2010年11月4日木曜日

■3日に発表されたFOMC、QE2緩和は織込みでしたが、焦点はその規模。
市場予想では5000億ドルが大勢でしたが、
実際には6000憶ドルと1000億ドル多く、判断に迷う内容となりました。
一部には1兆ドルなんていう筋もあったことを考えれば
大幅に予想を上回る規模とも言えず、
かと言って織込みを除外して考えれば
50兆円もの規模のドルを半年から8ヶ月に渡って
(2011年第2四半期末まで)ばら撒くわけで、
やっぱりこれは凄いことだよなぁ、なんて思ってみたり。

月額で750億ドル換算。というと月間6兆円くらい?!
日銀が10/5の決定会合で資産買取の基金を創設しましたが、
これが5兆円規模ですものね。
今週拡大が発表されるでしょうか・・・?

■さらに、これにとどまらず
「状況次第で見直し
最大限の雇用と物価安定促進に必要な形で調整する」と
「増額の可能性」についても言及しており、
下半期に追加措置がとられる可能性に
ついて含みを残した形です。QE3とかQE4もあるかも。

■この内容を市場がどう消化するのかは
この後の欧州勢の動きを見極めたいところですが、
少なくとも今日の日経平均の動きを見る限り、悲観の色は薄いようです。

DOWの上昇受けた形なのか、
今後のアメリカの景気回復への期待の高まりなのか、
日経平均は大幅上昇、思ったより円高ドル安が進まなかったことも
好感しているようです。

■そう、その「思ったより進まない円高・・・・。」
さて、これはどういうことなのでしょうか?
QE2は予測の段階でかなりドル売りが進んだため、材料出尽くしで
更なるドル売りとはならないということでしょうか?
ただし、間違えてはいけないのは思ったよりも進まないということであって
ドル安円高の流れが転換したという格好には成っていません。

FOMC直後はドル円もユーロドルは上へ下への乱高下となったようですが、
その後はジリジリとドル売り優勢の展開となっています。
これは単純に東京時間の流動性が低いため地味めの動きになっている
だけなのか。
それとも材料出尽くしで更なるドル安にはなりにくくなっているのか・・・

■もうひとつ、織込み済の結果としてあまり市場の話題にはならなかった
米中間選挙の結果ですが、下院では野党の共和党が過半数を奪回した一方、
上院では与党の民主党が過半数を保つという「ねじれ」議会。
予想された通り?!
ねじれ状態では短期的には大きな政策が決まりにくいと言われていますね。

■気になる動きとしては、
年末に失効するブッシュ政権時代の減税策を巡り、
オバマ政権は富裕層向けは打ち切る方針を示しているのですが
共和党は富裕層向けも含めた全面的な継続を要求しています。
この法案の落しどころに今後の注目が集まるかと思うのですが、
市場では早くも下院を中心とする「共和党議会」への期待を織り込む動きが
出てきているというのです。

というのは株式市場において
ブッシュ減税の影響が大きい高額消費銘柄が健闘しているのです。

景気が悪く、雇用問題など問題山積に見えるアメリカですが、
高額消費株が買われているですって?!
ティファニーやコーチはこの夏から3割程度上昇、
DOWは1割強の上昇でしたので強いですね。

高級百貨店を運営するサックス、
ホテル運営の
スターウッド・ホテルズ・アンド・リゾーツ・ワールドワイドなども良好。
となると、こうした期待から株価の上昇が継続する可能性も否定できません。

※11月3日終値 11215.13セドル 
今後の節目は 
①13058.20ドル(08年5月2日) 
ベアースターンズ救済後の戻り高値 
②14164.53ドル(07年10月9日)
過去最高値 

■一部には「ドルは売られすぎた、材料出尽くしでドルは反転する」
という見通しを示すアナリストも出てきているのですが、
まだ結論を急ぐ段階ではなさそうです。
週末の雇用統計までイベントがひしめいていますしね。
今夜のBOEやECBも気になります。だって、ポン様強いでしょー。
売り場を探していたつもりですが、なんだか売るのが怖い!!

■今日はこれからFOREXRADIOです。
立正大教授の林康史さんがゲストですが
TOCOMの小野里光博執行役をお招きして工業品銘柄の魅力についても
お話を伺っていきます。

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