2021年9月20日月曜日

 週明けにも中国の大手不動産デベロッパー
恒大集団(エバーグランデ)がデフォルトするのでは?
と噂になっています。

中国恒大、不動産の値引きによる返済手続き開始-満期過ぎた理財商品
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9bc97ee45a44710b6deaa9c8fd192b98a598fa7
・現金に代わり不動産資産の大幅値引きという形で返済する手続きを開始
・中国恒大の多くの社員を含む7万人余りが理財商品を購入
・現金で返済を望む場合、四半期毎に金利と元本の10%の支払いを受ける選択も可能

どうやら未完成の物件も放出するとか。

中国恒大の流動性危機、今週重大局面に-23日の社債利払い履行が焦点
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-19/QZNJYNT1UM1701
・ドル建て5年債(表面利率8.25%)の8350万ドルの利払い期日が23日に到来
・17日、金融システムに140億ドルの短期資金を供給
・支払いの遅れがデフォルトと判断されるまで30日の猶予期間が設定

中国恒大、20日期限の利払い履行不能との報道 流動性危機深刻に
https://jp.reuters.com/article/china-evergrande-idJPKBN2GB0H6

中国・恒大、資金繰り難一段と 負債合計33兆円

利払い日9月下旬から到来
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB16A2Y0W1A910C2000000/

今週から社債の利払いが立て続けに到来しますが
中国住宅都市農村建設省が主要債権銀行に
『20日が期限の利払いを行わない』と伝えたと報じられています。

中国恒大、「大きすぎてつぶせない企業」でない=環球時報編集長
https://jp.reuters.com/article/china-evergrande-debt-global-times-idJPKBN2GD072
・政府が直接、同社を救済する可能性は低いとの見方が広がっている。
・国営メディアが政府による同社救済に疑問を投げ掛けたのは初めて。

中国政府による救済はない可能性。
中国国内の問題で終わるなら、直接マーケットへの影響は小さいと
みることもできますが、海外の投資家がエバーグランデの社債や株式を
どの程度保有しているか、という点が問題で、
デフォルトされてしまうとその資産はキャッシュ化できないということに。

誰がどの程度のエバーグランデの資産を持っているのか?
ってところが気になっているのですが、ブルームバーグ報道では

アシュモアやブラックロック、中国恒大の債券を大量に保有
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-17/QZL7VYT0AFB701
・ロンドン拠点の新興市場の債券専門の資金運用会社
 アシュモア・グループ・ピーエルシー4億ドル以上(440億)(6/30時点)
・ブラックロック・インク、385億ドル
・UBSグループAG、275億ドル
・HSBCホールディングスPlc、206億ドル

ただし各社の保有資産の規模は、ファンドの書類が提出された後に
変更されている可能性もある、としていますので
最新のデーターではないようです。

ブラックロックは6月、7月、9月の各ファンドのデータ。
UBSは、異なるファンドの4月、5月、6月、7月時点のデータ。
HSBCのデータは、異なるファンドの4月、6月、7月時点のもの。

それぞれのファンドが数百億程度の社債を保有していたようですが
(それも現時点の数字ではない)
コロナ禍の過剰流動性相場においてはあまり気になる規模ではないような気も。

日本の機関投資家らはまさか持ってませんよね?
そういう報道はないようですが、、、、。

ただ、日本市場は月曜休場。
20日支払い期限の利払いが不能に陥ると思われ、
これを政府が救済しないという通達が出たとの報道もあるようですから
ノイズ的に週明けの東京時間にリスクオフ的な動きが出るかもしれません。

日経平均CFDロングまだ持ってるけど大丈夫かな・・・。
日経平均CFD27829円+29718円L継続

中国は週末金曜、短期資金供給を実施。
クレジットリスクに備えています。

中国人民銀、1.5兆円の短期資金供給-恒大危機が市場揺るがす中で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-17/QZK6DVT0G1L001

これが元安、ドル高をもたらしたか。
※人民元ドル
為替ポジションはドル高、円高方向ですのでいい流れですが。

豪ドルドル0.7305S
豪ドル円80.05円S
ユーロ円129.34円S 全て継続

仮にエバーグランデがデフォルトしても
中国人民銀行が金融市場への流動性を供給し信用リスクによる
連鎖破綻という事態にはならないと思いますが
元を供給し続ければ元安方向にトレンドが生まれそうです。

しかも、今週は大注目、9月FOMCです。
何度も書いてきましたが焦点はテーパリング着手ではなく
利上げ時期。ドットチャートです。

テーパリングは早かれ遅かれ年内には着手します。
これはすでに織り込まれた。

織り込みが始まっていないのは利上げ時期です。

ドットチャートを予想しても仕方がないので
タカ派的になるのでは~という思惑が織り込まれる過程で
ドル高気味になるのでは?と先週のブログに書きましたが
現状では、たしかにドル高ですので、このままFOMCまでドルロングで行きます。

ドルロング=豪ドル売りですが
チャイナリスクは為替市場では豪ドルが受け皿に、という考え方ですが
鉄鉱石価格も崩れていますね。。。

鉄鉱石先物の下落止まらず、100ドル割り込む-中国が鉄鋼生産抑制
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-09-17/QZKYDAT0G1KY01
・鉄鉱石生産で世界トップのオーストラリアにとっても悪いニュースだ。
 ~同国では財の輸出全体の約40%を鉄鉱石が占めている。

 
FOMCイベント通過でドル高が一服した場合、
キウイかポンド買いを考えようかと思ってます。
カナダもいいかな?

短期債利回りがとんでもなく上がってるんですよね。
※2年債利回り 長期債よる政策金利に近い値動き

今週のFOMCがなければキウイ上がってるんじゃないの?
豪ドル、ユーロは妙味なし、ですね。
FOMCイベントが織り込まれたあとは、10月からのNZの利上げが
市場のテーマとなってくる可能性があるのでは?と思っています。

21日火曜からCME原油原油先物が上昇、取引スタートしますが
原油は週末にかけて下落。
ロシアは第4四半期に原油輸出を3%増やす計画と報じられました。
※WTI原油 ただし、トレンドは上向き
米国の在庫が5年平均の下限近くに。
要するに需給はタイトです。
さて今週はカナダ総選挙にドイツ総選挙
FOMCに日銀に英国BOEの金融政策会合があります。
イベントだらけですねぇ。。。日本は総裁選も白熱しています。

20日(月)日本祝日休場 
     中国も中秋月で休場
◆カナダ総選挙
カナダ、20日に総選挙 過半数狙ったトルドー首相が退陣の可能性も
https://www.asahi.com/articles/ASP9M55HWP9LUHBI00R.html
政権交代の可能性もあるようです。

21日(火)
国連総会一般討論(27日まで)
OECD経済見通し

22日(水)
◎日銀金融政策決定会合、黒田日銀総裁記者会見
◎米FOMC パウエルFRB議長記者会見、経済予測公表

23日(木)
ドイツ製造業PMI速報値(9月)
ユーロ圏製造業PMI速報値(9月)
◎英中銀政策金利
トルコ中銀政策金利
米製造業PMI速報値(9月)

24日(金)
日本消費者物価指数(8月)
ドイツIFO企業景況感指数(9月)
クリーブランド連銀総裁、講演
米FRBオンラインイベント開催 パウエルFRB議長、クラリダFRB副議長ら参加

25日(土)
アイスランド議会選挙
英労働党大会(29日まで)

26日(日)
ドイツ連邦議会(下院)選挙
ドイツ総選挙まで1週間 過半数の政党なく「信号機連立」の可能性も
https://www.tokyo-np.co.jp/article/131962
どの党も過半数を取れず上位3党の連立政権となる見込み
「信号機」「ケニア」など
各党のシンボルカラー組み合わせがどうなるか話題。

先週のひろこのWeeklyGOLDは
エモリファンドマネジメント代表 江守哲氏
<ゴールドはまだまだレンジか?>
『どうなる米金融政策 FOMCに注目』
https://youtu.be/QKG4DLoii8M

◆金ETF動向
◆米CPI・PPI
◆米国債利回り/米実質金利/ドル指数と金価格

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 ひろこのスペシャリストに聞く!は
成田博之氏をお迎えしお話を伺いました。

テーマは「COTレポート」

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内部要因で読み解く 金・プラチナ
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