2010年2月17日水曜日

NY時間に入ってドル円クロス円ユーロドルなどが噴火してます。不思議なのは ドル円とユーロドルどちらも上がっているということ。

現在確認できる速報レベルの材料はショートカバーだそうで。これまで売られすぎたってことでしょうか。一時的に巻き返しているようです。これはユーロの上昇の材料としては納得できますが、ドル円、クロス円まで上がっていますしダウも上昇中ときた。
リスク選好ムードが盛り上がってきたともいえそうです。
アメリカ勢、連休明けに買い出したのかなぁ。

NY連銀が発表した2月のNY製造業業況指数が大きく改善した模様ですが、
これが材料?ちょっと弱いですよね。

ちょっと俯瞰してみるとテクニカル的にもここが割れたらちょっとまずいよね、
ってところで止まってトレンド転換していたんだ。
ってことに今更ながら気がつかされる動きです。
でもオージー円もポンド円も前回安値をちょっとオーバーシュート気味に
割り込んでからの反転ってところがいやらしい。
定石どおりに分析するなら戻り売りかと思っちゃうものね。

ユーロドルに関してはこのまま大転換とは言い難いですが、
史上最大にまで膨らんだショートカバーが入っているとするならば
相応の戻りがあっても不思議はありません。
トレンドが転換したとまでは言えないのには訳があります。
そうです南欧のソブリンリスク。
15-16日のEU財務相会議でなにか前進があったかというとそういうわけでもない。

でも、この財務相会議が終わった頃からユーロが買われだしているですよね。
ユンカー・ユーログループ議長は「ギリシャは自らの過ちのつけを
EU市民が支払う用意はないと理解すべき」発言してます。

つまり、EUによる救済措置の具体的措置は
出てこなかっただけでなく、まずはギリシャをEUから切り離して
ギリシャ単独で再建努力することが今日のユーロの強材料になっているわけです。

「ギリシャ政府が財政赤字削減目標を達成できないという印象を
われわれが受けた場合、ギリシャ政府は追加措置を講じることに合意した。
われわれはこれらの措置について3月半ばの会合で協議する」ということです。
3月半ばまでは様子見ですか。それで駄目ならそん時なんとかするってことですね。

・・・・んーこれが今日のユーロの買い要因とは思えません。
やっぱり売り飽きたんだと思う・・・・。

というわけで、何がなんだかさっぱりわからないギリシャ問題。
これをなるほどスッキリ解消させてくれたのが荻野金男さん!!
今日のYMTV「まる金のここがポイント」ではギリシャ問題を取り上げました。

先週のEU首脳緊急会合、
今週の財務相会議でも具体策が出てきませんでしたよね。
ドイツが単独で支援するなんて話も一時飛び出しましたが、
話は立ち消えになっています。何故?どうして???

それは、、、出来ないからです!!


今日は荻野さんに「リスボン条約122条~125条」を徹底解説いただきました。だいまんさんがブルボン条約じゃありませんよ(笑)
今日のWEBセミナーにはだいまんさんもチャット参加、金ちゃんとだいまんさんのギャグの応酬で欧州問題を語る?!こんなセミナー他にないでしょ・・・・

荻野さんの解説ではギリシャ問題の天王山は3月15日?!セミナーではギリシャ関連の重要イベントスケジュールを詳しく話しています。
是非、オンデマンド放送をチェックしてください。
リスボン条約がどんなもので、何故なかなかギリシャ救済に動けないのかがわかります。

セミナーでは問題解決は簡単ではない事がわかったのですが、
であるならば、今のこのユーロ買いはなんでしょう。
もう材料じゃないですね。需給と心理で動いています。
こうした動きに惑わされぬよう、
しかし意地を張ってマイナスポジション長く持たぬよう・・・。
個人的には1.3900くらいまではユーロの押し目買いもありかと思っています。
しかし、粘らずすぐに利食ったほうがいいでしょうね。
基本的には下落トレンドのなかの戻り局面。(ユーロドル)

オージー円は一目の雲の下限にぶつかっていますが、
どこまで上げられるでしょうか。
中国の引き締めもこなしての上昇トレンドを描いています。
ここから上は買いたくないように思うのですが・・・。
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