2012年3月6日火曜日

先週末にユーロSのポジションを利食ってしまい
ノーポジションで月曜のマーケットを眺めておりましたが、
今週はどうやらドル円に調整が入りそうな予感・・・・。

ユーロも夕方まで下落基調が続き、このままユーロドルが下落基調で
ドル円も下げるならユーロ円を売ったら美味しいじゃない?!と安易に考えて
107.22円でユーロ円を売ってみたら直後にユーロが巻き戻って爆死。
107.60円で損切りました(´・ω・`)ショボーン


でもここからです。

107.73円でユーロ円再度売り。
1.0701ドルでオージードルを新規売りしてます。

再度のユーロSはちょっと自分のシナリオに執着しすぎかもしれませんが、
(反騰しそうならすぐにまた止める!)
ここからの注目はオージードルです。

中国の温家宝首相が、中国の国会に当たる第11期全国人民代表大会(全人代)
第5回会議での政府活動報告で、
今年の経済成長率目標を8%から7・5%に引き下げました。
05年以降8%に設定してきた成長目標の引き下げは実に8年ぶりです。

これを嫌気して今日のオセアニア通貨は軟調。
中国の購買力に頼ってきたオーストラリア経済ですが、
中国のこれまでの成長モデルからの転換はオーストラリア経済の今後に
マイナスと受け止められました。

先週土曜に発表された2月の中国PMI(非製造業購買担当者景気指数)は
48.4に大幅低下しています。
また、現在は世界最大の自動車市場となっている中国の
今年1-2月期の乗用車販売は7年ぶりの低水準になりそうだという予測もでていて、

※中国の1-2月期乗用車販売、7年ぶり低水準か-BN調査
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M0DVUF6K50XU01.html

この影響は、現在まで加熱気味となっていたマーケットには
じわじわ効いてくるのではないか、と思われます。
過熱気味だった、と思うのは米株や、オージードル、キウイドルあたりのことです。

加熱といっていいかどうかは見る人によって違うかもしれません。
でも私はこんな記事が日経あたりに掲載されるというのは、何か嫌な予感があるんですよね。

変わる投信勢力図 豪ドル債、グロソブ脅かす資産規模に
http://www.nikkei.com/markets/features/26.aspx?g=DGXNMSFL020A4_02032012000000

これまで10年もの間、投信の首位の座に君臨してきたグロソブを脅かす
投信が出てきた、というものですが。

大和の「短期豪ドル債オープン(毎月分配型)」は
高金利のオーストラリアドル建て債券を中心に運用する投信で
グロソブとの差は1年前の1兆7600億円から5000億円まで縮まっているのだとか。

また「ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月分配型、愛称は“杏の実)」
も人気で、豪ドル建ての債券に加えて、ニュージーランド建ての債券で運用。
純資産は1年間で1200億円増え、1兆円の大台が目前に迫っている。。。。

ドル円相場は2007年から始まった長期円高トレンドが漸く終わった?!
というポイントですが、実はクロス円はリーマンショック後の2008年の安値からは
ずっと円安トレンドを描いているんです。
つまり、すでに随分上がっている通貨、ということです。
ここから更に景気が上昇する、金利が上向き傾向にあるというならば
まだまだ上昇を期待できるでしょうけれど、そうではなくなっている、というのが
今日の中国からのNEWSなんじゃないでしょうか。

明日はRBAオーストラリア準備銀行の政策金利決定会合が開催されますs。
政策金利は据え置きがコンセンサスとなっていますので
まさかの利上げがあればチョ~サプライズで豪ドルは買われるでしょうけれど
据え置きであれば、これまで随分買われていた分、材料出尽くしで
売られてしまうリスクもあるのでは?

また、豪ドルのIMMポジションが(最新2月28日時点)で
+7万8201枚のロングとなっていることが確認されました。
その前の週の+7万4700枚ロングから、2週連続で買い持ちが増加しており、
昨年7月26日週の+8万1438枚以来の大幅なロングとなってきています。

投機筋ポジションはいずれ反対売買が行われます。
これは大きな豪ドル下落圧力になってくると思われますが
このまま8万枚を突破するところまでロングが積み上がるのかどうか、
明日のRBAには注目ですけれど、私は中国が成長鈍化するのであれば
オージーもこれ以上買いで攻めるのは危険だと思えてなりません。。。

チャート的にもオージードルはダブルトップを形成したかに見えます。
ただし、明確に日足のレンジ下限1.0600ドルどころを割りこまなければ
大きく崩れることはないようにも見えます。
ここを割り込めば大きな相場になるんだけれどなぁ。
レンジ下限で最反発するようなら撤退します。

それと。
ドル円、下げないですねぇ。
IMMポジションではなんとドル円ネットショートに転じました。
昨年5月31日週以来のことだそうです。
円買いの壮大な投げ売りが終了し、いよいよ新規での円売りのトレンドが
ここからスタートするのかどうか、というポイントに差し掛かったということですが、
このタイミング(円ショートになったところで)で
再度円高に向かうということがよくあるようで、
そろそろ円安も一旦終わるという指摘もあります。

あるいはここから新規で円売りポジションが膨らんで円安が継続するでしょうか。
んー・・・・・・。
オージー円はドル円次第ってとこ。

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