランド円

ほかにも、、

アルゼンチンペソ 2.3%安
インドルピー 1.6%安
メキシコペソ 1.1%安 などなど高金利通貨に波及しています。

これを受けて、アルゼンチン中銀は緊急会合で13日、
政策金利を現行の40%から45%へと引き上げています。

45%?!・・・・スワップ妙味は大きくとも尋常じゃないですね。
再びアルゼンチンはデフォルトのリスクがあるんじゃないかしら…。

というか、震源地トルコも危ないですよね。

まだ売りスタンスは継続ですが
さすがにランドのチャートなど見ていると、13日はいささかやりすぎかな
という感じがありますので、マーケットは幾分反発するでしょう。
安値の突っ込み売りは危険。売るなら戻り売り。
大倉キャプテンはショートを買い戻していますね。

ということで、私も、戻りを売り直そうと思います。
つまり、ショートをすべて買いもどしました。

ユーロドル1.14680S→1.1403ドル
ユーロ円 128.81円/126.96円S→126.18円
ドル円111.45円S→110.69円

次の売り狙いはユーロ円は127円台後半、
ユーロドルは1.1450ドル前後まで戻ってくれたら、、、かな。
ただし、戻らずに再下落する可能性も大いにありますので
ユーロ円は126円を再度割り込んだら再ショート。
ユーロドルも1.1380ドルを割り込んできたら、再下落とみて
再ショートかな。

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2018年8月13日月曜日

トルコリラショック、週末にエルドアン大統領が演説を行うも
演説中にリラ安加速と無策ぶりを露呈。

エルドアン大統領の娘婿「アルバイラク財務相」は新経済計画を発表。
中央銀行の独立性や財政規律の強化するも、リラ安阻止の具体策はなし。

この日、一部に期待された緊急利上げなどの措置はありませんでした。

そして、エルドアン大統領演説
「われわれには国民や権利、アラーの神がついていることを忘れないでほしい」

私トルコ投信保有してるんですけどねぇ。。。(投信なので長らく放置してます💦)

ただ、10日㈮NY市場終盤、トランプ大統領の弁護士であるセクロー氏が
ラジオインタビューで、「米国人牧師の拘束問題が解決に近づいている」
と発言しており米株も終盤下げ幅を縮小しています。

しかし、週末に続報はありません。早期問題解決は難しいと思うのですが、
週明けからのマーケット、どうなるでしょう。

国際決済銀行(BIS)によると
スペインは2018年3月末時点で809億ドル(9兆円弱)のトルコ向け債権保有。
これは全体の36%。フランスが351億ドル、イタリアが185億ドルとな。

トルコが海外から受け入れている直接投資の残高は今年5月末で1400億ドル。
昨年末時点のデータでは75%が欧州各国による投資で、オランダが最大の投資国。

「トルコ・ショック」の衝撃度 欧州への波及焦点:日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34079130R10C18A8000000/

また、今年第1四半期時点で米銀も180億ドルほど
トルコへのエクスポージャー有りとの報道も。

記事中にありますがトルコが海外から受けれ入れている直接投資残高は
1400億ドル(15兆円くらい?)。この資産がリスクにさらされている、
って考えていいのかな。

リーマンショックに比べれば、驚く数字じゃないですが、
そういえば日本の不良債権処理で投入された金額総計が13兆円程度でしたね。
98年2月の旧安定化法1.8兆円を21行に、
早期健全化法8.6兆円を32行に注入、
これでも危機は止まらず03年6月2兆円をりそな銀行に2兆円、
04年8月にも2つの地域銀行に405億円投入で総計13兆くらいが使われています。
あの時の98年から20年が経過し、世界のトルコ投資で15兆円。

この程度の金額では金融危機の連鎖など心配ない!と言い切れるでしょうか。

トルコ資産エクスポージャーが大きいスペイン、イタリアのリスクから
スペイン、イタリア国債利回りが急上昇、ユーロが下落し、
これまで固かった1.150ドルのレンジ下限を下抜けてしまっているのです…。

※ユーロドル日足


世界の株価、特に米株は下落トレンド入りというような
大きな下落にはつながっていませんが
日本株は23000円大台突破失敗でレンジ下限を目指す値動きに見えます、、、

※上段が ダウ、S&P500、ナスダック、日経
 下段が DAX,FTSE,上海総合指数、トルコイスタンブール100
 
※VIX指数

VIXの上昇はまだ大きくないですね。
2月のVIXショックの時の急騰に比べれば、市場はそれほど動揺していないようです。
しかし、今週はお盆の週、日本勢が休暇に入ることで東京時間が閑散とするなか、
日本の個人投資家らのトルコリラのロングが
再び狙われないという保証はありません…。

全体への波及も、ここからが本番かもしれません。

128.81円、126.96円ユーロ円S、
1.14680ユーロドルS
そしてドル円111.45円S継続中です。

10日金曜のブログに書きましたように、ドルカナダにも注目しています。
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2018/08/1150.html

カナダネガティブの続報として、10日トランプ大統領はカナダに対し
「もし取引ができなければ、自動車に関税をかける!」と警告しています。

さてカナダドルの売り場探しですが、、、
市場ではカナダが10月に追加利上げを行うとの観測が強まっているようですので
今週17日金曜21:30に発表されるカナダの7月CPI(消費者物価指数)が強く、
利上げに確信が持てるとしてカナダドルが買われたなら、、、そこがチャンスかな。

前回CPIは前年同月比 2.5%、今回市場予想がおおよそ2.3~2.5%くらいです。
CPI発表待たずともチャンスがあれば
ドルカナダロング(カナダドルショート)しますが、、、。

***********************************
~そもそものトルコと米国の確執について~

トルコと米国の間に何が起こっているのでしょうか。
両国互いに人質。。。ではありませんが、
トルコクーデターにかかわったとされる人物の
釈放、引き渡しを要求する要の人物がいます。

◆アンドリュー・ブランソン牧師(トルコで軟禁状態、米国が釈放要求)

トルコで2016年に起きたクーデター未遂事件に関与したとして逮捕され収監されてきましたが、
7/25に自宅軟禁に移されています。トランプ大統領は26日即時釈放を求め、
トルコが応じなければ「大規模な制裁を科す」と警告。

→トルコ、これに応じず。

8/1 米財務省は、ブランソン牧師の逮捕・拘束に主導的な役割を果たしたとして、
トルコのギュル法相とソイル内相を制裁対象に指定。
米国内の資産を凍結し、米国民との取引を禁止。

→両国はワシントンで協議するも事態打開には至らず

8/10 トランプ大統領
「トルコの鉄鋼とアルミニウムに対する関税を倍に引き上げることを承認した」
とtweet。アルミは20%、鉄鋼は50%に引き上げられる。

→トルコリラ急落。米株も大幅下落でリスクオフの様相に。

8/10 NY市場終盤、トランプ大統領の弁護士であるセクロー氏がラジオインタビューで、
「米国人牧師の拘束問題が解決に近づいている」と発言

→NYクローズでは下げ渋りを見せていますが、、、。

一方で、トルコも米国側に亡命中の人物の引き渡しを求めています。

◆イスラム教指導者フェトフッラー・ギュレン師
(米国に亡命中、トルコが引き渡し要求)

穏健派のイスラム主義勢力「ギュレン運動」の指導者


2016年7月15日に起きたクーデター未遂事件の首謀者としてエルドアン大統領は
米国に引き渡しを要求するも米国はこれを拒否しています。

(ギュレン運動の拡大により軍部に警戒され、ギュレン師は1999年にすでに亡命しており
トルコを放れていいる中で本当にギュレン師にクーデータ-が可能だったのか証拠がない。、
政治的迫害を理由に亡命している人物を証拠もなしに引き渡すわけにはいかない)

※ギュレン運動=政教分離、世俗主義との整合性を掲げた穏健な教義。
欧米にとってイスラム教の教派の中でも最も理解しやすい考え方。


ただし、ブランソン牧師の問題も、
ギュレン師の問題も2016年のトルコのクーデター後から長く続いているわけで、
なぜ今になって米国はトルコ側へ制裁を課したり関税を引き上げたりと
態度を強めているんでしょうか。直接の原因というにはいささか疑問も残ります。

ここでエミン・ユルマズ氏のtweetですが、


ふぅむ、トルコはロシアに接近しているのね。
そういえば、今回もエルドアン大統領はプーチン大統領に電話したとの情報も。

エルドアン大統領の目的がよく理解できないんですが、

シリアのクルド人へ軍事作戦進めるトルコ~複雑化するシリア内戦
https://www.nhk.or.jp/kokusaihoudou/archive/2018/02/0205.html


トルコ政府とクルド人の武力を伴う紛争が続く中、
米国はクルド人勢力側についたことでクルド人勢力が拡大したことが許せない?!

というか、、、こんな動きも、、、

ロシア、トルコ、イランが(アメリカ抜きで)決めるシリアの運命
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/04/post-9886.php



あるいは、日本ではほとんど報道がないですが、こんなんニュースも背景に?!

「ユダヤ人国家法」に抗議、アラブ系イスラエル人ら3万人デモ
http://www.afpbb.com/articles/-/3185808

ユダヤ教支配が強まる?!トルコはイスラム教。
大使館をエルサレム移転するなどイスラエルの後ろには米国がいるわけで。

全て連想にすぎませんが・・・。
歴史を勉強しなさないとわからないことが多くて💦
また時間があるときにゆっくりと。

ともかく米国と対立を強めていることがトルコ資産の下落を招いており、
これが、トルコ資産を多く保有する金融機関のリスクとして
問題が大きくなっているのです。

************************************************

さて、この混乱の中、10日発表の7月の米消費者物価指数(CPI)は、
前年同月比で2.9%上昇。(伸び率横ばい)
コア指数は2.4%上昇(08年9月以来9年10カ月ぶりの伸び)と堅調。
家賃3.5%、輸送サービス4.0%上昇が目立っています。

年内あと2回の利上げを確信する内容でした。
今週は15日に発表される米小売売上高に注目。
米国のGDPの約7割を占める個人消費の動向はとても重要です。

6月前回分は前月比+0.5%と堅調、5月分が+0.8%から+1.3%に上方修正。
今回予想は+0.1%とハードル低めなので、
強い数字が出ればFed利上げへの確信がさらに強まるものと思われますが、
トルコショックの余波で米債利回りは下落傾向にあり、、、

※米10年債利回りブルー 米2年債利回りオレンジ リスク回避で米債ン資金流入か。


2年債まで下がってますので、金利上昇圧力はリスクオフムードにより後退しています。
これはどちらかというと円高圧力かな。

それから今週は16日に米国の住宅着工や建設許可件数などが発表になりますね。
このところ、金利上昇からローン金利上昇が指摘されており
6月は両指標とも冴えなかったので、今回も減速が確認されると、
一層金利が低下するかも。

*********************************************************

注目されていたFFR,日米新通商協議は波乱なく9月に持ち越し。

日米新通商協議、初回は「入り口」で終了 トランプ政権、中間選挙にらみ圧力強化に転換の恐れ
https://www.sankei.com/economy/news/180811/ecn1808110009-n1.html
~日米の閣僚級の新通商協議(FFR)初会合は、双方が自国の立場や相手国への要望を主張する「入り口」の議論で日程を終えた。

ちょっと拍子抜け。
すぐに結果が出るものとは思っていませんでしたが
厳しい交渉になるとの事前予想があったので、
先制パンチ的な難題を突き付けられるような
報道が出てくるかな、と構えていた向きもあると思います。
ま~トランプ大統領、夏休み中だし、、、?
(4日から今月20日まで17日間の夏休み)
夏休みでもTwitterではtweetを欠かさないので油断はできないんですけどね。

次回9月の日程はまだ詳細明らかではないのですが
9月の国連総会時に想定される日米首脳会談で
一定の成果を示したい考えだそうですので、
国連総会の日程(現時点では9月下旬としか)に注目。
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2018年8月11日土曜日

トルコリラが下げ止まりません!!

※トルコリラ円 ストップが次々と狩られたようです…


東京時間から下落していたのですが、夜になって
 トランプ米大統領がTwitterでこんなツイートをしたことも拍車をかけてます。


「トルコに対する鉄鋼・アルミ関税倍増を指示」
鉄鋼関税は50%、アルミ関税は20%ですって。

これがわかっていたから今日、東京時間からトルコが下落したのかしら・・・。

そして、トルコ資産の下落で、ユーロドルが売られたとの指摘も。
今日は東京時間に1.150ドルのレンジ下限を割り込み下落が加速。

※ユーロドル とうとう決壊!


ユーロドルに波及したのは英紙FTの記事がトリガーとの噂。

ECBの銀行監督部門(SSM)が、特に

スペインのBBVA、
フランスのBNPパリバ、
イタリアのウニクレジットが保有するトルコ向け債権に対して

懸念を強めていると報じました。

ECBは今のところ監督上の審査でこの問題を深刻なものと
受け止めていないもののトルコの銀行部門は外貨建て借り入れが
約40%を占めており、リラ安に対するヘッジが不十分の可能性がある
と懸念していると報じられています。

この件に関して、ロンドンFXこと松崎美子さんが記事にしています。

トルコと欧州について、かなりマズイ展開が思い浮かんでしまいました・・・
http://londonfx.blog102.fc2.com/blog-entry-5703.html


これがきっかけとなったとの指摘がありますが、
これがなくても、エルドアン大統領は中央銀行に圧力をかけ、
高インフレにもかかわらず前回利上げを見送らせた経緯があります。

また、8月1日、トルコ在住の米国人牧師拘束問題を巡り
トランプ米政権が対トルコ制裁を実施し、エルドアン大統領も報復措置を表明。

米国との関係悪化はこの記事を参照。

トルコ経済深まる苦境、動けぬ中銀 米対トルコ制裁から1週間
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO34009000Z00C18A8910M00/

このまま放置すると、トルコの金融機関が持ちません。
デフォルトリスクも囁かれはじめました。

ということで、近々に緊急利上げなどの措置が出てくるかもしれません。

その場合は、一時的に急反発する可能性がありますので
突っ込み売りはしないことです。
ただ、何か緊急措置が出て急騰したとしてもその高値はまた売られると
思います。抜本的な改革ではない限り…。

エミン・ユルマズ氏のtweetにはエルドアン大統領がドイツに
助けを求めたようだとの興味深い話もありますが、、、



と思ったら、今度はロシアのプーチン大統領に電話ですって。



エミン氏のTwitterはフォロー必須よ。
https://twitter.com/yurumazu


追い詰められたトルコ。
米国と険悪になったために、米国と対立軸にある国と手を取り合おうと
いうことでしょうか。ドイツ、ロシア、、、
中国と組まれるとややこしいですねぇ。。。

どのようにこの混乱を収めるのか、ことによっては地政学が塗り変わる
可能性まであるわけで、金融混乱というだけに終わらないかもしれません。

ひとまず、足下のリスクは

トルコリラ安→トルコ資産保有の欧州銀行リスク→ユーロ安 です。

なかなか割れなかった1.15ドルを割り込んだユーロドル
今回のレンジ下限はユーロが勝手に落ちてドル高となった側面もありますが、
今回のドル独歩高の背景には、ユーロだけではなくてポンドやキウイにも
弱い材料が出ていたということもありますね。

【キウイ】

9日のRBNZ政策会合にて利上げ据え置きも(予想通り)
2020年まで利上げしないスタンスを示したことに驚いてキウイ売り加速。

NZ中銀声明

・利上げ予想時期は2020年第3四半期を見込む
(政策金利は2019~2020年にかけ1.75%と予想)

・インフレの2%到達は2021年第1四半期と予想。
(2020年第4四半期達成予想から後ろにずれる)

・次回の金利変更は上下どちらにもある。(え?!利下げもあり?)
(マクダーモットRBNZ総裁補佐が「利下げの可能性」示唆)

次回利下げの可能性まで出てくるとはネガティブサプライズ。
キウイドルはレンジ下限を下抜けて下落。

※キウイドル日足


※キウイドル週足 重要なサポート割り込んじゃった形ね。




【ポンド】

合意なき離脱リスク。
EUとの間でのブレグジット交渉のデッドラインは2019年3/29

しかし、実際には合意事項は、EU各国、英国の議会承認を得る必要があり
その時間を逆算すると2018年10月くらいまでにはEUと英国間での合意しなくては
間に合わないということですが、現時点では何もまとまらない模様で
もう一度国民投票を実施する可能性とか、その場合はブレグジットをやめる
という可能性も否定できないという観測まで出てきています…。

しかし、ずいぶん下げましたので、ここからの突っ込み売りは危険かな。
今日は我慢できずに出来心で1.2806ドルでポンドドルをショートしたのですが、
反発局面入りしたようにも見えるので1.2770ドルで買い戻し。

チャート的には1.3000ドル程度まで戻っても下落トレンドに変化なしですので
戻り売りを心掛けようかと思います。

※ポンドドル 日足 フィボナッチ0.618もサポートできず、、、
 (この場合、全戻しの可能性がありブレグジット安値がターゲットかも)




【カナダ】

サウジアラビアがカナダ資産の売却に動いています。
詳しくはこの記事を。

サウジとカナダが人権問題めぐり対立、サウジはカナダ資産売却を指示

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/08/post-10752.php

オイルマネーがカナダから抜けていく、、、となると
為替市場ではドルカナダ上昇か、とチャートを確認すると
まだボラは小さいながらトレンドはきれいにドル高カナダ安。

※ドルカナダ日足


ドルカナダでドル買いも狙おうかと思っています。

しかし、カナダ外相はトランプ大統領の真似事で虎の尾を踏みましたね。
軽すぎます・・・。サウジの良し悪しの問題ではなく、Twitterで
他国の文化、内政干渉をしたという点が問題。

トランプ大統領のtweetも確かに問題は多いですが
全ては公約に基づいており、よく練られたうえでのtweetに見えます。

今日はユーロドルの戻りも売り参戦しています。
ポンドドルと違って、レンジ下限をブレイクしたばかりですので
まだ下がると思っています。
コストは1.14680 

ユーロ円は126.96円で追随売り。

トルコリラは、落ちるナイフ。まだつかんじゃダメよ。

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