今夜発表の米鉱工業生産、ネガティブサプライズ。
2ヶ月連続のマイナスです。
米鉱工業生産指数(9月)▼1.3% 予想 0.2% 前回 ▼0.1%(0.4%から修正)
米設備稼働率(9月)75.2% 予想 76.5% 前回 76.2%(76.4%から修正)
製造業(▼0.7%)
鉱業(▼2.3%)
電気・ガス(▼3.6%)
自動車・関連部品(▼7.2%」とすべて低下
自動車は半導体不足。
そしてハリケーンの影響もあったようです。
この結果を受けて、一時米株売り、ドル売りが優勢となるも、
(ダウは200ドル超安く寄り付きました)
株はむしろ緩和の長期化を連想させる内容なので反転上昇中。
これにつれて、リスク回避的に円買いが優勢になった為替市場でも
円売り再開となりそうなムードです。ドルは方向感がないかな。
ハリケーンや半導体不足といった特殊要因が指標の悪化の要因で
需要が弱いわけではないなら、それほど心配することはないというのが
株式市場の見立てなのでしょう。
需要が弱くなるようなら本格的に景気後退のリスクとなりますが、
米国はそういう状況ではない、、、今の所。
ただ、中国は不安ですね。
中国7-9月GDP、前年同期比+4.9%増(4-6月期は+7.9%)
前期比の伸び率は+0.2%でまるで日本のGDPを見ているようです。
不動産市場のバブル抑制策で恒大集団などのデベロッパーの
デフォルトリスクが生じていることや
電力不足で生産活動が制限されているということもあり
中国景気の減速は深刻ですが、今の所、マクロマーケットは
中国とはデカップリング状態にあるようです。
というわけで、不安材料がないことはないのですが
日経平均CFDロングは継続。
総楽観状態になるより上がる目はある「と思う)
そして円安がどこまで続くか、ですが。
生保の下期の投資計画が出てくる時期ですね。
大樹生命:国内債を圧縮、オープン外債積み増し-21年度下期計画
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-18/R15AMVT0AFB501
・為替ヘッジしないオープン外債の残高を数百億円増やす計画
オープン外債ってことは、ダイレクトに円安要因。
世界の利上げ予想加速-英中銀は11月利上げとゴールドマン予測
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-18/R15G3FT0G1KZ01
・インフレへの対応が必要としたベイリーBOE総裁発言受け、
英国が12月までに計0.36ポイントの利上げとの予想
・NZの11月0.5%利上げ確率36%まで上昇
2年債利回りも上昇継続しているので
クロス円ロングも継続です。
イタリア、フランス、ドイツなどユーロ圏利回りも上がってきましたね。
ユーロ円も買われています。
ポジションは全て継続。
ポンド円151.60円L
カナダ円 88.20円L
豪ドル円 80.74円L
キウイ円 80.12円L
ドルカナダ1.2626ドルS(カナダロング)
日経平均CFD27410円L
◆FRB米国、ECB欧州、BOE英国、RBA豪州、BOJ日本の
金融政策の現状と今後、そして為替市場を展望頂いています。
【ひろこのスペシャリストに聞く!】
エコノミスト 村上尚己氏
<米・欧・英・豪・日>
『ドル円はどっちだ?!各国金融政策の大転換』
https://youtu.be/SOSGsKX4cmU
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