2010年6月15日火曜日

クロス円の上昇にはすっかり乗り遅れていますが、
底入れした、上がるとの予測はしていたのでこの上昇には
疑問はないのですが、現在の最大の疑問はユーロドルとポンドドルの強さ。

今日夕方に出た指標はどちらも弱かったのですが反応は一時的。
トレンドは強気を崩していないようです。

ドイツ6月ZEW景況感調査28.7(予想42)
ユーロ圏6月のZEW景況感調査18.8 (予想39)
どちらも昨年2009年4月以来の低い数字。

英国5月消費者物価指数+3.4%(予想:+3.5%)
しかも格付け機関フィッチはメキシコ湾原油流出事故が問題となっている
英BPを「AA」から「BBB」に格下げ。

そういえば昨日 米格付け会社ムーディーズが、
ギリシャ国債の信用格付けを「A3」から投資不適格に相当する
「Ba1」に格下げしてましたよね。(4段階引き下げですって)

まあ、ムーディーズのギリシャ債引き下げはそもそも表明していたのですが、
とはいえ、これを受けてシティなど金融機関がギリシャ債を

加えてスペインの国債利回りが上昇してきており、
スペインの銀行がインターバンクでの資金調達が困難になってきていることが
明らかになってきているなど不安材料はまだまだたくさんあります。

それなのに。ユーロドルは1.23ドル台まで上昇してきました。
ちょっと前までの地合いなら、こんなニュースが出る度にユーロが売られ
戻り待ちに戻りなしの様相を呈していたのですが、
この変化は一体どうしたことでしょう。
まさかあの著名投資家がユーロベアからブルに転換したことが
影響しているわけ?!(笑)

日足ユーロドルチャートは4/18以降、ずっとボリンジャーバンドの中心線を
下回ったまま推移していましたが、ここに来て中心線を上回ることに成功。
この流れ、2008年9月からのユーロドルの急落後、揉み合った後に
急騰した相場を思い出させませんか?
あの時の恐ろしいまでの猛反騰・・・・。
中心線を超えてきたと言うことはまずは目先バンドの上限を目指すでしょう。
とにかく、目先の動きはファンダメンタルでトレンドを作るものではなさそうです。
大きな流れではユーロショートの巻き返しが起こりつつあるのかもしれません。
この間までの常識でユーロは戻ったら売りだと、値ごろでショートしちゃうと
痛い目にあいそうです。

ということでユーロ戻り売りスタンスで攻めるというのは一時撤回。
むしろ押し目を待って買ってみようかと思っています。
なーんて私がスタンスを変えたところが
戻り天井なんてことになったらイヤだな。

少なくてもクロス円は結構いい水準まで戻してきましたので
ちょっと押すことも考えて。今日なんか結構良い調整が入ったんだけど
またしても拾えてません。んー
そして相変わらず地味なドル円。ドル安円安なので動きにくいわけです。
ダウが底入れ確認した様子ですので、ドル円を除いては
強気でロングから攻めていきましょう。自己責任で。
ポンドの強さはユーロが強いことよりも不思議なので触れるべからず。

※今日はYMTV「まる金のここがポイント」生放送がありましたが
 当方都合で急遽お休みさせていただきました。
 すみません・・・・。

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