先週のユーロドルの崩落とドル円の急伸についていっていいものか。
(私の場合、ドル円L、ユーロドルSポジション継続していていいのか)
ドル円は93円到達を目前に勢いこそ削がれていますが、
まだまだ上を狙いそうなムード。92円台を守っての狭いレンジで
次の上昇のためのエネルギーを溜めているようにも見えます。
今週の3月米雇用統計で、注目のNFP非農業雇用者数が
約3年ぶりに20万人もの大幅増になる可能性が出てきました。
一説には35万人ものプラス予想も!!
えーーー。だって2月の発表では-3.6だったんですよ。
背景には今回10年に一度の国勢調査があり、
その調査員のパート分が15万人くらいあると見られているとか。
それで、35万?!それにしたって凄いボラだな・・・。
こうした雇用統計の観測が今週どの程度ドル高として
織り込まれてくるのかによって雇用統計後の方向がまた
変わってくるかと思いますが、発表前まではこれを期待した
ドル買いが継続していくいものと思われます。
*ちなみに先週のドル円の急伸の背景には
生保のヘッジ外しがあったとも言われているようですが、
年度末に向けて外したヘッジは新年度にまたヘッジに向かう可能性もあるため、
要注意だそうですが・・・。
そしてユーロドル。先週のEU首脳会議でのギリシャ支援が下落の歯止めに
繋がったとみてもいいのでしょうか?
あまり前向きに評価するコメントは聞こえてこないのですが。
合意内容。
1:ギリシャが自力資金調達を諦めて支援要請があった場合のみ支援を行う
2:支援の約3分の2はユーロ圏16カ国から拠出支援
約3分の1はIMFからの資金繰支援
これでは今すぐに解決に向かう内容とはいえません。
ギリシャがいつ手をあげるかわかりませんし。
しばらくは今と変わらない・・・?
また、先週のFOREXRADIOでだいまんさんが解説したように、
もしIMFの支援を受けることになれば、
ギリシャの財政にIMFが関与する上で徹底的な監査が行われ、
参上が浮き彫りにされていくということ、これをリスクする見方もあるのです。
そもそも自力で解決できないということに前向きな評価をし難いことでもあります。
さらに、ユーロ圏16カ国で3分の2の支援ということですが、
先週のユーロ安の一因となったポルトガルをはじめ、
イタリア、スペインなどのPIIGSも含まれるわけですよね?
ちょっとちょっと、他国を救済する余裕なんかあるの?
なんて考えると支援先の比率こそ決まったものの、
あまり評価できないというのが大勢の見方となっているようです。
それでもユーロが一旦戻っているのは、一定の評価をしたということなのか。
それともテクニカル的な自立反発にすぎないのか・・・。
長期でみればユーロSで問題ないと思うのですが、
目先はかなり売り込まれていた分、かなり戻りそうな気も。
だって今日月曜の寄り付きの凄まじいGAは先週の私のコストを上回ってるじゃない!!
んー一旦切るべき?
ギリシャは今週50億ユーロ規模の国債発行を予定しているそうです。
たしか、4月、5月で約200億~250億ユーロの国債の償還がありますよね。
この国債のスムーズな借り換えが不可欠といったところでしょうか。
これが売れないと今後の財政再建が自力では無理だとの連想から
やはりユーロ売りが一段と進む可能性が。早速先週合意したEU&IMFの
支援策が必要となってしまうことに?!
まだまだネガティブ材料が控えてますので、このままショート継続で耐えましょうか。
国債調達がスムーズに行けば、戻り相場が本格化するリスクもあるのですけど。
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