2021年4月29日木曜日

 日銀会合から円安がトレンド化していますね。

今夜のFOMCで流れが変わるか、加速するのか。
今、政策のすべての据え置きが発表され、
声明文も大方の予想通り変化なしが確認されたところです。
インフレ加速は一時的との見方も同じようです。

景気認識をやや前進させたようですが
特に金利が急に動く様子はありません。
先週23日金曜あたりから金利下落が止まって反発基調ですが。

このあとパウエル議長の会見ですが、
待っていられないかな。

そして今夜はバイデン大統領の施政方針演説。
家族計画と増税のプランがどのように打ち出されるのかに注目。
だいたい演説前におおよその内容が報じられているので
あまり影響はないと思います。

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先進国ではいち早くテーパリングを発表したカナダ。
今夜の小売売上高が予想を上回る結果でカナダ買い加速。

カナダ・2月小売売上高:前月比+4.8%(予想:+4.0%、1月:-1.1%)

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ECBラガルド総裁がオンラインイベントで
PMIなど経済指標は良好なのは良い兆候、
欧州の下半期経済が力強い回復を示すと述べたことで
ユーロ買いが加速。

また、ドイツ銀行の決算が良かったこともユーロ買い要因かな。

ドイツ銀、第1四半期は予想上回る利益 投資銀行部門が好調
https://www.newsweekjapan.jp/headlines/business/2021/04/324885.php

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ユーロ円131.01円L
カナダ円87.07円L
日経CFD29076円S 継続。

ドル円108.01円L ⇒108.85円で利食い。

ドル円、基準線にタッチする手前まで上昇してきたので。
一時109円台もあったようですが
GW中は109円台に輸出の売りオーダーがずらりと並ぶでしょうから
この売りオーダーを踏み上げるほどの
よほどの買い材料でもなければ、上値が重くなってくるかなと思います。


また、ドル安円安なので、ドル円が動かない相場。
※通貨インデックス一覧


ドルに対しても円に対しても他の通貨が強いわけですから
クロス円は強いということになりますね。

ドル円を整理した他、今日はユーロドルを1.2082ドルで買ってみました。
ちょっと早かったかな?レジスタンス超え狙いです。


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今週のひろこのWeeklyゴールドは
インフレヘッジのゴールドは本当か?がテーマ。

様々な切り口から検証いただいています。

ファンドマネジメント代表 江守哲氏

<ゴールド各種データから読み解く>
『金はインフレに真に強いのか』
https://youtu.be/ck83YV3uiUo
◆ デフレからインフレへの移行期のリターン
◆ 米コアCPIと金価格および主要指標
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2021年4月28日水曜日

 27日火曜は全般的に円安基調が強かった。
つまり、クロス円ロングがワークしたということ。

※ドル円、クロス円一覧 どの通貨ペアも一目均衡表の雲にサポートされる形

ほとんど注目されなかった日銀会合ですが
改めて金融緩和継続が確認されたことや
2021年度の物価見通しを引き下げたことなどが効いたか。
正直、今回の会合でここまで円安が加速するとは考えていませんでしたね。

日銀、物価見通し21年度0.1%に下げ 大規模緩和は維持
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB267GI0W1A420C2000000/
・2021年度の物価見通しは0.1%上昇と前回に比べ0.4ポイント引き下げた
・22年度の見通しは0.8%とし、1月時点より0.1ポイント引き上げ
・23年度の物価見通しは1%
~黒田氏の任期は23年4月までで、任期中に物価上昇率2%の目標は達成できない見込み

要するに、インフレターゲット2%は23年にも達成できず、
あと2年以上は日銀による大規模緩和が維持されるということが
確認されたことでの円安、、、という動きだったのかもしれません。

日銀金融政策内容
【金融政策】
◆イールドカーブ・コントロール
短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に—0.1%のマイナス金利を適用。
長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金
額の長期国債の買入れを行う。

◆資産買入れ方針
ETF:年間約12兆円、
J-REIT:年間約1800億円を上限に必要に応じて買入れを行う。
CPほか社債:2021 年9月末までの間、合計で約20兆円の残高を上限に買入れを行う。

◆日銀展望リポート
「成長率は、内外需要の強まりを背景に2022年度を中心に上振れ」
「物価は、21年度は携帯電話通信料の引き下げで下振れも、22年度はおおむね不変」
「経済の見通しは、当面は下振れリスクの方が大きい」
「物価見通しは、下振れリスクの方が大きい」

◆黒田日銀総裁会見
「必要な時点まで現行の政策を継続。必要ならちゅうちょなく追加緩和」
「国内景気は基調として持ち直している。先行きも回復」
「2%の物価目標は適切。引き下げは考えていない」

日銀で全面円売り再開となったことに加え、米金利がジワリ上昇で
ドル円が堅調ですね。

米金利上昇は好調な景気指標か。

米・4月消費者信頼感指数:121.7(予想:113.0、3月:109.0←109.7)

今週は米国の1-3月期のGDPが発表されますが
1-3月より現在の4-6月期のほうが更に伸びるだろうことが想定されています。

ただ、米株市場は最高値圏で団子状態、さらなる上昇には新たな材料がほしいところ。
昨日のテスラの決算、内容によっては相場全体が荒れるという指摘もありましたが
特に波乱を巻き起こす事態に発展することもなかったですね。
かといって、好感され相場全体に弾みをつけるということもなかった。

EVテスラ、純利益が27倍と伸びて過去最高に 2021年第1四半期決算
https://response.jp/article/2021/04/27/345355.html

決算通過でテスラ株には利食いが旺盛、下落しています。
2021年の納車台数見通しを具体的に示さなかったことが嫌気されているとも。

日本株も材料不足のようで揉み合いに終始しています。
日経平均CFDショートは継続。
ドル円、カナダ円ロング継続。

今日はユーロ円ロングも追加しました。
コスト131.01円
クロス円が強いのでユーロ円に乗っちゃいましたが
ユーロドルでもいいと思っています。

ドイツ政府、今年のGDP予測を3.5%増に上方修正-個人消費に期待
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-04-27/QS7XSVT0G1KZ01

ドイツ、誰でもワクチン接種可能に 6月から
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR26DHZ0W1A420C2000000/

欧州経済に見直しの機運が高まっていることで
ユーロのネットロング減少が止まり、再拡大し始めています。
これがトレンドとなればユーロ結構あがりそう。

ユーロドルもどこかで参戦したいですね。

今週のひろこのスペシャリストに聞く!は
プラチナにフォーカス。

マーケットエッジ代表の小菅努氏に伺っています。
【ひろこのスペシャリストに聞く】
特別レポートプレゼントもあり!

<脱炭素政策で注目の資源>
『水素社会とプラチナの可能性』
https://youtu.be/vSLTUw4aTu0


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2021年4月27日火曜日

 ドル円、反発してきました。
チャート的には一目均衡表の雲に弾かれ、
今年の安値から高値の上昇トレンドに対し
38.2%押しレベルでの切り返し。
ここで下げ止まって上昇できれば、健全な調整完了でのトレンド再開です。


・4月ダラス連銀製造業活動指数:37.3(予想:30.0、3月:28.9)

3月の28.9から37.3へと予想を超える大幅上昇。
2018年6月以来の水準ということで、長期金利が上昇。
これにドルが連れ高となっています。

108.01円でドル円買ってみました。
ただし、短期狙い。
このまま高値を超えるような強さはないと見ています。
上昇しても109円くらいじゃないかな。

本命はユーロ。
昨日はユーロを狙うとしていましたが、
チャートをみているともう少し押し目がありそう。
日足チャートのレジスタンス超えにはエネルギーが要りそうです。
もう少し押し目を待ちます。

ユーロドル


しかし、ドル円が切り返してくるならユーロ円がいいかな、と思ったり。
でもクロス円を買うならテーパリングを決めた
カナダがいいのかな、と思ったりといろいろ考えていますが、
金利のトレンドとしてはカナダが強含む可能性が大きいので
カナダ円を87.07円でロング参戦。

主要国長期金利比較


キウイドル0.7153ドルSは
4/20の0.7230ドルレベルを超えたところでロスカット。

ポジションはドル円とカナダ円ロングになりました。

日経CFDをショートはアゲイントのまま。
29500円超えでカットされます・・・💦

今夜はSOX指数が上昇しチャートを好転させている他、
ナスダック総合も上昇し、2月の高値を超えそう?
Wトップとなる可能性も懸念されましたが
2月高値を超えれば新境地入りですねぇ、
先週の増税報道での下落が絶好の買い場となった格好です。

今夜引け後にテスラの決算が。

筋金入りのテスラ株投資家、26日の決算発表で衝撃に見舞われる可能性
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-04-25/QS395ZT1UM1701

ボラ上昇にも耐えうるポジションニングを。
個人的にはテスラは下がったら買い増そうと思っていますが。。。

明日の日銀金融政策決定会合は驚くほど話題になっていませんね。
3月に点検結果を発表、ETFの買い入れスタンスを変更しましたが
今回は何もない、、、でしょう。

そして28日水曜はFOMCです。
市場はテーパリング時期を模索し始めましたが
どんなに早くても6月じゃないでしょうか。
大きな変更は3月6月9月12月と相場が決まっています。(多分)

あるいは8月のジャクソンホール会合ね。

ということでFOMCも無風だと思いますが、
それよりも28日のバイデン大統領の上下両院合同会議での
施政方針演説が注目でしょうか。

3月31日の「米国雇用計画(American Jobs Plan)」に続く
第2弾の政策「米国家族計画(Ameridan Families Plan)」の
詳細を発表する見通しです。

育児、有給休暇、医療保険、コミュニティカレッジへの支援等に加え、
米国救済計画法で導入した児童税控除を含む税控除が含まれる見通しとか。
要するに「人的支援」の具体策ですが
同時に増税についての言及もあるでしょう。

バイデン税制構想第2弾、キャピタルゲイン増税を軸
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN230420T20C21A4000000/
・子育て支援や教育拡充などの格差縮小を目指す
・富裕層増税を財源に検討中
(富裕層の所得税の引上げとキャピタルゲイン課税)

雇用計画と家族計画の2つのプランを一つの法案にするのか
別々の法案とするのかまだわからないそうですが、
どのみち「すぐには決まらない」し、
広げた風呂敷は畳まれて「それほど高い増税とならない」という見方もあり
リスクにはならないとの見方が大勢です。

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先週のひろこのWeeklyゴールドはPGM Silver特集。

貴金属スペシャリスト 池水雄一氏
<PGMとシルバー(銀)のマーケット状況>
『現物ひっ迫 シルバー事情』
https://youtu.be/dR1P_68Cd80

Silver現物が逼迫、プレミアムが高騰しています。
アメリカがどんどん買っていくようですが、、、

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2021年4月26日月曜日

 米株は崩れていません。

先週はバイデン大統領が
「富裕層対象に最高43.4%のキャピタルゲイン税提案」
との報道で売られる局面がありましたが
ゴールドマンサックスは
議会は冷静で話し合いによっておおよそ28%程度に
落ち着くだろうと予想しており、
この大風呂敷の提案には驚きはないとレポートしています。

まあ、増税はセットでの財政拡大路線であることは
最初からわかっていたことですし
まだ何も決まっていないので、冷静になってみれば
サプライズでもなんでもないし
まだ売り込むには早すぎるということなのでしょう。

さらに4月の購買担当者景気指数(PMI)が
過去最高水準に達したこともあり、米株は上昇トレンドに回帰。
総合、製造業、サービス業ともに過去最高を更新です。

ユーロ圏製造業PMIも過去最高を塗り替える好結果でしたが
注目はサービス行PMIのほうで50の分岐点を超えてきました。

つまり、コロナ禍からの正常化路線を歩んでいることが
確認できたことで、株は強いという反応です。

翻って日本。
25日から4都府県で3度目の緊急事態宣言が適用されました。

米国は1.9兆ドル規模の米国救済計画に続いて
3月31日これもまた2.3兆ドル規模の米国雇用計画を発表。
今後8年間の支出を想定した成長戦略が打ち出されていますが
日本は3度目の緊急事態宣言にも補正予算を考えていないと菅首相。

事業者支援などで補正予算は考えていない、予備費など活用=菅首相
https://jp.reuters.com/article/pm-suga-presser-covid19-state-of-emergen-idJPKBN2CA1KH

この緊急事態宣言でGDPの3兆円が失われるとの試算もありますが。

GDP3兆円損失、3度目の緊急事態宣言 低所得者への給付金や減税…大規模な経済対策が急務
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210423/dom2104230007-n1.html

予備費5兆円の活用で穴埋めできるでしょうか。
そもそも穴埋めだけでは成長できませんね。

ワクチン接種の遅れも問題です。

4月以降の日本株インデックスが上昇できない背景には
コロナ禍からの経済正常化プロセスに問題あり、という烙印ではないか。

コロナ克服と経済正常化──米国に大きく遅れる日本
https://www.newsweekjapan.jp/murakami/2021/04/post-3_1.php?fbclid=IwAR25I42tS-Zr9OGOt01sllbZGSvH1uJHhw6OAMt1UgkUbIF3_yAcpoSqQTI

TOPIXとS&P500


ということで
日経CFD29076円ショート継続です💦(ポジショントーク)
週末29278円で引けていますのでアゲインスト状態。
29500円を終値で引けるようなら損切りします。
このままレンジのような気もしますが、、、
30000円台まで上昇したところで売り直したいかな。

ユーロドル1.20044ドルSは、
直近高値である4/20の1.2079ドルをあっさり超える上昇となったため
1.2085においてあったロスカット注文があっさりヒットで損切り。

キウイドル0.7153ドルSもアゲインストですが
4/20の0.7230ドルレベルを超えなければ継続です。

ちょっと為替の方向感がつかみにくいんですが
ユーロが強いのが意外な展開。

今週ユーロ圏の1-3月期のGDPが発表されますが
すでに2四半期マイナスとなることは予想されていますので
驚きはないと見られるのですが、このところのユーロが強い背景には
4-6月期はプラス成長に回復すると見込まれており
(これは現在進行形の経済状況なのでまだ確定ではないのですが)
10-12月期、1-3月期の2四半期マイナスでのリセッションから
回復するというシナリオが、すでにユーロ買いを呼び込んでいるという見方が
出てきているようで(気が早いですね)

ただ、ユーロドルの月足チャートは2008年からの下落トレンドが
終焉していることを示唆しており、今年1月の高値1.2350を超えると
スケールの大きな上昇相場が始まりそうな形であることを忘れていました。
なんで先週ユーロ売っちゃたかな。
ああ、朝方寝る前にBTC相場が急に動き出したのみて
ついポジっちゃったんだった・・・・。(反省)

今週以降はユーロ買いを模索してみます。

※通貨インデックス一覧

今週はFOMCやら日銀やら金融政策決定会合が予定されていますが
テーパリング時期を探りたい向きにとっては注目なのでしょう。

それよりも個人的には28日水曜に予定されている
バイデン大統領の就任後初めての議会演説。
初めてですよ、ハネムーン期間が終わろうという時期になってようやく
初演説です、否が応でも注目されるイベントかと思います。
米国雇用計画の成長戦略であるインフラや気候変動に絡む雇用対策、
そして巨額の財政支出位とパッケージとなる「増税」に関しての
発言が市場を驚かせる可能性はゼロではないと思います。

26日(月)
ドイツIFO企業景況感指数(4月)
米耐久財受注(3月)

27日(火)
日銀金融政策決定会合、黒田日銀総裁記者会見
韓国GDP速報値(第1四半期)
中国工業企業利益(3月)
米消費者信頼感指数(4月)

28日(水)
豪消費者物価指数(第1四半期)
ドイツGFK消費者信頼感指数(4月)
米FOMC、パウエルFRB議長記者会見
バイデン米大統領、演説
OPECプラス共同閣僚監視委員会閣僚級会合

29日(木)
米GDP速報値(第1四半期)
米新規失業保険申請件数 (24日終了週)

30日(金)
日本雇用統計(3月)
中国製造業PMI・非製造業PMI(4月)
ドイツGDP速報値(第1四半期)
ユーロ圏GDP速報値(第1四半期)
米個人所得支出(3月)
米PCEデフレータ(3月)

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先週のひろこのWeeklyゴールドはPGM Silver特集。

貴金属スペシャリスト 池水雄一氏
<PGMとシルバー(銀)のマーケット状況>
『現物ひっ迫 シルバー事情』
https://youtu.be/dR1P_68Cd80

Silver現物が逼迫、プレミアムが高騰しています。
アメリカがどんどん買っていくようですが、、、

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