2022年8月19日金曜日

 ドル円相場135.90円まで上昇してきました。
ドル全面高の展開です。
足元のドル高は決してドル金利上昇が牽引しているようには見えずやや違和感が。

1・フィリー指数予想上回る好結果でドル買い?
2・米短期金利は年末FFレート引き上げ想定水準まで上昇
3・英金利急上昇もポンド買われず
4・豪雇用者、予想外の減少で豪ドル売り
5・欧州ガス価格最高値更新、ユーロ売り加速

**********************************************
1・米8月フィラデルフィア連銀業況指数は6.2、予想以上に上昇
https://jp.reuters.com/article/usa-economy-philly-fed-idJPKBN2PO1C0?il=0

先般、NY連銀製造業景況指数がマイナス31.3に大幅悪化
2001年以降で2番めに大きな低下となったことに驚かされましたたが
フィラデルフィア連銀の業況指数は予想を上回る好結果。

8月フィラデルフィア連銀景況指数 6.2(予想▼5.0 前回 ▼12.3)
~6カ月先の見通しは▼10.6で、7月の▼18.6から改善

この結果を受けてドル買いが旺盛となっているようです。

※通貨インデックス一覧 ドル独歩高ですね。
ただし、やや違和感があるのが、今夜は米金利は低下基調にあること。

2・米短期金利は年末FFレート引き上げ想定水準まで上昇

※米国債利回り一覧 
2ヶ月~3ヶ月の短期は上昇が続いていますが
長期ゾーンはむしろ低下しています。

政策金利を反映して先行して動く2年債利回りは3.375%まで上昇しましたが
今日は3.2%へと小幅に低下しています。

6月FOMCでボードメンバーらが年末FF金利は3.4%まで引き上げられる見通し
であることが示されましたが、市場金利はほぼその水準まで到達しており、
3.4%を超えて金利がさらに上昇する局面に入るかどうかが注目されますが
今日のところはこのレベルが抵抗となっているように見えます。

7月CPIは予想を下回る数字となりインフレのピークアウトの兆候が
見え隠れする中で、FFレートが年内3.4%以上に引き上げられると
修正される見込みはお大きくない中で、短期金利もこれ以上上がらない可能性が大きく、
今年のドル円相場が米金利上昇による日米金利差で説明できるとするなら
ここからのドル円一段高には疑問符がつきます。

※米短期債利回りとドル円相場 点線が年末時点のFFレート水準想定
 ロウソク足が短期債利回り、緑がドル円相場
今夜は米金利が上がらない中でドル独歩高となっているのは
金利動向からは説明がつかないのですが、
QTがいよいよ効き始めたのでしょうか?

昨日発表された7月FOMC議事録はややハト派的だったと指摘する向きも。

今後も利上げ継続、ペースが落ちる可能性=FOMC議事要旨
https://jp.reuters.com/article/usa-fed-minutes-idJPKBN2PN1N0

というわけで、個人的には短期最利回りが3.4%を超えるか超えないかに
注目しており、現状では超える可能性があまり大きくないことから
ドル高の持続性にはやや違和感があるため、
どこかでドル円を売りたい気持ちが出てきています・・・。

3・英金利急上昇もポンド買われず

また、先般英国の7月CPIが10%大台に乗せたこともあり
市場ではBOE(英中銀)が利上げを加速させるとの見方が台頭。

英中銀の金利が米国追い抜く、市場が示唆-インフレ高騰で観測強まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-18/RGTD12DWLU6W01?srnd=cojp-v2
・1年から3年先の英中銀の主要金利は米当局の金利を上回る
・22年3月にも3.75%前後でピークに達し、数カ月にわたり同水準を維持した後で
 緩やかに低下に向かう
 
というわけで、英短期債利回りはご覧の上昇。
※主要国短期債(2年債)利回り一覧  黄色が英金利

しかし、それでもポンドは売られています!

※ドルストレート通貨日足一覧
売られているのはポンドだけではありませんね。
ドル以外の他通貨すべてが売られています、
要するにドル独歩高です。

ん~ドルの短期金利は低下しているんだけどな。
よくわからないので手出し無用です。

4・豪雇用者、予想外の減少で豪ドル売り

豪雇用者数、7月は予想外の減少-豪中銀に柔軟なアプローチの余地も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-18/RGSSQ5DWX2Q301?srnd=cojp-v2

豪ドルには今日、売り材料もあった。
労働市場の悪化で金融政策がハト化する思惑が。

5・欧州ガス価格最高値更新、ユーロ売り加速

唯一、ドル高の背景として考えられるのがガス価格高騰。

※欧州ガス価格指標オランダTTFは最高値更新


※米国の天然ガス(ヘンリハーブ)価格も高値更新するか
カップウィズハンドル?!
高値を超えると勢いがつくチャートパターンですね。

欧州ガス価格高騰はロシアからのガス輸入が細っているために
供給不足によるものと考えられますが、それによって
米国からの輸入が増える=米国ガス需要が高まる=米国ガス価格も上がる
というスパイラルに入っているということですね。

欧州のガス輸入増大はユーロ売りドル買い要因となりますので
ユーロ安ドル高要因ですが、こうしたドル需要の高まりが
ドル高を加速させている可能性は考えられます。

というわけで、ユーロドルを1.1438ドルで売り参戦しています。

ポジションは

NZドル0.6375ドルS 
ユーロドル1.1438ドルSです。

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2022年8月18日木曜日

 1・NZ,0.5%利上げでもNZドル下落
2・世界の長期金利、上昇基調へ、
3・FOMC議事録公表控え、米株利食い売り優勢

*************************************
 1・NZ,0.5%利上げでもNZドル下落


・RBNZの(NZ中銀)4会合連続で50bp利上げ 3.0%に
 ~21年10月以降、7回連続で利上げ実施
・政策金利(OCR)のピーク予想を3.95%から4.1%に引き上げ
 ~23年第1四半期までに政策金利は4.1%になる想定
・インフレ率が中銀目標レンジ(1%~3%)の範囲内に
   低下するまで金融引き締めを継続
 ~現在のCPI前年同月比7.3%(32年来の水準)
・オア総裁
「75bpの大幅利上げについては検討しなかった」
~今後インフレ加速でも0.5%以上の大幅な利上げはないと市場は判断したか?
・金融報告書
「現在3.3%の失業率は、来年末までに4.5%に上昇、
 2025年には5%に達すると予測。」

利上げ幅は予想通りでしたが、
政策金利引き上げのターゲットが4.1%に引き上げられ
インフレ目標(1~3%)、までは引き締めを継続するとアナウンス。
概ねタカ派的な内容でした。

会合直後はNZは急伸、買いで反応しましたが案の定落ちてきました。
噴き上がったら売り狙いとしていましたが
0.6375ドルで売り参戦しています。

なぜタカ派的スタンス継続のNZドルを売るのか?!

NZの景気が利上げに耐えられるほど強くないと考えているからです。
米国はなんだかんだ景気は悪くないですがNZはどうでしょうか。
米国に先んじて利上げを開始して米国に負けないように利上げを続けていますが
それは米国に劣る利上げペースだとNZドルが売られて通貨安となり
インフレが加速してしまうためにやむを得ないということでもあります。

そもそもNZドルの季節性で夏は弱い通貨。
8月は5勝15敗と圧倒的に陰線確率が上昇します。

NZは観光立国でもあるため、夏場に観光客が増加する反面、
冬場には観光客流入が減少するということも影響しているものと考えられますが
NZの主要輸出品である乳製品のもととなる生乳のサイクルには季節性があり
NZ(南半球)の真冬に当たる6月~7月にはほぼ生乳生産がゼロに落ち込みために
夏場に貿易収支の赤字が拡大する傾向があるためです。
まさに足元では貿易収支赤字が拡大するフェーズにあり通貨安基調が強まる時期。
金融政策より実需玉の影響が色濃く反映されるだろう、ということで
利上げで上がる局面を狙っていました。
冬には黒字化するのでその前には売りは手仕舞います。
 
※貿易収支 きれいに季節性が出る ジグザグジクザグ・・・


2・世界の長期金利、上昇基調へ

今日は世界の長期金利が軒並み上がっています。
今日利上げしたNZの金利はそれほど上がっていませんね💦

※主要国10年債利回り一覧
英国は今日発表された7月CPIが2桁大台に乗せたことで
英国の金利上昇も激しい。
インフレ10%ですよ、10%。

英国 7月 消費者物価指数 前年比 10.1%(予想 9.9% 前回 9.4%)
欧州の金利も上昇していますが、
世界の金利が上昇する局面って、ドル金利も上昇しているわけで
こういうときってドル高になりやすいんですよね。
なんだかんだ米国の景気に適う国がない。
つまり米国が最終的には最も金利が上がると考えられるためです。たぶん。

英国などはこれだけ凄まじいインフレでもあまり利上げできない可能性が。
というのも、8月に発表された金融政策報告書では
エネルギー価格の上昇で家計所得に下押し圧力がかかることなどから、
四半期ベースで 2022 年10-12 月期から 2024 年 4-6 月期まで
マイナス成長が続くと予想されています。
2023 年は▲1.50%、2024 年は同▲0.25%で2 年連続でマイナス成長見込み。

こんな中で米国を超える利上げなどできないでしょう、、、ということね。

というわけで世界の主要国金利上昇でも
通貨インデックス一覧を眺めるとドル独歩高です。

※通貨インデックス一覧

 
3・今夜7月FOMC議事録議事録公表


これを控えて今夜の米国株は利食い売り優勢。

※米国株主要インデックス一覧 
ダウ、ダウ輸送株、S&P500、ラッセル2000などは200SMAは意識されているか。

足元ではインフレのピークアウト期待からFRBがハト派化するとの思惑が
米国株上昇を誘っていますが、7月FOMCの議事録でメンバーらが
タカ派的だった、なんて実態が出てくると楽観ムードが覚める可能性も。

あと10分で発表ですが、それを待ってられません。。。。
ちなみに今夜発表された米7月小売売上高は以下の通り。

7月の米小売売上高 前月比 0.0%(予想 0.1% 前回 1.0%)

自動車関連-1.6%、
ガソリンスタンド-1.8%、
衣料品-0.6%などが前回のプラスからマイナスに転じた。

家具+0.2%、
電気製品+0.4%、
建設資材+1.5%などは前回のマイナスからプラスへと回復。

食品・飲料は+0.2%と前回の+0.9%からプラス幅を削った。

現在のところ金利先物市場は、9月のFOMCでの0.5%利上げ織り込みは47.5%
0.75%織り込みは52.5%で、0.75%になるとの予想が増えています。

ということでドル円相場は今日135.50円近辺まで上昇。
ドル円は再び140円を目指すトレンドに回帰したように見えます。
議事録でどう動くか・・・

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2022年8月17日水曜日

 1・誰が米株を買っているのか?
2・原油下落基調強める背景にイラン核合意再建期待

**************************************************
1・誰が米株を買っているのか?

1)原油高で潤ったサウジアラビアの政府系ファンド

コロナ禍の需給ひっ迫とロシアのウクライナ侵攻などのリスクプレミアムから
22年原油価格は大きく高騰しましたが、これで潤うのが産油国。

サウジ国営石油会社、第2四半期利益が6兆円超 上場来最高
https://www.bbc.com/japanese/62544952
・サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの第2四半期の利益
 前年同期比90%増の484億ドル(約6兆5000億円)
 
サウジ、原油高で儲かってます。
そして今日のロイターが報じたニュース。

Saudi PIF buys shares in Alphabet, Zoom and Microsoft in U.S. shopping spree
(サウジアラビアのPIFが米Alphabet、Zoom、Microsoftの株を購入)
https://www.reuters.com/markets/europe/saudi-pif-buys-shares-alphabet-zoom-microsoft-us-shopping-spree-2022-08-16/?taid=62fb74078127410001aec35b&utm_campaign=trueAnthem:+Trending+Content&utm_medium=trueAnthem&utm_source=twitter

サウジアラビアの公共投資ファンドPIFが 2021-2025戦略を発表
SECへの報告で第2四半期に米国株を購入していたことが明らかに。

アルファベット(GOOGL)21万3000株
ズームビデオ(ZM)470万株
マイクロソフト(MSFT)180万株 
JPモルガン(JPM.N)390万株
ブラックロック(BLK.N)74万1693株

スターバックス(SBUX)630万株
アドビシステムズ(ADBE)
アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD.O)
セールスフォース(CRM.N)
ホームデポ(HD.N)
コストコ(COST.O)
フリーポート・マコモラン(FCX.N)
データドッグ(DDOG.O)
ネクストエラ・エネルギー(NEE.N)などを追加。

PIFは6200億ドルの資産を運用しています。
原油高で増えた資産を米株に投入しているということね。

著名投資家ジョージ・ソロスのソロスファンドも第2四半期に
米テック銘柄を新規購入していたことが話題となっています。

ソロス・ファンドなど、第2四半期にテック超大型株を追加取得
https://jp.reuters.com/article/usa-funds-tech-idJPKBN2PM00F

う~む。そりゃ下げ止まりますねぇ。

ショート筋が慌てて買い戻しを迫られた米株の強さの背景には
新規で米株に資金を投入していた向きがあった、ということですが
そのショート、まだ全然履けていないようです。

2)ショートカバーは終わっていない?_!


ヘッジファンドはS&P500先物のショートポジションを増やし続けており、
2020年夏の次ぐレベルのネットショートだそうで・・・

これが買い戻される過程ではさらなる上昇もありそうです。

このまま最高値を更新するまで上昇を続けるとは思いませんが
金利の急騰でもない限りにおいては上昇トレンドが続きそう。

ただし、短期的には調整があってもいいところまで一気に上がりましたね。
ダウは200SMAを突破しましたが、
200SMA に絡む動きで調整にも備えたい局面。

※米主要株価インデックス

2・原油下落基調強める背景にイラン核合意再建期待

米、核合意再建「最終文書」に対するイランの回答を精査
https://reut.rs/3plAhEb

イラン核合意再建、15日イラン側が回答しています。
イランは「3つの課題が解決すれば数日内の合意が可能」としており
現在米国はこれを精査中と報じられています。

再合意となればイラン産原油が市場回帰。
21年にイランの石油相は米制裁解除なら日量650万バレル生産が可能としており
すぐにそれだけの量が市場に戻ってくるのかは疑問ですが
相当量の供給が戻ることは確かです。
https://www.globalnote.jp/post-3200.html

ただし、イラン側の言う3つの課題が問題で
そのうちの一つが米国の政権が変わってもトランプ前大統領のように合意を
破棄しないという保証を求めているのですが、
これは米国も保証できるものではないため折り合わないという・・・

しかも、原油とガソリン価格が高値からは随分下がってきており
米国にはイラン側に譲歩してまで再合意を目指すメリットが小さくなってきており
今現在、米国側がイラン側の3つの課題を飲む体制にあるかというと疑問。

足元で原油価格は世界の景気後退懸念、中国の需要減、
そしてこのイラン核合意再建期待で下がっているのですが、
再合意ならず、となれば原油価格は戻りを入れるかも。
ここ数日、このイラン核合意関連の報道には注意が必要です。

今夜は米金利がジワリ上昇。
米株も高いことから、債券から株へ資金シフトがあるような動き。
つまりリスクオン相場のような様相を呈しているわけで
為替市場もリスクオン相場に沿った動きになって来ました。

ドル円、クロス円上昇です(;´д`)トホホ…
やはり株が楽観で為替が悲観というような動きは続かないですね。

ポジションクローズしました。

ドル円135.34円S ➡ 134.18円
カナダ円104.08円S ➡103.97円

リスクオン的なマーケットが続くならクロス円ショートは分が悪い。
戦略練り直しです・・・。

明日はRBNZ、NZドルが上がれば売りたいと思っていますが
値動きに好機があるでしょうか。

NOTE
◆ドイツのZEW期待指数、8月は一段と悪化-エネルギーコストが圧迫
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-16/RGPB37DWLU6801
・8月の独景気期待指数はマイナス55.3-現状指数も悪化した
・高インフレ率と暖房・エネルギーコスト増大見通しが重

◆欧州ガス価格、冬季に60%上昇へ 西側の制裁が影響
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-gas-idJPKBN2PM16F

ユーロはやはり売り目線継続でいいか。

◆LME亜鉛が急伸、一時7.2%高-エネルギー危機で製錬所が生産停止
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-16/RGPED1DWX2PT01?srnd=cojp-v2
・亜鉛生産大手ニルスターが運営するオランダのブデル製錬所、
~9月1日から「追って通知するまでの間」修繕・メンテナンスに入る。
・域内の製錬業者の収益は厳しく昨年10ー12月から生産ペースを落として稼働
・欧州の生産減によって、LMEの在庫は今年に入りゼロ近くへと落ち込む 
~世界的な在庫も約2年ぶりの低水準

コモディティ価格上昇は
景気が良くて需要が強く、供給が追いつかないなど
需給が逼迫することで起こります。

しかし、この亜鉛上昇は景気が悪いために起こっています。
業績悪化で生産ペースを落としているために在庫不足に陥っているわけで
これぞまさしくスタグフレーション事象。

こんなことがあちこちで起きないことを願います・・・

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2022年8月16日火曜日

 今日15日(月)は
米国、中国の景気の先行きへの懸念が
原油などの商品市況の下落を加速させ
世界の金利低下に拍車をかけています。

金利低下なので株は楽観が継続していますが
為替市場ではドル高円高、リスクオフ時の値動きに。

1・中国、経済指標悪化と予想外の利下げ
2・米国景気後退懸念も~NY連銀製造業景況指数8月マイナスへ
3・主要国長期金利低下、リスクオフ?
============================
1・中国、経済指標悪化と予想外の利下げ


中国景気、雇用改善もたつき 回復不安拭えず
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1542R0V10C22A8000000/
・22年7月の失業率 5.4%と前年同月を上回り、若年層に限ると過去最高を更新
・失業率は5カ月連続で前年同月の水準を上回る
「16~24歳の失業率は19.9%に達し、4カ月連続で過去最高を更新」

世界の景気先行きに不吉な兆候-中国の工場で受注が減少
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-15/RGMMBFDWX2PS01
・米国や欧州など主要市場で需要が減少したため、
  ボタンやジッパー、縫糸などの注文は7 、8月に前年同期比で約30%減少
・輸出注文は3月以降減少しており、欧州の顧客の需要は昨年の約30-50%の水準に
・中国輸出の伸びは今後数カ月で減速し、年末までにマイナス圏に陥る可能性がある

・住宅ローンが大半を占める個人向けは63%減
・7月の住宅販売面積は3割減少

中国が予想外の利下げ-7月指標は「非常に気掛かり」との指摘も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-15/RGMUQBDWRGG101

中国、若者の失業率19.9%ってのは深刻ですね。

この若者の鬱憤が反日感情となって日本に向かいそうな気配があるのも不安。

中国の夏祭りが「反日感情」で続々中止に…その裏事情とは
https://news.yahoo.co.jp/articles/743d3d9a5d217cc949bdc017ec8a551ad0681d42

中国の異変はコモディティ市況にとってもネガティブ。
今日は原油が一段安。
イラン外務省のカナニ報道官が、2015年に結んだ核合意の再建について、
相手側が現実的なアプローチをとるなら、「極めて近い将来に」
合意に調印する基盤が存在すると語ったことで
イラン制裁が解除されイラン産原油が市場に戻ってくる思惑もありましたが
足元では中国の需要減警戒が強まったことが材料でしょう。

NY原油、90ドル台に続落-中国の需要とイラン核合意の行方注視
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-14/RGMNPNDWX2PS01
ブルームバーグが集計した7月の中国での石油の顕在需要は前年同月比9.7%減少

※WTI原油 Wトップでボリンジャーのミドルラインが上値抵抗に

※貴金属市況も軒並み反落・・・・

2・米国景気後退懸念も~NY連銀製造業景況指数8月マイナスへ

ニューヨーク連銀製造業景気指数(8月)▼31.3(予想 5.0 前回 11.1)
予想 5.0のところマイナス31.3ですって?!(゚ロ゚)w
コロナショックの異常値を除くと
リーマンショック時の次に匹敵する水準まで急減速。

新規受注 ▼29.6 (前月 6.2)こちらも大きく低下
出荷指数 ▼24.2 (前月 25.3)出荷も急減速
仕入価格  32.7 (前月 31.3)
雇用指数   7.4 (前月 18.0)

景況の悪化を報告した製造業者の割合は43.6%前月のほぼ2倍に増加。

そりゃ金利も下がりますね、、、、

3・主要国長期金利低下、リスクオフ?

※米国債利回り一覧


米国だけでなく主要国の長期金利軒並み低下中。
ということで、為替市場ではリスクオフの様相が色濃く
ドル高、円高となっています。

※通貨インデックス一覧

こうしてみると、豪ドル、NZドル、カナダドルなど資源国通貨が弱いですね。

※ドルストレート通貨日足一覧  カナダと豪ドルは200SMA抜けられず反落
中国の経済指標悪化、利下げで人民元の下落再開となっており、
元安ドル高が他通貨市場に波及した可能性も。

※クロス円日足一覧
原油が弱いことなどもありカナダ円を再度売り参戦しました。
コストは104.08円

ドル円ショートも継続です。
コスト135.34円

カナダ経済ですが、今日発表された経済指標が予想より悪く
売りが強まっています。

・加卸売売上高(6月)前月比 0.1%(予想 0.5% 前回 0.9%(1.6%から修正)
・加製造業売上高(6月)前月比 ▼0.8%(予想▼0.7% 前回▼1.1%(▼2.0%から修正)

NOTE

◆ガス不足欧州に思わぬ援軍 中国、増産・景気低迷で転売
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB110LF0R10C22A8000000/
・中国の1~6月のLNG輸入量は前年同期に比べ約2割、850万トン減った。
・中国の輸入減は国際相場にも影響、
 アジアのLNG価格は欧州天然ガスに比べ10ドル以上も割安に
 
①「上半期のガス需要は都市封鎖で工業燃料や化学品の需要が鈍ったことで減少しており、
 下期も微増にとどまる」
②石炭をはじめエネルギー増産の大号令がかかっている=国内生産を増やしている

欧州にとってはポジティブなニュースですが
中国経済が弱いということでもありますね。

◆ジョージ・ソロス氏の君子豹変、ハイテク株空売りから大幅買いに大転換
https://www.globalmacroresearch.org/jp/archives/27109

短期的には株への強気が続きそう。
米金利はじめ主要国金利があまり上がらない、ということは
株にとっては好材料。

日本の金利はYCC政策で動きませんから、主要国金利低下は
シンプルに円高要因。ドル円、クロス円の売り目線で良いかと思います。

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2022年8月15日月曜日

 1・米株市場、ブル相場転換?!
2・円売りは止まったか?今週は日本のCPIと貿易収支も
3・NZ金融政策会合
4・原油需給見通し
=============================

 1・米株市場、ブル相場転換?!
S&P500は6月中旬の安値から17.7 %上昇。
ナスダック総合指数は安値から20%戻りを入れています。

世紀の空売りで著名となった投資家マイケル・バーリ氏は
2000年以降、ナスダックは02年の安値まで78%下げる間に
20%の戻りを7回試したと言及していますが、
20%も安値からラリーすれば強気相場入りだと見方を変える向きも出てきます。

「世紀の空売り」バーリ氏、米国の消費中毒は「冬到来」の前兆と指摘
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-12/RGICY7T1UM0W01?srnd=cojp-v2

S&P500は1月最高値から6月安値までの下げ幅の半値戻しを達成。
半値戻しは全戻し、という相場格言がありますが
果たして米国株は強気相場入りしたというのか?

少なくても足元では「戻り売り」から「押し目買い」に
戦略を変更する投資家も出てくるだろうということはわかります。

ショートカバーの勢いだけでここまで上がってしまっただけの
ような気がしますが、それであれば
ここまでの上昇に乗れていない投資家がほとんど。
相場は総強気となったことに天井をつけますが
今はまだ皆が買っているわけではないため
ここから新規買いがなだれ込んでくればまだ上がりそうな気もしますね。

弱気筋が踏み上げられて傷んでいるところですが
再度売り直す元気があるのかどうか、、、、。

まずは200SMAが抵抗となるとみられ、
早晩このラインのタッチしそうですので、そこでの攻防で反落するか
上昇加速するか、素直にその方向に従うまで、と考えていますが
利上げとQTを実施している中ですので
最高値を更新してさらなる上昇トレンドを形成するサイクルにはありません。

※ナスダック総合指数
※S&P500指数

ただし、マーケットはインフレのピークアウトを材料に
金利が抑制的となっていることを好感しています。

ここからは最高値と6月安値の間でのレンジ相場を形成するのでは?
つまり最も面白くなくて、難しい値動きがやってきます。多分。

その後、再度大きな下落が来ると思うのですが、
それは再度FRBがタカ派シフトせざるを得ない状況となる時でしょう。
~インフレはピークアウトしたものの
なかなかターゲットの2%まで下がらず
FRBがもっと踏み込んだ利上げを実施しなくてはいけない、
というような見方が台頭するころ~でしょうか。

今後もCPIの数字が重要だということよね。

先週のCPIに続いてPPIもインフレのピークアウトを期待させる内容でした。
これが足元の株上昇の背景にあります。

◆米7月企業卸売物価 前月比▼0.5%(20年4月以来初めてマイナスへ)
          (6月 +1.0%)
          前年同月比+9.8%(6月+11.3%)鈍化
          
 ~エネルギー製品の価格低下を背景に前月比は予想に反して低下、
  基調的なインフレは鈍化傾向。
 

 
ちなみに先週発表されたCPI消費者物価指数もピークアウトか。
         
◆米ミシガン大学8月の消費者信頼感指数(速報値)も株楽観を支援。
   結果55.1(7月51.1 予想52.5)

今週は16日(火)米住宅着工件数、17日(水)小売売上高、
18日(木)米フィラデルフィア連銀製造業景気指数などに注目。

ドル円という意味では日本の経済指標も重要です。

2・円売りは止まったか?今週は日本のCPIと貿易収支も


今週はドル円を占う日本の経済指標にも注目。
15日(月)4-6月期国内総生産(GDP)速報値 ★予想+0.7%(前回▼0.1%)

17日(水)7月貿易収支  ★予想▼1兆3963億(前回▼1兆3838億円)

19日(金)7月消費者物価指数 ★予想+2.6%(前回+2.4%)
            コア★予想+2.4%(前回+2.2%)
          コアコア★予想+1.1%(前回+1.0%)

貿易収支の赤字幅が予想を超えて大きくなれば円安バイアスが強まりますが
予想より小さければそれほど反応は大きくないかと思います。

CPIが予想より大きく上昇していれば円高バイアスが強まるか。
しかし市場がどれだけ日銀の早期政策修正を誘っても
黒田総裁は腰を据えて大規模緩和継続スタンスを示しているため
どんな数字が出ても反応薄、という可能性もありますね。

ドル円ショートポジション継続しています。
コスト135.34円

3・NZ金融政策会合

米国は22年3月から政策金利の引き上げに動いていますが、
NZは21年10月から利上げサイクルに入っており、
7月RBNZ(NZ準備銀行)の会合で6回目の利上げを発表。
政策金利を2.5%にまで引き上げています。
0.5%の利上げは3会合連続。

今週17日の8月RBNZ会合で
政策金利を2.50%から3.00%に引き上げる見込み。
0.5%の利上げですね。
4会合連続で0.5%利上げを決定するとみられるのです。

これで景気は腰折れしないのか…・・という点が懸念されていますが
まずは前年同月比+7.3%もの高いインフレを抑え込まなくては、
ということでしょう。

8月の政策決定会合では、最新の経済見通しが発表されるため、
景気への懸念、配慮が強いようなら
利上げサイクルの終焉を織り込むようなNZ売りが出るかも?
0.5%の利上げはすでに織り込まれてしまっているため
よほどタカ派的なスタンスを示さない限りは
短期的には材料出尽くしでのNZドル売となりそうな気がします。

4・原油需給見通し


◆国際エネルギー機関(IEA)8月11日公表の石油市場リポート
2022年と23年の世界の石油需要見通しを上方修正
22年世界需要見通し 前年比 +211万バレル(2.2%)日量9970万バレル
23年世界需要見通し 前年比 +211万バレル(2.1%)日量1億181万バレル
(それぞれ前回の7月時点より約50万バレル上積み)
~天然ガスと電力の価格が高騰し、一部の国で
 ガスから石油への切り替えを促しているため
 
◆石油輸出国機構(OPEC)8月11日公表 月報
22年世界需要見通し 日量1億3万バレル(7月時点から26万バレル引き下げた)
23年世界需要見通し 日量1億272万バレル(26万バレル引き下げ)

IEAとOPECの月報ですが予想がまちまちですね。

チャートを俯瞰して見るにWトップ完成での下落トレンドの中にあり
ここから再上昇するためには需要がさらに伸びる必要がありますが
秋~冬にガスからの代替需要として石油の需要が伸びる可能性は高いのでしょうか。。。

NOTE 台湾を巡る緊張再び?

8月11日、中国、台湾周辺での軍事演習を終了と発表
https://www.bbc.com/japanese/62501232
8月2日のペロシ下院議長の訪台に反発、これに報復する形で実行された
台湾周辺での軍事演習は4日~10日に渡って実施されましたが
11日にこれを完了したと発表していました。

米中両国ともに軍事衝突は避けたいと手打ちがあったのかと
見られていましたが、新たな火種。

アメリカ議員代表団が台湾を電撃訪問 あす蔡英文総統らと会談へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/ee708c0d786de603bc8d54475bfab5fa8f1affc6

ペロシ下院議長だけでなく米国議員代表団も台湾入り。
これは中国側としては寝耳に水では?

地政学リスクの高まりが為替市場に影響があるかにも注意。

◆◆今週の主な予定◆◆
15日(月)
日本GDP速報値(第2四半期)
中国小売売上高・鉱工業生産・新築住宅価格(7月)
米NY連銀製造業景気指数(8月)
ウォラーFRB理事
「Money, Banking, Payments, and Finance」イベント開会挨拶

16日(火)
豪中銀議事録(8月2日開催分)
ドイツ5年債入札
ドイツZEW景況感指数(8月)
ユーロ圏ZEW景況指数(8月)
カナダ消費者物価指数(7月)
米住宅着工件数(7月)
米中間選予備選挙(アラスカ州、ワイオミング州)

17日(水)
NZ中銀政策金利
英消費者物価指数・生産者物価指数・小売物価指数(7月)
米小売売上高(7月)
米FOMC議事録(7月26日-27日開催分)

18日(木)
豪雇用統計(7月)
トルコ中銀政策金利
米景気先行指数(7月)
米中古住宅販売件数(7月)
米フィラデルフィア連銀製造業景気指数(8月)
ミネアポリス連銀総裁、討論会参加

19日(金)
日本消費者物価指数(7月)
英小売売上高(7月)
リッチモンド連銀総裁、討論会参加

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2022年8月11日木曜日

 ドル円、下方向に大きく動きましたね。

米CPIは予想以上に減速、エネルギー価格低下-利上げ圧力緩和
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-10/RGEG45T0G1KX01?srnd=cojp-v2

前月比 0.0%(予想 0.2%:前回 1.3%)
前年比 8.5%(予想 8.7%:前回 9.1%)

コア・前月比 0.3%(予想 0.5%:前回 0.7%)
コア・前年比 5.9%(予想 6.1%:前回 5.9%)


ガソリン価格:前月比7.7%低下(下げ幅は2020年4月以来の大きさ)
公益サービス価格:前月比3.6%低下(09年5月以来の大幅な下げ)
ホテル宿泊コスト:前月比3.2%低下
航空運賃:前月比7.8%低下(ほぼ1年ぶり大きな下げ)

食品コスト:前年同月比10.9%上昇(79年以来の高い伸び)
住居費:前月比0.5%上昇、前年同月比5.7%上昇(91年以来の大幅な伸び)

住居費、食料品などは上昇が続いていますが
ガソリン価格が大きく下落したことでCPIが予想より低下していました。

発表直後米金利が大きく低下。
長期債利回りは一時 2.675%まで下がりましたが反発しています。

初動は9月利上げ幅が0.75%ではなく0.5%になるとの思惑が
金利低下をもたらしたものと思われますが、結果、株が堅調ですので、
冷静になってみたら債権売り株買いに動いている、ということでしょうか。

そもそも8.5%でも決して低いインフレ率ではありませんし
利上げはまだ続くわけですので、金利低下にも限界があるでしょう。

そもそも9月が0.5%の利上げとなったとしても
FF金利は2.75~3.00%に引き上げられるわけで、
長期金利がこのレベルより下がっていくというのは異常事態ですよね。

というわけで冷静になった米金利は足元反発していますが
インフレが仮にピークアウトしてしまったとするなら
金利が本格的に上昇する材料が弱くなってしまった
ということでもありますす。

つまりドル円相場の上昇要因の一つが弱くなってしまった
ということでもあり
ドル円相場が大きく下落した、というわけです。

ドル円ショートポジション、CPI発表前に手仕舞うかどうか悩みましたが
発表1時間前くらいからドル円下落傾向が強まっていたため継続することに。

結果、大きく下げてくれたので大きな利益となりました☀
125~6円くらいまで下げるトレンドにスイッチしたのではないか、と
見ているのですが、これも米金利の反発が続くようだとそうはなりません。
今のところは利を伸ばす方向でポジション継続とします。

ドル円ショートコスト135.34円

今夜はドル独歩安です。

今週のひろこのウィークリーGOLDは
貴金属スペシャリストの池水雄一氏。
<限りある生産量 VS 制限なき不換通貨>
『長期視点でゴールド上昇の根拠』
https://youtu.be/zGJ6i8dHCWQ
1. その最大の根拠
2. 現在の相場
3. 中央銀行の動き
世界の中央銀行の外貨準備に於けるGOLD比率の高い国ランキングも!

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2022年8月10日水曜日

 ドル円、明日10日発表の米7月CPIまでは膠着か。
9日のドル円の1日の値幅はわずか70銭あまりと小動き。

1・7月のドル円下落、円高の背景には・・・
2・株式市場は再び調整色を強めるか~半導体不況入り?
=========================

1・7月のドル円下落、円高の背景には・・・

単純に考えれば、22年前半のドル円上昇が米金利上昇による
日米金利差拡大によってもたらされたとするなら
6月にトップアウトし低下し続ける米金利がドル円下落の背景ですが、
膨らむ貿易収支(赤字拡大)など実需玉がもたらす影響も重要。
実需による為替市場へのインパクトは輸出入業者による貿易だけではなく
機関投資家による外モノ(海外資産)投資や企業の設備投資、資金調達なども。

◆生保外債売り、7月は過去最大に 米金利上昇で損切りか
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB086JR0Y2A800C2000000/

日本の生命保険会社の資産運用、外債投資も巨額ですけど
7月に過去最高の外債売りが確認されました。
中長期債を1兆5622億円売り越し。
売越額は単月として過去最大で、1兆円を超えるのも初めてだとか。

単純に考えるとドル売り円転(円買い)のレパトリがあった可能性がありますが
国内機関投資家の外債投資って為替リスクを避けるために
為替ヘッジ(ドル売り円買い)をつけているケースが多く、
これが同時に解消されていると仮定するなら為替市場への影響はないということに。

7月は139円から130円までドル円の調整(円高ドル安)が起きた月でもあり
その中に彼らの外債損切りの動きもあったことは事実でしょうけれど
どの程度円高に寄与する動きだったかはよくわかりません。

あるいはソフトバンクの資金調達が7月円高の裏にあったとの指摘も。

◆アリババ株、大量売却か ソフトバンクG、3兆円調達 英紙
https://news.yahoo.co.jp/articles/51660d3f2c00a8084c429ae2dcb5a29cfce556e8
アリババ集団の保有株を今後数年間で大量に手放す可能性のある取引を通じ、
220億ドル(約3兆円)の資金を調達したと英FT紙

この3兆円の資金調達の全てが実際為替市場に影響が及ぶ形で行われたかどうか
私にはわかりませんが、もしそうなら数円を動かすインパクトはあったでしょう。
ただし、これが影響しているなら円高圧力は一時的なもので終わった可能性もあるか。

貿易収支という観点から見ると6月までのコモディティ高は一服しており
(原油、穀物、素材価格は軒並み下落している)
ドル需要もピークアウトしていると考えられますが、
結局、米金利が再び勢いよく上昇してしまえばドル高回帰となりそう。
その意味では明日の米7月CPI発表は重要ですね。

※米長期債利回り

◆10日発表の7月の消費者物価指数(CPI)予想

前月比 予想 0.2%(前回 1.3%)
前年比 予想  8.7%(前回 9.1%)

コア・前月比 予想 0.5%(前回 0.7%)
コア・前年比 予想 6.1%(前回 5.9%)

ドル円ショートは明日CPI前に手仕舞うかも。

2・株式市場は再び調整色を強めるか~半導体不況入り?


今日の日経平均の下落250円のうち230円は
東京エレクトロンとSBGの2銘柄によるものでした。
ソフトバンクGはもはや投資会社ですが
その決算はブレが大きすぎて・・・・(゚゚;)

また東京エレクの減益決算を受けて、
アドバンテスト、SCRENなど半導体株の一角の下落が大きくなりました。

気がかりは半導体市場。
前日には米半導体銘柄エヌビディア株が決算を受け急落しています。

エヌビディア株急落、パソコン業界低迷が売り上げ直撃
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-08/RGASXPT0AFB401
・売上高は約67億ドルと、従来見通しの81億ドルを下回った。
・2年間の好況の後に電子部品の需要が急速に減退していることを示唆

5Gにメタバースに、と半導体需要は継続しているモノと思われますが
やはりこの市場にもサイクルがあります。

この記事が参考になります。
「コロナ特需」の終焉、それはシリコンサイクルの一現象だった
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/71225

次に半導体銘柄が息を吹き返すまでは、ハイテクの一角であるナスダック総合なども
調整色を強めるリスクがあるんじゃないかな・・・と。
金利の再上昇も向かい風になりますしね。

※ナスダック総合指数 綺麗にレジスタンスに阻まれ反落中


※SOX指数も大きく下落しています。。。


というわけで日経平均も28000円のレンジ上限突破には
まだもう少し時間が必要でしょうか・・・・

NOTE

米株に楽観的になれない指標はボロボロ出てきています。

カード利用控える米消費者、家賃負担増し支出に下押し圧力-BofA
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-09/RGCQWXT0G1KW01
米1世帯当たりのクレジットカードとデビットカードの利用額が
7月に前年同月比5.3%増となり、6月の5.7%増から鈍化

米住宅在庫、過去最高ペースの伸び続く-ローン金利上昇で購入尻込み
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-09/RGCO39T0G1KW01
・販売中の物件数は7月に前年同月比31%増、3カ月連続の過去最高増加率
・売り手市場は終わり、買い手の交渉力増す可能性-不動産情報サイト

英国、冬に計画停電のリスク!!

英国、1月に企業・家庭の計画停電を検討-電力危機に備え緊急策
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-08-09/RGCS6ET0G1KX01

政府がまとめた最新の「妥当な限り最悪のシナリオ」

・平年を下回る気温やノルウェーやフランスからの電力輸入の減少により
  英国は1月に4日間の電力不足に陥り、緊急ガス節減策の発動を迫られる可能性
・石炭を使用する火力発電所を緊急稼働させても
  ピーク時の需要の約6分の1に相当する電力不足が生じる恐れ

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