FOMC前にこんなに動きます~?!
CPIの数字を受けてドル金利急低下、ドル全面安です。
■米CPIコア、2カ月連続でインフレ抑制示す-FOMCに朗報か
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-12/SEYW8VT1UM0W00
【米5月 消費者物価指数(CPI)】
■前月比 結果:+0.0%(予想:+0.1% 前回:+0.3%)⬇️
■前年同月比 結果:+3.3%(予想:+3.4% 前回:+3.4%)⬇️
【同 CPIコア指数】
■前月比 結果:+0.2%(予想:+0.3% 前回:+0.3%)⬇️
■前年同月比 結果:+3.4%(予想:+3.5% 前回:+3.6%)⬇️
FOMC前のCPI発表ということもあり、どんな結果が出ても
あまり動けないのでは?と思っていたのですが、そうではなかった。
というのも、今夜のCPIを受けてFOMCメンバーは金利見通しの更新、
見直しができるということが今日、伝わっていたためでしょう。
■米金融当局者、FOMC会合土壇場で金利予測更新も-CPI統計受け
https://bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-11/SEXO38T0G1KW00?srnd=cojp-v2
会合2日目の「午前中の遅い時間帯」まで「更新はOK」で、
12月会合では、新たなインフレデータを反映させるため
「幾人かが実際に予想を更新した」
いつから変更されたかは定かではないのですが
前は経済金利予想はFOMC1日目の夜だったのが、
現在は2日目の朝に伸びたんですね。
そういう細かいことを事前にポストしていた Tomoさん。
https://x.com/Market_Letter_/status/1799773788713726373
今朝ブルームバーグが改めてその点に触れて報道していたわけですが、
つまり、CPIがサプライズだった場合、今夜FOMCにて発表される
ドットチャートがサプライズの方向に引っ張られる可能性が
十分にあるというわけで
CPIの結果を受けて米金利は急低下となっています。
おそらくFOMCはハト派的結果となるだろう、
という折込が急速に進んでいるということですね。
※米国債利回り
※ドル円15分足
※ドル円日足
今夜はドル独歩安です。
※通貨インデックス一覧
欧州議会選挙を受けて窓を開けて急落したユーロドル、窓埋めしました。
※ユーロドル日足
窓埋めし、1.08ドルに乗ったところでこれはチャンスかと思い
一度売り参戦したのですが、あっという間に踏み上げられて損切り(T_T)
ショートが溜まっていたと見えます。
しかし、欧州議会選挙を受けたフランスの下院解散総選挙は
フランスの債務危機リスクに繋がりかねないという懸念が台頭しています。
■フランスで極右勝利なら債務危機、トラス氏の二の舞も-経済・財務相
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-06-11/SEXQNHT0AFB400
マリーヌ・ルペン氏が実質的に率いる極右政党・国民連合(RN)が勝利し、
同氏が提唱する経済プログラムが実行されれば、フランスは債務危機に陥ると警告した。
~消費税に相当する)付加価値税(VAT)税率や退職年齢の引き下げなど、
RNが過去に支持した政策には数千億ユーロの費用がかかる
選挙結果次第では十分に考えられるリスクです。
ということで1.0844ドルで再ショート。
169.03円でショートしたユーロ円はまだ持っています。
169.42円くらいのところに立ちふさがる一目均衡表の転換線を
終値で超えるようなら切ろうと思っています・・・
ユーロドルは急騰しましたが、ドル円が急落しているため
上値が限定的。まだ下の目は残っているかな。
とはいえ、今夜のFOMCでドルが大きく動くでしょうから
ユーロショートのボリュームは小さめです。
FOMCに関しては蓋を開けてみないとわかりませんが
CPIを受けて、年内利下げ折込が2回に増えています。
最初の利下げが9月に前倒し、そして12月。
さてFOMCはどのような金利見通しを出してくるでしょうか。
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