2008年10月7日火曜日

ドル円100円台へ-。

んーなんで今日なの?という気持ちもありますが。
週明け月曜のダウ平均は500ドル超えの下落で1万ドルを割り込んでいます。

←今日10月6日の安値

 ドル円 100.31円  
ユーロ円 135.61円(7月23日には169.95円)
ポンド円 174.10円 (7月24日には215円 )

ということで、その下げ幅たるや凄まじい1日となりました。

何故、今日これだけの下落となったのか?

一度は否決された米金融安定化法案が先週末金曜に下院で可決、法案成立となりましたが、何故かダウは下落して取引を終えました。そして為替市場でもドル円、クロス円の売りが加速、、、、。

雇用統計の数字の悪化で買われた動きが今度は法案可決で売られたのです。
素人のファンダメンタル分析では真逆を予想してしまいますよね、、、。
実効性に懐疑的な見方が多いとされていますが、一度否決されたことへに対して、
世界のアメリカに対しての不信感がかなり高まっているものと思われます。
このドタバタがなく1度ですんなり可決されていたら状況はまた違ったのでは?とだいまんさん。
今日はFOREXRADIOでだいまんさんにお話を聞きました。

今日はマーケットの話の他にも
・リーマン破綻でリーマンがカウンターパーティだった業者のリスクは?
・ネガティブスワップの混乱、個人投資家は?
・アイスランドクローナ取引停止、一体何があったのか?
と盛りだくさんの内容です。是非オンデマンド放送を

閑話休題。

とても先行きが読めない荒っぽい動きが続きますが、特に欧州、オセアニア通貨の下落がきついですね。
独不動産金融のヒポ・レアル・エステートやベルギー・オランダ系金融大手フォルティスなどのニュースが出てきていますが、 まだまだここからが本番。
これから欧州、イギリス、オセアニアなどに金融機関のネガティブ事件が勃発することが考えられますので、
値頃で買うのはとても危険です。値頃で買う人がいる限り、下げ続けます。
猫も杓子もこの相場はもうダメだ、と諦めて売りに転じた時が買い場。

LTCM破綻の98年の時も

98年8月ロシア危機、
9月LTCM経営破綻、
10月ドル円大暴落!

とLTCM破綻から遅れることおよそ1ヶ月で暴落が訪れたと前に書きましたが、
今回もリーマン破綻のリーマンショックが9月、そして暴落は10月、、、と似たような動きとなっているわけですね。
しかし、LTCMの時は2日で20円という暴落。これを思えば今回の下げ方はまだ甘いかもしれません。
まだドル円100円台では半端でしょう?ドル円も今年の安値95円を試す、、 もっと下げるかもしれませんが、そういう事態になったとき、クロス円はどの水準にいるのか?考えただけでぞっとします。

特にドル円はこれまで3度サポートされていた103.50円アラウンドを明確に割り込んだ事で、
完全に円高シナリオに変わりました。戻りを売りで攻めたいと思います。
ということで、今日の大幅下落から遅れること100.89円という円高ポイントにもかかわらずドルショートを仕込みました。
ちょっと戻りもあるかもしれません。もどっても103.50を超えることはないと思いますので勇気を出してショート!
さて、100円割れはあるのか?

それとは別に今日仕事に出かける前に、キウイ円を67.89円で売りました。
キウイを選んだ理由?他のクロス円通貨は軒並み前回安値を下まわっていたのに、キウイだけ出遅れ(下げ遅れて)いたから。
これを意外に底堅く強いと読むか、あるいは同じように安値更新してくると読むか。ですが、
私は下げ余地が他の通貨より大きいと読みました。

結果!62円まで下落。きゃー久しぶりにタイミングが合いました。

あ、キウイでなくても何でも良かったみたいですけれど(笑)
こんな急落が起きるとは思っていませんでしたが、結果オーライです。

ではどこで利食うか?

2000年1月11日の 42.43 から 
2007年1月7日 97.75円まで

実に7年間の上昇をフィボナッチリトレースメント。

半値が63.56円。これを今日割り込みました。
となると次のターゲットは 54.27円

全戻しの下げなら42円ですが、流石にこれはないか?
55円くらいまではありそう、ということで60円割るまでは持ちたいですね。
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