2013年7月30日火曜日

参院選前の金曜日にショートした日経平均が大きな利益となっています。

参院選明け週前半はどっちつかずで、
(出尽くしの売りもなければ、ご祝儀買いもないレンジ)
ご祝儀で爆上げしちゃって踏みあげられるというような悲しいストーリーには
成らずに済んだのですが、なかなか下がらなかったですね。

先週金曜、7月26日になってやっと下げました。
432.95円安の14129.98円
ドル/円はNY時間には98円台にまで円高に。

そして週明け月曜も続落です。
468.85円安の13661.13円
ドル/円は97円台に突入しました。

キャノンの決算が予想より悪かったことからのキャノンショックという
指摘もあるのですが、業績相場にはいって、予想に届かない企業決算が
嫌気されているというムードなのでしょうか。

米国でもキャタピラーの決算がかなり悪かったりしているのですが、
ダウ平均は下げていないんですよね。

まとめると 日本株安 米国株高 ドル安円高

これ、米国の緩和が長引くって思惑が原因だわね~

先週、WSJ紙のFEDウォッチャー、ヒルゼンラス記者の見方として、
「FRBは、長期金利の低下を目指し長期にわたり緩和策を維持する姿勢を示す
『フォワードガイダンス』を改善する、失業率目標を6.5%から6.0%へ、
インフレ目標を2.5%から1.5%へ引き下げる可能性がある」と報じています。

これにより、今週30-31日に開催されるFOMCにおいて、結構重要な決定が
あるんじゃないか?って思惑が広がっているという指摘も・・・。

(年内FOMCでバーナンキ氏の記者会見があるのは9月と12月。通常重要な決定は
記者会見がある時に行われるとされており、現状まででは9月のFOMCでQE縮小について
決定があるだろう、というのが大勢のコンセンサスでしたが)

つまり、QE縮小という非伝統的手段の引き締めの言及は9月かもしれませんが、
伝統的な政策である金利政策については7月に「フォワードガイダンス」を
変更して、さらに長期化させると発表するかもしれないよ、ってこと。

今週の最大の焦点は9月のFOMCに大きな影響を与えるであろう雇用統計だと
思っていましたが、FOMCにもかなり注目だわ。
一部には人)の31日発表のアメリカの4~6月のGDPと7月の雇用統計の数字が
事前に知らされるんじゃないか、なんて噂されているみたい。。

すなわち今週のFOMCで、失業率目標とインフレ率が引き下げられたら、
GDPは+1%を割れているだろうし、雇用情勢が悪化しているんだろう、
という思惑に繋がるということで、さらにドルが売られるって話になるのね。

だから、ダウは下げないワケ。緩和が長期化するとの思惑ね。
そして、米国低金利長期化思惑で米国長期金利が下がり、
日米金利差の縮小の思惑から、ドル/円が下がるワケ。
で、日経平均は下がってしまうということです。

さて。

ということで、日経平均ショートとドル/円ショートはどこで利食いましょうか。
ドル/円は一目均衡表の雲の下限が97・49円。この雲を下抜けすると
もっと下げると思われます。その場合93円台を目指すかも~その前に95円の節目あり。

日経平均では、ツイッターで面白い考察チャートを見つけました。
https://twitter.com/rakuten_kagyou/status/361728229851160576/photo/1

2004年の時とそっくりですね。
2つ窓が空きました。そしてその後は?

個人的には8月はもっと下げると思っていますので、
一旦利食いすることがあっても
日経平均は戻り売り継続です。

ダウもそろそろ力尽きるんじゃないかなーと思っていますけれど…^^;

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