2020年7月30日木曜日

今夜市場をざわつかせたニュースは2つ。

①米国4-6月期GDP速報値が前期比年率▼32.9%
過去最大の落込みを記録(予想より良好)

ヘッドラインにマイナス32%が躍り、
NHKも速報で伝えたようですが、これは年率換算。

この4-6月期の減少率が1年続いた場合の変化率の計算ですので、
あまり驚くべからず。

前年同期比では▲9.5%です。

同じく今日発表されたドイツのGDPは
前期比で▼10.1%ですので、同じようなものです。
米国だけ突出して悪いようなヘッドラインにはご注意を。

もちろん、ドイツも米国も
統計開始以降最悪の数字ですが(^^;

②トランプ大統領、大統領選挙の延期を提案?!


郵便投票に不正選挙の疑義があるとかなんとか。

今夜の株安はトランプ大統領のTweetのせいじゃないかという指摘も。
まさか本気で延期するつもりがあるんでしょうか。
そんな権限はあるの?!🤔

ただし、株安は米国だけではないですね。
今日は欧州株もひどい下落です。

下段の中央が英国FTSE、右側がドイツDAXです。

※主要国株価インデックス一覧


ということで、くりっく株365でショートしていた
日経平均がようやく利が大きくなってきました。
株ショートポジションは継続です。

GDPが悪いことくらいは予想できていたことですので、
今夜の下落はカレンダー的な事情もあるかもしれません。
月末のリバランスとか・・・?

まあ、バルチック海運指数が急反落していましたし企業業績、
決算だって悪いわけですし
緩和マネーだけでは、ここからの一段高は
難しい局面だったかと思います。

そうそう、議会の夏休み休会前には
追加の財政支出を決めなければ株式市場は
失望売りとなる可能性も強いとしていた中で、
合意しなくてはならないタイムリミットが迫ってきていますしね。
出来れば7月中には、、、最悪でも8月第1週まででしょうか。

利益の出ているものは手仕舞おうという動きが
出ても全く不思議はない地合いなのです。。。

さて、為替市場。
ドル円105円割れからは、円高が加速しませんね。

ということで、欧州通貨クロス円・ユーロ円とポンド円の
巻き返しが始まりました。

※クロス円一覧


ドルストでもユーロの勢いは衰えていませんが
ポンドがめっちゃ強い。

※ドルストレート一覧


ユーロドルとポンドドルはすでにロングしているのですが
ドル円が戻る過程ではユーロ円、ポンド円の上昇が面白そう、、、
ということで、値動きが鈍いキウイドルを切って
ユーロ円、ポンド円ロングを作りました。

ポンド円136.59円
ユーロ円はちょっと悩んで出遅れて123.82円。
高値掴みとなるやもしれませんが、これ124.50を超えたら
吹き上がりそうな形に見えます。

ポンド円は200SMAを超えてきたので期待したいところ。

キウイドル0.6594ドルLは0.6626ドルで手仕舞いました。
1.2817ドルのポンドドルロング継続。
1.1334ドル・1.1453ドルユーロドルロング継続。
123.82円のユーロ円ロング
136.59円のポンド円ロングです。
日経平均CFD22698円Sも継続です。

ひろこのスペシャリストに聞く!
今回はBコミの愛称でも知られています
元証券ディーラー・ファンドマネージャー坂本慎太郎氏に

【個人投資家のための運用術】カネ余り時代の投資戦略
をテーマにお話しを伺いました。
企業業績から現在の株価位置って・・・?!



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ドル安の流れが止まりません。

※通貨インデックス一覧


特にユーロ、円、ポンド、スイスに対して、ですね。
豪ドル、キウイ、カナダはどうも動きが鈍い。
これは資源関連通貨と括ることができそうですが、
昨日のブログに書いたように、バルチック海運指数がトップアウト
しているようですし、景気回復期待だけでは株も資源銘柄も
上げ続けるのが難しいレベルに到達してしまったのかもしれません。

今夜はFOMCですが、市場関係者らの関心は
米議会、反トラスト公聴会でしょうか。

GAFAの全CEOが出席する米議会の反トラスト公聴会は東海岸時間7月29日に開催
https://jp.techcrunch.com/2020/07/28/2020-07-27-tech-hearing-apple-google-amazon-facebook-antitrust-house-judiciary/

グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの4社のCEOが
揃って証言するのは初めてのことです。

幹部の電子メールなどを含む130万点の書類が収集されており
各議員は競争妨害の行為がないか「直接対決」で追及し
独占禁止法上の問題がないか調査するとされています。

そして翌日30日は
 グーグル・アマゾン・アップル・フェイスブックの決算。
ハイテク銘柄上値が重くなっていますので、これらの個別銘柄が
波乱のトリガーとなる可能性にも留意。

ポジションは全て継続しています。

ゴールドが史上最高値を更新していますが
マネタリーベースから見るにまだまだ金は上がっていない?!

今週のヒロコのWeeklyGOLD
7/22発売の新著「金を買え GOLD SHIFT」が話題の
エモリキャピタルマネジメント代表江守哲氏が登場です。


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2020年7月29日水曜日

ドル円、105円大台を割り込みました。
※ドル円


大倉キャプテンのドル円ショート、利食いHITしたかな??

一方、株式市場は上値が重いものの、この円高トレンドに
連れて崩れるというふうでもありません。

このドル円下落はスピードがありますが、
リスクオフによるものではない、ということでしょう。
恐怖指数も落ち着いたものです。

※VIX指数 

円高ではなくて、ドル安だというのは
通貨インデックス一覧を見れば一目瞭然です。
ただ、オセアニア通貨はそれほど強くないかな・・・。

※通貨インデックス一覧


今夜はFRBが、
中小・中堅企業に対する「メインストリート融資プログラム」
などの緊急資金支援策の期限を
9月末から12月末まで3カ月延長すると発表しており、
これがドル安を加速させた側面もあったようです。

また、今夜は7月の米消費者信頼感指数が発表されていますが
予想を下回る結果。前回数値よりも低下しています。

7月コンファレンスボード消費者信頼感指数 92.6
予想 95.0 前回 98.3(98.1から修正)
期待指数も前回の106.1から91.5に大幅に低下しました。

第4弾の財政政策については、共和党案が105兆円でまとまり
27日月曜に公表されていますが、民主党と折り合いがつくかどうか。

2週間後には夏季休会入りする予定であり、
9月の議会再開後も11月の大統領選が近いということもあり
この2週間が勝負。
これが今後の株価動向を占ううえで最も重要なイベントでしょう。

米共和党、105兆円規模の経済対策案公表-失業給付上乗せ減額
 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-27/QE5F34DWRGG901

金が27日、2011年の1927ドルを超え、一時は1970ドル台まで上昇。
史上最高値を更新しましたが、これはドル安に加えて
株価への不安心理の高まりもあるでしょう。

※ゴールド


ゴールドが強いってのは、金融市場にとって
あまりいいことではないかもしれませんね。
今のところ株式市場は高値圏を維持していますが
気になるインデックスがバルチック海運指数。

コロナ禍5月14日に393ポイントまで下落(2016年来)したものの
7月6日には1956ポイントまで急反騰となっていました。

ところが、この6日にトップアウトしており急降下中。
今日は1293ポイントです。

これは、やはり景気回復の期待先行で反発したものの
コロナ再拡大の誤算などもあって思ったほどではなかった??
ということを示しているのか、先行指数とされるだけに
バルチックの反落は気がかりですね。

※世界各国の海運会社やブローカーから、
鉄鉱石・石炭・穀物などの乾貨物を運搬する外航不定期船の
運賃を収集し、一日1回算出する指数。

1.2817ドルのポンドドルロング継続。
1.1334ドル・1.1453ドルユーロドルロング継続。
0.6594ドルのNZドル/ドルロングも継続。

日経平均CFD22698円Sも継続です。
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