昨日、トロイカ調査団とギリシャ政府の電話会議で中期財政再建計画の一部を
前倒しすることで合意がなされたということがひとまず安心感につながったなんて
言われていますが、実際ギリシャが第1次支援の融資第6弾を無事に受けられるかどうかは
来週にトロイカ調査団がギリシャ入りしてから決定するということですから、
全然安心している場合ではないですね。
昨日今日のギリシャデフォルトの可能性が薄らいだ、というくらいのもの。
それが今夜遅くに発表されるという話。
今夜は3時15分のFOMCが市場の最大の関心事なので
わざわざこんな日に合わせて発表するってのはどんな意味があるのかしらと
色々邪推中ですが、あんまり深い意味はないか。欧州はFOMCとかなんとか
言っている場合ではないものねぇ。
ギリシャ第1次支援は昨年5月に1回目の金融支援があってから
1年以上経過しているわけですが、財政再建やる気があるのかしら・・・って
ニュースが出てきました。
15、16日の2日間でギリシャの公務員1万人以上が辞表を出したとか。
退職金や年金のカットになる前に、もらえるうちにできるだけ多く受け取ろうという算段~
・・・・ですって。
ギリシャの再建はあまり期待をしないほうがいいようです。
http://www.47news.jp/CN/201109/CN2011091701000102.html
※ユーロ
戻り売りで見ている向きが多い気がするので、意外と上がっちゃうかもなぁ。
途中で売ると踏まれるというような流れっぽい。
ちゃんと上で売らないと危険です。
FOMCで波乱ありで1.39ドル台くらいまで上がってくれれば・・・・。
ツイストオペはすでにマーケットにかなり織り込まれているので、
注目はツイストオペの規模が想定以上であるとか、
あるいはそれ以外の緩和策が出るというようなサプライズがなければ失望に繋がりそう。
このタイミングでのQE3というのは考えにくいので
今夜はマーケとの下振れリスクに注意か。
となると、ユーロもあまり戻らぬウチに下げちゃうかもなぁ。
とジレンマに陥っております。
※ドル円
今日は日銀のレートチェックの噂があったとかで、ドル円が瞬間急騰する場面もあったよう
ですが、こうしたなんちゃって介入的な動きはこのところ多いので
今更驚くようなことでもないですね。こうした動きに耐えられるような
ポジショニングをしておかなくてはならないというだけのこと。
それにしても、ドル円上も下も固まっちゃってますね・・・・。妙味なし。
※ポンド
下げてますねー。ポンド売りに乗れなかったのが悔しい。
奇妙にあげていた時に売りたいと思っていたのに、下がりだすと怖くなる(笑)
17時30分に発表されたBOE議事録。
金融政策決定の投票結果が前回と変わらず。
ほとんどの委員が量的緩和拡大の可能性が高くなったとみているということで
ポンド売りが広がっています。いやー弱い。しかしここから売り込むのも怖い水準です。
なかなかこの相場に乗れずにおります・・・
ま、今夜のFOMC通過までは手を出さないほうがいいかな。
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