2010年11月30日火曜日

昨日28日にEU欧州連合は総額850億ユーロのアイルランド支援策を承認。
これを受けてアイルランド問題に端を発したユーロ売りは一旦落ち着きを
取り戻すものかと覚悟して見ていたのですが、とんでもなかったですね。
やはり今は「欧州を悪者にしてユーロを売りたい相場」
すぐさま矛先をポルトガルやスペインに向けてユーロを売り込んでいる向きが
あるようですね。先ほど1.3065ドルくらいまでユーロが下落しました。

お陰で私のユーロSで1000pips抜きも実現が目前に迫っています。
(コスト1.406ドル)
大倉さんは先週金曜のYMTVの為替デスマッチで
2000pips抜きに挑戦しろ!!なんて吠えてましたが、そこまで下げる過程では
大きな戻りもあるでしょうから精神的に持ちそうにありません(笑)
このトレンドの最終局面では1.20割れの瞬間もあるかもしれないとは
思っているのですが、ポジションを持ち続けるとなると話は別ですよ・・。

ユーロがテーマとされて売り込まれているってのもこの相場の柱では
ありますが、「ドル高」要因も加勢しての相場なんじゃないの?!
なんて気もしています。そう、これはだいまんさんがこの時期になると
毎年指摘する「年末のドル高要因」ってのが始まったんじゃないかと。

米国では日本と異なり12月を決算とする企業が多いため
ドルを買い戻す動きが活発化することからドル買い需要が増加、
結果ドル高円安となる傾向が強いとされています。
1990年からの12月のドル円のアノマリーを確認すると
13勝7敗でドル高。このユーロ安、ドル高の流れのまま
こうしたドルの買い戻しが入って来ればさらなるユーロ安に・・・?!
(ポジショントークですね)

いえ、それに加えて、どうもクリスマス商戦に向けて
アメリカの小売が好調なようで、これがドル買いに繋がるんじゃないか?
なんて見方もないことはない。(これもポジトークかも)

全米小売業協会発表の25~28日の4日間の小売売上高は
前年同期比 9.2%増の450億ドルだそうで、これって約3兆7800億円ですよ。
宝飾品や衣料品など景気動向に左右されやすい品目好調とか。
また、インターネット通販も好調。
そうそう、今日はサイバーマンデーなんですね。

※サイバーマンデー=感謝祭(11月の第4木曜日)の次の月曜日。
オンラインショップにおけるホリデーシーズンのセールの開始日と
考えられており、売上げが急増すると言われている。(ウィキ)

どうも、アメリカ人は節約疲れを起こしているみたいで
このクリスマスにパーッとお金を使うみたいなムードなんですよ。
これをペントアップデマンドと呼ぶらしいですね。
お金はあるけど、景気が悪いから財布の紐が固かった・・・ものが、
景気回復期に一気に緩んで消費が拡大する現象。
まだ景気回復していると呼ぶには疑問符がいくつも並ぶのですが、
とにかく節約に疲れて、この時期は浪費したいって感じに
なっている模様。。。。日本は一向にそういうムードになりませんねぇ。
☞ hhttp://j.mp/dKGbXN 

今週は11月の雇用統計やISM製造業・非製造業景況感指数など
重要指標の発表が相次ぎます。2日に米小売り大手が発表する
11月の既存店売上高も重要かな。

雇用統計では、非農業部門の雇用者数で前月比15万人前後の
大幅増加が見込まれていますし、週間の新規失業保険申請件数が
2008年7月以来の低水準で推移するなど、雇用の改善を示す
指標が意識されるようになって来ました。

QE2を囃してアレだけドルを売り込んだ動きは一体なんだったんだ・・・
というような話ですが、もし、景気回復の兆しが本物であることが
確認出来れば、FRBのとった対策は決して間違いじゃなかったってことが
実証されるわけで、「株高・ドル高」ってシナリオだってあるのかも。

今週はもう12月入り・・・・。
今回のユーロSの後に何か妙味ある相場はあるのか模索中ですが、
やっぱりオージードルの三尊天井に気がついたときに
売っておけば良かった。とタラレバトーク。もう遅いかなぁ・・・

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