2008年6月25日水曜日

FOFC待ち、、、でしょうね。手がけにくい動きが続きます。
緩やかに円売り傾向継続中ともとれますが、買うとしっかり篩い落とされるという意地の悪い相場にもうヘトヘトだよ、、、といった声も聞こえてきそうですが(笑)明日になればこのもどかしい動きから解放されるのでしょうか?

政策金利自体は据え置き、、、でしょうけれど、関心はその後の声明。インフレについて懸念を表明するとみられているようですが、だからといってこの先の利上げを示唆するところまでは盛り込まれないでしょうね。なにせこの原油高です。下手な事言っちゃったら「原油買いお墨付き」みたいなことになってしまいますもの。

しかし、ダウ平均がとうとう12000ドルを割り込んでしまいました。この動き、どう思います?
このところの米当局者によるドルサポート宣言にドル安のペースダウンには繋がっているようですが、株価の下落を支えるまでには至っていないわけです。まあ、単純に考えて原油が高けりゃ株は下がるという素直な動きかもしれません。むしろ為替市場がちょっと不思議な動きになっているのかもしれない、、、とも感じます。(というか、ただの円キャリー復活相場か?!)

S&Pケース・シラーの4月の主要20都市圏の住宅価格動向指数は前月比1.4%低下、前年比では15.3%も低下し過去最大の低下率となったというニュースにも、さほどドル売りとなりません。さらに米リッチモンド連銀が発表した6月の製造業景気指数が▲12と市場予想平均の▲5を下回り、さらにさらにコンファレンス・ボード6月米消費者信頼感指数は50.4と市場予想平均の56.0を下回ったことを受けても、、、、瞬間多少のドル売りが出たもののレンジの範囲内。ここぞとドルショートを仕掛けても結局踏まされる展開となっています。

ポールソン財務長官は、住宅価格の低迷はおおむね年末までに終了し、成長も上向くとの見方を示し、米経済のファンダメンタルズは健全と発言しています。これはメキシコのテレビのインタヴューで24日述べたものですが、ずいぶんと楽観的ですよね。このところの景気指標は悪化するものが目立ってきているのですが、、、、。これはダウ平均の下落を支えるための発言なのでしょうか。2008年下半期に力強さを増すとの見方をされています。

また原油価格の高騰に対しては、「投機筋が原油価格に影響を与えているという証拠はないと思う。需給バランスの悪さが最大の要因のようだ」と語っており、これを解消する目先の具体策がないことを明らかにした格好。これでは原油高に歯止めがかかることがなお難しくなってしまうのでは、、、?

そしてアメリカと同じジレンマを抱える欧州ですが、ユーロドル相場を見ても1.53ラインを明確に切って下げてこない状況ではまだ天井を打ったとも確信が持てず、再度高値追いする可能性も十分に秘めているところがあって、もっとわかりにくい。

ユーロは高すぎ、買われすぎと言われながらユーロ円相場も最高値更新?という水準にあります。今さっき168円30銭をつけました。昨年夏の高値が168.95円。まだ上値ありですが、前回高値に接近。Wトップ?とみてここからショートという戦略がどうも分が悪そうなのは、原油高もそうですが、指標等が悪いにも関わらず下げない不気味な強さに踏まされそうな気がするから(笑)だって昨日の167.23円のショートは見事に168円ジャストでロスカット。ということでちょっと無謀ではありますが、思い切ってドテンロングに切り替えました。コストは167.90円。すっ高値を掴んで急落の大曲りとなるか、新値更新で青天井相場を狙うか、、、、。

ほぼ同じ考えでドル円も107.73円でロング。明日のFOMCの波乱も気になりますが、ポールソン氏がこれだけ強気発言を繰り返していますので、ネガティヴに反応するような声明がでることはなかろう、、、、と安易に考えたりして。

このポジション、実は本意ではないのですが、このところの自分のトレードのリズムの悪さを考えると逆をやるべきとの判断。我ながら思い切りました(笑)勿論ちゃんとロスカット注文も入れてあります。時折無茶することは必要ですが無謀なトレードにならないように、、、ね。

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