2008年6月30日月曜日

金曜はYMTV「かしこいFX」高野やすのりさんとの人気プロクラム。

皆さんは実際にポジションを建てる時、何を頼りに入り口を決めていますか?
ファンダメンタル分析も勿論必要でしょう。でもファンダメンタル分析では、いくらで買えばいいのか、いくらで撤退すればいいのか、具体的数値が提示されることはありませんね。テクニカル分析というのは、具体的な入り口や出口をはじき出すことが可能です。

そもそも相場にトレンドなどはなく、ランダム・ウォークであるということを言う学者もいらっしゃるようですが、そう思われる方は今回の番組を見る必要はないでしょう(笑)そうであるならば、ただ勘やシックスセンスを磨くしかありませんもの。

今回の番組では、テクニカル分析の前提やその目的、その特徴と利点欠点などを解説いただきながら、現状のマーケットを確認、各通貨毎に今後の展望を分析いただいたのですが、高野さんはテクニカル分析にはいろいろと思いがあるようで、番組が終わった後、「テクニカル分析でもう1時間くらい話をしたいくらい。個人投資家の間ではまだテクニカル分析に誤解や勘違いがあるように思う。もっとテクニカル分析を理解して欲しい」というようなことを熱く語っておられました。

私もまだこれという信念をもって使えるテクニカルを見つけ出せずにいますが、先日のフォレックスラジオにゲスト出演いただいた高野由美子さんの仰るように、有効なテクニカル分析の指標とは自分で発見するものかもしれません。

そしてこの先のマーケット予想。週末に大きくドルが売られました。105.80円台まで円高が進行。NY時間引けにかけては戻りを入れていますが、ここで下げ止ったのか?ドル円の下値メドとなるポイントとは?

そして、世界の中心ペア、ユーロドルの今後については高野氏、結構シビアな見方をしています。来年目標に1.20という衝撃の数字が?!ただしこれはだいぶ先の話です。目先の動きのポイントとなる節目は一体どこでしょう?

ポンド円のヘッド&ショルダーを昨年の秋口230円くらいの時に指摘し、180円台までの下落を見事予測されていらっしゃった高野さんの今後のポンドの見通しも必聴必見。ポイントは215.75円。これって何?と思われた方、是非番組のオンデマンドをご覧下さいね

さて、早いもので7月に入ります。7月に生まれた私は夏がダイスキ。
月初めは今週は為替市場のイベントが盛り沢山ですね。皆さんはわくわく?それとも、、、?!

今週週末にはビッグイベントの雇用統計があります。先月のNFPならぬ「失業率ショック」もまだ記憶に新しいのですが、今週はどうなりますやら。
ただし、4日(金)が独立記念日でアメリカ市場が休場となるため、3日木曜にこのビッグイベントが前倒しになりますのでお忘れなく。ちなみにこの4日は新月ですね、、。

雇用統計、6月のNFP予想-5.4万人(前回-4.9万人)で今のところ若干悪い数字が予想されているようです。 これは発表が近づくにつれ予想値が変わりますが、、、
そして注目の失業率は前回5.5%とその前の5%から一気に0.5%も上昇して衝撃が走ったわけですが、現在のところ今回も 5.4%の予想となっていますので、若干マシになるものの高失業率継続となるのでしょうか。2日にADP全国雇用者数もありますが、だいまんさんはこれはアテにならんといつもぼやいています(笑)

そのほかにも

1日RBA(豪)政策金利発表  (7.25%据え置き予想)
3日ECB(欧州中銀)政策金利  トリシェECB(欧州中銀)総裁記者会見

などの大きなイベントが目白押し、皆さんこのところの気温差に風邪など引いている場合じゃありませんわよ!?

あ、日銀短観なんてのもありますね。

大企業製造業業況判断 前回11今回予想 3
大企業製造業先行き前回7今回予想1とかなり弱い数字が予想されています。

暴落中のダウ平均に連れて日経平均も7日続落となっていますのでいい加減反発してほしいところですが、、すでに13500円を2ヵ月ぶりに割り込んでいるんですよね。日経平均は大発会の15156円が年初来高値となっており、この日は急落発会となったのですが、この時の安値14542円を上抜いたのが6月6日わずか1日のみ。どうもここを上抜ける強さが見られないので、ここが今年の上値、、、つまり高値となってこの先は下落トレンドが継続しそうにみえるのですが、どうでしょう。

原油価格もとうとう140ドル台に乗せてきましたし、ダウ平均は日足、週足のどちらを見ても無残な形状。ダウ週足をみるとサポートされなければならなかったであろう11800ドルを割り込んでしまっていることから、10700ドル、あるいは10200ドルくらいまで下げても不思議はないかと思われます。 (チャートはダウ平均週足)

ただ、来週にサミットを控えていますので、ひょっとすると高騰する原油価格に対してのコメントや思惑が今週あたりから出てくる可能性も。このままドル安が続けばこの点について米当局が何らかのアクションを起こすかもしれません。それでトレンドが転換するほどの衝撃となるとは思えませんが、乱高下、このブログのタイトル通りのボラタイルな動きは想定されますので振り回されないようにしましょう!

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