2018年9月17日月曜日

12日、米国が中国との新たな通商協議を提案、13日中国もこれを受け入れた。
新協議はワシントンで9月27~28日に開く方向で調整中。

と報道されていたのですが、週明けになって中国が拒否するとかなんとか(;´・ω・)

米中通商協議開かれない恐れ、中国が提案拒否検討-WSJ紙

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-09-17/PF6DOY6S972901?srnd=cojp-v2

12日の新たな通商協議の提案ニュースを受けて
先週はリスクテイクムード気運も高まるかに見えましたが、
トランプ大統領、関税かけるのをやめるって言ったわけじゃなくて、、、、

米、対中関税第3弾の正式表明17日にも 米報道

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO35439030W8A910C1000000/

これを受けて、中国は新通商協議受けいれ拒否を検討に変わったってことかしらね。

どうも楽観は定着、本格化しない模様。

米中通商協議はテールリスクであり続けるということになります。


先週は安倍首相の発言も警戒を呼び起こしたようです。

金融緩和「出口」道筋 3年以内に 首相、出口戦略に初言及 https://www.sankei.com/politics/news/180914/plt1809140060-n1.html

「ずっとやっていいとは全く思っていない。任期のうちにやり遂げたい」と述べ、次期総裁任期の3年以内に金融緩和を縮小する「出口戦略」へ道筋をつける考えを示した。

ん~出口に言及というとらえ方はやや前のめりかな。
任期中にやり遂げたいと述べただけです。
つまり、まだ続きます。
ただし、20日の総裁選で安倍首相が三選を決めても、
アベノミクスは残り3年しかないという見方をすれば、
メディアは、緩和継続はもう長くないという書き方になりますし、
出口という新たなテーマでのトレンドを取ろうとしてくるのが市場です。
大倉キャプテンはもう出口に舵を切っているとおっしゃってますね。

大倉キャプテンといえば、先週のドル円上昇は実需によるものの可能性が高いと
YMTV本音で言わせてセミナーでおっしゃっていました。

①日本のヤフー株、米投資会社が全保有株売却
https://www.sankei.com/economy/news/180911/ecn1809110011-n1.html

これでアルタバは4800億を調達する見通し、
ということでおよそ5000億のドル買い円売り。
アルタバにある日本ヤフーは円で評価されているのでこれを放出するとなると
アルタバはヤフージャパン株(円)を売るということが
ドルを買うということに繋がる、ということかな。

②ルネサスが米半導体を7000億円で買収 自動運転へ注力
https://www.sankei.com/economy/news/180911/ecn1809110014-n1.html
 
これで外為市場で合計1兆2000億のドル買いが発生していた可能性を
指摘する向きがあります。
必ずしもこれらのフローは外為市場のドル買いという形で行われるとも
限らないのですが、市場関係者の間でこの影響を指摘する向きがあるため
先週112円台まで上昇した裏にはやはり為替も起きてたのかもしれませんね。

仮にそうだとするならば、、、、ここからの相場
それらの実需玉がすべて出てしまったら、
ドル円は上昇できるのかどうか、がポイントとなります。

市場には現代版プラザ合意への警戒も渦巻く中で
(そうなればドル安です)
先週発表された米8月のCPI(消費者物価)はやや弱めでした。

米8月消費者物価指数:前年比+2.7%(予想:+2.8%、7月:+2.9%)
           前月比+0.2%(予想:+0.3%、7月:+0.2%)

米8月消費者物価コア:前年比+2.2%(予想:+2.4%、7月:+2.4%)
           前月比+0.1%(予想:+0.2%、7月:+0.2%)

被服費が前月比で70年ぶりの大幅マイナスを記録ってのが気になりましたね。
被服費の指数は1.6%低下、ファッションにコストかけないのが今風なのかな。
バブルのころってブランドの服をローン組んで買ったものですが
今はファストファッションのほうがおしゃれだという時代ですね。

それでも、先週米金利は上昇基調を続けていました。

※米10年債利回り

Chart:TradingViewhttps://jp.tradingview.com/chart/
先週のドル円上昇は金利上昇と歩調を合わせていたと解説されれば
それも間違いではないのですが、さて、実需玉がまだ出てくるのか、
それがあってもなくても、ドル円は上がったのか。

ただ、結局はレンジなのよね。

※ドル円日足 米金利もそうですが。。。

Chart:TradingView
https://jp.tradingview.com/chart/
この秋から年末に向けては、このレンジがどちらかに抜けると思うんだけど
どちらか、ということを決め打ちせずに柔軟なトレードを心掛けたいです…。

先週末、ユーロドル、ユーロ円、ポンド円ロングを手仕舞ってしまっているんだけど
週明け欧州時間からドル安が加速しており、クロス円が上昇しています。
全てのポジション継続が正解だった?!

通貨インデックスを見てみると、、、ドル独歩安再開?!



ポジション再構築は出遅れてしまってできていません。
今週もドル売り、クロス円ロング方向で好機を狙いたいと思います。


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さて先週は、トルコ、ECB、BOEの金融政策会合が。
まとめておきます。

■英国☆BOEは金融政策据え置き。(前回8月に引き上げたばかりでしたので、予想通り)

・7-9月期のGDP見通しを+0.4%→+0.5%へ引き上げ。

・英MPC議事要旨

「いかなる利上げも緩やかなペースで、限られた範囲となる可能性が高い」
「継続的な引き締めが必要」
「貿易や新興国市場など世界的なリスクが増している」


■欧州☆ECBは金融政策の現状維持を決定。

・QE(量的緩和)を年内に段階的に終了すること、
  利上げ開始は早くとも2019年夏以降であることを改めて確認。

・今年と来年の経済見通しを小幅下方修正。

・ドラギ総裁会見

「経済には基調的強さがあり、貿易摩擦の悪影響は乗り切れるとの楽観的な見解」
「ただし、保護主義の台頭が世界経済の下方リスク」

 
■CMB:トルコ中央銀行 政策金利17.75%→24.00% 6.25%の大幅利上げ 

・市場予想の中心は3~4%程度で想定を上回る利上げを受けトルコ反発。

・CMB声明
「インフレ見通しに関する最近の動向は、物価安定への重大なリスクを示す」
「物価安定を支援するため、強力な金融引き締めを実施することを決定した」
必要な場合には追加利上げを行う姿勢を示す。

先週は、トルコの利上げで新興国通貨安がもたらすテールリスクの後退が
マーケットのセンチメントを好転させた側面があります。
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