2021年10月28日木曜日

 衆院選アノマリー効力ないですねぇ。
今日の引け後のファナックの決算受けて明日の相場展開も心配。

ファナック、今期営業利益を下方修正ー半導体など部品不足響く
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-27/R19M94T1UM1701

今日は番組で
株式アナリスト鈴木一之さんにお話しを伺ったのですが
製造業セクターは7重苦に苦しんでいるとか。

1・半導体不足
2・海上運賃高騰
3・燃料コスト上昇
4・東南アジアロックダウン
5・資源高
6・環境規制強化
7・人手不足
8・円安進行

そりゃ製造業セクターが急減速するわけです。

内需、小型株には好調な企業もありますが、
製造業が失速すると全体のセンチメントは悪化しますね。

すでに夜間取引で日経平均先物は28700円くらいまで
下落していますが、足下やや回復して28830円。
今日の現物市場では日経平均は29000円台でしたので
明日はやや弱含みで寄り付くのかな・・・。
日経平均CFD27410円L継続。

今夜の米株市場、ダウやラッセル2000が下落も
ナスダック総合が強いというマチマチの展開。

というのも今夜は米金利が急低下。
10年債利回りは1.54%台まで軟化。

2年債だけは元気に上昇し続けていますが。
この米金利低下も影響もあってか、ドル円相場、クロス円相場が
ロンドン時間に急落する局面もありましたが、
NY時間に持ち直しています。

主要国の2年債利回りを見てみると、
今日はカナダの金利が急騰しています。

今日カナダの金融政策会合があったんだった、、
うかつにも忘れてました。

カナダ中銀、早期利上げ示唆 経済成長堅固で量的緩和終了へ
https://jp.reuters.com/article/canada-cenbank-idJPL4N2RN4RC
従来の予測より3カ月早く利上げを実施する可能性を示唆

これでカナダ買いが一気に吹き上がりました💦
せっかくカナダ円ショートが利が乗ってきていたのに台無し😢

カナダ円92.28円Sは終値で
コストを上回っているようならカットします。

今夜原油がちょっと軟調なので
こちらに引っ張られてやっぱり落ちてくる可能性もあるかも。
(希望的ポジショントーク)

今夜原油が軟調なのは週間在庫統計で在庫がやや増えていたから。

【米週次石油在庫統計(10/22時点)、前週比、単位:バレル】
・原油在庫:+426.8万(予想:+200万、前回:-43.1万)
・オクラホマ州クッシング在庫:−389.9万(前回:-232万)
・ガソリン在庫:−199.3万(予想:-223.5万、前回:-536.8万)
・留出油在庫:-43.2万(予想:-225万、前回:-391.3万)
・製油所稼働率:85.1%(前回:84.7%)


また、今日は豪州7-9月期消費者物価指数が発表されました。
前年比+3.0%(予想の3.1%)を下回るも
コアインフレ率が予想を上回る伸びとなり、豪ドル買いが旺盛に。

CPIトリム平均 前年同期比+2.1%
2015年以来初めてRBA目標の2~3%レンジ内回帰。
(前期比+0.7%、予想は0.5%)

RBAは24年までは利上げしない、言うスタンスを明確に示しており
通貨先物市場ではネットショートが積み上がっていますが
インフレ率が急激に上がってくることで
RBAのスタンスに変化がでるようだと売られてきた分の
買戻しが大きくなりそう、という点で豪ドルには注目しています。
2年債利回りも急伸していますね。

また、英国の2年債利回りが急低下しているのも気になりますね。
11月利上げ織り込みが進んできましたが
急に11月には利上げがないかもって見方がでてきて失速しているようです。
ポンドドル1.3791ドルSも継続。

英中銀テンレイロ氏、利上げは待てると主張-来週の政策発表前に発言
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ab59011db6500de02fac895434f78c0c577c0db
拙速な行動はより長期の物価圧力に「ディスインフレ的な影響」すら与えかねない

それから国内生保各社の下期運用計画が出揃いましたが、
今期は為替ヘッジを付けない外貨建て債券である
「オープン外債投資」には慎重な方針が多いようです。

富国生命はフルヘッジ。
日本生命は年度末108円予想などなど
円安の持続性について懐疑的。
米利上げ開始は23年との予想が多いようです

また、米国の利上げ開始時期は23年後半になると
ハト派的にとらえているところが多い模様。

ザ・セイホはここからのドル円上昇に懐疑的であり
下期はオープン外債投資には慎重ということで
彼らの外貨買いから円安が進むという圧力はなさそう。

焦点:国内生保、一段の円安には懐疑的 21年度下期はオープン外債慎重
https://jp.reuters.com/article/life-insurance-investment-idJPKBN2HH13N

というわけで、ドル円115円超えには時間を要するんじゃないか、
という気がしますが、
決して生保の相場見通しが当たるわけじゃないですからね・・・

ユーロ円132.67円Sはもうちょっと粘ろうかと。
現在132.15円。
明日ECB理事会ですが、タカ派的になることはないかと・・・。
ドイツのワイトマン総裁も年内辞任の意向ですし。

どこかでオセアニアロングを作ろうと思っていますが
まだ様子見です。。。。

★今週のひろこのWeeklyGOLDはマーケットエッジ代表小菅努氏
<悲惨指数で読むゴールド相場>
『インフレでも金価格が急騰しない理由』
https://youtu.be/8tlah10SxDg
画像
◆インフレと金価格の理論
◆ Misery Index(悲惨指数)で見る金価格
◆ 11月FOMC後の展望
GOLD1オンスで買える小麦と原油の量の推移、必見です!

★今週のひろこのスペシャリストに聞く!は
ポスト石油戦略研究所代表エネルギーアナリスト大場紀章氏に
天然ガス、原油高の背景を伺っています。

<欧州天然ガス高騰の要因は?>
『カーボンニュートラルとエネルギー危機』
https://youtu.be/tf9xUsE3_BA

実はこの絵がとても重要です↓
上流投資は2015年から急減しています。
これが大問題。

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