2010年2月12日金曜日

昨晩開催されたEUの緊急首脳会議では
「ユーロ加盟国はユーロ域内の安定を保護する必要が生じた場合には
一丸となって協調的に断固たる行動を取る」という声明を発表して終了。
つまりギリシャに対しても断固保護するという見方でいいとは思うのですけれど、
なんだ、ギリシャ支援の具体的な措置については、
来週16日のEU財務相会合で決めるみたいですね。
またまたちょっと拍子抜け。拍子抜けのユーロ売りもあったんじゃないかしら?
思うようにユーロ反転とはなかなかいかないものですね。

いろいろと発言を追ってみますと
欧州委員会のバローズ委員長は
「ギリシャからの金融支援の要請はなかった。
ギリシャが金融支援を必要としていないと考えていることを意味する」
と述べているのですが
一方でギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は
「ギリシャが外部支援を要請すれば、
それは最悪のシグナルを送ることになるだろう」と述べていて、
コチラから見ているとどうもまとまりがない印象。

ギリシャが救済要請を出してしまうと、国債の売り浴びせはじめ、
EU全般へ波及する事態となるだろうからその影響を考えて
支援要請しないんだって言いたいのでしょう。
それをバローズさんは支援を必要としていないんでしょ。
と言ってしまうとは。

拍子抜けというよりなんとなく残念な感じ・・・・。
でも16日には支援具体策が話し合われるということですから、
失望の叩き売りはそれを見るまで待ってやろう。
というようなムードなんじゃないかしらって
勝手に予想してます。あ、でも16日ちゃんとしたものが出れば
やればできるじゃないか、の好感の買いも期待できると思います。

今のところ予想されている救済策は
ギリシャへの融資、あるいはドイツが国債の買い入れを検討なんて話もあって
ドイツ単独での支援策も出てくるかも、、、?!
これって好感してもいいのかしら。。。

ということで、結局ユーロ売りの波から逃れられずに週末を迎えそうですが、
明日からバンクーバーオリンピック、中国春節、
アメリカの3連休入りということを考えると、
お休み前の手仕舞いの動きも予想され、
ヘッジファンドの売り越しが史上最大に膨らんでいるユーロには
買戻しがはいるのではないか、なんて予感もしています。
実際ユーロショートをどの向きが抱えているかにも寄るのですが、、、、。
欧州時間、NY時間に向けてのユーロ買いも一興?!
もちろん超短期ディールでね。

今晩はYMTV大倉孝の本音で言わせて生放送です。
19時からどなたでも参加できますので
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大倉キャプテン、今回の下落の波は大きいって
先月のデスマッチ番組で警鐘を鳴らしておりました。
キャプテンの言うとおりになっちゃってますが、この先は?!
今夜お会いしましょう


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