今週は押し目買いで攻めます、なんて言っておきながら
結局買えずに1週間が終わってしまいます。
やっぱり押し目底を見極めるのは難しい。
オージー円なんて先週の雇用統計前の水準まですっかり戻っちゃったわ。
1万ドル割れていたNYダウも昨日終値で1万ドル回復しているし、
なんだかすっかりリスク後退ムード。このまま順張りで押し目買いで
いいのかしら・・・・
とリスクに寛容になり始めると突然はしごを外される金曜日。
今日もNYオープン前に大波乱!
21:30発表の5月の小売売上高がなんとマイナス転。
前回が+0.4% 今回の予想は控えめの+0.2%だったのですが、
なんと▲1.2%のネガティブサプライズ。
ドル円は91.70円近辺から91.20近辺まで50銭くらいスコーンと下げました。
勿論クロス円も一緒に瞬間大きく下落し、先週の雇用統計の波乱相場が
脳裏をよぎりました。今夜も荒れそう・・・。
と思って見ていたら、みるみる買い戻されて結局行って来いとなりました。
凄い騙しだわ・・・・こんなの予想できません。
ポジションなかったからいいようなものの、ロングしていたら
この動きに動揺して切らされていたかもしれません。怖い。
しかし、この数字の割にはショックが一時的なものに収まったことを
考えれば、やはりすでに腰の強いリスク選好相場が始まっていると
考えてもいいのかもしれませんね。
しかし、通貨毎に若干スタンスを変えた方がよさそう。
ドル円カナダ円は行って来いで急落前とほぼ同じ水準ですが、
オージー円やキウイ円は急落前水準より高いところまで買い戻されています。
しかし、ポンド円やユーロ円は戻しきれていないんです。
ユーロドルもね、1時間足で見るとレンジを下に放れてきたように見える。
押し目買い、ロングで攻めるなら、オージー、キウイ。
欧州通貨はロングでは失敗するかもしれません。
むしろユーロは再び売るところなのかな??などと悩んでいます。
何故悩むか。。。。
それは今週のFOREXRADIOでも大倉キャプテンが、そして
あのジム・ロジャーズ氏がユーロブルに転換しているからです(笑)
(短期的に)
え?自分のルールでやれば
人のいうことなんて気にしなくてもいいって?!
その通り!
んー…でも気にならないわけないわよね。
ジム・ロジャーズ氏は木曜日にCNBCで
「誰もがユーロについて、とても弱気です。
それは、今がユーロの買い時であるように見えます。」
と話しています。あれれーついこの間まで
ユーロ崩壊って言ってたんだけどな・・・。
と思って良く読んでみると、
ユーロを買うという決断はユーロ圏の政策を評価したものではなく、
基本的に、それは明確な理由のない一時的な反発だと言っているようです。
そうか、戻りがあると言っているだけね。
しかしながら
「一度反発が始まったら、どれだけ上昇するかはわからない」と
この戻りがかなり強烈なものになるのでは?と予感させる発言も。
目先の短いチャートでは売りシグナルが点灯していても
長い足をみるといつ大きな巻き返しが来ても不思議はないので
売りから入るのも怖いんですよね。
昨日のECBでは政策金利は据え置きましたが、
3ヶ月物無制限供給オペの再開を決定。
これ、教科書的には流動性増でユーロ売りなんですけど
昨日はユーロが買われましたよね。
短期的には欧州の金融安定化につながると見たユーロ買い材料と
されたようですが、これってやっぱり中長期的には売りなんだよなぁ。
ホント、悩ましい。
しかし、これまでユーロ売ってれば簡単だった相場の終焉を
迎えたことは確かなのかもしれません。
この水準からは神経質に上下に乱高下するのかも。
じゃ、もっとリスクのないもので勝負した方がいいわよね。
となるとやっぱりオージーロングに戻っちゃうのかな?!
あるいは財政問題がくすぶるポンドのショートか。
来週こそは言ってるだけじゃなくてポジション取りたいですね。
では皆様良い週末を!
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