2017年1月18日水曜日

ドル円相場は、112円台まで円高ドル安が進行中。

トランプラリーの38.2%押しは112円ちょうど近辺なので、まだ下げ余地あり。
昨晩NY時間に112.55円くらいまで下落しましたが、調整完了というにはまだ早いか。
112円割れくらいまでを見込んでおいた方がいいかな、と警戒していましたが、
東京時間後場、ドル円が強含み始めました。
値幅は足りないけど底入れしたんでしょうか。。。
まだワカリマセン。欧州勢の出方待ち。

しかしながら今週に入って円高論者が再び増えつつあるようです。

ハードブレグジット懸念というのは、ひとまずひと相場終わったと思うのですが、
トランプリスクがいよいよ現実のものとなる、という懸念が拡大中。

まずは英国ハードブレグジット懸念からのリスクオフ相場。

昨日17日には、メイ首相がEU離脱の基本方針を示す演説の中で
EU単一市場から完全に離脱する用意があると表明しました。

EUと部分的な関係を続けるよりも、明確に離脱した上で、
新たな関係を築くことを方針に掲げてEUとの交渉に臨む考えです。

イギリスは単一市場へのアクセスよりも、移民制限や司法権の独立など
英国の権限回復を優先することを選択していく、という方針が示されたものですが、
最終的な離脱案について議会の承認を求めると説明したことが
市場の不安を和らげました。

要するに、議会承認が重要。

議員の過半数がEU離脱に反対していた経緯をふまえると、
合意内容があまり厳しいものにはならないとの見方が強まったことが
ポンドの買戻しにつながりました。

ポンドは対ドル、対円相場ともに、週明けの窓開け下落の窓をきれいに埋める上昇。
戻り売りを仕掛けている向きも多いようですが、
しかし、メイ首相がはっきりとハードブレグジットを宣言して不透明感は払しょくされました。
ここからはポンド売りというよりポンドの買戻しのほうが大きいんじゃないか、って
気がしているんですが、、、。

ここからハードブレグジット以上のポンド売り要因はないような気がします。
まだ議会承認までは解らない、というわずかな期待も残っており、
これが消えた時が最後のリスクかと思いますが、
メイ首相がはっきりと単一市場からの離脱を宣言した今回のインパクトのほうが
大きいんじゃないでしょうか。。。。

それに昨日17日には英国の
12月のCPI消費者物価指数が発表されましたが、予想の前年比1.4%上昇を上回り
前年比1.6%上昇の結果となりました。これは2014年7月以来の高水準。

また、12月の英小売物価指数は前年比2.5%上昇し、予想の2.3%以上に加速しています。
こちらも2014年7月以来の大幅な伸びを記録しています。

12月のインフレ率が予想を上回ったことで、
BOEは年内に利上げの必要性について検討し始めるのではないか、
との観測が高まるとの見方も出始めました。
これも、ポンド買戻しの一因であったと思われます。

ということで、英国初のリスクは著しく後退したと思っているのですが、
英国利上げの議論が出てくるとなると、ポンド高ドル安となるので、
ドルが弱くなる可能性があるのかな。。。
という点がまだ整理ができていませんが(;'∀')
英国初でのリスクオフをそれほど警戒することもなくなっていると思われ、
その意味ではドル円相場は上目線でいいと思うの。。。

ということでポンド円を139.57円で軽めにロングしてみました。
ショートカバーは一巡したとみられ、ここからの買いは怖いんだけど(;'∀')


◆それから、米国。トランプラリー終焉リスクですが、、、

昨日はトランプ次期大統領がウォールストリート・ジャーナル紙のインタビューで、
公約として掲げる大規模減税で米景気が拡大し、ドル高が進んだ場合には
「価値を引き下げる必要があるかもしれない」と述べ、
ドルを安値に誘導する可能性を示唆下という報道が材料視され、
全面ドル売りの展開となりました。

トランプ氏は「われわれの通貨が強過ぎるので、米国の企業は中国に勝てない」とも強調。
13日に行われたというこのインタビューは中国を念頭に置いた発言とみられますが、
このインタビューが報道されると、全面ドル売りが進行しました。

ドル安誘導の可能性示唆

https://this.kiji.is/194245440287358982

また、現在スイスで開催されているダボス会議のパネルディスカッションの中で
トランプ新政権で上級顧問となる予定のアンソニー・スカラムッチ氏が
ドル高進行のリスクについて警告したとも伝えられ、トランプラリー以降、進んできた
ドル高に修正が入っています。

まだ、はっきりとドル高けん制したわけではありません。
将来、ドル高が行きすぎればそうすることもあるかもしれない、と述べたに
留まっているのですが、市場は過度に反応しました。

何かと理由をつけて売りたい向きがあるんでしょうねぇ。。。

ドル円の112円前後までの下落は想定内なので、現状の値動きは問題ないのですが
20日の就任式で一体何が飛び出すか、戦々恐々ムード。

だからポンド円を買ってみたんだけど(;・∀・)大丈夫かな。。。

ドル円は115~116円台での個人のロングがしこりになっていると思うと
112円割れまであるかな~と最後の一撃の下落待ち。

このまま下げずに上がってしまったらちょっと後悔ですが
20日の就任式待ちですね。
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】






2017年1月17日火曜日

メイ英首相、EU単一市場離脱を表明へ 17日に演説
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM17H2Q_X10C17A1MM0000/

今夜20:45からと見られます、メイ首相の演説。
どうやら、ハードブレグジットを選択とみられます・・・。

これを否定するかと思っていましたが、
どうやらEU単一市場のアクセス権を放棄、離脱を表明すると報じられていますね。

これを受けて、今日12日火曜の日経平均は大幅安。

日経平均 ▼281.71 18813.53円

ドル円相場も東京時間に113円台半ばへと円高進行。
112円アラウンドを目指す展開とみられます。

個人投資家らのポジションはドル買い円売りに偏っていたようですので、
今夜のメイ首相の演説を巡って、ストップ注文が次々にひっかかるような
ドラスティックなドル円下落もあり得るかもしれません。

ミセスワタナベ、英首相演説に無防備

http://www.nikkei.com/article/DGXMZO11769190X10C17A1000000/
2017/01/17 13:41

~個人投資家「ミセスワタナベ」の多くは円売り持ち高を保ち、今夜の演説にノーガードの姿勢だ。

 QUICKが算出する店頭FX9社合計の週間の建玉状況によると、個人投資家のドル・円取引の総建玉に占める円売り・ドル買い建玉の比率は13日時点で60.7%と、前の週末である6日時点から3.5ポイント上昇した。17日時点では「円売り建玉は65%程度まで上昇している」との指摘がある。

~足元では115円台で円売りを出した投資家が多いため、「112円台まで上昇すると損失確定の円買いを迫られる可能性が高い」(柳沢氏)からだ。ミセスワタナベのノーガード姿勢はいちかばちかの戦術ともいえる。(経済部 藤井裕起)



米大統領選の事例から逆張り戦略でドル買い姿勢となっている、という解説ですが
それでも個人が買いだしたのは115円台からのようですので、
現在すでにアゲインスト。112円で買いたいと思っていましたが、
ストップが112円台に集中しているとなると、112円割れも一時的にはあり得るかも
しれません。111.80円台辺りまで突っ込むかな??

ということで、今夜は112円近辺で買い待ちとします。

しかし、なぜか全般ドル安です。
東京時間はむしろポンドが買い戻されているわ。。。



陰線(赤)をつけているのはドルインデックスのみ。
他通貨は全て上昇中。(東京時間)
ハードブレグジット懸念はポンド売りというより、これまでのドル高の修正に
動いているという印象ですね。つまりこれまで高かったものは下がるリスクに注意。

しかし、トランプ氏就任より先に英国が市場を動かすとは。。。
ちなみに株安の背景を解説したニュースも。

◆株、海外勢の「先物売り」にご注意を じわり強まる株安リスク
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL17HAS_X10C17A1000000/

~16日の証券会社別の先物手口によると、JPモルガン証券やゴールドマン・サックス証券など米系証券が日経平均先物3月物を大幅に売り越した。17日午前も海外勢の先物売りは続いているとの見方が大勢だ。

 海外ヘッジファンドの先物売りは、現物株の需給面にも悪影響をもたらす。先物価格が割安に推移することで、トランプ氏の当選後、積み上がってきた「先物売り・現物買い」のポジション(裁定買い残)が解消されるリスクを意識する市場参加者が増えているのだ。

 裁定取引に伴う買い残高は、トランプ相場が始まった昨年11月11日時点(1兆277億円)から直近ピークの昨年12月30日時点(2兆612億円)までの間に1兆335億円増加。その間、日経平均は1万6251円54銭(11月9日終値)から1万9114円37銭(12月30日終値)へと一気に駆け上がった。海外ヘッジファンドの先物買いが裁定買いを誘発した格好で、東京証券取引所の投資部門別売買動向によると、昨年11月第2週から1月第1週までの日経平均先物とTOPIX先物を合算した海外勢の買越額累計は1兆4712億円に達した。「トランプ相場の背景に裁定買いという仮需による上積みがあった」(みずほ証券の三浦豊シニアテクニカルアナリスト)のは間違いない。

 リーマン・ショックの反省で、外国証券の間では自己勘定による売買を制限する「ボルカー・ルール」の導入が進み、直近の裁定買い残の上限は3兆円程度との見方が多いが、円安一服などを背景に上限を待たずに売り圧力が強まっている。1月6日時点の裁定買い残は4週ぶりに減少したうえ、年明け以降の日経平均先物の手口情報を集計すると、メリルリンチ日本証券やUBS証券、クレディ・スイス証券、BNPパリバ証券などが売り越しに転じた。みずほ証券の三浦氏は、裁定解消の動きが加速すれば、日経平均は1万8000円程度まで下落する可能性があると読む。


日経平均CFDも18500円割れから買いスタンスとします。

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】









週明け16日月曜日は、リスクオフ相場、、、だったのかしら。

日経平均は ▼192.04円 19095.24円
ドル円相場 113.59円まで円高ドル安が進行

※ドル円日足チャート


トランプ氏云々じゃなくて、イギリスです。。。

英紙サンデー・タイムズは15日、メイ英首相が移民流入抑制などのために
EU単一市場から撤退する計画を示すと伝えた、という報道が
ハードブレグジット懸念として、ポンドの窓開け急落の材料となってしまいました。

英ポンドが1.20ドル割れ-メイ首相は強硬離脱の方針との報道で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-15/-1-20

円全面高、英強硬離脱懸念でドルは一時114円台割れ-ポンド急落
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-16/OJUJ5T6S972R01


ポンドドルは新安値更新です。ブレグジットで急落した安値よりも
10月のファットフィンガーとかフラッシュクラッシュとか呼ばれているナゾ下落で
示現した昨年1.2081ドルのほうが安かったんですけれど、
今朝、それをさらに下回る下落となってしまいました。
ポンドの今日の安値は1.1980ドル、とうとう1.20ドル割れです。


MACDなどのオシレーター系指標はまだまだ下落しそうな形状に見えます。
ブレグジットがどのような形になるのか、、、
ポンド安は今年の長期的なテーマなのかもしれません。

ポンド安ということはドル高でもあるのですが、しかし、ポンド円が下がれば
ドル円下落圧力にもつながってしまいます。
ポンド・円は一時昨年11月以来の137円台割れ。
窓開け急落で136.46円まで下落。

今日のドル円相場はポンド円下落の影響もあったかと思われます。


注目は「メイ首相のEU離脱に関する17日の演説」です。
英当局は、投資家を安心させるための計画を策定しているとかなんとか
関係者の話として伝わっていますが、ポンドは相変わらずじゃじゃ馬通貨です…。

17日って明日よね。
火曜、ハードブレグジット懸念が後退すればポンドは買戻しが優勢と
なると思われます。メイ首相が自身の演説でポンドを大きく下落させるような
ことはしないと思うんだけど、、、。だから明日の演説に向けてはポンドは
買い戻されるんじゃないかって気がしますが、しかし、チャート形状は良くありません。
買い戻されたとしても、再度売りに押されるんじゃないでしょうか。。。

仮にメイ首相が明日の演説で単一市場からの撤退などの計画を示した場合は
さらなるポンド売りが加速することとなるでしょう。
明日はメイ首相の演説が重要イベントですね。

※スコットランド民族党(SNP)のスタージョン党首は昨年、
「英国が(単一市場へのアクセスを確保できず)ハードブレグジットへの道を
選ぶのであれば、スコットランドは再度独立の住民投票を辞さない」と発言しています。

メイ首相がハードブレグジットの道を選べば、スコットランドもEU離脱国民投票を
実施するということですので、スコットランドのEU離脱懸念も高まります。

トランプ氏就任式を20日に控えて、メイ首相の演説もマーケットのリスク要因と
なってきました(;'∀')今日ドル円114円台ロングは撤退を強いられました、、、

38.2%押しの112円までドル円が下がれば買うつもりですが、
現在の113円台の半端なところでは、何もしないほうがいいみたい。
ということで、イベント待ちの様子見です。

◆今日、気になったニュース

※トランプ氏の国境税、中国からの「資金逃避」を加速
http://jp.reuters.com/article/markets-saft-idJPKBN15009X

 
~国境税は、すなわち「ドル高」を意味する。
ローレンス・サマーズ元米財務長官は今月、ドルの「急上昇」に対して警鐘を鳴らした。

もし他のすべての条件が変わらなければ(そういう状況はめったにないが)、20%の国境税を導入すれば、ドル相場も同じような割合で上昇するだろう。他の国もこぞって、独自の国境税その他の手段を講じるだろうから、実際にはそうなる可能性は低いだろうが、それでも、ドル高が大幅に進むのは確かだ。


ということで、最近トランプ氏が盛んに口にし出した国境税。
ドル高要因ですので、私の中で2017年の基本のストラテジー「ドル買い」は変わらず。

トランプ氏就任式初日の「100日計画」に注目ですね。
20日のトランプ氏就任式は26時スタートの模様です。


トランプ次期米大統領、ことしのダボス会議に代表を派遣せず
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-01-14/OJRFRA6JIJUO01
ダボス会議、「トランプ時代」到来に広がる不安感
http://jp.reuters.com/article/davos-trump-idJPKBN1500AH?feedType=RSS&feedName=topNews&sp=true

ダボス会議は習近平氏がグローバリゼーションを唱えるとみられ、
トランプ氏が反グローバリゼーションを掲げ、今回のダボスには
代表を派遣しないとしています。共産党の中国がグローバリゼーション、、、で、、、
なんだかねじれてますよね(;´∀`)

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】








2017年1月15日日曜日

今週は16日月曜が「キング牧師誕生日」のため米国市場は休場。

先週13日金曜は3連休前ということで、ポジション整理も多かったと思われます。

発表された12月の米小売売上高は予想は下回ったものの、
堅調な個人消費を反映する内容と受け止められたと見え、
発表後、ドル高が進行しました。
ドル円は115.45円まで上昇。(瞬間114.18円まで下げた後の巻き返し)

ところが、NY時間クローズに向けて再びドル売りに押されて結局
114.52円で1週間の取引を終了。
ほぼ行って来いの展開で、指標はノーイベント化の展開。

12月小売売上高 前月比+0.6% (予想+0.7%)予想より悪いものの…
         11月分が+0.1%から0.2%に上方修正
 
         前年同月比+4.1%(2016年通年+3.3%~2015年は+2.3%)

~内訳をみると、、、

ガソリンスタンド売り上げ(+2.0%)ガソリン価格上昇で~
自動車販売(+2.4%)
建設資材(+0.5%)

ただし、クリスマスシーズンにも衣料小売りは横ばい、飲食業は▼0.8%。

~総括すると、
昨年11月にやや勢いを失った後に再加速して第4・四半期を終えたことを示す内容。


小売りは結局ドル高の流れを新たに形成するものにはなりませんでしたが、
これは3連休前のポジション調整に押されたためでしょう。
むしろ、3連休前、そして週明け20日のトランプ氏大統領就任を控えても
ドル安進行が加速し米株が大きく下がることもなかったことを評価したい。。。
ポジショントークですが(;^_^A

114.52円で少額ロング参戦しています。
13日金曜夕刻に作ったポジションですが、持越し中。

ダウ工業株30種平均 19885.73 ▼5.27 まだ2万ドル大台を伺う相場継続でしょう。

というのも、米企業決算も本格化。
JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、
PNCフィナンシャル・サービシズ(PNC)の4QEPS実績がいずれも予想を上回り、
企業決算発表が好調なスタートを切ったとの評価でこれらの株価は上昇しています。

現在の市場の関心は、トランプ大統領の発言ではあるものの
2017年の最初の米利上げが3月になるのか、6月になるのか、という点において
米指標、米決算、株価の動向もかなり重要です。

まだ3月利上げ織り込みは低いので、足元ではドルは調整気味ですが。
3月利上げ織り込みはCMEフェドウォッチで23.8%程度。
6月織り込みは47.9%、6月でもまだ50%到達していません。
市場は意外に慎重ですね。トランプリスクも考えているんでしょうか。


◆今週のポイントは何といってもトランプ次期大統領就任 1/20
11日の記者会見を酷評する論調が目立つわりには、米株もそれほど下げていませんし
ドル安もそれほどドラスティックではありません。
さすがに会見を受けて、さらにリスクテイクするムードはなくなっていますが(笑)
まだドル高、株高の期待を残したまま、20日の就任式を迎えることとなりそう。

トランプ氏は選挙戦終盤の10月下旬に
「政権移行100日計画」なるものを表明していますが、、、

内向き トランプ政策 「100日行動計画」実行へ(この記事の一覧に詳しい)


http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201611/CK2016112302000140.html



マーケットで注目されているのが、初日にいきなり
中国を為替操作国に認定すると言っていたことで、、、
本当にそんなことができるかというと、ちょっとトーンダウンしています。

為替操作認定、初日は見送り=トランプ氏、ドル高に不満
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011400188&g=int

初日実行リスクとしてはその他にも
TPP撤退表明、NAFTA脱退表明、などがありますが、どう落としどころを
持ってくるか、、、でしょうねぇ。

100日以内に実行するとされている法人税率減税、1兆ドルインフラ投資の
実効性などにも注目ですが、このところ、トランプ氏は「国境税」という言葉を
繰り返し使っていますね。100日計画には入っていない言葉です・

※国境税=米国外に工場を作る企業などによる特定の国からの輸入品に税金の形で課する
       (関税とは異なる・共和党の一部が推進)

この国境税にも、今後注目が必要かな。

米議会、「国境税」を検討=輸出を優遇、輸入に負担-トランプ氏も同調
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017011400184&g=int

トランプ政策、中心は強いドルと国境税の組み合わせか
http://jp.reuters.com/article/tamaki-idJPKBN14X0MH

~これまでの発言から、あえてその全体像を描けば、「強い米国」と「強いドル」を標ぼうし、世界から米国にマネーを吸い寄せ、インフラ投資などに投入する一方、ドル高の弊害は「国境税」(ボーダータックス)で遮断するというポリシーミックス

ということで、これを強烈に推し進めるというならばおそらくドル高を容認
していくと思われ、ドル高けん制リスクをそれほど怖がることはないということね。
11日の会見でトランプ氏が貿易赤字に言及したため、ドル高懸念の発言が出るのでは
という不安がどうしても根強く残っているようですが、、、。

ある期間の試算では国境税は
エネルギー・食品を除く物価上昇率を前年比で0.5~1.0%押し上げ、
実質国内総生産(GDP)伸び率を1.0~1.5%押し下げるとか。


◆19日はECB理事会。政策変更なしも会見での注目は・・・

12月に資産買入れプログラムの期間延長を発表(2017年3月まで⇒2017年12月)
しかし12月のユーロ圏消費者物価は3年ぶりの高い伸びとなり、インフレの兆候も?!」
12月。ECBは資産買い入れ期間は延長したものの買い入れ額は800⇒600億ユーロに減額。
テーパリングとの指摘もありますがドラギ総裁はこれを強く否定。
買い入れ額の減額を決めた背景は「デフレリスクがおおむね解消されたとみられる」と
ドラギ総裁は表明しましたが、デフレどころかインフレ警戒が出てくるようだと
ECBにも出口論議が高まってくるものと思われます。
記者会見ではこの点に注目ね。

ドル円、114円台ロングは114円割れたら一度やめます。

38.2%押しなら今週112円台までの円高もあり得るのがチャート分析。
その場合112円台で再参入予定。

もし半値押しまで下がるなら109.50円となりますが、そこまではないんじゃないかなぁ…。

それから今週17~20日はスイスジュネーブにてダボス会議。
世界各国の政財界のリーダーや学者らが参加し、賢人会議とも呼ばれますが
要するに世界の富裕層が今年1年のストラテジーを固める意見交換の場、
などとも言われています。
今年は習近平国家主席が初参加ということで注目されていますが
トランプ次期米大統領、ダボス会議に代表を派遣しないとしています。
どんな話合いがされるのか一応気に留めておきたいですね。

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】






2017年1月13日金曜日


11日のトランプ氏の記者会見からドル安が鮮明。

※通貨インデックス一覧


ドル安、ポンド安 : ユーロ高、円高、豪ドル高、キウイ高、カナダ高

市場の関心が高かった項目に一切言及しなかったことで失望したということかな。
ドルロングの利食いの口実となってしまった印象です。

ほとんどメディアと喧嘩していた印象。
ロシアにとんでもないスキャンダルを握られているという話があって
その否定に必死だった印象なんだけど、、、大丈夫なんでしょうか(;´・ω・)
弱味を握られているためにロシアの言いなりになってしまうのではないか、
という懸念があるってことのようですが、だとしたらトンデモナイことよね。

https://jp.sputniknews.com/us/201701123227664/
(タイトルを書くのも憚られる・・・)

会見を受けて米長期金利が低下、ドル売りが鮮明となってしまいました。
金利低下なので米株や原油などのコモディティは上昇したんだけどね。

この金利低下とドル安が続くのかどうか、、、ですけど
1/20は就任式。その前にリスクポジションを手仕舞って置こうという動きが
広がれば、ドル円相場は深めの調整を強いられるかもしれませんね。

すでに113.75円まで円高ドル安となっています。
101円台から118円台までのトランプラリーの23.6%押しが114.55円くらいなので
そのあたりで一度は止まって反発したんですけど、
12日東京時間から再下落、欧州時間に113円台示現となりました。

38.2%の調整があるとみるならば112円近辺まで下がる可能性はあります。
そこまであれば買うつもり。。。今は様子見です。
今日のNYクローズで114.55円を超えていれば、下ひげが騙しとなる形の
23.6%押しで調整完了とみることもできますが、、、

※トランプ氏会見要旨 オバマケアは失敗作 メキシコに壁つくる
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO11624830T10C17A1FF2000/?n_cid=SPTMG002


今夜のダウは80ドル程度安い(AM4:00)
2万ドルの壁は相当に分厚いですわね。

20日の就任式まででラリーが終わるという見方が多い印象ですが、
20日まで安く、20日以降再上昇というシナリオも捨てきれず。
ダウは結局高値圏でのレンジです。

****************

今日気になったニュース

日銀、国債保有シェア4割突破 近づく買い入れの限界
2017/01/12 

 長期国債の総発行残高に占める日銀の保有シェアが4割を突破した。日銀が12日発表した変動利付債と物価連動債を含む長期国債の保有残高は1月10日時点で353兆896億円となった。金融情報会社QUICKが算出した同時点の国債の総発行残高(881兆1481億円)に占める比率は40.1%と2016年末時点(39.9%)から0.2ポイント上昇し、初めて40%の大台を突破した。黒田東彦総裁の下で日銀が異次元緩和を打ち出す直前の13年3月末時点での保有シェア(12%弱)から4倍近く拡大。市場では日銀の国債買い入れの限界がますます意識されている。

 日銀は16年9月に金融政策の枠組みを変更し、長短金利の操作を主軸においた。ただ枠組み変更後も買い入れについては「現状程度の年80兆円増をめど」としており、そのペースがおおむね維持されている。


~「日銀がこのままの国債買い入れを続ければ17年度末には保有比率が5割弱に達する。
~日銀の買い入れにも限界が出るのでは」
 「流動性が低下すれば、日銀オペなどのわずかな変化で相場が乱高下、市場の不安定化も」

という市場関係者の声と

~「日銀の保有分が増えて市中の流通量が減少すればするほど、より少額のオペ(公開市場操作)で金利を操作できるため、買い入れの限界はない」

という日銀関係者の声。

2017年は出口論議などが話題となって市場を動かすことが出てくるのかしら。
【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】






2017年1月11日水曜日

世界は凄まじい勢いで勢力図が塗り替わっていくようです。
2016年のブレグジット、そしてトランプ次期大統領の誕生で見えてきたのが

強いアメリカ、解体へ向かう欧州、中国包囲網などがキーワードかしらね。

足元ではメイ首相の発言からハードブレグジット懸念が再燃し
ポンドが下落していますが、株価を見ればポンド安で堅調。
年初来高値更新で新高値をとってきています。

そして、こんなニュース。

■次期米政権、英との自由貿易協定締結に意欲的=ジョンソン外相
http://jp.reuters.com/article/usa-trump-johnson-trade-idJPL4N1F0406?il=0

■トランプ次期政権、英国を通商交渉の「最前列に」=上院外交委員長
http://jp.reuters.com/article/britain-eu-usa-idJPKBN14U0UB?il=0

AIIBにいち早く加入、習近平中国国家主席は英エリザベス女王に会いに行ったりして
(日米はAIIBに参加していません)
英国まで中国と手を組み、中国が存在感を大きくしていたような印象でしたが、
それも潰えるようです。。。

英国は欧州から離脱し、ブレグジットの在り方は今まさに交渉中なのでしょうけれど
出て行った立場からすれば、今後欧州市場に期待はできません。

ということでアメリカ。

オバマ大統領はブレグジットとなった場合
英国は米国との通商交渉で「列の最後尾」に並ぶことになると発言していましたが
トランプ政権では「列の最前列」にするとみられ、

米英が手を組みます。
米国が中国に強硬政策をとるなら、英国もそれに準じるでしょう。
欧州に期待できなくなった英国にとって、米国との連携は重要。
であるならば、立場的に中国とは距離を置くものと思います。。。

英国株はここからさらに買いかもしれません。


そしてこれ。

■ユーロ圏分割すべき、独・オーストリアを中核に=AfD共同党首
http://jp.reuters.com/article/germany-election-afd-euro-idJPKBN14U15S?il=0

記事中にありますが、ドイツでは9月に総選挙が予定されています。
世論調査でAfDの支持率は15%に上昇しているとありますね、戯言として
看過できない気がしています。

ユーロ解体との見方はさすがに行きすぎだと思っていますが、
ユーロ「分割」はもしかすると、、、、ない話ではないんじゃないか、って気がします。

分割案は記事中にあるように

イタリア、スペイン、ポルトガル、フランスのフラン
オーストリア、オランダ、フィンランド、ドイツのマルク

というイメージなんでしょうか。

今年はECBの出口論議が再燃すると思われ、その意味ではユーロのパリティ示現は
ないんじゃないか、って見方も出てきているようですが、
この分割案が市場で広く懸念され始まったら、果たしてユーロは売りなんでしょうか、
買いなんでしょうか。マルクやフランに分割されるとなると、
ユーロはなくなっちゃうってことですしねぇ、、、。よくわかりません(笑)
ただし、ドルは強いでしょうから、やっぱりユーロ安なのかな。

2017年、各所からびっくり予想が出されていますけれど、
私はユーロ分割案が議論され始める年になるんじゃないかって気がしています。
そのシナリオの最初の1歩がブレグジットだったというわけですね。

ということで、結局はドル最強でいいんだと思います。

今夜のトランプ氏記者会見でドルが下がるようなことがあれば
ドル円を拾う戦略で。

トランプ氏記者会見は日本時間12日午前1時からのようです。

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】






今夜1/10火曜のNY株式市場、ダウは現在50ドル程度高く19950ドル近辺。
20000ドル目前の揉みあいですが、あと数十ドルを今夜達成できるのか・・・。

1/11のトランプ氏の記者会見を控えて小動きでのもみ合いが続いていますが、
決して下落基調ということではなく、20000ドルトライのためにエネルギーを
ためているという感じですが、、、、

しかし、今夜はドルは軟調。
ドル円相場は東京時間に115.26円まで円高ドル安進行、
現在も115円台前半での推移です。

12/15の118.66円と1/3の118.30円でWトップで下落を開始したようにも見えますが、
115円台は固く執拗な買いが存在している印象。
ドル円もまた、115~117円の揉みあいに入っているようですね。

ということで116.30円で再度買い参戦したドル円ロングポジションは
116円割れで撤退。う~ん、もう少し待ってから買えばよかったかな。

次の買い参入メドは114.50円近辺。
それも114円割れでは一度撤退して、次の買い場は112円近辺。
フィボナッチリトレースメントでのメドですが、
目論み外れたらすぐに手仕舞って、買いなおす戦略です。

今夜も原油が軟調。
ダウが独自に20000ドルを試す相場でもドル円が軟調な背景は
原油安にあるかもしれません。原油は9日にイラクのルアイビ石油相が、
12月輸出量が過去最高となる日量351万バレルに達したと発言したことで
比較的大きな陰線示現となりましたが、今夜も続落か。

ドル円は原油に連れたり、米株に連れたりと足元では主体性がないですね。
今夜この後ダウが20000㌦到達する相場になれば、ドル円も上がっているかもしれません。
原油は、イラクの増産がOPEC全体の減産の実効性に懐疑的ムードを匂わせるものと
なっていますが、、、ロシアやサウジはきちんと減産を実行しているようです。
それほど心配はいらないと思っていますが、さて。。。

ユーロドルショートはまだ継続しています。

今年に入ってからはポンドショートが一番おいしかったかな。

メイ首相の発言からのハードブレグジット懸念によるポンド売り。
ポンド円に限っては日足が三尊天井のような形状で売りたい形ですが
ちょっと気づくのが遅れたので今からは売りにくいですね(;'∀')
143円近くまで戻りがあれば売りたいですが、、、

メイ首相は自身の発言によりポンド売りが加速したことで
火消しに躍起になってるという記事も。

英首相、ハードブレグジット懸念で火消し躍起 ポンド売り継続
2017年 01月 10日 02:57 [ロンドン 9日 ロイター]
https://goo.gl/3q4ul7

メイ英首相は9日、欧州連合(EU)単一市場からの離脱は不可避ではないとの認識を示した。

首相は8日、テレビ番組のインタビューで、EU加盟の「一部」を維持することはできないと発言。
これが移民抑制を優先し単一市場からの離脱も厭わないハードブレグジット(強硬な離脱)を示唆したと受け止められ、ポンドは急落した。

メイ首相は従来からの自身の立場を誤って伝えたとしてメディアを批判、単一市場からの離脱は不可避ではないとし、投資家の懸念払しょくに努めた。
だが、ポンドが10週間ぶり安値から持ち直すには至らず、ポンドは対ドルで1%以上、対ユーロで1.2%下落している。

メイ首相はこの日、「私がハードブレグジットは絶対に不可避と考えているような報道を行なっているのは間違い」とし、「私はハード、ソフトブレグジットのいずれの表現も受け入れておらず、英国にとり野心的で最善の条件を実現することを目指す」とした。


※昨年の7月の日銀金融政策の前のヘリマネ期待での日本株上昇、ドル円上昇も
メディアによる観測記事だったりしましたけど、メディアによっては
自身の記事で相場が動けば評価が上がるというような風潮のところも
あるようで、発言者の真意とは違うヘッドラインをつけて、
アルゴなどのコンピューターをHITさせて相場を動かしちゃうようなことが
増えていますよね。。。。

今年はそれ(メディア)に加えて、トランプ氏のTwitterの文言なども
アルゴに組み込まれているでしょうから、そうした思わぬ値動きの
リスクはさらに高まっていると言えます。怖いですねぇ。


まずは明日のトランプ氏の記者会見待ち。

【人気ブログランキングへ登録しています。応援ありがとうございます。】






※本レポートにて豊商事株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。

※また、本ブログ内にて提供される情報は豊商事株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊商事は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。

※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。

以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。

運営:豊商事株式会社