2008年7月15日火曜日

今朝、ポールソン長官からの2大住宅金融公社(GSE)であるファニーメイとフレディマックの救済策が発表されました。

・ 財務省が貸出枠を拡大し十分に資金供与すること
・ 必要に応じて両GSEの株式を取得(これが実行されれば前例のない措置となるそうです)
・ FRBは、の公定歩合(2.25%)での連邦準備銀行の窓口貸出制度を認める

といった内容。

この支援策がポールソン氏、バーナンキ氏、そしてNY連銀総裁のガイトナー氏による休日中の緊急ミーティングというスタイルで決定したようです。

金曜からの情報が錯綜していて、どうも正確に整理ができずにいるのですが、ポールソン長官は確か週末の段階では具体策を出さずに現状支援にとどめるといった発言をしていましたよね?これがマーケットの失望を招いたことで慌てて休日ミーティングをやったとも取れるのですが、どうなんでしょう?地銀インディーマックの破綻にしてもかなりのインパクトだったはずで、米当局がどんどん追い詰められてきているように感じるのですが、、、、。次から次へとこれまで聞いたことのないような超ど級のニュースが飛び出し、その度に買いだ、売りだとバタバタ慌てふためく投資家の姿とそう変わらないレベルに当局もガタガタしてきているように思います。

それがマーケットにも反映されているのではないのでしょうか。緊急支援策が出されたわりにはドル買いの勢いが頼りなく感じません?米当局Big3の面子を潰さぬ程度にはドル買いが入ったものの、トレンド転換となるようなダイナミックさはなく、結局先週からあれだけ目の飛び出るような大きなニュースが出てきているにもかかわらずレンジを抜けないでいるんです。とういうかドル円相場などはむしろますます膠着感が強まってきている気がしますよね。

ドレスナークラインオート証券のジョセフ・クラフト氏は2008年のドル円相場はボラティリティの小さいレンジ相場となるだろうとの見通しをされていらっしゃいましたが、ホントですね、、、、。

とはいえ、公的資金を使うという最後の砦にまで金融不安は到達してきたわけですから、ちょっとしたきっかけで砦が崩されるのか、あるいはここは死守し崩壊を免れるのかそろそろ明確に答えが見えてきてもいいころのような気がします。さて、どちらに傾くのか?!

今のところまだ米株安は止まっていないようです。ダウ平均は現在先週末比マイナス圏に。東京時間に買われていたドルも一転して今売られています。ユーロドルは再び1.59ドル台、ドル円は106.20円を割り込んでいます。

今日はロイターからこんなニュースを拾いましたので、引用しておきます。

①米大手住宅ローン会社インディマック・バンコープ IMB.N が11日に業務停止し、米連邦預金保険公社(FDIC)の管理下に置かれるなか、さらなる米銀行が経営破たんに陥る可能性が高い。  RBCキャピタル・マーケッツのアナリスト、ジェラルド・キャシディ氏は、今後3年間で300行以上が破たんに陥る可能性があると述べた。キャシディ氏は2月、破たんの可能性がある行数を150未満としていた。  サブプライム住宅ローンに集中していた信用損失が、このほかの住宅ローンや、かつて安全と見なされていた債務に拡大するなか、銀行への圧力は増大している。  

②米証券取引委員会(SEC)は、金融機関の経営を脅かしかねない虚偽のうわさの流布の防止策を強化する。米株式市場ではこの1週間、米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ) FNM.N 、米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック) FRE.N 、米リーマン・ブラザーズ LEH.N などの株価が急落している。  SECは週末に異例の声明を発表。その中で、ブローカーディーラーや投資アドバイザーが、市場操作を防止するための対策を設けているかどうか、早急に調査すると警告した。

特に、②のニュース。
これ、虚偽の噂による市場操作で荒稼ぎしている輩を締め出すのが目的というより、こうした噂ひとつで金融機関が破綻しかねないという懸念の表れなのではないか、そんな風に感じてしまったのですが。今、アメリカ経済は噂ひとつで金融機関の破綻の連鎖を招くことも考えられるほどの脆弱さをはらんでいるのでは?などと穿った見方をしてしまうのですが、いつもこんな穿った見方ばかりしているとなかなかいいディーリングが出来ないので、ほどほどにすることにします(笑)

でも、あと300行も銀行が破綻するなんていう予測が出てくるなんて異常事態よね。公的資金で全部救済するなんて無理でしょ?!


さて、東京時間で売られたユーロドル。拾おうかと迷ったりもしましたが結局手が出せず、ノーポジションのまま。何をどの水準で攻めたらいいのか、今ちょっと難しすぎて悩んでいます。

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