昨晩のADP雇用統計の好結果でドル買いの動きが
明日の雇用統計まで継続するんじゃないか?と思って見ていましたが、
それほどでもないですね。ドル円は昨晩の高値レベルを超える事なく、
かと言って大きく売られるでもなく、、、。流石に昨日派手にやり過ぎたのかな?
ストレート通貨をみても、若干ドル買い気味ではありますが
顕著なトレンドという訳でもありません。
但し、ユーロドルだけは「ユーロ」の弱気も手伝って下落が鮮明に見えますね。
英デイリーテレグラフ紙が「欧州委員会はユーロ圏の銀行破綻の費用負担を、
優先債券保有者まで拡大させる計画を推進する」との記事を掲載、これを嫌気して下げました。
しかし、ユーロドルの日足チャートを見てもレンジ内の推移にすぎませんので
ポジションメイクに妙味あるポイントにも見えません。
やっぱり明日の雇用統計の結果を確認するまでは手がけにくいなぁ。。。
昨日のADPの結果だけでなく、先週の新規失業保険申請件数も40万人の大台を
割っていることや、人材調査会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが調査した
12月の米企業の人材削減数は3万2004人で前月比で34%、前年同月比でも29%減。
10年6カ月ぶりの少なさというような強い数字も出てきています。
つまり明日の雇用統計はかなりいい数字を期待した相場を
どこまでマーケットが織り込んでから迎えるか。
ってとこが焦点かと思いますが、あんまりこういう数字でヤマ張ってポジるもんじゃない。
しばし静観です・・・。
世界最大の債券ファンドを運用するPIMCOのビル・グロースが昨日5日に
掲載された月次リポートが話題となっているようです。
彼は昨年のFRBの金融政策に対し
「FRBによる資産購入再開は30年に及んだ米債券強気相場の終わりを告げる」と
発言していましたっけね。
今度は「年数兆ドル規模の財政赤字は経済や資本市場に甚大な影響をもたらす」とか
「財政赤字はいずれ管理不可能になり得る債務を生み出す」
「ユーロ圏や英国が大規模な緊縮財政に取り組む姿勢を見せているのに対し、
米国は財政・金融刺激による短期的な方法で問題に対処した」と警鐘を鳴らしています。
昨年、もう債券投資はやめにして社債や新興国株式やソブリン債に妙味ありというような
ことを言っていたように記憶していますが、さて本当に4%に近づいてきている債券を買わないで
いるつもりなのでしょうか。バイロンウィーン氏の予測では今年5%台とかなんとか・・・。
悪い金利の上昇であれば勿論リスクでもありますが、、、、。
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