いやー猛烈な買戻しがありましたね。
PSI交渉リミット控えての相場としては
「何かポジティブな情報でも漏れ伝わっているんじゃないの」と
穿った見方もしたくなる動きでしたが、昨晩、WSJが
「FRBが新しい債券買い入れプログラムを検討している」報じたとかで、
これが今回の買い戻し相場の材料になっているとの見方もあります。
新しい債券購入プログラムって何よ・・・。
どうやら
追加でMBS(住宅ローン担保証券)や米国債を追加買い入れ
↓
市場に資金を投入
↓
FRBがその資金を再び短期的に低金利で借り入れる
⇒不胎化?!
ってな形の緩和策なんだけど、これはインフレを抑制したいということでもあるわよね。
余剰に溢れ出た資金を再び吸収してしまうんだから。
でも支えたいものは支えられるという・・・。
でも、不胎化なら基本的な考え方では
証券やコモディティが上がるってオカシイんじゃないかと思うんだけど
今日の市場はまたしてもリスクオン回帰か?ってムードですね。
それともその先に更になにかあると期待しての上昇かしら。
(FRBは景気現状に慎重で緩和策もこれに留まらず、やってくれるという期待。
であるならば株価が下がるわけがないという楽観。)
でも同時に、そうまでしないと支えられない現状なら、いつかこの
歪みはマーケットに激震をもたらすであろうということもわかっていながらの
短期バブルのチキンレースってとこじゃないかな、とは思いますが、
それでもとことんバブルを形成したい向き(金儲けしたい人達)が
また買い向かっているのかもしれませんね・・・。
私はこの上昇について行くのはちょっと怖いと思うんだけど・・・。
残しておいたオージードルショートは今日昼頃に仕切りました。
1.0701売り⇒1.0596手仕舞い
今日発表された豪雇用統計も弱かったんですけれどねぇ。
雇用者数は前月比1万5400人の減少。雇用減少は過去4カ月で3回目。
失業率は5.2%と、1月の5.1%から悪化。
スティーブンス総裁は利下げ余地があるとしています。
それでも上がる豪ドル。
個別の事情より今は金融政策相場になっちゃってますね。
中央銀行(特にFRB)には逆らうな。ということで。
そして市場の関心は9日午前5 時が期限だという
ギリシャの債務スワップに応じる民間債権者の参加率。
それが発表されるのが9日の15時だっていうんだから
その間の日本時間はトリッキーな動きになりそうですよね。
何%の参加率ならどんな可能性が・・・・などという
細かい説明は今日FOREXRADIOで大倉さんとだいまんさんが
解説くださっていますのでそちらに譲ります。
FOREXRADIO http://www.ustream.tv/recorded/20958507
今はノーポジションでこの不思議な相場を眺めております。。。
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