先週は、あのドル円でさえ円安に進んだりしてドル全面高の様相を呈し
「リスク回避」相場でドル買いというわかりやすい動きだったのですが、
あまりにも同じTrendがじわじわと継続したので、今更入りにくいという躊躇と
いや、でも地合いはリスク回避だから売りだよな、という葛藤があって
トレードがしにくかった印象です。
リスク回避ではドル高円高ですが、このところは欧州が問題となっていたために
ユーロ主導での動きが多かったため、こういう相場はなんだか懐かしいというか・・・。
私はリスク回避相場継続でドル高、という認識でいるのですが、
Marketには米国景気が悪くない、意外と確りしているということが
ドル高に繋がっているのではないか、という見方もあるようです。
例えば新規失業保険新規請求件数、これが先週で3週連続の40万人割れとなりました。
40万人というのは節目とされているラインで
ここを超えてくるとセンチメントは悪化するとされています。
http://www.fx-easy.net/word/shi-shinki_sitsugyosya.html
確かにここだけを取り上げてみればアメリカ、悪く無いじゃない?!と
思うわけですが、しかし今年3月に5週連続で40万人の大台を割りこんだこともあります。
見事に騙しだったわけで・・・。
リスク回避によるドル高なのか、米国ポジティブによるドル高なのか、
あるいは欧州ダメダメによるユーロ売りからのドル高なのか・・・・。
どれも正しくてどれも間違いではないのだと思いますが、
どの要因が相場を主導しているのかを見極めるのが
大事なのかもしれません。
しかし、アメリカは景気が良い時はドル安ですよね。
混乱時にはその限りではないのですが。
さてこの週末も欧州から・・・いえ、ギリシャからは困ったネタが。
ギリシャ政府がヘアカットについて銀行などの債券保有者と直接交渉を開始。
ある関係筋によると、ギリシャは新たに発行する債券の正味現在価値を25%とするよう求めており、
40%台の後半を想定していた金融機関側には厳しい条件となっているようです。
自発的な債務交換に応じない債券保有者に対してはギリシャが
強制的な受け入れを求める可能性が高まっており、具体的には、
多くの債券保有者が合意した内容を全体に適用できるよう法改正する公算が大きいのだとか。
あるいは
ギリシャの最新の中期財政計画(2012―2015年)(25日発表)によると
ギリシャは新たな緊縮策を講じない限り目標達成は無理。
(ギリシャは2014年までに財政赤字の対国内総生産(GDP)比率を
欧州連合(EU)が上限とする3%を下回る水準に削減することを目指しています)
新たな緊縮措置が講じられなかった場合、
財政赤字の対GDP比率は2015年でも4.2%までしか圧縮されない見通し。
6月時点では1.1%まで赤字が削減されると見込まれていた・・・・。
今はイタリアやスペイン、フランスに飛び火して国債入札に注目が集まっていますが、
ギリシャもまだまだマーケットの足を引っ張るのにいろいろと材料を提供して
くれるようです。
これは素直にユーロ売り?ドル買いでいいのでしょうか。
来週は12月に入ります。イベント多しで週末は雇用統計。
水星の逆行中なのでTrendフォローも難しいと思いますが。。。。
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