2023年5月25日木曜日

 エヌビディアの決算で半導体、ハイテクセクターが湧いています。

エヌビディア株急伸、売上高見通しが市場予想上回る-AI追い風
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-24/RV6K3PDWRGG001
・5-7月売上高見通し、約110億ドル(約1兆5300億円)
・アナリスト予想53%上回る-株価は通常取引終了後の時間外取引で一時29%上昇
フアンCEO
「世界のデータセンターの設備一新に向け、信じ難いほどの注文が舞い込んでいる」
「「ChatGPT(チャットGPT)」など生成AIが稼働できるようになる」

生成AIが半導体需要を爆発的に拡大させているようです。

足元でナスダック総合は上昇トレンドにあるのですが
ダウ平均は下落基調。何もかも上がる相場ではありませんね。

エヌビディアがアップル抜く公算、1日の時価総額増加で米企業最大へ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-25/RV7AORDWX2PS01

債務上限問題は進展がみられず。

米下院議長、債務交渉でなお未解決の問題-全員満足とはならない
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-25/RV7SO3DWRGG001

こうしたゴタゴタが続くようだと格下げするぞ!
と格付け機関もアナウンスしはじめました。

今朝、格付け機関フィッチレーティングが
米国債を「レーティング・ウオッチ・ネガティブ」に。
これは格下げではありません。
格下げする可能性がある、見直しの対象にした、ということです。。

米国の「AAA」格付けにリスク、フィッチとDBRSが見直し
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-05-24/RV6PKDT0AFB401

これを受けて早朝のドル円、急落する局面が。

※ドル円5分足
しかし、下落は続かず。
格下げの可能性のニュースでアルゴリズムが動いて
機械的に売られたものの、結局上昇するドル金利に引っ張られ
てあっという間に切り返しています。

※米国債利回り一覧 2年金利の上昇加速
2年金利が動いているというのはFF金利の利上げの可能性を
織り込んできたということでしょう。

※Fedウォッチ 7月利上げ確率が高まってきた
今夜発表された米1-3月期GDPが上方修正されています。

■1-3月期国内総生産(GDP)改定値 前期比年率+1.3%(速報値+1.1%)
■個人消費改定値:前期比 年率+3.8%(速報値+3.7%)
■GDP価格指数:改定値 前期比+4.2%(速報値+4.0%)昨年7-9月期以降で最大の伸び
■GDPコアPCE改定値:前期比+5.0%(速報値+4.9%)

そりゃドル金利、上昇圧力が大きくなるわけです。
米景気は利上げでも緩みがない。
インフレも高いまま、、、
となればさらに利上げの必要があるのでは?というわけです。

一方でドイツのGDP改定値は下方修正されています。

ドイツが景気後退入り、第1四半期GDP0.3%減に下方改定
https://jp.reuters.com/article/germany-gdp-idJPKBN2XG0D7

ドイツは2四半期連続でGDPがマイナス成長となったことで
テクニカル的にはリセッション入りです。景気後退。

となれば、ユーロが売られますね。
ユーロドルはご覧の下落です。
と言いますか、下がっているのはユーロだけではありません。
ドルが強いんですね。。。

ドル円相場は半値戻りまで上昇してきました。
22年の介入があった151円台の高値から今年前半の安値の
下落幅に対して50%の反発があったということですが

ドル円
このレベルを超えてくのか。
やっぱりこのレベルを意識してウォッチしている投資家も
多いと思われ、このレベルからは売りを考える向きもあるでしょう。
自分のドル円ポジションですが
ドル円138.68円ロング ➡ 139.62円で手仕舞い

また、カナダ円101.67円ロング継続。
ユーロドル1.0908ドルショート継続。

今週のひろこのWeeklyGOLDは
マーケットエッジ代表 小菅努氏による解説。

長期目線で見るGOLD相場と短期の相場は異なります。

<金価格の長期上昇を予感させたG7広島サミット>
『ブレトン・ウッズ体制本当の終焉』
https://youtu.be/r3zv9CYmPh4

◎もう利上げの議論は十分でしょう
◎金市場からみたG7広島サミットの意義

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