2009年2月23日月曜日

「シティは米当局の40%の普通株取得で交渉に入った」
とのWSJ紙の報道から週明けから波乱の様相です。

 そもそも先週末NYではドッド上院銀行委員長のブルームバーグのインタビューから
一部の銀行の国有化の懸念が広がりドル売り、ダウ安値更新となっていましたから、
週明けのこの報道を受けて一旦安心感が広がったのでしょうか
(株券が紙切れにはならない?!)
これを受けて夕方からの海外市場では軒並み株高、ドル高クロス円高、、、。

 何故に東京、日経平均は上げられないのかしら?
悪い日本売りが始まった、、、、との声も出始めましたが、
中川大臣辞任から始まって今日SFCG破綻といったニュースまで
全く明るい材料が見えてこない日本の現状、思ったより深刻なのかもしれません。

この先日本だけ置いてきぼりなマーケットとなるかも?!

昨年のリーマン破綻からSFCGの貸し剥がしが問題視されていましたが、
やっぱりこういう結果になりましたか。
(遅延なしの優良債務者からも全額回収の強制督促が行われていたとか)
SFCGは
 リーマンブラザーズグループから20077月の時点で
7343000万円を借り入れていたとされており、
SFCGはリーマン破綻によってリーマンから強制的な債務の返済を求められて
経営危機に陥るのではないかと噂されていましたものね。貸し剥がしの貸し剥がし。。。

SFCGの主な借入先はリーマンの他に、シティバンク、スタンダードチャータード銀行など
外資系金融機関が中心となっていたようです。そりゃもう借りれないでしょ。

しかし悪名高きSFCGですが、それでも必要悪であるという見方も。
銀行から資金を借りることの出来ない中小企業にとっては
それなりの存在意義があったとも言われています。
本当は銀行が機能すればいいのでしょうれど、、、。
銀行が貸してくれないがために仕方なく利用するというケースも多く、
今後この破綻によってこうした中小企業の行方が心配です、、、。
今日の株価が上げられなかったのもこうした背景があるのではないでしょうか。

 というわけで。円売りドッカーンなわけですけれども、先ほど

米財務省、米連邦準備理事会(FRB)、銀行監督当局が、
米政府は堅固に銀行システムを支える、と共同声明を出した模様。

これを受けることによると、
さらに株は戻り基調に乗るでしょうし、ドルは確り推移するでしょう。
でも、やはり何事にもやりすぎーという水準はあるもので
今日の夕方からの上昇は短期的には早すぎだったと思われます。
一旦下げると再度入りやすいですよね。
押したところは買って行きたいという地合いになってきましたが
押し目待ちに押し目なしか。
それとも、ドテン売りで取っても取れるほどの大調整が来るか?

 木曜にドル円94.14円ロングという微妙なポジションを作ってしまっているのですが
(金曜に
92円台まで下げて激しく動揺もキープ!)
なんか、この後突拍子もないようなニュースが出そうな気がして気持ち悪いので、
今日
94.72円で一旦手仕舞いました。良かった逃げられたー・・

またガス抜き完了とみたら買ってみようと思います。
ポン様に乗っとけば良かったな。。。今更遅いですけれど(笑)

あ、それと、ゴールドマン・サックス証券が19日、
顧客向けのリポートでユーロドルを買い推奨したんですって。
これがユーロ上昇の一因になったらしいですよ。
そんな理由でどこまで上がるのかは解りませんけれど。

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