G7明け、どのような相場になるのか3つもシナリオを想定して注目しておりましたが、月曜はなんとも煮え切らない動きに終始しました。
ユーロドルが1.58台から1.56台へとギャップダウンして始まった驚きも、東京午後からのユーロの切り返しで結局は元の位置へ戻り肩すかしに終わりましたし、ドル円も100.30から101.50の間のレンジ相場。オージー、キウイの腰の弱さが気にはなるものの、大きな下落となるわけでもなく、、、、。
なぜかポンドがひとり気を吐いたのは英3月PPI(生産者物価)が強かったことが要因かな?+5.6%への減速が予想されていましたが、前年比+6.2%と強い数字。これは91年4月以来の高い伸びですが、要因を紐解くと、石油製品価格が前回の前年比+24.5%を上回る+25.0%の驚異的な伸びとなったことが指数の上昇を牽引したようです。エネルギー価格を始めとした商品市況の高騰で、企業の原材料価格が大きく上昇していることから、15日発表のCPI(消費者物価指数)の上振れが懸念されることとなりました。どうやら、追加利下げ観測後退の思惑が高まったようです。とはいえ、テクニカル面からはまだまだ弱いような気もします。200.50超えまでの上昇となってため、先週末198円台でポジションをクローズしたのは正解でしたが、この水準からもう一度売り直したい衝動に駆られています。
でも、今週は
16日JPモルガン
17日メリルリンチ
18日シティグループ
1-3月期の決算発表があります。
先ほど発表のあった3月の米小売売上高は前月比+0.2%、自動車除く・前月比+0.1%と強い数字となったものの、ドル買いは一時的なものに終わり、結局モミモミ相場に戻っていることを考えると、決算などのイベント見極めの気運が高まっているのではなかろうかと勝手な解釈をしております。今週何か大きく動くなどという噂をさんざん書いたものですから、これを一応気にしているわけです(笑)いえ、小売り売り上げの上昇を支えたのがガソリン販売、食料品などに限定されており、建築関連、衣料、電器製品などは軒並み先月比マイナスだったという分析もドル買いに力がなかった要因か、、、とも思いますが、個人的にはその噂、ココロの片隅に留めておくどころか、肩に力を入れまくって構えていたりします。
今夜の海外でもコモディティ価格が高い。原油は112ドル史上最高値を再び伺う上昇、金も現時点で5ドル強買われています。コモディティが高いということはドル安なわけで、ひょっとするとユーロドルは原油とともに史上最高値を更新する流れか?とも思われますが、イベントリスクがありますので今から仕掛けるのはちょっと気が進みません。今夜はノーポジションで寝室へ向うこととします。ではまた明日!
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