2016年9月28日水曜日

レンジが続きます・・・

週明け、ドイツ銀行株が最安値を更新、ここ2年で株価は3分の1にまで下落しています。
ドイツ銀行リスクは2年間もくすぶり続けているということに
なりますが、ニュースとなる度に株価が下落し、
金融市場全般にリスクオフ拡大の緊張が走るものの
そのショックはすぐに終息してしまうのね。

75億ドル(8000兆円?!)ものデリバティブ総額が喧伝されているものの
破たんするでもなく、実際にクレジットリスクが生じているわけでもなく
この問題は一体どのようにカタをつけるのか、まったく見えません。

先般アメリカ司法省から140億ドルもの和解金を求められたことで
リスク再燃が懸念されているのですが、
今週月曜、メルケル首相が雑誌インタビューでドイツ銀行の救済を
否定したことで欧州株、米株が大きく下落、マーケット全般に
リスクオフの様相が強まったことでドル円相場も円高圧力が
強まりましたが、100円大台は割り込んでいませんね。

ドイツ銀行のジョン・クライアン最高経営責任者(CEO)は、
資本調達は「現時点で問題ではない」と述べ、
政府の支援を受け入れることは「われわれにとって論外だ」と発言。
メルケル独首相に支援を求めたことはないと言明しています。

ドイツ銀行くらいになると大きすぎてつぶせないだろうと
皆が思っているわけで、(リーマンブラザーズの比ではない)
最後は公的資金を入れて救済するしかないんじゃないの?
と思うんだけど、メルケルさんはそれを否定したってことね。

この問題が今後も長くテールリスクであり続けると思われますが
今回も、リスクオフの反応は一時期に終わりました。
昨日のダウは上昇していましたし、
ドル円は100円大台すら割り込んでいません。

それから、ここからメインテーマとなると思われる大統領選挙。

昨日26日はアメリカ大統領選挙の第1回TV討論が注目されましたが
TV討論が始まる前の東京市場でドル円相場が仕掛けてきな円高に
押されて100.07銭と、100円割れを試す値動きも見られましたが、
TV討論でクリントン候補が形成優位な展開となるにつれ買い戻され、
100.97円まで上昇するなど、神経質な値動きとなりました。

やはり、大統領選を材料に投機的に仕掛ける向きがありますね。
このところのマーケットはボラティティが低下し、どこもかしこも
レンジ相場となっているので、動きを演出したいのでしょう。

TV討論を受け、メキシコペソも、大きく買い戻されて上昇しました。

ペソは前日、トランプ氏が勝利すればメキシコの対米輸出が
脅かされるとの懸念で、過去最低の1ドル=19.92ペソを
付けていたのですが、クリントン優勢で、投機家らのペソの空売りが
買い戻されたとみられます。

大統領選TV討論は あと2回あります。
10/9 10/19

第1回はクリントン優位との見方が大勢ですが
まだ油断はできません。トランプ優位となれば、売り崩そうと
狙っている向きが存在することが、今回の値動きで
はっきりとわかりました。その意味では、10/9 10/19も
仕掛けてきな動きが出るでしょうから、そのころにまだ
100円近辺をウロウロしているようだと嫌ね・・・。

100.80円台でドル円ロングしているのですが
この近辺が現在のレンジ上限になりつつあって、嫌ね。。。

市場ではポンド円の水準に注目が集まっているようです。
ポンド円は76/の128.77円近辺が今年の最安値ですが
ここを割り込むとポンド安が一層加速すると思われ、
その時にドル円も円高に走るリスクがある、として
当局も警戒しているというのです。その場合、介入が入る
可能性も、ということで注目だそうです。

ポンド円は高値から67円も下落しました。
これがドル円の下落に影響したという指摘もあり、
英国が今年の相場を崩した主犯なのかもしれません。

67円もポンド円が下がる相場でドル円が無傷でいられるわけがない。
この圧力に押されてドル円も下げた側面も大きいでしょうね。

ということで、介入警戒も高まっているようです。
だからなかなか下を売り込む向きもいないと見えて
膠着相場が続いている、、ということかもしれません。

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2016年9月26日月曜日

日銀が9/21導入した新枠組「イールドカーブ・コントロール」

市場関係者の間では緩和縮小、テーパリングへの布石だ、
という見方が強いようですね。

日銀の新機軸はポスト黒田も視野-緩和長期化、国債購入縮小にも布石
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-25/ODY0X26KLVRC01

どうも日銀政策には批判的なブルームバーグの日高さんが記事にすると
ネガティブなコメントばかりを集めてきますね。💦

よって、為替市場は円高である。

という展望が大勢となるなか、
ドル円相場は100円を割ることなく底堅く推移しています。

本当にテーパリングであるなら、為替はすでに二桁に落ちているはず。

さらに言うと、米国大統領選挙が佳境に入ってくる中で、トランプ、ヒラリー、
どちらに転んでも円高だという見通しが大勢でもあります。

迫る米大統領選「直接対決」 円高の引き金?
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO07621620W6A920C1000000/

それでもドル円は何とか100円大台を割っていません。・・・・こ、これから?!

結局、6/24のブレグジットの時の値動きが大きすぎちゃったのね。
だからその後のレンジが長期化してしまっているともいえます。

あの日ドル円相場は98.90まで瞬間円高ドル安が進行し、
その後 7/8 8/16 8/18 8/19 の4日のみ100円割れ示現となる相場。
ただし、全て99円台。98円台まで突っ込んだのはブレグジット国民投票当日のみ。

8/16~8/19は日本のお盆の時期でした。
お盆の商いの薄いところに仕掛けてきな円買いが入ったことが主因で、
日経が下げているのになぜか日銀がETFを買わなかったりして、
かなり悲観的なムードが漂った時期でした。
投機筋はその時も100円割れを定着させることに失敗しています。

今度も、、、どうでしょうねぇ。レンジ下抜け予想が増えているのですが
本当にテーパリングなら、もうアベノミクスも黒田バズーカも終わりですから
円高でいいでしょう。しかし、黒田さんははっきりと否定していますね。

日銀総裁会見「テーパリングではない」:識者はこうみる
http://jp.reuters.com/article/kuroda-boj-instant-views-idJPKCN11R0U1


とにかく、解りにくいというのは難点ではあります。
ゼロ金利政策の中で、量的緩和にアクセルふかしまくった時はすごく解りやすかった。
だから素直に円安、株高で良かったんです。

しかし、1月に導入したマイナス金利。
これまでの量的緩和を否定するかのような別のベクトルの政策を取り入れた。
さらに、今度は金利までコントロールするというのです。

市場関係者らは長期金利をコントロールなんてできない、
と思っている節があるようですが、、、


確かにわかりにくいんです。日銀は何がしたいのか。
いや、やりたいことは明確でも、カードが少なくなってきたから追い込まれていると
受け止める向きもあるのは否定できませんが、、

しかし、本当に日銀が追い込まれて失敗だというなら、もっとドル円下がってると思うのね。
米国利上げのペースも緩やかで、米国サイドからの支援材料もあまり期待できないですし。

何故か下がらない。

こんな見方もあるんです。

日銀政策「ヘリマネに似ている」 前FRB議長が指摘
http://www.asahi.com/articles/ASJ9V26F3J9VUHBI001.html

日銀がこれから先、長期金利10年債金利を0%をターゲットにコントロールします。
つまり、政府は10年金利ゼロ%でリファイナンス出来る事になるわけです。
これは言わゆる「財政ファイナンスの要素がある」ということで、
ヘリマネに似ているというわけね。

捉え方によっては、ものすごいことですよ。このイールドカーブコントロールって。

また、オーバーシュート型コミットメントに関しても、
金融緩和強化であるとの指摘もあります。

「日銀の金融緩和は限界」は全くの誤解である
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160926-00137537-toyo-bus_all

従来は2%インフレ目標達成の判断が曖昧だったが、
2%インフレを一定期間上振れさせることを明示することで、
緩和解除のハードルを高めたということである。
村上氏の講演は仕事で何度か聞かせていただいていますが、
素晴らしいです、常に冷静に市場を分析されていらっしゃって、展望は的確。
尊敬してます。

私もそう思うの。だから、ドル円さっき買いました。
100.87円L

足元では大統領選挙がテーマとなってきそうなので、どうにも大きくリスクを取る
機運が高まらないというムードですが、しかし、日銀の緩和縮小で円高という
シナリオは誤解であると考えるならば、ここからの円高は買いでいいんじゃないの。。。

大統領選、結局どちらになっても円高とか言われていますが、
その先には12月利上げがあるわけで、これが織り込まれていく過程では
ドルが戻り約なるんじゃないでしょうか。

今日はこの後黒田総裁の講演があるようです。
29日(木)15:35も。 全国証券大会で挨拶されるようです。

また、今日は安倍首相の所信表明演説。
「アベノミクスを一層加速し、デフレからの脱出速度を最大限まで引き上げていく。臨時国会は、『アベノミクス加速国会』だ。これからも経済最優先で、全力で取り組みたい」と安倍首相。

内容によっては、評価されて日本株上昇、円安進行もあるかもしれません。

時期が時期だけにそんなに簡単に上がるとも思っていませんが💦

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2016年9月25日日曜日

ボラティリティのない相場でトレード収益を上げるのが非常に難しいですね。
9/21の日銀とFOMCを受けてもそれほど動かなかったことを考えると、
この煮え切らないレンジ相場は長期化する恐れが・・・( ;∀;)

9月米利上げがなかったことは、予想ができたことですし、
それなら年内1回、12月には利上げがあるだろうってことで
市場に米国利上げは織り込まれているものと思われ、
そのこと自体には何の驚きはありません。
このことがいまさら金利急騰を招くとか米株を崩すリスクになるとは思えません。

日銀会合での新たな枠組みは、直後こそわかりにくさもあって
酷評が目立った印象もありますが、ドル円が100円を割ることはなく、
日経平均も16000円台でもみ合っていることを考えると、何とか乗りきったとも
言えるかもしれません。まだわかりませんけれど…。

日銀がETF購入で下値を支えるために、暴落のリスクはないため
日本株の売り方は結局すぐに買い戻すというトレードを繰り返すしかないでしょう。
しかし、かといって積極的に日本株が上がるイメージもなく
買い方もなかなか利を伸ばせないでいる相場。

ドル円相場に関しては上値は重いものの、100円は固い印象ですね。
円高予想が増えているものの、売っても買い戻して利益を確定させないと
儲からない相場です。買っていても同じなんだけど・・・。

ということで、ボラが低下していてやりにくいことこの上なし。
金も原油もレンジ入りしちゃっててトレンドレス。

9/21は動くかも、と期待していた向きには拍子抜けの展開。

これ、何が起きれば動くんでしょうね。
ドイツ銀行リスクも出ては消え、出ては消えですけれど
さすがに大きすぎて破たんさせることはないでしょうから、
(最終的には国有化されちゃうんじゃないの・・?)
これがクレジットリスクにつながるようなものではないように思います。

中国リスクも随分長いこと指摘されている割には
瞬間ボラティリティを上昇させることはあっても世界を不況のどん底に
突き落とすようなハードランディング的展開にはなりませんね。
チャイナショックは2015年8月と2016年1月の人民元の切り下げから引き起こされましたが
短期終息しています。ジワリ世界を不景気にする一因ではあると思いますが
株価を暴落させる材料ではないような気がしますね。

だとすると、、、、残すはトランプ大統領誕生リスク?!

明日26日月曜は、いよいよトランプVSヒラリー大統領両候補 一対一の公開討論会です。
2回目は、10月9日 3回目は10月19日。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/nakaokanozomu/20160924-00062508/

大統領選挙は11月8日。

トランプ大統領誕生となれば、金融市場の混乱は避けられないという
指摘がありますが、特に債券市場がトリガーとなりそう。

広瀬隆雄さんのブログ参照。
http://markethack.net/archives/52021839.html

トランプ氏の提唱する減税案、
財政収支悪化リスクですので債券売り材料となります。

これが議会を通るとは思えないので心配ないと言う向きもありますが💦
それにしても、トランプ大統領誕生となれば、嫌気する動きは出るでしょう。

明日からスタートするTV討論会で、トランプ優位ということになれば
米債売りが出るかも?!⇒金利急上昇⇒米株下落⇒リスクオフ・・・なんてね。

なんといってもまだ米株の年間パフォーマンスが良くない9~10月の時期ですので
完全にあく抜けできるのは11/8の大統領選の後なのかもしれません。

それまでに、何か(わからないけど)が起こって株価急落、ドル円下落、
なんてことが起きれば、そこが絶好の買い場となるだろうと思ってはいるんだけど。

今、キャッシュポジションを高めにして様子見に徹している方が多いですね。
私も同じです。。。とにかく足元はレンジで、トレード妙味が薄すぎます。

あ、9/20までのIMM通貨先物ポジション、

NZドルが5129枚の買い越しから一転、7916枚の売り越しに転じましたね。
リスクオンの時に買われるオセアニア(高金利通貨とも)が売られているってことは
矢張り市場は何かを警戒してるってことなんでしょうか。  

豪ドルも29619枚の買い越しが 6848枚の買い越しにまで急減しています。

円は1939枚の買い越し増でトータル58785枚の買い越し。
20日時点の数字ですから、日銀前に円買いが増えたってことね。
投機筋も日銀にハナから期待していなかったってことか。
(為替市場全体の取引量からすれば投機筋のポジションなんて小さい話ですけれどね)

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2016年9月23日金曜日

9/22祝日10:00前、 ドル円100.09円まで円高が進行しました。

21日の日銀の金融政策決定会合を受けて102.70円台まで上昇したのですが、
15:30からの黒田日銀総裁の記者会見から、一転下落に転じたような印象。

欧州時間、NY時間と下落が続き1週回って翌東京時間には100.09円まで。。。

日銀の政策に対して海外勢が全く評価をしていないという辛口コメントも。

①長短金利 操作付き量的・質的金融緩和は、長短金利の操作を行う
「イールドカーブ・コントロール」

②物価上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで資金供給拡大を継続する
「オーバーシュート型コミットメント」

新たな枠組みの政策について詳しくは21日夕方に書いたブログで。
http://hiroko.yutaka-shoji.co.jp/2016/09/9.html

この2本が柱となる今回9月の総括検証ですが、
銀行に配慮しただけで、インフレ達成2%へ向けて具体策が出たわけではなく、
極めて内向きで評価できないということのようです。

量的には追加緩和はなく、金利をコントロールしただけですし、
無期限で2%達成まで緩和をするというのは、逆にとらえると
目標時限がなくなったことで量的緩和のアクセルを踏む可能性は低下した、
(2年で2%ならかなりアクセル踏んでやるだろうという衝撃があったが
 2年で2%の目標を降ろしたことを白旗ととらえる意見も)
という見方もできます。

さらに金利コントロールによって長期債の金利を上昇させるわけですから
日米金利差縮小ということになり、これをテーパリングの序章である、
とみる向きも。要するに長期国債の買い入れ額を減らすということですので
はっきりと今回の発表を緩和縮小だと指摘する向きもあります。

80兆円の国債購入総額は変わらないので縮小ではないのですが、
長期国債利回り上昇という事象だけをとらえると、、、、。

というわけで、21日日経平均が300円超上昇したのは
イールドカーブコントロールによって銀行関連株が上昇したことが大きく
(日経平均型のETFだけでなく2.7兆円分はTOPIX型ETF購入と
発表されましたが日経平均よりTOPIXに銀行株が多いですね)
為替が上昇する要因では全くなかったことを考えると
102.70円までドル円が上昇したのはやりすぎだったということかもしれません。

101.80円ドル円Lポジションは102円まで下落したところで、あきらめてカット。
102.70まで行ったところで利食う気にはなれなかった、、、不覚。
損ではないものの悔しさMAX。

皆が100円割れ覚悟の相場になってきましたね。
一度下がるのだろうか。。。9月の株式のパフォーマンスは年間で最低である
ことを考えると、ちょっとまだ油断できないですけれど。
その後ポジションは作っていません。

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注目された米FOMCですが、それほどマーケットに動きはありませんでした。

◆9月FOMC 利上げなし 今後は…

FF金利の誘導目標を0.25%から0.50%の範囲に据え置き決定

※声明
「景気見通しの短期的なリスクはおおよそ均衡している」
「利上げの論拠が強まっているが、さらなる証拠を当分の間待つことを決めた」
「7人が賛成、反対は3人」


※イエレン議長発言
「11月会合で利上げが正当かどうかを判断へ。」
「労働市場が改善しリスク増えなければ年内1度利上げに。」
「改善に自信がないことが利上げ見送りの理由ではない。」
「緩やかなペースでの利上げが適当。」

※ドットチャートFOMCボードメンバー金利見通し
https://www.federalreserve.gov/monetarypolicy/files/fomcprojtabl20160921.pdf

2016年、17年、18年末のFF金利見通しが引き下げられています。

2016年
0.375% 3人(0)
0.625% 10人(6)
0.875% 3人(9)
1.125% 1人(0)
http://fingfx.thomsonreuters.com/gfx/rngs/1/29/56/index.html

2016年年内は1回。2017年が2回。
ただし4人は年内2回もしくは、大幅利上げを見込んでいる。

※経済見通し
2016年実質GDP 6月時点では2.0%増だったのが1.8%に引き下げられる

まーーー慎重に慎重を期しているというのが解ります。
だったら、なぜフィッシャー副FRB議長は9月利上げもあるような
タカ派発言をして市場をかき回したんでしょうねぇ。ガス抜きしたいのかしら。

年内12月はあるだろうというのがこれからコンセンサスとなってくると
思われ、それほど劇的にドル安が進むとは思いませんが、
FOMC後はやはりドル安が進みました。
決してタカ派な内容ではなかったということですね。
年内1度というのは、最低限確保されていなければ超ハト派になってしまいます。

ただし、11月のトランプ大統領誕生というリスクも考えられ、
本当の米国リスクというのはここから高まる可能性も・・・。

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今朝はNZのRBNZの金融政策の発表も。

RBNZ、金利据え置き発表も追加緩和を示唆。

声明
・追加緩和が要求される。
・NZドル安が必要。
・総合のCPIは第3四半に低下する。
・第2四半期のGDPは予想に沿った水準。
・CPIは第4四半期に上昇を見込む。
・住宅価格の上昇波行き過ぎ。

CPIの上昇、住宅価格上昇などは、緩和の障害となる材料ですね。
しかし経済を考えれば、通貨安にしておかないと、、、ということです。
ただでさえ、米国がなかなか利上げしないのでドル安傾向となっていますので。。

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2016年9月21日水曜日

さて、今日は注目された日銀の金融政策決定会合でドル円相場は
乱高下の末円安に動いています。

金融政策の新しい枠組みの導入が決められました。

①長短金利 操作付き量的・質的金融緩和は、長短金利の操作を行う
「イールドカーブ・コントロール」

②て物価上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで資金供給拡大を継続する
「オーバーシュート型コミットメント」

 の2つが柱となります。


①について
マイナス金利のマイナス0.1%は維持されましたが
長期金利がおおむねゼロ%程度で推移するようオペレーションを行うものとなります。


これは観測記事などから市場の予想の柱となっていましたが、
イールドカーブをスティー化、短期国債より長期国債のほうが
利回りが高い状態になるようコントロールすることで、
マイナス金利導入後の銀行の収益悪化の副作用に対処するものとみられます。

⇒ポジティブな見方

銀行に配慮したことで、金融セクター株下落が止まり、アベノミクス失速に歯止め。
再び株式市場にも安心感で、株高。




⇒ネガティブな見方



1・日本国債 長期金利上昇で日米金利差縮小で円高になる。
2・わかりにくい、、マイナス金利よりややこしくて内向き。海外勢に理解されるかどうか


しかし、現在までのところ、ドル円は上昇しています。
日米金利差よりもまずは株の安定かしら。



②について
国債購入は年間80兆円のペースをめどとし
買い入れペースはおおむね現状を維持しつつ、
「国債買い入れ、平均残存期間ルールを撤廃したほか、
マネタリーペース目標を撤回するなどフォーワードガイダンスを強化。

オーバーシュート型とは、コアCPIの実績値で2%を安定的に上回るまで、
安定的にというのはつまりは2%に達しても、マネタリーベースの拡大方針を保つことです。

⇒ポジティブな見方

2%安定的達成まで期限を決めずということは
緩和政策の長期化ということで、安心感。


⇒ネガティブな見方

長期国債の残存期間ルールの撤廃が緩和縮小的に受け止める向きも。
テーパリングと受け止められかねないと。
ただし80兆円のペースでの拡大は変わりません。



※ETFの年6兆円・REIT年900億円増の買い入れペースも維持。
ただしETF年間買い入れ額のうち3兆円は従来どおり3指数に連動するETFを
時価総額比例で買い入れますが、2.7兆円分はTOPIX連動を対象とします。

日経平均寄与度の大きいファーストリテイリングなどが大きく下落する動きとなりましたが
下げ過ぎの反動で反発して終えています。
日経だけに偏らない購入になるという点では前向きな決定でしょう。
マザーズ買ってくれてもいいんじゃないの、って思ったりしますが。

これまでの「量」「質」「金利」に加えて「時間」という4つめの要素が加わりました。

これを受けて、ドル円相場は102.77円まで円安進行が進んでいます。
日経平均は+315.47円 16807.62円 大幅高となりました。

ただし、今夜はFOMC、このトレンドが継続するかどうかはまだワカリマセン。
101.80円ロングは生きています。101円割れでやめるつもりでしたが、
発表前からボラが急上昇していたため、100.80円までロスカットラインを引き下げ、
1円のロスを覚悟。結果、瞬間101.98円くらいまで円高がありましたが、
その後円安に向かってくれています。

FOMCどうなるかなぁ・・・。

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2016年9月20日火曜日

レンジよねぇ。

明日21日の日銀、FOMC待ちなので仕方がないですが、
日銀前ということで、いろいろと観測記事が出てきて、若干相場を動かしています。

日銀ETF購入、「日経平均」型の新規買い入れ中止を予想-CLSA

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-16/ODL48Z6K50XT01

日銀ETF購入ですが、日経平均型中心からTOPIX型やJPX日経400型に変更するべき
との見方ですね。

これを受けて今日はファストリなんかが大幅安でしたね。
ファストリって日経平均寄与度も高いので(だからこそ売られるワケですが)
今日の日経平均は27円安ですが、ファストリが一人で日経平均を71円押し下げています。

これ、明日の日銀会合で、そのような変更がなかった場合はファストリが
上がるんじゃないかと思うんだけど、、、今日は1850円も下げたわ。
(実は持っていた・・・。朝窓開け下落で逃げたけど。値がさの持越しは怖いわね~)

日銀に向けては、ZaiFXの西原さんとの対談形式コラムで。

今週は日銀会合とFOMCの結果がすべて。リークが多い日銀会合は3点セットに注目
http://zai.diamond.jp/articles/-/201971

イベント前なので、リスクポジションを減らしています。
為替は101.80円台のドル円ロングくらい。
しかし、今日もじりじり円高進行しちゃってて、アゲインスト。
ファストリと言いドル円と言い、辛い相場ね…((´;ω;`)
これも101円割れで一度撤退して、再度仕切り直しね。

大倉キャプテンは、ヘッジファンドらの解約の動きといい
キャッシュ比率は高まっている相場だと考えられ、決して楽観の中での
日米金融政策のイベントではないため、それほど大崩れとはならないだろう、
として、そのキャッシュが次にどこへ向かいか見極めたいとしています。

それが、日本株、ドル円ということではないのかもしれませんが、
過剰流動性相場ですので、イベントリスクが去れば、またどこかに
資金が流れ込むでしょう。それがどこかってのが、次のトレードのポイントね。

今日はこんな記事が気になりました。

日本勢の外債売りのなぜ
http://www.nikkei.com/paper/article/?b=20160919&ng=DGKKZO07403840Y6A910C1KB3000

9月に入り、国内の投資家が外債の売り越しに転じた。今年度は大量に買い越していたのに、ここにきてなぜ? 疑心暗鬼を呼んでいる。

~(中略)8月28日~9月3日は1兆3000億円、9月4~10日は6000億円の売り越しで、2週間の売越額は合計で2兆円近い。


~(中略)9月中間決算期末を控えて銀行経営者の多くが益出しをするため、直々に外債売却を指示したのだ。日銀のマイナス金利政策で貸し出しによる収益はつるべ落とし。大幅な減益が避けられないなかで、まとまった含み益があるのは外債くらいのもの。そこで米国債などを売却し、中間期の利益かさ上げを狙ったのだ。

 もちろん売却で利益かさ上げをできるのは1回限り。外債を売却して得た資金を国内に持って帰っても、うまい運用先はとても見当たらない。苦肉の策で新たな運用先として考えているのは、欧州の債券だ。

 といってもドイツなど欧州主要国の国債利回りは軒並みマイナス。だから日本勢の資金が向かう先は、デンマークなどの不動産担保付きの債券になる。米国の債券の益出しによる売りが一巡すれば、今度は欧州債投資を買い越す動きが前面に出てこよう。


なるほど、足元の金利上昇は日本勢の外債売りも影響しているか。
で、次は欧州債?!
さて、どうなるでしょう。

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2016年9月18日日曜日

シルバーウィーク中ですが、今週は21日水曜日に日銀会合とFOMC.

この2つのイベントを控えていることから、すっかりマーケットは膠着状態。
米株や債券市場には警戒からキャッシュ化の動きが見え始め、少々の米株下落と
金利の上昇がみられますが、これはリスクオフ相場の始まりというよりは
それを警戒した向きによる手仕舞いによるものという印象です。

だって、ダウ平均は高値からは水準を切り下げてクジラ幕の様相も、
(アップルが堅調のようです。サムスンリコール問題も影響?)
ナスダック総合指数は再び急落前の高値を取り戻す水準に戻っています。

しかしながら、米株がバリュエーション的に割高であるというだけでなく、
投資家らがボラティリティを欲しがっている、つまり大きな値動きを待っている
という構図も、株価の大幅調整の懸念要因でしょう。

「ボラティリティ・リターンズ」と呼んでテーマにし始めたようです。

相場変動「売りのマグマ」解き放つか
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO07376200X10C16A9I00000/


「低ボラティリティ+株高=レバレッジ上昇」これまでの低ボラティリティと株高が
引き起こしたのがレバレッジ上昇。レバレッジ上昇とはすなわち
少ない資金を元に投資資金を調達して梃子のようにポジションを膨らませてきた、
ということです。

ボラティリティが高まれば、このレバレッジが低下(すなわちポジション縮小)
ようするに、買いが積みあがっているならば、売りが膨らむというわけね。

~投資家が株を買うために金融機関から借りた資金の残高「証拠金債務」は7月に前月比で6%増の4745億ドル(約48兆5000億円)となった。増加率は残高が過去最高を記録した2015年4月(5071億ドル)以来の大きさだった。~

ということで、そういう意味では若干の過熱感もあるのかもしれません。
皆が楽観しているという相場ではないにしても、
(ヘッジファンド調査ではファンド勢はすでにキャッシュ比率を高めている)
このレバレッジポジションの積み上がりが整理される過程での株価の大幅調整は
否定できないと思われます・・・。


今週のFOMC,11月の大統領選挙、そして12月のFOMC,これらのイベントが
米株を大きく崩すリスクがある、というのは、誰もが警戒しているわけですが、、、

※その前に、週末16日金曜には なんとドイツ銀行リスクが勃発。

米司法省の140億ドル和解提案、ドイツ銀行が争う姿勢

http://jp.reuters.com/article/deutsche-bank-in-trouble-idJPKCN11M2GY

ドイツ銀行の株価は8.47%安まで下落、これを受けて金融関連株が下げました。
ってことで、週末、ユーロが大きく下落しました。
ユーロドルは1.1200を割り込み、久しぶりに大きな陰線を付けましたが、
それでも俯瞰してみればレンジの中。これが週明けからも継続するトレンドなのか「
どうか見極める必要がありそうです。

そもそも、ドイツ銀行のニュースとは関係なしに
8月の米CPI・消費者物価指数が予想を上回ったことをきっかけに
ドル買いが強まったという側面もあるからです。

それが証拠に、ドイツ銀行リスク再燃でリスクオフ相場となったというなら
ドル円相場に影響していても不思議はないのですが、
ドル円相場は4112.46円まで高値がありました。
崩れるどころか、しっかりしてましたね。

つまり、米CPIが強く、9月はないにしても12月利上げの可能性を十分に示せる
ものだったということで、米利上げに反応した相場だったというほうが
正しいのかもしれません。ドイツ銀行のニュースも重なったために
ユーロ売りには拍車がかかった側面もあるかもしれませんが。

ドイツ銀行は提案された額付近で和解するつもりはないとしていますので、
この支払いが絶対免れないということでもなさそうです。
びっくりさせられるニュースではありましたけれどね(;'∀')

※8月米CPI 前月比 0.2%(予想 0.1%) 前回 0.0%
 エネルギー・食品を除いたコア指数の前年比2.3%(予想2.2%)


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それから週末はポンドも大きく下落しています。

英財務相:EU離脱選択で欧州単一市場のアクセス諦める用意-関係者
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-16/ODLZ396VDKHT01

このニュースがきっかけのようです。

これは英国の銀行にとっては必要不可欠である欧州大陸の顧客への
アクセスも失うことになる・・・

どういうことでしょう。

EUは英国に対して、EU単一市場へのアクセスを継続したければ、
移民を受け入れることが条件としていたのですが、これを拒否するということか。

英国民がブレグジットを決めたのも移民問題が大きかったと思われ、
移民規制はがあの国民投票の最大のテーマであったことを考えれば
移民受け入れをするならばブレグジット選択した意味がないというわけね。

EU単一市場のアクセスというのは、人、モノ、資本、サービスが
自由に移動ができるというもので、EU側からすれば
「人=労働者」の移動を制限するなどという勝手は許さないということでしょうか。

英国側は人の移動はいやだけど、サービス、資本などのアクセス権は
継続したいということなんでしょうけれど、
特に特に金融機関などはアクセスができなくれれば、
英国からEUに金融商品を自由に販売できなくなるなどの経済的ダメージが。

そうなると英国拠点の金融機関は英シティからEUに拠点を動かさざるを
得ないということになりますね。

英財務省からEU単一市場アクセスをあきらめるという発言が出たことは
かなりその可能性がたかいということで、ポンドは売られるのは止む無し。

しかし、これもEU側との交渉の中での駆け引きの言葉かもしれませんし
決定事項ではないので、事態の経過を慎重に見ていく必要がありますが、
ユーロにしろ、ポンドにしろ、決定事項ではないが、リスク要因が表面化
したことで、大きく動いたことは事実で、これまでのレンジの下限を
ブレイクするようだと、事実はさておき、テクニカル的に走る可能性は
十分にあると思いますので、こういう時ほどテクニカル的にどこをポイントとして
見ておくかを押させておくことが肝要ね。

ポンドドルの場合、ブレグジット後の安値7/6 1.2795ドルがレンジ下限。
週末安値は 1.2990 今のところ、結局まだまだレンジの中です(笑)

ユーロドルのレンジって、長すぎてポイントがよく見えないのですが(-_-;)
まずは1.0915ドル辺り、最安値は1.0461ドルってのがあるので
まだまだレンジ下限は随分下に位置しています。結局レンジが長引く予感も。

もし、米株が崩れるというリスクオフが高まれば、レパトリでドル高と
なる可能性も否定できませんので、その場合はユーロやポンドは上がっちゃうだろうし、
レンジを下方にブレイクするってことは、相当の材料がないと難しい気もしますね・・・。

ユーロにしろ、ポンドにしろ週末大きく下落しましたが、
これがドル円相場にはほとんど影響していないことを考えると
日米の金融政策イベントが今週の最大のテーマということですね、やっぱり。

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日銀とFOMCに関しては、私があれこれ予想しても仕方ないのでやめとく。
今ポジションは101.80円台のドル円ロングだけになっています。
これも、イベント次第でどうなるか・・・。

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