米長期最利回りの低下が止まりません。
米10年債利回り、一部トレーダーは1%も視野か-デルタ株で景気警戒
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-07-19/QWHVV4DWLU6H01
1%までの下落を折り込みつつあるようです。
それってもう景気はピークアウトして
ここから減速していくってことを織り込んでるわけで。
そもそもは債券市場の売りと買いのバランス=需給要因かと思うのですが
ここに来てデルタ株感染拡大が経済へ及ぼす悪影響が懸念され始めました。
米政府が19日に渡英の「中止」を勧告したことなども
昨日19日乃NY株式市場の下落を誘ったようです。
米政府、渡英「中止」勧告 ワクチン接種でも感染懸念
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021072000240&g=int
ところが今夜は米株が急反発。
住宅指標を好感したのか、それとも10年債利回りつっこんだところから
切り替えしてきたことを好感しているのか、、、
・6月住宅着工件数:164.3万戸(予想:159.0万戸、5月:154.6万戸←157.2万戸)
・6月住宅建設許可件数:159.8万戸(予想:169.6万戸、5月:168.3万戸)
このところはテーパリングの議論が、国債より先に
住宅ローン担保証券(MBS)から開始されるのではないか、
という見方が広がりつつあるようですが、
このところの債券利回り低下をみていると、
この見方が大勢となりつつあるのかな、という気がしないでもない。
今夜の米株反発の勢いをみても、
テーパリングを恐れているようには見えないのよね。。。💦
しかし、この反発についていくにはなれません。
まだクロス円ショート、リスクオフポジション継続しています。
しかし、ドル独歩高なのでドルストレートでのドルロングのほうが
パフォーマンスいい局面ですね。
ドルロングを作るなら、豪ドル売りがいいかな。
豪州の金融大手ウエストパックが
豪州中央銀行(RBA)はテーパリングではなく、
量的緩和策(QE)の拡大で債券購入を増やす可能性があると予想しています。
ウエストパックはロックダウンなどの影響で
四半期ベースで0.7%のGDP押し下げの可能性があると予想しています。
NZは7月23日でQEを停止します。
早ければ8月、遅くても11月には利上げに踏み切るとの市場の予想。
ただし、このNZの緩和終了はNZドル買いにはつながっていません。
これは市場がリスクオフの様相を呈しているせいで
ドルが強くなっているためだと考えられますが
市場が落ち着いてくれば、金融政策のコントラストが
市場のテーマとなってくるはず。
ということでNZは売りにくいのですが
QE拡大予想が出てきた豪ドルは売りやすいわよね。
そして、今週ECB理事会でフォワードガイダンス変更が見込まれるユーロ。
今夜1.177ドルでショート参戦してみました。
ユーロ円130.81円S
豪ドル円82.48円S
カナダ円88.05円S は継続です。
今ペロシ米下院議長がコロナ陽性との速報が入ってきました。
マーケットには影響はないでしょう・・・。
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