2020年8月2日日曜日

先週末、7月31日金曜は7月取引最終日ですが
日本株はなんであんなに売られたんだろう、、、と思わせる
米株の腰の強さに驚きました。財政政策第4弾の話し合いですが
先週にはまとまらず、7月で失効となる政策も出てきているというのに。

米コロナ法案「合意のめどつかず」、特別失業手当は失効へ
https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-usa-congress-idJPKCN24W2RW

7/31、失業者に対する週600ドルの特別給付措置が失効。
家賃の支払いや学生ローンの返済を凍結する政策も期限切れとなりました。

8/1、追加経済対策を巡るトップレベル協議が行われるも
失業給付上乗せの延長に向けた合意には至らず、重要問題が未解決のままです。

追加経済対策の合意がないまま先週が終わったのに、米株は大きく崩れず
決算が注目されたGAFAM銘柄は決算を受けてむしろ急反発、
ナスダック総合指数が切り返す格好で先週の取引を終えています。

※GAFAとtesla


特にApple強い・・・

アップルが時価総額世界一、サウジアラムコ抜く-好決算で株価10%高
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-31/QECQWCT0AFB701

ということで、米主要株価インデックスは上値が重くなっていたのですが
俯瞰で見ればほとんど崩れておりません。
今週はナスダックが高値を更新しちゃうかも・・・?

※米主要株価インデックス

外部環境としては、前述した米追加経済対策が決まらないまま
夏休みに突入しそうということを始め、
再び世界で感染者数が増えていることなどを鑑みれば
決して楽観できる環境にはないのですが(^^;

【新型コロナ】メルボルン6週間夜間外出禁止、ロンドン首都圏封鎖も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-08-02/QEEV91DWLU6E01

日本株は先週、チャート形状が著しく悪化しましたね。

※日本株主要インデックス

TOPIXなんて思いっ切り窓を開けてネックライン割れですよ。
東証2部もそうね。

日本株が米株より弱い背景には、ドル/円相場の円高があろうかと思いますが
先週NY時間に向けてはドル/円相場は急速に反発しています。

ドル円が104円を割らずに反発してくれたおかげで
ユーロ円やポンド円などクロス円も反発してくれました。

先週買ったユーロ円ポンド円が大成功!!

※クロス円一覧

このポジションは継続します。

なぜ週末急激にドルが巻き返したのか?
別段材料は見当たらず、おそらく月末要因かと思われます。
ポートフォリオのリバランスでのドル買いかな・・・

だからこのドルの巻き返しがトレンド転換のトリガーとなるわけでは
ないかと思いますが、それでもユーロドルロングはいったん手仕舞いました。
1.1334ドル・1.1453ドルユーロドル → 1.1827ドル

というのも、ユーロドル月足チャートから見ると
200SMAと上値抵抗のレジスタンスラインにちょうどぶつかる1.19ドル近辺まで
到達したためです。ここを抜けると本格的なユーロ高がスタートすると
思いますが、いったんは利食いが旺盛なるんじゃないかな。

※ユーロドル月足

また、ポンドドルはまだ継続しているのですが、
週明けも下落が続くようなら手仕舞おうと思います。

英国のジョンソン首相が新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、
経済活動再開の動きをいったん停止すると発表しています。
8月から営業再開予定だったカジノ、ボーリング場などの再開が延期されるとのこと。

また、市場ではイングランド銀行が11月にも
追加緩和を実施するとの見方も出てきている模様。

足元で随分ドル売りが加速したので、ちょっと緩戻しがあるかもしれませんね。

IMM通貨先物、ドル売り越しが9年ぶり高水準
https://jp.reuters.com/article/imm-idJPKBN24Y018

特にユーロドル。投機筋の買い越しポジションが積み上がってますね。
※ただし、個人投資家はユーロを売っていてユーロショートが積み上がっています。
ユーロは大底付けたと思うので、また好機を待って買うつもりです。

さて今週は、米追加経済対策が最大の焦点かと。
今週8月7日までに決められないと議会が休会しちゃうスケジュールです。。。

また、米国の主要な経済指標も目白押し。

3日米6月ISM製造業景気指数(4月:41.5 5月:43.1 6月:52.6)
 4月をボトムに急回復。7月分予想は53.6改善予想
 https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/detail/9011
 

5日6月ISM非製造業景気指数(4月:41.8 5月:45.4 6月:57.1)
  4月をボトムに急回復、7月予想は55.0鈍化予想

7日6月米雇用統計 NFP(4月:▼2050 5月:+250.9 6月:+480) 
         失業率(4月:14.7% 5月:13.3% 6月:11.1%)
  今回予想はNFP+163.5万 失業率10.5%への改善     

 

ポジションは

1.2817ドルのポンドドルL
ポンド円136.59円L
ユーロ円123.82円L
日経平均CFD22698円Sです。

今週の主な予定です。

3日(月)
日本4-6月期GDP改定値
中国7月財新製造業PMI
米7月自動車販売
米7月ISM製造業景況指数

4日(火)
豪中銀政策金利発表
米8月製造業新規受注

5日(水)
中国7月財新サービス業PMI
米7月ADP雇用者数
米6月貿易収支
米7月ISM非製造業景況指数
ブラジル中銀政策金利

6日(木)
英中銀政策金利発表
米新規失業保険申請件数(1日までの週)

7日(金)
日本6月景気動向指数
中国7月貿易収支
米7月雇用統計
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