2024年4月23日火曜日

 東京株式市場、やはり一旦反発のフェーズ。
地政学リスクが後退し、本丸は米金利と米企業決算です。

※日経平均 

90SMAと10月からの上昇幅に対しての38.2%押しで下げ止まる

ただし、このまま下落終了ということではなくて
あくまでテクニカル的な戻りですので
まずは今回の下落幅に対しての38.2%戻しの38382円近辺までの
リバウンドがあればいいですが、
米株市場が弱いようだとそこまで戻れないかもしれません。

今夜は米金利がやや低下傾向にあることを交換し
米株市場反発して始まりました。その後上げ幅縮小するなど
決して強い相場ではありませんが今夜はリバウンド相場となりそうです。

今夜は特に金利を動かす材料も、注目すべき企業の決算発表もありませんので
大きく動くことはなさそうです。

今夜はベライゾン・コミュニケーションズ [VZ]くらい。
しかし、今週は重要な決算が相次ぎます。

■4月23日(火)
テスラ [TSLA]
ビザ [V]
ゼネラルモーターズ [GM]
ロッキード・マーチン [LMT]
ペプシコ [PEP]
テキサス・インストゥルメンツ [TXN]
~米製造業PMI・非製造業PMI速報値(4月)22:45
~米新築住宅販売件数(3月)23:00

■4月24日(水)
メタ[META]
ボーイング [BA]
フォード・モーター[F]
アイビーエム[IBM]
~米耐久財受注 21:30


■4月25日(木)
アルファベット[GOOGL]
マイクロソフト[MSFT]
インテル[INTC]
アメリカン航空グループ [AAL]
キャタピラー [CAT]
~米GDP速報値(第1四半期)21:30

■4月26日(金)
エクソン・モービル [XOM]
シェブロン [CVX]
コルゲート・パルモリーブ [CL]
~米ミシガン大学消費者信頼感 確報値(4月)

ドル円は相変わらず155円を目指す位置に張り付いています。
しかし、投機筋はここまでパンパンに円ショートしていて
この先どこで手仕舞うつもりなのか。

※ドル円日足

■記録的な円ショート、痛みを伴う反発リスク高まる
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-22/SCBUKQT0AFB400
・レバレッジドファンドとアセットマネジャーの売り越しが過去最大
・4月16日時点で17万3000枚を超え
  CFTCデータがさかのぼれる2006年以降の最大

155円をいつ、どのタイミングで超えてくるか。
そしてその際、日本の通貨当局は介入に動くのか。
今週はこの点が注目ですが、ドル円のポジションは取らずに静観。

ただ、やや気になるのがゴールドの比較的大きな下落。

※COMEXのゴールド日足 なにか巨大な売りが出た?
年内利下げがないかもしれない、というセンチメントと
高金利が続くだろうということで、下落は何ら不思議はありませんが
ゴールドが短期的にトップアウトすることで
逆に株の調整が完了、株へ資金流入が始まるという示唆に見えないでもない。
少なくとも今夜は株高です。
よくよく考えると現在の金利水準って過去に経験していますので、
株式市場が耐えられないということはないとも思うのよね。

足元の下落は、半導体の一角が先行き不透明感から手仕舞い売りを
浴びているということに過ぎないのであれば
NVIDIAの決算がそれを払拭してしまうかもしれません。
NVIDIA決算は5/23、まだ一ヶ月以上先なので、それまでは弱いかも・・・
決算が失望されれば、さらに下落するリスクでもありますが。

金の強さの背景にはやはり中国。
彼らの買いは続くと思われ、金は調整しても再び上昇するでしょう。

■金の歴史的高騰、主役は中国-不透明な時代に個人も中銀も金塊に注目
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-22/SCBPIIT0AFB400

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2024年4月22日月曜日

 日経平均、一旦は下げ止まって反発しても良いところまで
落ちてきたように思うのですが、どうでしょうね。
週末米国株市場で半導体銘柄が崩れているため、
半導体インデックスとまで言われるようになった日経平均は
もう一段安のリスクもあるのですが、、、

19日金曜 ▼1,011.35円 37,068.35円 3年2ヶ月ぶりの下落幅
※日経平均日足 

90SMAで止められていること。
11月からの上昇幅に対し38.2%レベルで下げ止まっていること。
テクニカル的には今週反発してもいいように見えます。

19日金曜日の急落のトリガーは地政学リスクへの警戒でした。
イスラエルがイランに攻撃したとのBBCなどが報道。
イラン国内の複数の場所で爆発があったと伝わりました。

ただし、この報復はイスラエルの攻撃対象はイランの軍事施設に限られ、
核施設を対象とはなっておらず被害は限定的だった模様。
またイラン側は「報復の計画はない」としています。

■イラン、イスラエルへの報復ないと示唆 戦火の拡大回避か
https://jp.reuters.com/world/security/SBMWBOGIBRNPVONBYYPQDEHT6U-2024-04-19/

そもそも18日のTSMC決算でTSMCなど半導体銘柄が下落しており
日本株市場もその流れを引き次いで脆弱な地合いとなっていたところへ
大規模戦争に発展しかねないイスラエルの報復という
ニュースが入ってきたため売りが売りを呼ぶ展開となりました。
金曜日というのも良くなかったですね。
週末、この地政学の緊張がどのように悪化、発展してしまうかわからない
という状況では株式というリスク資産はとりあえず週超えで持ち越したくない、
という投資家によるリスクを回避の売りが出てしまうのは否めませんでした。

しかし、イランは報復の意思を強く示していません。
実のところ、イランもイスラエルも本気で戦争などしたくはない、
だから限定的な攻撃に抑えているのだ、というのが一般的な見方で
国内世論を抑え込むためのパフォーマンスの応酬を
しているということのようです。

ここからは地政学リスクを材料にした売りはもう考えなくていい、
と考えられます。

ところが、別の問題が発生。
米国株市場で決算を嫌気したテック企業の下落がナスダック、S&P500など
株価インデックスを大きく下落させてしまったのです。

ネットフリックス(NFLX) ▼9.02%
17日引け後に発表された決算。
予想を上回る第1四半期決算と、有料会員純増数を示したものの、
第2四半期の売上ガイダンスが予想以下で、加入者純増はQ1を下回ると
ガイダンスされたことから、成長鈍化のフェーズ入りと懸念されたと見られます。

スーパー・マイクロ・コンピュータ(SMCI) ▼23.05%
第3四半期決算を4月30日にすると発表するも
事前の暫定決算の数字を公表しなかった。
前回1月は第2四半期(10-12月期)の暫定決算を発表しており株高を演出。
今回は、まだ決算発表していないにも関わらずこの売られ方。
不安心理だけでこれだけ下がるということは、
単純に買われすぎていたのだ、ということを示しています。

エヌビディア(NVDA) ▼10.12% なんの理由もなく売られた。
エヌビディアに至っては、別段売り材料がなかったのに10%も下がりました。
足元のAIバブルの修正が来ていると見られます。

これを受けてS&P500とナスダックは6営業日続落と、
2022年10月以降で最長を記録しています。
※ナスダック総合 
う~ん、ナスダックまだ下げ余地ありそうね。
90SMAを下抜け。秋からの上昇に対し38.2%までまだ下げていない。
今週は米決算にも注目でしょう。

■「マグニフィセント・セブン」過半が決算発表=今週の米株式市場
https://jp.reuters.com/markets/us/2D56OAQL4ZKCZACEQP4YOE6ASM-2024-04-21/

23日テスラ
24日メタ
25日アルファベット、マイクロソフト

TSMCは決算内容もガイダンスも悪くなかったのですが
半導体市場見通しを下方修正していましたね。
ASML受注が予想を下回ったこともあって、
半導体セクターの上昇トレンドには陰りが見えてきた、との指摘。
だとすると、まだナスダックや日経平均の下落余地はありそうです。。。

半導体市場の先行きを弱くしている原因はわかりませんが、
そもそも、米金利が高いことも
株価下落のトリガーである可能性は否定できません。

※米国債利回り一覧
米株が大きく下げる局面から「株から債券へ」
資金逃避があっても不思議はないのですが、米金利が下がりきらない。
長期金利も結局下げ渋って上昇して引けています。

そりゃそうでしょう、FRB高官らがこぞってタカ派発言を繰り返し
早期利下げの可能性は著しく後退してしまいました。

18日ウィリアムズNY連銀総裁
「利下げの緊急性は感じていない。」
「利上げは基本シナリオでないが、指標が正当化するならあり得る」

Fedウォッチは、とうとう年内の利下げの可能性は1回に。
9月に1回利下げして終わり?!

米国株は昨年11月に急にハト派転換したウォラー理事やパウエル議長の
発言に気をよくして、「利下げ期待を織り込む形」で
ここまで上昇してきました。
その利下げがいつになるかわからない、
指標が強ければ利上げだってある、との要人発言は
株売りにつながった可能性も。

米金利を占う、という意味では今週は金曜日に
PCE価格指数が発表になりますね。
ここで予想より強い数字が出れば米金利はさらに上昇。
ドル円相場はいよい夜155円を突破してしまうかもしれません・・・

■PCE価格指数予想

PCEデフレータ 前月比 予想+0.4% 前回+0.3%
        前年比 予想+2.6% 前回+2.6%

PCEコア 前月比 予想+0.4% 前回+0.3%
     前年比 予想+2.7% 前回+2.8%

CPIコアは自動車保険料が突出して上昇していたことなどで
大きく上振れましたが、PCEはその比率が低いようですので、
意外と弱めの数字が出て、米金利が低下してくれるかもしれませんが。
その場合、株は持ち直すでしょう。

一つ注目は先週末、ダウ平均だけはプラス圏で引けていたこと。
ハイテクからバリューへと資金循環がある?もしそうなら
何もかも売られる全面安、完全リスクオフではありませんので
ドル円相場の円ショートを積み上げているリスクテイカーが
動じないのもわかりますね。

投機筋の円ショートポジションは積み上がったまま。
全くリスクを落としていません。
※IMM通貨先物ポジション  16.5万枚まで円売り(ネット)拡大
ドル円相場、地政学リスクの高まりで
日本株が売られた瞬間は円高になったのですが、

※ドル円 15分足 

被害が限定的であることとイランが報復する計画がないことなどで
直ぐに買い戻されてしまった。
結局は「絶対的な金利差」がドル円の買いにつながっています。
今週は155円をトライする動きが見られるか?
※ドル円日足
金曜日は日銀の金融政策決定会合がありますね。

18日、植田総裁は円安進行に伴う物価高について
「無視できない大きさの影響が発生した場合は、
金融政策の変更もありえる」と発言しており、
追加利上げの可能性と派手に報じるメディアもありましたが
⬇️
■植田日銀総裁「追加利上げ」示唆 変動型住宅ローン金利に影響 物価高受け「金融政策の変更あり得る」と前倒しの可能性
https://news.yahoo.co.jp/articles/07c701bced501c2e55c9f2b4e73bb41d45e75505?source=sns&dv=pc&mid=other&date=20240420&ctg=bus&bt=tw_up

マーケットはほとんど反応していませんね。
前提として「無視できない大きさの影響」が何を指すのか具体的でなく
実際にはやらない=できないだろうと市場は見ているということでしょう。
月額6兆円規模で買入を行う、としている量的緩和策についても
⬇️
■緩和的な金融環境は当面継続、国債買い入れはいずれ減額へ-日銀総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-20/SC7O5NT0AFB400

ということで、今回4月の日銀では政策変更はないものと思われます。
年内の利上げや量的緩和縮小について、わかりやすい形で
市場にコミットすることがあればドル円の上値を抑制するかもしれませんが、
何もなければ、逆に安心感から円売りが加速してしまう可能性がありますので
イベントリスクは結構高いような気もします。

前回はマイナス金利解除でも円が売られましたので・・・。

そしてその夜に米国市場でhPCEが発表になる、ということで
今週金曜日は荒れそうです。
場合によってはいよいよ155円を抜けて「介入」が実施されるかもしれません。

あ、154円台でショートしたドル円、ロスカットヒットで消滅しています。
なかなか崩れてくれませんね・・・。
為替はノーポジ、やりにくい相場です。

22日(月)
中国最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)


23日(火)
月例経済報告(4月)
日銀「基調的なインフレ率を捕捉するための指標」
中国全人代常務委員会(26日まで)
英製造業PMI・非製造業PMI速報値(4月)17:30
ドイツ製造業PMI・非製造業PMI速報値(4月)17:00
ユーロ圏製造業PMI・非製造業PMI速報値(4月)17:00
米製造業PMI・非製造業PMI速報値(4月)22:45
米新築住宅販売件数(3月)23:00

24日(水)
豪消費者物価指数(第1四半期、月次ベース3月)
米耐久財受注 21:30

25日(木)
米GDP速報値(第1四半期)21:30

26日(金)
日銀金融政策決定会合、展望リポート公表、植田日銀総裁 記者会見
東京都消費者物価指数(4月)8:30

米個人所得支出(3月)
米PCE価格指数(3月)21:30
米ミシガン大学消費者信頼感 確報値(4月)

27日(土)
中国工業企業利益(3月)

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2024年4月19日金曜日

 今日18日(木)東京株式市場は小幅に反発。

◎日経平均  38079.70(+117.90)△0.31%
◎TOPIX  2677.45(+ 14.30)△0.54%

昨日17日(水)はオランダの半導体製造装置メーカーASMLの決算が
期待に満たなかったコトを材料に売られ、その流れが米国市場でも
引き継がれた格好となりましたが、今日18日は台湾セミコンダクターの決算が
良かったことが日本株反発の支援材料となりました。

■TSMC、1年ぶりの増益-世界的なAIブーム寄与
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-18/SC4I1IMRXLVO00
・1-3月(第1四半期)の純利益は9%増と、1年ぶりの増益
(純利益:前年同期比+8.9%2254億台湾ドル(約1兆円)
 売上高:+16.5%5926億台湾ドル いずれも同期としての過去最高を更新
・生成AI(人工知能)向けなど先端半導体の受託生産が好調

加えて、東京時間はこのニュースも材料となったようです。

■米バークシャー円債、過去2番目の大型起債に-日本株投資に期待
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-17/SC2STYT1UM0W00
・発行総額は2633億円とバークシャーの円債として2019年の初回債に次ぐ大きさ
 ⇒日本株への追加投資の可能性
・2月の年次株主書簡「日本企業への投資の大部分を円債発行で賄っている」
 ~資先の大手総合商社5社それぞれに出資比率を9.9%まで引き上げる可能性を示す

TSMC決算を受けて半導体の一角が、バークシャーの円債起債の報で
銀行・保険・商社株などが物色されました。

しかし、今夜の米国市場。
なんとTSMCの株は下落しています。
※TSMC日足

あの決算でこの値動き、、、となると
米株市場のセンチメントは良くないということですね。

※主要米国株価インデックス
やはり、上昇続く金利が悪材料となっているのでしょう。

※米国債利回りどこまで上がるの~
長期金利が再び5%に乗せるリスクがある、という考察も出てきました。

■米10年債利回りは5%にも、大量の損切り売り発生の恐れ-バンガード
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-18/SC4VUVDWRGG000
・利回りが4.75%を超えれば無秩序な売りを誘発する危険性ある

長期金利が4.75%ラインが、長期債の損切りラインだ、ということね。
長期金利5%というのは23年10月頃の水準ですが、
その頃って米株が大きく売り込まれた局面でしたね。

今回米株の調整、深くなりそう・・・・。
----------------------------
為替市場、今日の注目はこれ。

■過度な為替変動は経済に悪影響との認識をG7声明で確認-神田財務官
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-18/SC49IQT0AFB400
・為替の過度な変動は経済に悪影響を与えるとしたコミットメントを
 共同声明で再確認したと記者団に語る

⇒日米韓財務相会合などを通じ
 介入をいつ実施しても障害はないとのコンセンサスが取れた状況

日米韓の初の財務省会合で円安とウォン安の懸念を共有、
イエレン財務長官に対し、過度な値動きがあれば介入という合意形成が
なされたのだろう、との思惑も広がったこともあり
東京時間はドル円の上値は抑えられていたように見えましたが
欧州時間からショートカバーでしょうか、ドル円再び上昇を強め
154.60円台まで高値がありました。

そりゃ口先介入では効果は限定的ですね。
実際介入があったところで、効果は限定的だと思われますし。。。

結局のところ、米国の金利が下がらないことが問題なのです。
今夜もFed要人らからタカ派発言。

■NY連銀総裁、利下げの緊急性感じていない-データに基づき判断
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-18/SC55EADWRGG000?srnd=cojp-v2

■インフレに忍耐強く対応、年末まで利下げない可能性=アトランタ連銀総裁
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/HUI5VA3GBZNK5B3JBTQS4V3S5I-2024-04-18/

景況感もいいですし、利下げの必要性は感じませんものね。
■4月米フィラデルフィア連銀業況指数、15.5に大幅改善 投入コスト上昇
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/U3VTW6TXZZPRXO5ERGO4BEDANQ-2024-04-18/
フィリー指数15.5(3月3.2から大幅改善)2年ぶりの大幅上昇

そして来週25-26日は日銀金融政策決定会合ですが、
さすがに今回の利上げは考えられませんが、量的緩和策の変更などは
考えられるでしょうか。テーパリングとか。。。

■日銀の年内利上げ予想が8割占める、最多10月は4割に増加-サーベイ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-18/SC2SO7T0AFB400?srnd=cojp-v2

■日銀、1%利上げ「家計収支全体ではプラス」 試算公表
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB1869X0Y4A410C2000000/?n_cid=SNSTW001&n_tw=1713442270
【日銀は18日、金融システムの安定性を評価する金融システムリポートを公表】
・短期金利が1%上昇した場合、預金などの利息が増えて
 家計の金利収支が改善するとの見通しを示した。
とありますが、
・一方で住宅ローン債務を抱える世帯では
 金利収支が可処分所得対比で約1%悪化する可能性
と、当たり前のことを言っていますね。。

利上げへの布石にも見えるヘッドラインですが、
このところ散見される日銀の利上げ観測報道には
ドル円相場ほとんど反応しなくなりました。

ドル円ショートはストップヒットで消滅。
ユーロが再び下落してきたので
ユーロドル1.0652ドルで再度売り参戦。

NOTE
■バイデン米大統領、中国製鉄鋼・アルミ輸入の一部に関税引き上げ提案
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-17/SC2NTAT0AFB400

これに対し中国は~

■中国、国益守るため行動すると表明-米の鉄鋼関税引き上げ計画を非難
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-18/SC556FDWX2PS00

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2024年4月18日木曜日

 今日の話題はオランダの半導体製造装置メーカーASMLの決算。

売上高は52億ユーロ(約8500億円)と、
前4半期(23年10〜12月期)の72億ユーロから27%減少。
市場予想を下回る内容で、将来の売上高につながる受注額は36億ユーロと、
前4半期から6割縮小しています。

ASMLは最先端半導体の微細加工に欠かせない極端紫外線(EUV)
露光装置を独占的に手掛けけていますが、
国内企業レーザーテックもEUV光を用いた検査装置を展開しており、
ASMLの決算が伝わるとレーザーテックの株価が急速に売り込まれました。
全ての半導体銘柄が売られたわけではありませんが、
これを機に、17日の東京株式市場後場からセンチメントが急速に悪化。
日経平均は▼509.40円 37961.80円 

38000円をも割り込みました。38000円割れは2ヶ月ぶり。
過去最高値であった38915円も下回っていますね。

今夜の米国株市場にもその余波が?
※米主要株価インデックス

今夜はこの株を売った資金が債券市場に流れ込んでいるのでしょうか。
米債利回りは低下傾向。
おそらく今夜は米金利高トリガーの株売りではなく、
ここまで市場を牽引してきた半導体セクターの先行き不透明感からの
利食いが旺盛となっているものと考えられます。

このところは株下落のリスクオフ相場でも
ドル円はほとんど売られませんでしたが
さすがに今夜はドル円相場やや下落基調にあります。
米金利低下で手仕舞いが入っているだけかもしれませんが。

※ドル円5分足 
日足でみると~
※米国債利回り 今夜は低下
ドル金利上昇は一服したでしょうか。

昨晩のドル金利上昇に背景には、パウエル議長の発言の影響も?

■パウエルFRB議長、利下げ開始の先延ばし示唆-インフレ根強く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC1QDJDWLU6800

ついこの間まで1~2月のインフレ指標の強さを受けても
インフレは凸凹するもので一時的であると
ハト派スタンスを示していたパウエル議長ですが、手のひらを返しました。

そもそも3月FOMCで年内3回の利下げを示唆したところに無理がありました。
25年26年のインフレ見通しを引き上げているというのに、
なぜ今年利下げする必要があるのか。
今年11月に選挙を迎えるバイデン政権への忖度ではないかとも言われる始末。
しかし流石に足元のインフレ指標、強い消費の数字を見て
利下げ開始時期が遅くなる可能性に言及しました。

これが昨晩の金利急上昇の背景と見られますが、
イスラエルが米国債を大量売却したという情報もSNSには飛び交っています。
この件については真偽の程は確認できていません。
猛烈に米国債を売っている向きがありそうな金利上昇ではありましたが、、

さて、今夜はドル円上昇圧力が弱まっていますが、
トレンドは円安ドル高。
155円目前だというのに介入が入らないのはなぜか?
これが目下市場の関心事となっていますが、
ドル金利上昇局面では焼け石に水、負け戦に出たくないため、
という指摘もありますが
インフレ再燃リスクの出てきた米国はドル高が都合がよく
為替介入への理解、合意がなされていないのでは、という見方も。

その段取り、というわけではありませんが
介入実施への外堀を埋めるには、単独ではなく
他国との連携、というのは強い支援材料かもしれません。

■日米韓の財務相、急速な円安とウォン安に関する懸念認識-緊密に協議
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-17/SC3J1WDWRGG100

韓国も通貨安が懸念材料となっています。
現状ではドル独歩高ですので、メキシコなど特殊ケースを除いては
ほとんどが通貨安=インフレ懸念の高まりに
苦しんでいると言っていいかと思います。

日米韓の財務省会合は初めてとのこと。
ロシアへの経済制裁のほか北朝鮮への経済制裁について議論
したと報じられていますが、重要な議題として日韓の通貨安問題があった。
ここでイエレン財務省に改めて為替介入の確認、合意を得たのでは、との考察。

日韓G2が協調でドル売り介入に動くという可能性もあるのでは、という話ですが
日本単独でやるよりはインパクトがあるでしょう。
介入が入る時期はそう遠くないような気もしますね。

IMFからもお墨付きをいただきました・・・
■為替介入を容認 過度の市場変動なら―IMF幹部
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024041700157&g=int#goog_rewarded
こういう些細なニュースが意外と重要かも。

ただし、ドル金利が下がってくれないことには
ドル売り介入も一時的な効果でしかないのですが。。。

今夜ドル金利低下で、他通貨が巻き返しの機運にあり
ドルロングポジションは手仕舞いました。

1.0711ドルユーロドルショート⇒1.0653ドルで買い戻し
0.5936ドルキウイドルショート⇒0.5902ドルで買い戻し

154.32円で軽めにドル円売ってみました、、、
どうかな~154.50超えたらやめます。

NOTE

■中国金属製品への関税引き上げ、バイデン氏が「鉄の街」で表明へ
https://jp.reuters.com/world/us/EZ75A6YXHRMGVLMTP6JYI5FCWY-2024-04-17/

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2024年4月17日水曜日

 米金利上昇が止まりません。

※米国債利回り 米金利上昇加速、止まらない~

昨晩の米国株の急反落はイスラエルがイランへ報復すると表明したことが
トリガーとなりましたが、
米国は報復には加わらない意向であることが伝わっており、
イスラエルが本格的な報復に出るとの地政学リスクへの警戒は
それほど高まってはいません。

ではなぜ、今夜も米株は続落基調なのか。
やはり止まらぬ金利上昇が背景にあると思われます。

教科書的には有事は米債買いとなり金利が下がるはずですが
今夜は米債が売られています。有事想定の動きではないと思われます。
では今夜の金利上昇は一体何が材料なのか?

今夜の米指標は弱かった。
つまり金利上昇は一服してもいいはずなのですが、、、
⬇️
■3月の米住宅着工件数、8月来の低水準-一戸建て3年ぶり大幅減
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC1C9ADWX2PS00?srnd=cojp-v2
・前月比▼14.7%の年率132万1000戸(予想148万5000戸:前月154万9000戸)
・住宅建設許可件数は▼4.3% 
・一戸建て住宅の着工件数は約3年ぶりの大幅減少
・集合住宅はパンデミック初期以来の低水準

金利高でさすがに住宅市場にはほころびが。
弱い経済指標が出てくるということは金利上昇圧力には
抵抗となるはずですが、今夜も米金利は元気に上昇していますね。

この上昇に今夜の米株市場が売りで反応しているものと思われます。

※米国主要株価インデックス
ハイイールド債もこの下落ですので、
リスクオフ相場の様相を呈していると言っていいでしょう。
※ハイイールド債価格
※VIX指数 恐怖指数もじわじわ上昇してきた
リスクオフでも円高にはならなくなってしまったドル円相場。
今日4/16(火)154.76円まで上昇しています。

※ドル円日足

155円が近づいてきたことで、様々な思惑が交錯
22︙38にドル円急落する局面も。
※ドル円15分足
この瞬間に立ち会っていたら「すわ介入か?」と思ってしまいそうですが、
介入待ちの相場に入ると、こうした「なんちゃって介入」のような騙しの下落が
頻繁に出てくるので、こうした値動きに乗せられないように。
昨晩23:00台にも見られた動きです。

ここで売り参戦するとその後の反発でやられます。
狭いストップロス設定だと引っ掛けられちゃいますね。
こういうこともあるので、今はドル円、手が出ないんです・・・。

ただ、介入があることを前提にしてもなお、投資家らは
ドル円相場は上昇することを見込む向きが多いということですね。

■1ドル=160円に備える為替トレーダー、介入リスクお構いなし
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC0IXAT1UM0W00

どこかで介入があるだろうことも承知の上でドル買いする投資家。
いよいよ日本の通貨当局も打つ手がないと
海外勢に足元を見られているような、、、

日本の個人投資家はこの相場でドル円売り参戦しているという話で
ヘッジファンドら投機家のドル買いと日本の個人のドル売りの攻防。
足元では力技でじりじりドル高に持っていかれていますが
日本の個人は介入待ちなのでしょう。

アレだけ介入を匂わせて為替市場への牽制発言を繰り返しておきながら
介入を実施しない日本の通貨当局も罪深いですよねぇ。。。

■円はさらに10%下落も、日銀が大幅利上げに消極的-ティー・ロウ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-15/SC02CWT1UM0W00

1.0711ドルユーロドルショート継続。
0.5936ドルキウイドルショート継続。

NOTE
■モルガン・スタンレー、14%増益-トレーディング収入が予想上回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC1AO6DWX2PS00

■ドイツZEW期待指数、4月も改善-景気回復は近いと示唆
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC12KUT0AFB400

■IMF、世界経済の成長率見通しを小幅に上方修正-リスクも警告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC1D49DWLU6800
・今年の世界成長率を3.2%と予想-インフレ持続と戦争が懸念材料
・米国の成長率予測は2.7%に引き上げ、中国は4.6%で据え置き

■IMF、米国への警告を強化-支出と債務の膨張を指摘
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-16/SC0KXLT1UM0W00
・米国の成長は持続不可能な支出によるものと指摘
・米国の財政運営は世界金融の不安定化を招くと警鐘

~米国の政策を異例なほど直接的に批判

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2024年4月16日火曜日

 ドル円154円台。介入が入る気配なし。
ドル円一段の上昇トリガーは米国の強い小売売上高

■米小売売上高、3月は予想上回り前月も上方修正-成長を押し上げ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-15/SBZHNLDWLU6800

・小売売上高 +0.7% (前回+0.9%:予想+0.4%)
・コントロール小売売上高 +1.1% (前回+0.3%:予想+0.4%)

※コントロール小売=GDP算出に使用される
(飲食店と自動車ディーラー、建材店、ガソリンスタンドを除)売上高
 23年1月以来の強い伸び

金利高でも米国の消費が衰えません。
これでは利下げの必要などありませんね。

■米利下げ観測が後退、11月より前の完全織り込み消える-強い指標で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-15/SBZR16DWX2PS00?srnd=cojp-v2

■米国債下落、利回りは今年最高の水準-インフレ懸念と好調な米統計で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-15/SBYW7VT1UM0W00

※米国債利回り一覧 今夜も市場金利は上昇

※ドル円 米金利上昇でドル円上昇止まらず

日本の通貨当局はなぜ動かない?!
米国のファンダメンタルズが強くドル金利上昇の流れの中で
ドル売り介入を実施しても、効果が薄いことを理解しているのでしょう。
市場へ牽制のメッセージを送るに留めており実弾は入りません…。

■為替市場について、米などの財務官・中銀幹部と頻繁に連絡=神田財務官
https://jp.reuters.com/opinion/forex-forum/QAYTNH3JC5PS5IXPQW55KO2LZY-2024-04-15/

■しっかりと注視している、万全の対応取りたい=円安で鈴木財務相
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8579f6002185b6d827403e880bab58f78f834ce
断固、というフレーズもないですし
どうもやる気は感じられない。。。。

※日米金利差とドル円 金利差拡大でドル円上昇
米金利が上昇するのだからドル高になるのは至極当然で
これを投機的とは言えないわけね。
日本としてはこのドル円上昇、打つ手なしということか。
しかし、このまま155円を超えても何もしないのでしょうか・・・?
ドル円に関しては見ているだけです。

---------------------------------
イランのイスラエル報復で荒れた週末となりましたが
週明けの米国市場は高く始まり底堅さを見せており、
リスクイベントは一旦終焉したようなムードです。
金曜に19.2まで急伸したVIX指数は今夜16にまで低下。

週末はJPモルガンの決算に失望売りが広がった側面も気がかりでしたが
今夜のGSの決算は悪くなかった。
■ゴールドマン、1-3月増益-債券トレーディング収入予想上回る
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-15/SBZF4NDWLU6800

※GS日足 


JPモルガンの株価はさえないままですが
※JPモルガン


ただ、強すぎるCPIや小売の数字を受けて
年内利下げ折込が著しく後退しており米株高が維持できるかは疑問。
こうして書いているうちに米株は上げ幅を削る展開となってきています。

最も気になるのはジャンク債。
直近のレンジ下限を下抜けてきました。

※ハイイールド債価格
ジャンク債価格下落=ジャンク債金利上昇です。

債券市場の金利上昇圧力は原油高などのインフレに直面し
安全資産としての役割をなさないのでハトの指摘も

■米国債の安全資産としての役割、原油価格の影響による圧力に直面
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-15/SBYW7VT1UM0W00
インフレ懸念の悪化は、
金利高止まりへの懸念から既に売られている米国債の需要も減退させる可能性

あまり良くない形での金利上昇は、株式市場にはネガティブです。
暴落するとは思いませんが、米株は今年の高値をつけてしまった可能性が高く
日柄をかけながら調整を強いられる相場となっているように見えます。

株式市場がリスクオフ!急落とならなければ
ドル円相場のポジション巻き返しの円高も期待できそうにありません。
このままじわじわ円安が続きそうですね。

ユーロドルショート継続。
0.5936ドルでキウイドルショートも追加。

NOTE

■ECBは今年3回利下げ、4回の可能性も-リトアニア中銀総裁
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-15/SBZ3Q2DWLU6800?srnd=cojp-v2-markets
・今年3回以上の利下げが行われる可能性は50%以上ある

■英国、インフレ退治で米国に先行-早期に利下げに踏み切る可能性も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-15/SBZ64IDWRGG000

英国、欧州は米国に先んじて利下げを始めそうだ、ということで
ドル高は円に対してだけではありませんね。
ユーロやポンドに対してもドル高です。
ドル独歩高なのです。
※通貨インデックス一覧
■テスラ、世界の従業員の10%以上を削減へ-EV需要が減速
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-15/SBZA47DWRGG000
株価も冴えませんね。テスラ
「TSLA_2024-04-16_01-47-17.png」をアップロードできませんでした。
■香港、現物ビットコイン・イーサETFを初認可-運用各社が発表
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-15/SBZ34ET1UM0W00

ひろこのX

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2024年4月14日日曜日

 週末4/12(金)突如NY市場はリスクオフ相場へ。

朝方、イスラエルが、イランによる本土攻撃に備え
警戒態勢と報道され、米政府が在イスラエルの米大使館職員に
エルサレム外への移動を禁止する通達がなされたことでNY市場はリスクオフ。

その後13日(土)夜にイラン革命防衛隊は、
イスラエルの特定の標的に対しドローンとミサイルを発射したと発表、
実際に報復を実施しています。
しかし実際にはNYマーケットがクローズした後の有事でした。

イスラエル側も報復を想定していたこともあり、
イスラエル軍はほとんどを迎撃。軍事施設1箇所の軽微な被害と
少女ひとりの被害に止められたと報じられています。
米軍が援護しドローンミサイル数十発を撃墜したとも報じられています。

イランの国連代表部は、これを以て
「ダマスカスの外交官施設への攻撃(革命防衛隊の司令官が複数殺害された)
に対する報復は終わったとイラン政府は考えている」と述べています。
イランとしても本音としては事態を大きくしたくないのだと考えられます。

そもそもはイスラエルによるダマスカス外交官施設への攻撃に対する報復です。
やられっぱなしではイラン国内の世論が抑えられないと
いうことでの報復であり積極的に戦争をしたいわけでは
ないのだろうと思われます。
ということで、ここでイランは報復終了と発表しているわけですが
再びイスラエルからの報復があれば、事態はさらに悪化しますが
ここからはイスラエルがどう出るか次第です。

この件については今日14日G7が協議する模様。
■G7首脳、14日にビデオ会議開催へ イランのイスラエル攻撃巡り
https://jp.reuters.com/world/us/7COZZMJIMBJDBDZP3WACBFBTGY-2024-04-14/

イランの報復も軽微な被害にとどまり、
今後の展開はG7にも委ねられるとなると
中東の緊張は一旦落ち着くものと考えられますが
週明け以降の日本株市場がどの様に動くか。

有事イベント一服で上がりそうな気もしますが
先物市場は38850円まで下げてクローズしていますので
まずは下落してスタートするでしょう。
その後、買い戻されて大きく反発できるでしょうか。
企業業績、決算相場が重要となってくるでしょう。

※VIX 恐怖指数が急上昇するも、上ヒゲに終わるか

※米国債利回り一覧 利回り低下=リスクオフで債券市場に資金が流れ込んだ
※ゴールドは2448ドルまで急騰するも、利食い売りに押されて長い上ヒゲが
ゴールド上昇トレンドもさすがに一服でしょうか。

※日経平均 週末12日金曜は39523円で引けたが、、
※先物は38850円でクローズ。39523円から比べると・・・・
 まずは下落スタートですね。
米国株市場はというと、やはり有事への備えでのキャッシュ化が
旺盛だったようで軒並み安く引けています。

※主要米国株インデックス一覧
週末の米株の軟調地合いは地政学リスクへの警戒に加えて
銀行決算の影響もあったと見られます。

■JPモルガン、第1四半期6%増益 金利収入見通しは予想下回る
https://jp.reuters.com/markets/japan/IGTG4W2NANINNFKVUEBO64D35I-2024-04-12/
トレーディング収入は5%減の80億ドル。
純金利収入(NII)の見通しが市場予想を下回ったことが
ネガティブサプライズとなりました。

通期のNII予想890億ドル、従来予想の880億ドルから引き上げるも
アナリスト予想の906億8000万ドルは下回っている。

NIIとは、金利収入から預金者に支払う金利支払いを差し引いたものです。

銀行セクターは負債の多い地銀はこの高金利で傷んでいるところが多いのでは?
と警戒されているのですが、大手に関しては資産も大きいため、
金利収入によって好決算が出てくるものと市場は楽観していましたが
予想を下回る内容だったのです。
※JPモルガン日足
ここからの金融機関の決算に注目ですね。
金融セクター上昇が止まり、米株の調整が始まるのかもしれません。

シティの決算は予想を上回りましたが、地合いが悪かったせいか
株価は下落を強いられました。

■シティグループ、利益が予想上回る-企業・消費者の借り入れ活発
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-04-12/SBTWV5DWRGG000
トレーディング収入は7%減
NIIは135億ドルで、市場予想を上回った。

また、ミシガン大学消費者信頼感指数で
弱い消費者センチメントと、
インフレ期待の加速を受けて株式市場の売りが加速したようです。

■米4月ミシガン大消費者信頼感77.9に小幅低下、インフレ期待は上昇
https://jp.reuters.com/markets/japan/funds/453SGOW6KZJT5CMNBIGJLXBXWI-2024-04-12/
結果 77.9 (3月 79.4から低下)

1年先の期待インフレ率 3月の2.9%から3.1%に上昇
5年先の期待インフレ率 3月の2.8%から3.0%に上昇

週末もFRB要人らの発言はタカ派トーン。
■デイリー米サンフランシスコ連銀総裁
「政策金利を調整する緊急性は全くない」
■ボスティック米アトランタ連銀総裁
「2024年の見通しは年末に向けて1回の利下げ」
「私は利下げを急いでいない」
■グールズビー米シカゴ連銀総裁
「FRBはインフレ率を目標まで下げなければならない」
■シュミッド米カンザスシティー連銀総裁
「インフレ率が2%に低下することが明確になるまで
         金利については忍耐強くあるべき」
「インフレは依然として高すぎる」


年内の利下げ折込は完全に2回に減少しています。
※CME FEDウォッチ


為替市場ではドル独歩高です。
利下げ開始見込み時期が後倒し担っているということに加え
有事想定では「ドル買い」が旺盛となる教科書通りの動き。

リスク資産のキャッシュ化はドルへの資金回帰ですね。

※通貨インデックス一覧

元来、有事リスク回避の相場では円高にもなったものですが
このところはドル円相場での円高は続きません。
ドルのほうが圧倒的に強いためですね。

週末は152.58円まで円高となる局面もありましたが
結局押し目となってリバウンド。
153.20円台で引けています。
ただ、クロス円でみると円高なんですよね。
ドルストレート通貨でも圧倒的なドル高となっているためです。
ドルに対してすべての通貨が売られているのです。
そして、円は、ドル以外の通貨に対しては強い、ということね。

※ドル円、クロス円日足
※人民元、ドルストレート通貨日足
ドル円はどうしても介入というイベントが近いと思うと手が出ず。
先週買い直した豪ドル円はこのリスクオフイベントであっけなく損切りです。

ドル高なら、6月利下げがほぼ確定と見られるユーロでのドル買いが
いいだろうということで、先週金曜はユーロドルを1.0711ドルで売り参戦。

ドル高のセンチメントは今しばらく続きそうです。
ドル円もこのボラティリティでは介入がやりづらい。
155円くらいまでは一進一退で上がってしまいそうな気もしますが、
その前に株式市場にリスクイベント発生で上値が抑えられるか,ですね。

そうそう、投機筋は円ショートをさらに拡大捺せました。

なんと16.2万枚のネットショート。円売りを膨らませています。
過去最大が18万枚ですから、
この先の円売り余地はあまり大きくないと思うのですが、どうでしょう。

彼らがこのポジションをひっくり返す=円売りを手仕舞う際には
そこそこの円高圧力となることには注意が必要ですね。
************主な予定**************

4/15(月)
日本:2月機械受注(8:50)
米 4月 NY 連銀製造業景気指数(21:30)
米 3月小売売上高(21:30)
米 4月 NAHB 住宅市場指数(23:00)
IMF・世銀春会合(~20日ワシントン)

16(火)
中国 3月小売売上高(11:00)
中国 3月都市部固定資産投資(11:00)
中国 3月工業生産(11:00)
中国 1-3月期 GDP(11:00)
独 4月 ZEW 景況感指数(18:00)
米 3月住宅着工件数、米 3月建設許可件数(21:30)
米 4月 NY 連銀ビジネスリーダーズサーベイ(21:30)
米 3月鉱工業生産・設備稼働率(22:15)
IMF 世界経済見通し

17(水)
日本:3月貿易収支(8:50)
日本:3月訪日外客数(16:15)
ベージュブック(米地区連銀経済報告)(18日 3:00)
米 2月対米証券投資(18日 5:00)

18(木)
日本:2月第三次産業活動指数(13:30)
日本:3月首都圏新規マンション発売(14:00)
米 4月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数(21:30)
米 3月中古住宅販売件数(23:00)
G20 財務大臣・中央銀行総裁会議(ワシントン)

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