4月のFOMC議事録。
・数人のメンバーが
「今後ある時点の会合で資産買い入れペースの調整を巡る討議を
開始する事が適切になる可能性がある」とテーパリングに言及。
(しかし随分回りくどい表現ですね。適切になる可能性がある・・・)
・「何人かは供給不足が早急に解消されない可能性があり、
来年以降も物価上昇圧力がかかる可能性がある」
FRB首脳陣はインフレは一時的である、と繰り返しているのですが
長期化すると見ているメンバーがいるということです。
FRB首脳陣、インフレ加速も一時的との自信揺るがず-6つの根拠
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-13/QT0UZ8DWX2PT01
3月の議事録でもインフレに関しては見方が2つに分かれていたことが
伺えるのですが、首脳陣は一時的と繰り返しながら議事録でマーケットへ
織り込まるスキームですね、、、、そしてテーパリング。
まあ、いずれかの段階で話合いは必要ですので
至極当たり前の事を言っているに過ぎないのですが
3月のFOMC議事録では議論の開始について議題に上がっていませんでしたので
これは大きな変化と捉える事もできますね。
とはいえ、米長期金利の上昇は続かず。
そして株下落も心配いらないようです、今夜は米株確りですね。
今夜の指標も強いのですが、金利は動かず。
4月景気先行指数:前月比+1.6%(予想:+1.3%、3月:+1.3%)予想上回る
5月フィラデルフィア連銀製造業景況指数:31.5(予想:41.5、4月:50.2)
おっと、予想を大きく下回りました。
4月の50.2が1973年来の好結果だったのですが、、、
早ければ6月、8月ジャクソンホール会合でテーパリング示唆があるかも、
という観測が再び頭をもたげてきたにもかかわらず金利は落ち着いている。
これぞゴルディロックス相場!!
とばかりに今日はナスダック総合指数や半導体指数も強いですね。
暗号資産市場も昨夜の急落がセリングクライマックスだったか、
今日は戻り基調にあります。
米株は強い経済指標が後ろ盾となって買い材料に事欠きませんが
日本株市場は、買い材料が乏しい。
なんと外国人投資家は先週めちゃめちゃ日本株売ってました。
5月第2週、海外投資家が日本株を1兆1177億円売り越し=現物先物合計
https://jp.reuters.com/article/5211177-idJPL3N2N71IT
5月第2週(5月10─14日)の海外投資家による日本の現物株と
先物合計の売買は1兆1177億円の売り越し
1週間で1兆円売ってたってよ。
ほら、GDPマイナスになる国の株は海外勢は買いにくいって
ブログで書いてきたでしょ。買いにくいどころかものすごい売ってる。
それなのにマイナスのGDPが発表されたその日に
公的年金マネーが日本株を買い支えて大幅高となったものだから
私のショートはロスカットされたわけですが(泣)
(私の資金管理が悪いのよね。
日経平均の1000円くらいの上下でやられるやり方じゃだめですね)
米金利が上がらず、景気指標は良好。
株が強い、、、ということでリスク選考のドル安基調です。
というわけで為替のポジションはすべて継続。
ユーロドル1.2126ドルL
ポンドドル1.4088ドルL
ユーロ円132.63円L
ドルカナダ1.211ドルS
NOTE
◆NZ、経済成長加速と財政赤字縮小を見込む-予算案で見通し示す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-20/QTDV09T0G1L301?srnd=cojp-v2
経済成長率は21年の2.9%から23年には4.4%に加速すると見込む
財政赤字は21ー22年度184億NZドルから縮小して27-28年度黒字に
~このNEWSはキウイの買い材料ですが足元オセアニア通貨は
完全にレンジなのでしばらく様子見です。
◆Treasury Calls for Crypto Transfers Over $10,000 to Be Reported to IRS
https://www.bloombergquint.com/politics/treasury-calls-for-crypto-transfers-over-10-000-reported-to-irs
米国財務省は、バイデン政権が提案した税務コンプライアンスの強化策に
1万ドル以上の暗号通貨の移転を内国歳入庁に報告することが含まれていると発表
~この報道を受けて、BTCまた下げてきましたね
ただ、あれだけ暗号資産が荒れても他市場への影響は限定的でした。
今のところは、、、ですが。
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今週のひろこのWeeklyGOLDはBitcoinとGOLDの比価チャートも。
収録後の下落でさらに数字は変わってしまっているかと思いますが💦
https://youtu.be/TUealZv7_fg
・コモディティ高とCPI
・Bitcoin下落でマネーシフト?
解説:貴金属スペシャリスト池水雄一氏
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今日、こんなNEWSがありましたね。
ファーストリテイリングの綿シャツ輸入差し止め解除要請、米税関が拒否
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-19/QTC4PET1UM1201
何が起きているのか?
今週のひろこのスペシャリストに聞く!で
作家、経済評論家で著名な渡邉哲也氏に解説いただいています。
https://youtu.be/ar8b4-JwqxY
中国依存を強める日本企業。
早速、米国は動き始めているということですね。
米中どちらにつくのか?企業の判断が迫られています。
バイデン大統領に対し米議会が強硬に「戦略的競争法」にて
対中政策の強化を迫っていますが、企業も戦略の見直しが必要ですね。
ワクチン接種が進み国交回復の道筋が見えてきましたが
決してコロナ前の世界には戻らない?!
バイデン政権下の対中政策、そして日本の立ち位置を
作家・経済評論家 渡邉哲也氏に伺いました。
https://youtu.be/ar8b4-JwqxY
日本企業はどうすべきなのか?
『第二の開国と米中デカップリング』
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2021年5月21日金曜日
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