2021年8月19日木曜日

 高値圏で値動きの乏しい米株をウォッチしていても
現在のセンチメントが見えにくいのですが
(資金が集中している為下がりにくい)
コモディティ市況を見ていると、
景気はピークアウトしているんじゃないかと心配になってきます。

原油


鉄鉱石


パラジウム ガソリン車の自動車触媒需要が主。

これらのコモディティの下落は中国要因が大きいでしょう。

中国PMIは、景気に先行して動く「景気先行指標」とされていますが
ご覧の通り下落の一途をたどっています。ピークは去年の11月。

中国でもデルタ株の感染拡大が景気の先行きに影を落としています。
コモディティ市況を見るとすでに中国の買いは鈍っているものと思われ、
これを無視して上がり続ける米株には警戒が必要かと。

日本株は中国リスクを織り込んでいるがゆえに
上がらないのだと思いたいですけどね。

中国経済、7月は予想上回る減速-デルタ変異株で景気リスク増す
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-08-16/QXWTOIDWX2PT01

為替市場、今日注目されたRBNZ、NZの金融政策会合ですが
なんと政策金利は据え置きが発表されました。

市場では利上げの折込が進んでいましたが
感染者が出たことでロックダウンを決定しており
これが今回の利上げの見送りにつながっているようです。

まさかの据え置き、ということでもありません。
ロックダウンが決定されたあと、金利先物市場でも急速に
今回の会合での利上げ見送りが織り込まれるかたちで
先んじてNZドルが下落していましたので
それほど大きくNZドルドルが崩れるということもありませんでした。

利上げ時期は早ければ10月か。

NZ中銀、利上げの年内開始見通し示唆-早ければ次回10月にも
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-08-18/QY0J1SDWLU6Q01

今回見送られても、年内の利上げの可能性が大きく
ここから積極的にNZドルを売れる投資家はいないでしょう。

ただ、今回のことでなんとなく
世界は利上げに踏み切れない環境にはいりつつあるのでは…?
日本病に陥ってはいないか、と嫌なシナリオが頭をよぎったり…。
NZでの感染が抑えられて早期の経済の再開を望みます。

資源が弱いので豪ドルショート継続でいいでしょう。

豪ドルドル0.7281ドルS
豪ドル円80.89円S
ユーロ円129.11円S継続

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今週のひろこのWeeklyゴールドは江守哲氏。
Q2ゴールド需給と高い米インフレ率と低い金利
から見えてくる
ゴールドのトレードアイディアを伺いました。

<ゴールドはしばらくレンジか?>
『高いインフレ率と低い米金利』
https://youtu.be/5g86eiXRBg4

◆ 金需要動向
◆ 米国債利回りと金価格
◆ ドル指数と金価格
◆ 米実質金利と金価格
*****************************************
S&P500は8月16日の終値ベースで
コロナショックの20年3月23日のボトムから2倍に!

通常2倍になるには1000日かかるところを
今回の相場は1年ちょっとで達成(゚ロ゚)w

その背景にロビンフッターとも称される個人投資家の台頭が。
日本からのマネーも米株市場に流入しています。

ただ、怖いのは空前の「証拠金残高」💦

<最高値更新の米株とロビンフッダー>
『沸き立つ米個人投資家』
https://youtu.be/sSEPy6LySIM
解説:双日総合研究所 
調査グループ 上級主任研究員 安田佐和子氏

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