ECBもBOEも金利据え置き。発表直後の反応はポンドは怒涛の買い。ユーロドルはトリシェ総裁の発言受けて尚高値更新しています。
◆トリシェ総裁の声明要旨を記載しておきます。
ユーロ圏経済のファンダメンタルズは健全だ。最新のマクロ経済指標は、実質GDPが現在、減速しながらも伸びていることを示している。ただ、金融市場の混乱がもらたす不透明性は依然として高い。 ECBは市場期待に対応しない。
<政策スタンス> ノーコメント。現在の金融政策スタンスはわれわれの目標達成に寄与するとだけ言っておく。こうした状況を背景に、中期的な物価安定の維持がわれわれの責務に沿った主な目的であることを強調する。中長期的なインフレ期待をしっかり抑制することは、理事会にとって最優先課題だ。現在の金融政策スタンスは、この目標の達成に寄与すると考えている。理事会は中期的に、二次的影響や物価安定に対する上振れリスクの顕在化を回避することに強くコミットしている。われわれは今後数週間、引き続きすべての動向を非常に注意深く監視(monitor very closely)していく。
<インフレ> 最新のデータは、インフレに対して短期的な強い上昇圧力が存在することを裏付けている。マネーと信用の非常に力強い伸びを背景に、中期的な物価安定への上昇圧力も上向いているとの評価も確認している。
インフレ抑制を強調、また、市場期待に対応しないなどと述べていますから、この辺りの発言にユーロ買いが走ったということなのでしょうか。
またドル円、クロス円はダウ平均の軟調を見て下落に転じてしまいました。昨日私が買った103円40銭ドル円ですが、一時は104円台に乗せる健闘を見せたものの、今103円20銭を割っています。103円は割らないで欲しいですねぇ。。。オージー・キウイなどの高金利通貨の売りがキツイ。今週初めの安値ラインが抵抗となるでしょうけれど、ここを通過してしまうようなら今度はいよいよドル円が100円割れを試すような円高局面を向かえるのでしょう。個人的にはそれはまだ先のことかと思っているのですけれど、、、、。アメリカの株、ダウ平均が弱いとドル円、クロス円は駄目ですねぇ。
それでもユーロ円は小さな上昇トレンドを形成しているように見えますので、この急落も面白いかもしれません。ということで158円15銭で拾ってみました。早まったかな?157円60銭あたりにロスカットラインを置く事とします。
明日は雇用統計などのビッグイベントもあります。様々な思惑からこの後も上下動あるかと思いますが、朝まで見ていられません(笑)ドル円も保有のまま、眠るとしましょう。お休みなさい。
※本レポートにて豊トラスティ証券株式会社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものです。したがって銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、弊社の重要事項説明を十分にお読みいただき投資家ご自身の判断でなさるようにお願いします。
※また、本ブログ内にて提供される情報は豊トラスティ証券株式会社が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成したものですが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、豊トラスティ証券は保証せず、また、いかなる責任を持つものではありません。
※ブログ内容についてその表現や記述、データその他に関しましては、著作権法などの法令により保護されており、個人の方の私的使用目的以外での使用や他人への譲渡、販売コピーは認められていません(法律による例外規定は除きます。)。
以上の点をご了承の上、本ブログをご利用下さい。