シリア…地政学リスクですか。
にわかに飛び出したリスクシナリオに米株も日本株も翻弄されています。
ドル/円も97円台を割り込みました。
一方で金と原油が高い。
非常に解り易いリスク回避の動きが強まっています。
昨晩のアメリカ市場では
6月のケース・シラー住宅価格指数も上昇し、
8月の米消費者信頼感指数も改善と米国指標は良好だったのですが、
これに反応することはなく、シリア情勢一辺倒。
CNBCが「早ければ29日から3日間の想定で限定記な規模の攻撃になる」と伝えており、
アルジャジーラがすでにシリア攻撃が行われていると伝えたなどという噂で
緊張が高まっており、これを嫌気したマーケットが崩れているという様相で
9月からのアベノミクス第2幕やテーパリングを材料にしたシナリオが
一旦修正を強いられるのか?というムードですが、
個人的には修正しなくてもいいかと思います。。。
シリア問題で短期的に下に突っ込むというリスクシナリオは
想定していませんでしたので、日経平均ロングは昨日撤退させられましたが。。、
それでも、これが数日以内に攻撃があるということであれば
そこが今回のリスクの底になるだろう、と思われること。
西側諸国、シリア軍事介入の態勢整える 数日以内に攻撃の可能性と反体制派に通告
http://jp.reuters.com/article/wtInvesting/idJPL4N0GS3JW20130827
マネックス証券のストラテジストの広木さんが
フェイスブックでこう書かれています。
「モーサテで株の見通し話しました。本当は90年8月のイラク、クェート侵攻から翌年1/17の空爆まで語りたかったのですが、尺(時間)オーバーになりますと言われ断念。ポイントはイラク空爆開始でそれまでのトレンドが逆転したこと。すなわち金は暴落、NYダウと日経平均は急騰しました。」
なるほど~勉強になりますね。
長くマーケットに携わってこられた方なら、こうして過去の値動きを回想する
引出しがあるというわけです。
それが、今週中に起こる可能性がある、ということであれば、
アストロロジーの変化日とも合致する転換ポイントとなる予感。
今は豪ドルショートと金ロングのポジションだけですが、
日経平均の12000円台とドル/円96円台には指値で買い注文を
置いておこうかなと思っているところ。
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