2010年5月12日水曜日

昨日ブログを更新した後にふとチャートを眺めていたらポンドドルのチャートが
テクニカル的に妙味ある水準まで小反発していたので、
衝動的にショートしちゃいました。

踏まれました(゜ロ゜)

誰か私のポジション、見ているんですかねー(笑)
ショートした途端にもの凄い勢いで上がりだしたんですよ・・・。
どのニュースをチェックしても材料がなかなか出てこない。
フラッシュベースではブラウン首相が辞任とか、それが否定されたなんて
いうニュースがパラパラと入るのみ。イギリスのニュースって速報ベースでは
実態がつかめるような濃いものがなかなか入手できませんね。

一夜あけてわかったのは保守党と自民党が手を組んだということで
保守党党首のキャメロン氏が新首相に就任、
自民党党首のクレッグ氏が副首相に決まったというのが
ポンド買いの材料だったわけです。
こういうことが急に出てくるから怖いわね。

第一党が過半数を取れなかったということはネガティブだと決め込んでいましたが
「早期の保守と自民連立政権樹立」という、よくよく考えておけば
想定もできたシナリオが出てくれば
ポンドは一時的にしろ買われる可能性がある、ということを
私は全く想定しておりませんでしたーー。

しかし、だからといってイギリスの財政問題が早期に解決できるわけではなく
こんなニュースでの買いは一時的なものだと思っています。

今日夕方にはイギリスの4月の雇用統計が発表されましたが
予想を大幅に上回る結果でしたが、反応は神経質。

そして注目のBOE四半期インフレリポートですが、

年内CPIは2%目標上回るも、金利が0.50%に据え置かれた場合、
2年後は2%の目標を下回り(1.4%前後の見通し)
今後3年間の大半は2%以下で推移する可能性が高い

なんて内容で、先行きの下ブレリスクに言及されていたことから
ポンド売りが優勢となっています。
さらに先程BOEのビーン副総裁が
「ポンドの下落が予想より早く、大きい可能性がある」と発言しました。
ポンド安誘導したいのかな。
・・・・でもそれほどポンドが下がらないわ。
んーー
個人的にはポンドも戻り売りだと思っているのですが、
政治、政策的な材料でショートカバーが入ると値幅が大きいので
難しいところですね。あまり方向決めつけてかかるのは良くないかもしれない・・・。

あ、キャメロン新首相とクレッグ新副首相は
「ユーロ参加は目指さない」ということで合意したそうです。
新政権誕生となれば、確認しておくべき事項なのでしょうけれど、
まあ、誰も今そんなことを気にしていなかったんじゃないのかな。
ああ、そうですか。って感じね。
今ユーロに参加することを目指す理由は何もないですし。
ギリシャ支援に協力しなくちゃいけないものね。

さてユーロも夕方から少し戻っています。
・・・戻っていると言わないか。下げ止まっているというレベルかな。

欧州の複数の中央銀行がギリシャはじめポルトガル、アイルランドらの
国債の買い入れを実施しているという情報もありますが、
一方でドイツ銀行が、ギリシャの債務危機が悪化し銀行がギリシャのソブリン債に
対するヘアカット(担保の掛け目)適用を余儀なくされた場合、
欧州の銀行は最大で750億ユーロの損失を被る可能性があると指摘。
ユーロに買い目はありません・・・・。

昨日ポンドにやられましたので今日は反省の意味でノーポジション。

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