大統領選挙を予想し、当たれば大きな利益となるようなポジションは
予想が外れた時の損失が大きいわけで、そんな取引は一か八かの博打に近い。
私のスタンスはリスクポジションを小さめに抑えて
キャッシュポジションを高めておくこと。
選挙結果を受け、もし大きく下がることがあれば日本株、米株の一角は
買い拾おうと思っています。Eコマース系、環境関連など。
下がらず、そのまま上昇するケースも考えられますが…。
今回は、事前予想を信用できないという意味でも難しい。
ただ、トランプ大統領がフロリダを落としてしまったら
ほぼ勝ち目はない、ということは明白なようですので
フロリダの開票速報に注目しておきたいですね。
ここをトランプが落とせば、バイデン勝利の可能性がぐっと上がる。
ここを獲った場合は、結論が出るのが長引くことを覚悟。って感じね。
すでにMarketは、米大統領選ではなく
新型コロナの感染再拡大を懸念したリスクオフ相場へ移行しているように見えます。
◆英国も5日木曜からロックダウンに入ります。
ジョンソン英首相、イングランドのロックダウンを発表 今月5日から4週間
https://www.cnn.co.jp/world/35161782.html
フランスはすでにロックダウンに入りました。
買いだめに散髪、パリ大脱出…2度目の都市封鎖、仏市民は大わらわhttps://www.afpbb.com/articles/-/3312936
パリを出て郊外に大移動が始まっているようですが
それって、さらに拡大させちゃうんじゃない・・・?
スペインにいたっては
首相が最長で来年5月9日までの緊急事態宣言を議会に要請しているとか。
来年5月・・・?!
※WHO 世界の感染者推移 欧州の伸びが・・・
中国の情報は少ないのですがこんな記事が
新型コロナ、中国本土で新たに24人感染確認
https://www.afpbb.com/articles/-/3313228?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter
海浦東で感染拡大というTweetもあり
中国でも感染の再拡大があるようです・・・
米株もいよいよ崩れてきました。
とはいえ、まだまだ調整かな??って程度。
ロックダウンなどによって本格的に経済へ影響がでる
リスクがあるというなら、0.382%までの下落があっても不思議じゃない。
これだけ金融、財政出動しているのですから
半値押しまで下げるとは考えにくいとは思っていますが・・・。
※日経平均
為替市場では、ドル高が顕著。リスクオフ。
特にユーロの下落が大きいですね。
これは先週のECB理事会後、ラガルド総裁が12月の追加緩和を示唆
したことに加え、欧州の感染再拡大とロックダウンなどによる
経済停滞リスクを織り込み始めたものと思います。
通貨インデックス一覧
ということでユーロドルを1.1684ドルで売り参戦。
日足で一目の雲の下に抜けてきたことと
MACDがデッドクロスしたこと、
さらに月足でみても、超長期レジスタンス超えに失敗して
再び下落トレンドに回帰してきたように見えます・・・。
※ユーロドル日足
※ユーロドル月足
悪材料がてんこ盛りのポンドや
中国との対立が激化している豪ドルの売りでも良さそうですが・・・。
豪産ロブスター、中国で通関に遅れ 関係悪化が影響か
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65728510R01C20A1EAF000/
・5月に豪産食肉の輸入を一部停止 大麦に80%超の追加関税
中国が豪産綿花の利用中止 関係悪化が背景か 豪主張
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65080150W0A011C2FF8000/
要するに、ドル高、他通貨安となりそうってことね。
リスクオフ的な様相でのドル高なので、円も一緒に強かったりしますから
ドル円でのドル買いにはあまり妙味がなさそうです。
ユーロドル、ポンドドル、豪ドルドル、などストレート通貨での
ドル買いポジションを構築するのが良いかな。
大統領選挙でどれだけ為替が動くかわかりませんが、
選挙絡みでもしユーロやポンド、豪ドルなどが上昇したら
売りで狙ってみたいと思いますが、ただし、これはリスクオフシナリオが
継続することが前提です。
リスクオフ要因というのは、コロナ感染拡大と経済の停滞ですね。
これが改善に向かうということなら、「ドル安」が戻ってきますので
感染拡大で株下落が続いていることが前提での戦略です。
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https://www.youtube.com/watch?v=mH8ZlP2aeck&feature=youtu.be
マーケットエッジ代表 小菅努氏に解説いただいています。