2009年8月26日水曜日

ん?なんかポンドだけ弱い?!

相変わらずのレンジ内での動きが続いていますが
ポンドだけは「軟調」と明言できる動き。
ポンド円、ポンドドルとどちらも売られています。

一方でレンジである中にあってもドル円はドル優勢。
ポンド円とは逆行していますね。
ユーロドルをみるとユーロ売りが入っているようですので
ドル高気味なんだと思われます。
今日もずっと為替を追ってみることが出来なかったので
結局は手も足も出せずにいますが。

気がかりは昨日75ドルにタッチしたWTI原油が
75ドルつけた後急落していること。
値頃の達成感もあるでしょうけれど
原油価格って、夏場に天井を付けるケースが圧倒的で
今年の高値は昨日のNYでの75ドルだったのではないか
という気もいたします。現在71ドル台まで下落して推移していますが、
原油価格が先行して今後のマーケットを指南しているように
思わないでもない・・・・・。
ダウ平均があまりに元気なので、株価がこのまま上げれば
この地合い崩れる事はないのでしょうけれど、
原油価格と上海株(高値から既に20%くらい下げてる?!)気になりますね。

さて、ポジションを控えているこのところは
ポジショントークもできないのですが(笑)
今日はこんなネタです。

昨日FRBのバーナンキ議長がオバマ米大統領から
正式に再任されたと発表されました。
事前に変えられるのでは、なんていう憶測もありませんでしたので
順当な話でしょうけれど、このことで今後のマーケットがどう反応するのか、
いろんな人がいろんなことを言っているので
簡単にまとめてみました。
ロイター記事から引用させていただいています。

<シティグループの香港・台湾担当エコノミスト、CHENG CHENG-MOUNT氏> 
 議長の再任と努力により、リスク選好度は高まるとみられる。
これはアジアにとって良いことだ。

 <ソシエテ・ジェネラル(香港)のストラテジスト、パトリック・ベネット氏> 
バーナンキ議長が行ったことを振り返ってみると、
適切な政策が実行されたというのが大多数の意見だ。

 <CEBMリサーチ・アンド・アドバイザリー(北京)のエコノミスト、チャールズ・スー氏>
 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の再任について、
中国が特定の見解を持っていたとは思わない。
が、中国はバーナンキ議長の対応を間違いなく評価している。

 <ノムラ・オーストラリア(シドニー)のエコノミスト、スティーブン・ロバーツ氏> 
 再任に疑問の余地はなかった。これまでのところ、非常にいい対応だ。
しかし先行きに課題が待ち構えており、議長は自身の経験と、しばしば
対応が遅過ぎた不況に対する日本の政策イニシアチブの教訓を活用するだろう。

 <みずほインベスターズ証券 シニアマーケットエコノミスト 落合昂二氏> 
 予想通りで順当と受け止めている。
このタイミングで議長を変えることは、
今までやってきたことを否定することにもなりかねない。
バーナンキ議長の政策は個人的にきちんとワークしてきたと認識している。

 <東短リサーチ チーフエコノミスト 加藤 出氏> 
 来年2月以降の同議長の2期目の課題としては、
まず出口政策の判断の難しさが上げられる。
時期尚早ではまずいし、出遅れ気味となってはいけない。

 <大和総研 為替ストラテジスト 亀岡裕次氏> 
 政策の継続性が確保される点でプラスと評価している。
景気への安心感がリスク選好につながるため、円に対してはともかく、
高金利通貨などに対してドル売り材料になりそうだ。
現行の景気回復を狙った緩和政策を続けやすくなり、
低金利が当面続くとみられるため金利面からもドル売りにつながるだろう。
 
<みずほ証券エクイティ調査部シニアエコノミスト、飯塚尚己氏>
「早すぎる利上げ」の可能性が小さくなったとみている。
 バーナンキ議長は、大恐慌研究の第一人者であり
早すぎる利上げが景気の腰折れを招くことをよく知っている。
さらに日銀の失敗もよく知っている。
したがって、インフレリスクがはっきり出てくるまでは、ゼロ金利を続けるのだろう。
利上げは2011年でも早すぎるくらいで、12年の課題かと思う。
 利上げにはハードルが3つある。
雇用の状況に配慮すること、
2010年の中間選挙後は財政引き締めを優先せざるえない時期がくること、
さらに長短金利差で米金融機関の収益を支援して
バランスシート調整を後押しすること――
を考えると、そう簡単に短期金利を引き上げられないだろう。
注意しなければならないのは、長期国債購入など
非伝統的政策をやめると言った途端に、
伝統的政策である金利政策まで出口に近づいたと誤解を招くこと。
この2つは区別して語る必要がある。
そうしないと、市場は金利政策の出口まで近いという思惑で動いてしまう。

まとめると、
早期利上げ観測の後退。
リスク選考が拡大(高金利通貨買い)
ドル売り

つまり、株価も大きく崩れることはなさそうですし
商品価格などは上昇継続との見方に繋がるものということです。

でも、、、、来月9月はリーマンショック1周年。
9月の株価暴落ってアノマリー的にはかなりの確立で起きるんです。
さて、この後9月はどんな相場になるかしら?
私は、、、流れに乗るまでです。
おやすみなさい。

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