格付け機関ムーディーズがスペインの格付けをAa1からAa2に引き下げました。
見通しはネガティブとしたことでユーロが急落しました。
どういうタイミングでこういう発表をするんでしょうね。
先日、7日にはギリシャが3段階格下げされましたし、、、、
地合いがユーロ弱気の時だったらたたみかけるような格下げで
ユーロはもっとドラスティックに下がったでしょうけれど
利上げ期待が渦巻いて強気が蔓延する中でのニュースなので
あまり酷い相場にはなっていません。
せいぜい「いい押し目が提供された」程度の下落に過ぎない。
今は欧州のソブリン問題よりインフレの方がホットなテーマということですね。
これで日足で見るにボリンジャーの中心線くらいまで下げてきたので
そろそろ買ってみてもいいかしら・・・・なんて思ったりもするのですが、
まだ早いかしら?!
ダウは相変わらずレンジ内。判断の基準にはならず。
原油、金などコモディティ市場は調整気味ですが、これも
下落トレンドに転じたというほどの崩れ方はしておりませんので
まだ様子見なんですよね。。。。
これまでのトレンドが崩壊したと確認できない限り
まだ株高、コモディティ高、そしてユーロ高予想の中での
戦略継続で構わないと思いますが、さて、どこまで安値引きつけて参入するか。
ユーロ売りのせいでしょうか、ドルが相対的に強含んで来てます。
ドル円が83円台回復してるわ!!
これはひょっとしてこのまま大倉キャプテンがYMTV大倉などで
指摘していた3月期末に向けての怒涛の円安シナリオが今年も?!
だとしたらすっかり乗り遅れちゃったわ。
解っていたのに・・・・・(タラレバ)
今日は今後のマクロマーケットにどんな影響が出てくるのか
気になる材料もちらほら出てきていますね。
今日中国が発表した2月貿易統計で月単位で過去7年で最大の赤字が発表されました。
「73億ドルもの貿易赤字」は市場予想であった「49億ドル程度の黒字」を大幅に下回ってます。
(11カ月ぶりの赤字転落)
明日は2月CPIが発表される予定で、予想は+4.4~4.8%程度とされていて
前回1月の+4.9%から伸び率の鈍化が予想されているのため、
これが早期の利上げ観測の後退に繋がっているとの見方も。
でも全人代ではインフレ抑制に言及してますよね、そうは決めつけられないかな。
そしてこの中国の成長のスローダウンに豪ドルも影響されているのかしら?
おまけにオーストラリアは今日発表された2月雇用者数も減少となり、
ちょっと目先弱気が蔓延していますね。
ドル円が今買われだしていてもオージー円に力はありません。
※BOEは政策金利を0.50%に据え置きました。
資産買い入れ枠も2000億ポンドに維持すると発表、一部に利上げ予想がありましたので
変更なしで少し売られました。ただし、欧州と同じで利上げに対する思惑が根強く、
またこういう失望売りの安値は買拾われるのかもしれませんね。
今日のFOREXRADIOは着物トレーダーとして著名な池辺雪子さんをお迎えして
お話を聞きました。センセーショナルな話題でマスコミを賑わせた池辺さんですが、
本当に相場を勉強されています。先入観なしに池辺さんの投資に対するスタンスを
是非聞いてみてください。とても敵わないと、、、思いますよ。
(私はそう思いました・・・”)
その考え方、今後の見方は必聴です。
http://p.tl/kpV8
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