2011年5月3日火曜日

日本ではGWの谷間にあたる5月2日。
ウサマ・ビンラディンの死亡が伝えられ、にわかにドル買いが活発となりました。

各国、米軍の作戦成功を歓迎☞ ウサマビンラディンの死を歓迎?!
というような冷静に思考すれば恐ろしくも悲しい声明が各国から出され、
株式市場はこれを囃して買い、ドルも買いに転じるなどマーケットにも若干の影響が。


しかしながら、何故このタイミングで今更感のあるビン・ラディン死亡ニュース?!
どうしてもナナメ読みしたくなるのは私だけでしょうか。
亡骸は海に投棄されたそうですが、それじゃ真相は闇の中・・・じゃないの。
一応、写真があるのですが、写真なんてものは
現代においてはどうにでも加工可能ですものね。

イスラム過激派が遺体回収を目的とした作戦に着手する事態を警戒したとか、
埋葬地が聖地化するのを避けるためとか、ごもっともな理由はあるのですが。

そもそも今回のビン・ラディン死亡は2年ぶり4度目だとかいうツイートが溢れており、
なんだ、今回のビン・ラディンさんは4代目だったのね、なんて笑い話もあるくらいですが、
一説にはNATO軍が前日5月1日にカダフィ大佐の息子と孫3人を空爆で死亡させたことに
対しての非難回避の策だとかなんとか言われ始めてます。
ウィリアム王子の新婚旅行の延期も関係しているのかもしれませんね。

モチロン私如きに真相はわかりません。
今回死亡したのが本物かどうかを追求することに意味はありませんよね。
(いろいろ想像を巡らすのは悪くないけど)
ただ、こうしたニュースがマーケットに与えるインパクトを思慮深く(穿った見方で)
推察するだけです。こんな材料で買われたものは継続しないんじゃないかと。

やはり、ドル買いは一時的な現象に終わり、結局のところこのニュースで
押したところは買い直されてユーロドルは再び高値更新、ドル円は81円割れ水準を
試すところまでダレてきました。これをトレンドを形成する材料とするのはちょっと
あまりにも恣意的な感じがして、マーケット関係者には諸手を挙げてのドル買いと
いうスタンスにはなれないのはわかる気がします。各国の要人がこれを歓迎するなどという
演出的コメントを出しているのにはどん引きです、私個人的には。
今はこういうネタが欲しかったんでしょうか、アメリカの国際的立場では・・・?!

ただし、多くの方が指摘しているように、アルカイダ側の報復は警戒せねばならず、
これが素直にアメリカに向かえば(それも大問題ですが)まだダレかのシナリオどおりなのかも
しれませんが、日本が標的にされようものなら大変なことですよね。
原発を警戒せよとの声も出始めているみたいで恐ろしいことです・・・・。

そんな大事件に発展するようなものとは思いたくないですが、
しかし、2001.9.11に終止符を打つような大きなニュースでもありますので用心したほうが
よさそう。終止符というより新たな幕開けとなるやもしれませんもの。ああイヤだ。

となると事の発展によってはリスク回避の動きが激化する可能性まで想定しておく。
これが今私のちっぽけな頭で考えられることの全て。
今日はドル買いは一時的だろうと思いながらもポジれず静観。
結局何もしていないので口程にもないのですけれど・・・(笑)

それでも今はリスクテイク相場に回帰してドル売り再開、商品高みたいですが。
これに着いて行くよりは、地合いが変わるのを見極めて逆張りで攻めるほうが
妙味があると思うんだよなぁ・・・

というわけで皆さん良いGWを!!

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