1月日銀会合、大方の事前予想通り政策変更なし。
■当面の金融政策運営について
https://www.boj.or.jp/mopo/mpmdeci/mpr_2024/k240123a.pdf
「粘り強く金融緩和を継続していく」などの文言が残り
緩和の長期化思惑から、初動のドル円相場は円安ドル高に動きました。
■展望レポート(経済・物価情勢の展望)
https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor2401a.pdf
2024年度の物価見通し中央値を2.8%→2.4%下方修正、
2025年度は1.7%→1.8%へ小幅に上方修正(ただし2%下の水準)
現状維持の発表があった直後ドル円相場は148円半ばまで
円安ドル高進行となりましたが続きませんでした。
15:30~の植田日銀総裁の会見で
ドル円は大きく下がる(円高)局面もありましたが
欧州~NY時間にジリジリと買い戻され結局行って来いに。
ドル円が下落した背景ですが 植田総裁の会見での
「物価目標達成の角度は、引き続き少しづつ高まっている」
「物価安定目標の実現が見通せるようになれば
マイナス金利含む大規模緩和策の継続の是非を検討」
などの言葉が一部関係者らによると
「マイナス金利解除の地ならし」と受け止められたためのようです。
とはいえ、マイナス金利解除は春闘にらみ、
はやくて3月、もしくは4月会合までは「現状維持」であろうと
市場が冷静になるに連れてドル円がジリジリ上がり続けたという感じね。
ドル円、買い遅れちゃいましたが
148.10円で再びロング参戦。
というのも米市場金利がこのまま打上がりそうな気配だからです。
※米国債利回り一覧
ドル金利上昇が続けばドル円は再び上がるでしょう。
今週金曜日に発表されるPCEデフレータ
インフレが3%台を割り込んでいるのでは?との予想もあり
インフレの鈍化が著しい場合は再び3月利下げ開始確率が上昇する
可能性もありますので、PCE発表の前にはポジション整理します。
NOTE
中国株が反発、政府が株式市場の下支え策を検討-H株は一時3.8%高
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-01-23/S7OZSUT0G1KW00
これで今日の上海総合が反発したのね。
中国株上昇は続かないとおもわれます。。。