2015年11月10日火曜日

123.50を超えて123.59円が週明け9日月曜高値。
その後失速し123.12円まで下落しています。

下落というほどのものではないですが、
高値圏ですので、このまま天井を付けて下がり続けるのでは?
と不安になる動きでもあります。

今夜はいよいよ米株が失速しておりまして、
これが、他市場の調整につながっていると考えられます。

ダウ平均現在207ドル安。
18000ドル大台目前で失速しています。

パラボリックが上に出たとこですので下がりそうという
感じはありましたが、、、。

利上げに向けた警戒というよりは
これまでの上昇の調整が欲しい局面にあるという感じではあるのですが
ここからの相場は「米株がどこまで下押すのか」が焦点となりそう。

これがフィボナッチの23.6%レベルの17400ドル程度で済むのか、
それとも38.2%綺麗に調整して17090ドル近辺まで下げるのか。
まさか、半値押しとなって16850ドルくらいまでの下落となるか。
誰にもわかりません。

一つわかることは、今夜の下落は、短期的な上昇波動の天井はつけたっぽい。

ということ。

中長期では上目線が生きていても、
ロングポジション保有している向きは利食いに走っていると思われます。

ということで、私も今夜ドル円を123.28円
日経平均を19400円台で手仕舞いました。
ユーロドルも1.0772ドルで手仕舞い。

これで一度全てのポジションを利食いました。

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それでも一応今夜の米株市場の下落には理由がつけられています。

日曜に発表になった中国の10月貿易収支。

616億ドル(予想620億ドル、9月603.4億ドル)
輸出:前年比▲6.9%(予想▲3.2%、9月▲3.7%)4か月連続減
輸入:前年比▲18.8%(予想▲15.2%、9月▲20.4%)

中国は追加刺激策に頼る以外なし-10月輸出入統計があらためて示す
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NXIM2W6JTSEB01.html

OECDが発表した2016年世界成長予測3.3%(9月時点3.6%)

中国の景気減速は深刻ですねぇ。。。

それでも、追加刺激策への期待もあるでしょうから
大きく崩れるというほどの材料ではありません。

これが今年の夏のマーケットのセンチメントなら
酷く売られる材料とされたのでしょうけれど、
マーケットの現在の主軸のテーマは中国ではなく
米利上げにシフトしていますので、
もはや中国の統計は大きなリスクオフ要因ではないのです。

しかし、利食いのきっかけにされるということはあるでしょう。
今夜の米株の失速はこうしたニュースを材料にしたのかもしれません。
そして、今後米株がどこまで押し目を形成するか。
押し目で済むのかどうか、というところがポイントじゃないかな。

追記 

ECB預金金利の12月カットほぼ合意、引き下げ幅焦点にhttp://jp.reuters.com/article/2015/11/09/ecb-dec-cut-almost-certain-idJPKCN0SY1SL20151109

ユーロはしばらくショートでよさそう。
タイミングを見計らって戻りを再度売りなおします。
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意外とボラが高い年末相場になる可能性が大きいようです。

というのは今年はヘッジファンドのパフォーマンスがよろしくないようで。
ここから年末に向けて挽回しようと仕掛けてくる向きもありそう。

~HF運用資産
7─9月期に2008年の金融危機以降で最大の減少幅を記録。
1─9月期の運用成績は、平均マイナス1.5%と、金融危機終了後で最悪。


ということで
米利上げをにらんだドル買いが、今年最後の勝負どころなんだそうです。

でも、一方的に上がりすぎると、儲けが出にくいわよね。
だからドンと下落を演出して買い直す、というような
荒っぽいことを仕掛けてくるかもしれません。

アングル:ファンド主導のドル/円上昇、一段高には慎重な声もhttp://jp.reuters.com/article/2015/11/09/angle-forex-idJPKCN0SY0XN20151109?sp=true

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