このところ、米金利(だけじゃなくて世界の長期金利)が低下傾向で
一緒に米株も下落する局面があって
ひょっとしてリスクオフ相場なのか?
なんて警戒もしていたのですが、
今夜は金利が上昇、株も上昇。杞憂に終わるか。
暗号資産の暴落で痛んだ個人は多かったかと思いますが
機関投資家が暗号資産に傾けていた資金量はそれほど大きくなかったとみえ
株もほとんど影響がなかった、とみていいのかな。
ただ、米国の給付金も3月の分が最後です。
ニューマネーが市場に流入する期待は大きくないので
下落はしないまでも、ここからの上昇には今ひとつ材料がないですよね。
今日の一番の注目は英国、ポンド。
英中銀ブリハ氏、早期の利上げもあり得る-労働市場の動向が鍵
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-27/QTRLIJT0G1L001
このブリハ氏、8月末で任期満了なのですが、現在MPC委員。
22年(来年)には利上げがあるかも~ですって。
あれ?今年の2月にマイナス金利とか言ってたの、ブリハさんですよね?
英中銀ブリハ氏、マイナス金利にこれまでで最も強い支持表明
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-02-19/QOS0D1T0AFB601
ブリハ委員は、マイナス金利の活用にこれまでで最も強い支持を表明した。
今回ブリハさんは講演の中での発言ですし、来年のことですので
過度に反応することでもないのですが、
なにせボラがほしいマーケットは何でも材料にして動きたがります。
このところの為替市場の材料は世界の金融政策の正常化ですね。
テーパリングと利上げ時期。
これが今一番HOTなテーマなので、、ポンドが急伸しました。
ブリハさんの掌返しはちょっと酷い気がしますけど。。。
昨日はNZがドルが急伸していましたね。
金融政策会合で政策の変更があったわけではないのですが、
これまでの追加利下げの可能性も考えていたRBNZがその文言を削除し、
来年22年下期の金利上昇の可能性を示唆。
そして4月にはカナダが金融政策会合で正式にテーパリングを発表。
となると、もっとも金融政策の出口が遅そうな日本は?
(消費者物価指数は4月▼0.1%、9ヶ月連続マイナスでデフレ・・・?)
最も緩和的政策が長期化しそうな国、ということで円安のバイアスが
強まったのかもしれません。今日はドル円が急伸。円安が進行となりました。
まあ、米長期金利も上昇しているので金利に連れ高、とも言えますが・・・。
ドル円が上昇してくれたおかげでユーロ円ロングが助かりました。
ユーロ円133.32円L、現在133.90円ε-(´∀`*)ホッ
クロス円がこれに連れ高です。
今日、キウイ円を79.61円で
カナダ円を90.57円で買い参戦。
ポンドも買っちゃおうかと悩みましたが、
リスク取り過ぎかな・・・と思いとどまりました。。。。
ホントはドルストレートのほうが面白いと思っていたんですが、
今日のドル円の上昇みてると、クロス円のほうがパフォーマンスが良さそうね。
円のほうが弱いということなので。
ユーロドル1.2125ドルロング、まだ継続。
ここからはこの円安が本物か、円キャリートレードが
為替市場の柱のテーマになるかどうかに注目ですが
ただこの円安、月末週ですのでリバランスによる特殊な動きという
可能性もありますので、警戒は緩めずに。
株式市場ではMSCIのリバランスに向けた動きがでました。
今日は、大引け前のたった1分で売買代金3兆円もできたとか。
東証1部の売買代金合計5兆5994億円!!(通常2兆円台です)
MSCI銘柄入れ替え、新規採用はゼロ・除外は29銘柄
https://jp.reuters.com/article/msci-idJPKBN2CS30Q
今回日本銘柄新規採用ゼロ。
除外が29銘柄あった、ということで売り圧力のほうが大きかったと
※MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)が
算出する指数の総称。先進国、新興国、フロンティア市場など
合わせて約70カ国・地域の株式市場をカバーする。
今週はブラックロックMTUMのリバランスもあるようです。
米株の個別銘柄の動向に注意。
1.7兆円ETF、ポートフォリオの68%今週組み替えへ-「驚異的」規模
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-05-24/QTMAGBT1UM0Z01
金融株の比率は現在の2%未満から33%に上昇する一方、
テクノロジー株の比率は40%から17%に低下させるとか。
GAFAMは下がるかも?
今週のひろこのウィークリーGOLDは
エモリファンドマネジメント代表の江守哲氏
https://youtu.be/UiVRlmTjagk